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2015年4月14日火曜日

真の”Video Thumb”: スマホゲームによる腱損傷

第5指損傷を、テキスト・サム(Thumb)なんたらと記載した通信業者があったと記憶しているが、今度はホントの親指(サム)腱損傷


Tendon Rupture Associated With Excessive Smartphone Gaming
Luke Gilman, et. al.
JAMA Intern Med. Published online April 13, 2015. doi:10.1001/jamainternmed.2015.0753


重要性: スマートフォン過剰使用と外傷の関連性

所見: 29歳女性、右利き男性が、6-8週間・終日スマホでMatch-3パズルビデオゲームにより慢性の左手親指痛と能動運動障害。身体所見として、伸筋長母指(extensor pollicis longus)腱触知せず、手首の腱固定で、腱の運動性欠如が示された。
親指の 中手指節関節可動範囲は10度から80度。親指の指節間可動範囲は30度から70度。臨床診断で、左伸筋長母指腱断裂。
さらに、 extensor indicis proprius(2つの腱の一つを)から、extensor pollicis longus tendon transferが行われた。 手術中、伸筋母指伸筋腱の断裂は中手指と手首の関節の間で観察された。



http://manus.crchul.ulaval.ca/manus/1DorsalRetinaculum.html




Video Thumbは造語ですよ・・・ドコモさん

2014年9月16日火曜日

Apple社 HealthKit を用いた、臨床トライアル

Apple社HealthKit
https://developer.apple.com/healthkit/



これを用い、被験者のhealth metricsに利用し、Stanford University Hospital and Duke University が、医学的トライアル試みようとしている。


Apple's HealthKit will join medical trials -- report

http://www.cnet.com/news/apples-healthkit-to-be-used-in-diabetes-trials-report-says/



Stanfordは小児糖尿病の血糖追跡に、Dukeは体重・血圧を含むより広汎な測定項目を癌患者・心疾患患者に利用使用としている。



 ウェアラブル・テクノロジー、センサーを用いる方向は、アップル社単独で仕切るつもりはないようだと報道されている。

今までも多くの企業が格闘してきた糖尿病trackingシステム、Googleはコンタクトレンズを用いて血糖測定法を公表したが、マーケット化に関しては述べられてない。


糖尿病に関するStanfordトライアルは、iPod touchによる情報共有で、医師と情報共有のシステム。電話やFax情報プロセスとの対比。Duke大学のも同様。


経皮センサーをもちいたモニタリングの話ではなさそう・・・

2014年3月7日金曜日

Wikipedia引用 医療系論文にはびこる

「ウィキペディア」を引用するな!
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/1566

・・・というのは、 以前から言われてるのだが、IFの高いジャーナルにさえ見られるようになった現在。 


References that anyone can edit: review of Wikipedia citations in peer reviewed health science literature
BMJ 2014; 348 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g1585 (Published 6 March 2014) Cite this as: BMJ 2014;348:g1585

目的 Wikipedia引用頻度評価、Wikipedia引用出版文献ジャーナル同定、Wikipeidaの引用状況を明らかにして、医学ジャーナル指標化調査を行う

デザイン Bibliometric analysis.

研究選択 Wikipediaの引用に含まれる英語発表部分をScopusやWeb of Scienceを用い回収

データソース 医学ジャーナル同定のため、結果を、Ullrichデータベースを用い、Medline、PubMed、Embase内のindex化ジャーナルから引用選別し、修正。研究に含まれる全ジャーナル収集のため、Thomson Reuters Journal Citation Reports, 2011 impact factorsを用いた。

データ抽出 引用結果は、テーマ的にコード化し、 descriptive statistics(記述的統計) を計算

結果 Medline、PubMed、Embaseにてインデックス化した1008のジャーナルからの1433のフルテキスト記事を評価。Wikipedia引用頻度は経時的に増加;多くの引用は2010年12月以降行われている。

引用の半数越えが、定義 (n=648; 31.6%)、description (n=482; 23.5%)としてコード化。
引用は、インパクトファクターが低いか無いジャーナルに限定されず、調査は、高インパクトファクターを持つ多くのジャーナルの中にもWikipedia引用が見られる。 

結論 永続的、エビデンスに基づく情報原は別に利用できるはずなのに、だれでも編集できる3次情報からの情報を引用する文献が多く存在する。ジャーナルエディターやレビューアーが、Wikipedia引用記事発表する場合に注意をはらうようしなければならない。






 無視(虫)



たぬき
 

2013年2月23日土曜日

コンピュータプロバイダオーダー(CPOE)Eシステムで処方オーダーミス半減


computerized provider order entry (CPOE) systemによる電子処方で、どの程度投薬ミスをふせげるか?

