2022年4月26日火曜日

あのWHO推奨:高リスク状態比重症患者への第一選択 ニルマトレルビル リトナビル(パキロビッド®パック)


Living Guideline Updated for Drug Treatment of COVID-19

Apr 25, 2022

https://www.physiciansweekly.com/living-guideline-updated-for-drug-treatment-of-covid-19/


WHOは、入院リスクが最も高い軽度および中等度のCOVID-19患者に対して、パックスロビドの名称で販売されているnirmatrelvir/ritonavirを、これまでのハイリスク患者に対する最良の治療選択肢であるとし、強く推奨することを決定しました。しかし、入手性、生産者が行う二国間取引における価格の透明性の欠如、投与前の迅速かつ正確な検査の必要性などが、この救命薬を低・中所得国にとって大きな課題へと変えています。

WHO recommends highly successful COVID-19 therapy and calls for wide geographical distribution and transparency from originator
22 April 2022 Statement Geneva Reading time: 2 min (592 words)


慢性炎症性疾患の重要な鍵:鉄欠乏スクリーニング

Iron deficiency screening is a key issue in chronic inflammatory diseases: A call for actions

First published: 24 April 2022 https://doi.org/10.1111/joim.13503

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/joim.13503

鉄欠乏は、慢性炎症性疾患(慢性心不全、慢性腎臓病、癌、腸管炎症性疾患など)の患者さんで頻繁に見られます。実際、高濃度の炎症性サイトカインがヘプシジン濃度を上昇させ、網状内皮系の細胞における鉄の隔離を引き起こします(機能的鉄欠乏症)。鉄のパラメータは、しばしば貧血の場合にのみ評価されますが、鉄欠乏は、貧血でなくても、炎症性疾患の患者の約半数に認められます。鉄欠乏は、基礎疾患である慢性疾患を悪化させ、罹患率や死亡率の独立した要因になります。日常診療において、鉄の状態を知るための最も有効なバイオマーカーは、貯蔵鉄を反映する血清フェリチンと、鉄の輸送を反映するトランスフェリン飽和度である。血清フェリチンは炎症があると増加し、慢性炎症性疾患において使用すべき閾値についてのコンセンサスはまだ得られていない。しかし、最近の国際的なガイドラインでは、血清フェリチン<100μg/L、トランスフェリン飽和度<20%で、鉄欠乏と定義することが合意されています。しかしながら、慢性炎症疾患患者における鉄パラメータの評価はまだ不十分である。実際、疲労のような鉄欠乏の臨床症状は特異的ではなく、しばしば原疾患の症状と混同される。鉄の補給は、できれば tissue sequestrationを回避するために静脈内投与が望ましく、臨床症状やQOLを改善することができる。鉄分不足が慢性炎症性疾患に与える悪影響と、鉄分補給の有効性から、鉄分パラメーターのスクリーニングは、慢性炎症性疾患患者全員の日常検査の一部として行うべきである。


世界を騒がしている・・・小児ミステリアス重症肝炎 アデノウィルス41?認知バイアスによる騒ぎ?

COVID-19騒動後の認知バイアスによる騒ぎなのか? そもそも「既知ウィルス以外の小児重症肝炎」が世界的に騒ぎとなるほど稀な病態なのか・・・門外なので分からない

ここで言う「重症肝炎(Acute, severe hepatitis)」は「劇症肝炎(fulminant hepatic failure)」とは異なるモノなのだろうか?

後述のCDCの助言によれば、AST/ALT>500以上の10歳未満症例だそうだ・・・

Request for Notification of Possible Cases
CDC is requesting notification from clinicians or state public health authorities of children <10 years of age with elevated aspartate aminotransferase (AST) or alanine aminotransferase (ALT) (>500 U/L) who have an unknown etiology for their hepatitis (with or without any adenovirus testing results, independent of the results) since October 1, 2021.

CDCはアデノウィルス41に対象を絞っている気がするが・・・


noteへ実験的移行

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