2016年11月30日水曜日

「イニシンク(R)配合錠」の不思議

例えば、メトホルミン徐放剤型なら1日1回で可だろう。だが、

For oral dosage form (tablets):
  • Adults—
    • Metformin alone: At first, 500 milligrams (mg) two times a day taken with the morning and evening meals, or 850 mg a day taken with the morning meal. 

http://www.mayoclinic.org/drugs-supplements/metformin-oral-route/proper-use/drg-20067074



武田薬品の「イニシンク(R)配合錠」とやらは、徐放ではないだろう
なぜなら、武田薬品自らのウェブ(https://www.takeda.co.jp/news/2016/20160928_7575.html)に「メトホルミンは、1日2~3回投与で肝臓での糖の産生を抑制するビグアナイド薬」と記載。



添付文書を見ると・・・
アログリプチンとして25mg(アログリプチン安息香酸塩として34mg)と メトホルミン塩酸塩500mgの合剤
用法及び用量: 通常、成人には1日1回1錠(アログリプチン/メトホルミン塩酸塩として25mg/500mg)を食直前又は食後に経口投与する。


最近目立つ、武田薬品の迷走の一つのなのだろうか?
実に不思議な薬剤である

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