吸入ステロイドのCOPDへの投与は広く使われているが、骨折リスク、特に女性、閉経後での問題を検討
ケベック市のhelth-care database
"Long-term use of inhaled corticosteroids in COPD and the risk of fracture"
Gonzalez A, et al
CHEST 2018.
journal.chestnet.org/article/S0012-3692(17)31243-6/pdf
24万名のコホート、骨折 19,396 平均年数 5.3年間(発生率 1千人年当たり 15.2
ICS使用だけでは、骨折率増加とは関連せず (RR, 1.00; 95% CI, 0.97-1.03)
骨折率増加は、ICS使用 フルチカゾン等力価 1000 mg/日で、 4年以上で増加 (RR, 1.10; 95% CI, 1.02-1.19)
リスク増加は男女変わらない
”Treatment of people using inhaled GCs and those with a GFR < 30 ml/min. were not addressed in these guidelines"
↓
2017 American College of Rheumatology Guideline for the Prevention and Treatment of Glucocorticoid-Induced Osteoporosis
https://www.rheumatology.org/Portals/0/Files/Guideline-for-the-Prevention-and-Treatment-of-GIOP.pdf
故に、ICS時のGC誘発骨粗鬆症・骨折ガイドラインはありません
2018年2月9日金曜日
非スタチン投与高齢者;コレステロール低値で非心血管疾患死亡率高く
若年・中年において総コレステロール高値と死亡率増加の正相関は加齢状況においてはその効果は減衰すると論文の序文。
高齢者においては、コレステロール値と心血管以外の死亡率には逆相関が見られることは知られている。
そこで、スウェーデン国内研究 23,196人年フォローアップ(1人当たりの観察期間中央値 7.5年間)、1059名, 34.3%死亡というコホート。
コレステロール治療してない群で、特に、心血管疾患以外の死亡率とコレステロール値の逆相関性明確
Serum total cholesterol and risk of cardiovascular and non-cardiovascular mortality in old age: a population-based study
Yajun Liang et al.
BMC GeriatricsBMC series – open 201717:294
https://doi.org/10.1186/s12877-017-0685-z
Published: 28 December 2017
https://bmcgeriatr.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12877-017-0685-z
コレステロール低下薬剤非使用群で顕著な低コレステロール値と非心血管疾患死亡率の逆相関
Serum total cholesterol levels and risk of mortality from stroke and coronary heart disease in Japanese: The JACC study
Renzhe Cui, et al.
DOI: October 2007Volume 194, Issue 2, Pages 415–420
DOI: https://doi.org/10.1016/j.atherosclerosis.2006.08.022
総コレステロール 4.14とは、 160 mg/dl
上記現象などを曲解してスタチン治療を全面否定する方々が跋扈してますが・・・
高齢者においては、コレステロール治療は慎重に
高齢者においては、コレステロール値と心血管以外の死亡率には逆相関が見られることは知られている。
そこで、スウェーデン国内研究 23,196人年フォローアップ(1人当たりの観察期間中央値 7.5年間)、1059名, 34.3%死亡というコホート。
総コレステロール正常( < 5.18 mmol/l = 200mg/dl)に比べ、境界的高値( 5.18-6.21 mmol/l = 200 - 240 mg/dl)、高値(6.22 mmol/L =240 mg/dl以上)では全原因死亡率リスク減少、多因子補正ハザード比 95% 信頼区間, CI 0.71 (0.61 - 0.83)、 0.68 (0.57 - 0.80)
競合リスク(competing risk)モデルでは、総コレステロール高値( 240 mg/dl以上)では全原因死亡率リスク減少と関連し、特に、非心血管疾患死亡率減少が大きく寄与(ハザード比 0.67, 95% CI 0.51 - 0.88)
コレステロール低下薬剤使用しない群でのみこの相関性大きい
コレステロール治療してない群で、特に、心血管疾患以外の死亡率とコレステロール値の逆相関性明確
Serum total cholesterol and risk of cardiovascular and non-cardiovascular mortality in old age: a population-based study
Yajun Liang et al.
BMC GeriatricsBMC series – open 201717:294
https://doi.org/10.1186/s12877-017-0685-z
Published: 28 December 2017
https://bmcgeriatr.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12877-017-0685-z
コレステロール低下薬剤非使用群で顕著な低コレステロール値と非心血管疾患死亡率の逆相関
Serum total cholesterol levels and risk of mortality from stroke and coronary heart disease in Japanese: The JACC study
Renzhe Cui, et al.
DOI: October 2007Volume 194, Issue 2, Pages 415–420
DOI: https://doi.org/10.1016/j.atherosclerosis.2006.08.022
総コレステロール 4.14とは、 160 mg/dl
上記現象などを曲解してスタチン治療を全面否定する方々が跋扈してますが・・・
高齢者においては、コレステロール治療は慎重に
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