システマティック文献レビュー・ランダムエフェクト効果メタアナリシス

処方オーダー過誤48%(95%信頼区間 41%〜55%)減少

このeffect sizeから推定すれば、投薬ミス全体では、それを12.5%減少。
全米で1年間に1740万件の投薬ミスを減らすことができると試算。


Reduction in medication errors in hospitals due to adoption of computerized provider order entry systems
J Am Med Inform Assoc doi:10.1136/amiajnl-2012-001241


日本では、総務省・厚労省あたりが口だけ出して、金だそうとせず、各病院が、独自に、オーダーシステム導入。
システム内容に関する信頼性の担保がなく、うじつうやネック・いたちといったメーカーのやりたい放題となってる。

2013年2月20日水曜日

ロボット手術;コスト増大をもたらす ・・・ 現状ではベネフィット乏しい

ロボット手術(robotically assisted operation)による子宮摘出術の実態的研究

腹腔鏡手術に比べても、入院期間若干短い。ただ、輸血必要性やその後のケア必要性は同等。
だが、コストが最大の問題。コスト削減が急務。



Robotically Assisted vs Laparoscopic Hysterectomy Among Women With Benign Gynecologic Disease
Jason D. Wright, et. al.
JAMA. 2013;309(7):689-698. doi:10.1001/jama.2013.186.
2007年0.5%から、2010年に9.5%と米国内ではその応用が広がっている。
同時期に、腹腔鏡下手術も24.3%から30.5%と増加。
ロボット手術施行した病院でのその後の3年間に、すべての子宮全摘術の22.4%がロボット手術となっている。
propensity scoreマッチ化解析にて、ロボット手術も、腹腔鏡下手術も、包括的合併症率同様(5.5% vs 5.3%;相対リスク比 1.03;95%CI 0.86-1.24)

ロボット手術患者は2日以上の入院少ない  (19.6% vs 24.9%; RR, 0.78, 95% CI, 0.67-0.92)が、輸血必要性 (1.4% vs 1.8%; RR, 0.80; 95% CI, 0.55-1.16)と、看護施設への退院移送率 (0.2% vs 0.3%; RR, 0.79; 95% CI, 0.35-1.76)は同様。
コストはロボット手術が高く、症例あたり $2189 (95% CI, $2030-$2349) 多い。

竹中平蔵を代表とする、上げ潮派の意見が強くなってきて、米国からの要望を国防上もそのまんま聞き入れようとする世の風潮のなか・・・ 米国企業からのゴリおしで、高コストだけで、患者にベネフィットのないロボット手術が日本国内でも盛んに行われようとしている・・・そういう危惧を、医療各領域で感じる

2012年9月28日金曜日

体内でそのうち消える電子デバイス

A Physically Transient Form of Silicon Electronics
Science 28 September 2012:Vol. 337 no. 6102 pp. 1640-1644 DOI: 10.1126/science.1226325
Suk-Won Hwang1, et. al.
Department of Materials Science and Engineering, Beckman Institute for Advanced Science and Technology, and Frederick Seitz Materials Research Laboratory, University of Illinois at Urbana–Champaign, Urbana, IL 61801, USA.


ゲンダイのシリコン電子工学では、物理的な不変性、半永久となり、体内吸収されないデバイスの開発が主。だが、この特性は体内の回路としては不利益。体内で消失することで役立つ植え込みデバイスも多く存在する。

silicon-based complementary metal oxide semiconductor (CMOS) technologyだが、一過性の素材としてはたらくデバイス

実験では、コンピュータチップのようなデバイスを熱産生する様デザインされた装置
一週間以上働き、3週間後は消失した。
術後感染対策としての戦略としてのデバイスらしいが、機能を果たし、見事に消えたというもの



Scientists make tiny medical devices that dissolve in mice
http://www.cbsnews.com/8301-204_162-57521928/scientists-make-tiny-medical-devices-that-dissolve-in-mice/


様々な利用法、たとえば、モニター、薬剤体内遊離放出システム、骨折治療促進効果を有する電子回路などが考えられるらしい。

noteへ実験的移行

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