2012年2月23日木曜日

学校停学はかえってその後の喫煙のリスク要素であり、問題行動などの不良予後因子となる




停学は早期思春期喫煙と相関し、若年者の副事象(ドラッグ・反社会的行為)の予測要素となる。この知見によると、プロセスメカニズムの検討の必要であり、停学の代替方法を思春期における問題行動へのチャレンジする方法として考慮する必要性がある。
The Impact of School Suspension on Student Tobacco Use
A Longitudinal Study in Victoria, Australia, and Washington State, United States
Health Educ Behav February 2012 vol. 39 no. 1 45-56 

学校停学は、学校からドロップアウトしたり、ドラッグ使用、反社会的行為を含む問題行動を含む意図しない問題行動を生じる可能性がある。たばこは、早期問題行動であるが、たばこ使用に伴う停学の影響の前向き研究がなかった。

 米国・ワシントン州、豪州・ビクトリア州の2002-2003年の2段階クラスターサンプルで導いた長軸的学校ベース研究

7学年、9学年のステートワイドの研究 (N = 3,599)

 たばこ使用はワシントン州よりビクトリア州の方が多かった。停学は12ヶ月使用後の現行喫煙の予測因子で、以前のたばこ使用・ドラッグ使用を含むリスク補正後も、予測因子のままであった。



教育にもエビデンスベースな検討が必要。概念的なお遊びだけで是非を議論しても始まらない。

イグザレルト錠: 実施料健保適応外のはずの24時間Ccr必須薬剤

クレアチニン-クリアランスを原則とする薬剤が存在する。




”クレアチニン・クリアランスが健保適用から外されている”現実を考えれば、非常に矛盾した文言
シスタチンCは2006年4月の改定では変更なく、実施料130点です。
クレアチニンクリアランスは2006年4月の改定で実施料は削除されました。
http://intmed.exblog.jp/3413123


これの費用は健保上、医療機関に、弁済されないのである。

“コッククロフト式による推定”で代用可能ということは、製薬メーカー側は、明言を避けている。
医師各位は、製薬会社担当者に、“口頭ではなく文書としての明言”を請求してみるべき。


もともと、クレアチニン測定法上の問題がある。"Jaffe反応法は酵素法に比し系統誤差として血清で. / 高値になる”“日本臨床化学会はHPLCによるもの”
http://www.jsn.or.jp/jsn_new/iryou/kaiin/free/primers/pdf/43_1.pdf


クレアチニンに関し測定法の統一がなされていないわりには、CKDに関する"eGFR"、カルボプラチンなどのときの用いられるAUC推定に用いられるコッククロフト式、日本人独自の推定式など存在する。



そんな中、実施料健保適応外のはずのクレアチニン・クリアランス必須薬剤登場!

選択的直接作用型Xa因子阻害剤:イグザレルト錠 10mg・15mg


発売予定だそうだが、これも、クレアチニン-クリアランスの既定がある。


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