癌検診おいて、過剰検出はつきもの 英国でも一般にその認知度は低い。診断治療に結びついてもそれが予後改善につながるかは各疾患や検診方法により異なる。
論文のDiscussionには、検診パンフレット記載の過剰診断の項目に目を通していたのは、調査2名のみという状況には驚く。検診上の過剰検出というのを理解してないどころか、無知という状況が一般的。
避けられないはずの過剰検出について、情報提供したときに、一般に、それをどの程度許すか? ネット調査。
People’s willingness to accept overdetection in cancer screening: population survey
英国内のオンライン調査(ボランティアや電子メールやオンラインマーケッティングによる誘いで既存のパネルの役割を果たしてもらう)
男性は前立腺がん・腸癌、女性は乳がん・腸癌というシナリオで、その疫学的上方と治療・予後の情報提供を行う。ベネフィットに関して2つのシナリオを準備、1つめは癌死亡率10%減少で、2つめは50%減少
主要アウトカムは、過剰検出を受け入れるかどうか各々の癌のモダリティーとベネフィットシナリオにおいて0-1000の範囲で評価
過剰検出容認にはかなりばらつきがあり 1000人×検診 あたり 中央値 113 〜 313
過剰検出許容せず、ゼロであるべきというのは、回答者の4.7%
全ての検診において過剰検出は許容できるというのは、7 〜 14%
乳がんや前立腺癌より、腸がんにおいてはその許容性は少ない
50歳以上では、過剰検出に許容性が有意に少なく、教育レベルが高いほど許容性が高い。
過剰検出について既知であたのは29%
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Breast cancer (n=510)
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Prostate cancer (n=490)
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Bowel cancer (n=1000)
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Scenario 1: 10% cancer specific reduction in mortality
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Median (95% CI)
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150 (120 to 197)
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126 (100 to 150)
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113 (101 to 142)
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Accept no overdetection at all (%, 95% CI)
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5.1 (3.4 to 7.4)
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5.5 (3.7 to 7.9)
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7.4 (5.6 to 9.2)
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Accept overdetection in complete population (%, 95% CI)
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10.2 (7.7 to 13.2)
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7.1 (5.0 to 9.8)
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8.4 (6.8 to 10.3)
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Scenario 2: 50% cancer specific reduction in mortality
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Median (95% CI)
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313 (250 to 364)
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231 (200 to 250)
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205 (152 to 235)
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Accept no overdetection at all (%, 95% CI)
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3.5 (2.1 to 5.6)
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4.5 (2.8 to 6.7)
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5.2 (3.9 to 6.8)
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Accept overdetection in complete population (%, 95% CI)
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13.9 (11.0 to 17.2)
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9.2 (6.8 to 12.1)
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9.7 (7.9 to 11.7)
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