2013年5月14日火曜日

ここ6年間、加工食品・料理店の食品塩含有量減少せず


確かに、日本でも、カロリー表示される商品は増えたが、塩含有量表示製品は少ない。公取委の基準は、貧筆の一定規格表示規制であり塩含有量表示を促すものではない。

「塩」表示に関しては、「ナトリウム」表示との混同がある。各国でもこれはもめてるようで、「塩」・「塩分」は言うにおよばず、「食塩」・「ナトリウム」グラム表示だと混同されることが危惧されている。
http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000782/eu_food_label.pdf


やはり、ナトリウム(食塩ではありません)が無難かもしれない。
(ナトリウムを食塩の量に換算するには、ナトリウム(mg)×2.54÷1000=食塩(g)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hoei/hoei_002/hoei_002.html

話は横道だったが、ここ6年ほどで米国での食品塩分含有量は減少したか?
・・・答えは、No!だそうで・・・


Changes in Sodium Levels in Processed and Restaurant Foods, 2005 to 2011
Michael F. Jacobson, et. al.
JAMA Intern Med. 2013;():1-7. doi:10.1001/jamainternmed.2013.6154.
Published online May 13, 2013

2005年、2008年、2011年に確かめられた食品中の塩分量比較
402の加工食品中の塩含有量は、約3.5%
78のファストフード・レストラン商品の塩含有量は2.6%増加
いくつかの商品は30%減少したのがあるが、大部分は30%以上増加
塩含量の表示、統計学的変化認めず

新型コロナウィルス:hCo-EMC 

新しいコロナウィルス hCo-EMC(human coronavirus-Erasmus Medical Center)
同じコロナウィルスであるのに、日本ではSARSほど騒がれてないが、ヒト・ヒト感染の可能性により、さすがに、関心が高まってるようで、テレビなどでも報道されている。

濃厚接触でヒト・ヒト感染も WHOが指摘
http://news24.jp/nnn/news89058180.html

フランス・パスツール研究所の検査確認感染症例調査を120接触で行い、5名の疑い例見つけ、4例検査陰性、1名の50歳齢に感染発見
WHOが、さらに、感染者への濃厚接触で2名がウィルス伝播可能性があると判断し証拠の追加として、ヒト・ヒト感染可能性表明報告となったようだ。
(http://www.who.int/csr/don/2013_05_12/en/index.html)

このウィルスは、SARSと同様重度呼吸器障害を生じるとともに、腎不全を発症する。ともにコウモリ寄生起源と考えられ、一般にはヒトに接触する機会は少ないはず。

不明なことが多く
・ウィルスreservoir動物は?
・重症・致命的肺炎に対する、軽症例発生例の実態
・高齢者に多く、合併症あるひとに多いのはなぜ?
・感染ルート:動物・接触感染・ヒト感染に関する
・いかにして、中東と他の地域にウィルスがひろがったか?

WHO Coronavirus infections (Gloval Alart and  Response : GAR)
http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/en/

CDC novel coronavirusサイト
http://www.cdc.gov/coronavirus/ncv/index.html

hCo-EMCの名称は、WHO、CDCとも使用してないようだが・・・メディアはhCo-EMC名称が多い。


パスツール研究所って唯我独尊的なところだから以前の指摘は無視?
SARS様新規ウィルスのヒトヒト感染の可能性 H25/02/13



このウィルスの受容体がDPP4ということも興味を引く
hCoV-EMCの機能的受容体が、DPP4(CD26)であり、DPP4は特異的に、hCoV-EMC spike protenのS1ドメイン結合する。具体的には、非感受性COS-7細胞にヒト・こうもりDPP4を発現させると、hCo-EMC感染が成立する。
病態・疫学上の理解に寄与し、治療介入への可能性あり
Dipeptidyl peptidase 4 is a functional receptor for the emerging human coronavirus-EMC.
Nature. 2013 Mar 14;495(7440):251-4. doi: 10.1038/nature12005.


冠動脈:慢性完全閉塞(CTO) ガイド通過によりアウトカム影響

CTO病変(慢性完全閉塞病変:coronary chronic total occlusion )開存不成功は、ガイドワイヤー通過成功に比べ入院アウトカム悪化する。

18研究、PCI失敗は、入院死亡率増加 (1.15% vs 0.47%)、心血管イベント副事象(9.28% vs 4.12%)、緊急CABG (4.92% vs 0.68%)

手術的心筋梗塞発生率に差 は認めない (2.63% vs 3.4%)

J-CTOスコア(日本人検討、30分以内ガイド通過成功尤度予測スコア)は5つの要素から成り立つ
・石灰化
・CTO部位45度以上bendingがある
・blunt proximal cap
・20分を超える閉塞時間
・失敗既往
このスコアの4もしくは5項目あれば不成功の可能性高い



Khan M, et al "Failed percutaneous recanalization of chronic total occlusion is associated with higher in-hospital mortality: a systematic review and meta-analysis of the literature" SCAI 2013; Abstract B-025.
http://www.scai.org/CTOAtlanta/Detail.aspx?cId=ad4c93c8-b559-45a9-9df5-c4eed7106f83


leadless cardiac pacemaker (LCP):リード無し心臓ペースメーカー 臨床トライアル報告

カテーテル挿入移植する、無リード・デバイスが、単心室ペー寝具なら適合しそうだという報告
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/HRS/39073



心臓ペースメーカーとしての成功率32/33で、従来の方法とほぼ同等

標準的ペースメーカーも信頼性が高いが、生涯合併症が6−8%、リード損傷、感染、ポケットの血腫などがあった。ポケット形成が要らないため、手術的な操作が不要となる。
さらに、リードがないためMRIも可能となる可能性がある。

AAA batteryのサイズで、心臓組織へスクリューのように入り込む

Reddy V, et al. "Percutaneous In Vivo Placement Of A Novel Intracardiac Leadless Pacemaker: Results From The First-in-man Leadless Study" HRS 2013;abstract LB02-01.

Late-Breaking Clinical Trialsセッション
http://conference-cast.com/hrs/exp13_player/ondemand/player.aspx?conferenceFolder=HRS2013AM&SessionFolder=SP22&LectureID=11233




5分過ぎから植え込み、
http://conference-cast.com/hrs/exp13_player/ondemand/player.aspx?conferenceFolder=HRS2013AM&SessionFolder=SP22&LectureID=11233



noteへ実験的移行

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