同様に、アドエア(フルチカゾン+サルメテロール) vs フルタイド(フルチカゾン)の宿題提出は
Safety of Adding Salmeterol to Fluticasone Propionate in Children with Asthma
David A. Stempel, et. al.., for the VESTRI Investigators
N Engl J Med 2016; 375:840-849September 1, 2016
DOI: 10.1056/NEJMoa1606356
喘息死自体はICS/LABA(ブデソニド・ホルメテロール)で出現しているが、ICS(ブデソニド)単独では出現していない。5千名以上のサンプルなので統計学的な有意性は示されてない。そもそも、のかなりの重症喘息なので、リスキーな被検者たちということなのだろう。
一方で、こういう論文の結語が採用されると言うことは、言い換えれば、喘息治療目標は、死なないための治療とともに、<一定期間ステロイド治療や入院必要なほどの>重症喘息イベントを起こさせにくい治療ということなのだろう。
Serious Asthma Events with Budesonide plus Formoterol vs. Budesonide Alone
Stephen P. Peters, et. al.
N Engl J Med 2016; 375:850-860September 1, 2016DOI: 10.1056/NEJMoa1511190
多施設二重盲験26週間研究
12歳以上、持続性喘息(連日喘息治療) 、直近1年間1-4喘息急性増悪:但し生命危機発作例を除く
プライマリエンドポイントは初回重症喘息関連イベント(死亡、挿管、入院を含む;本文中記載は、3日以上全身ステロイド投薬必要な状況、喘息による入院、結果としてステロイド投与必要となった救急部受診):time-to-event analysis
ランダム化:11,693例
- ブデソニド/フォルメテロール群 5846
- ブデソニド群 5847
重症喘息関連イベント
- ブデソニド/フォルメテロール群 43
- ブデソニド群 40
(ハザード比, 1.07; 95% 信頼区間 [CI], 0.70 to 1.65]); ブデソニド/フォルメテロール群はブデソニド単独比較非劣性
2例の喘息関連死、両群ともブデソニド/フォルメテロール群:1例は喘息関連挿管施行
喘息急性増悪のリスクは、ブデソニド単独よりブデソニド/フォルメテロールで16.5%少ない (ハザード比, 0.84; 95% CI, 0.74 to 0.94; P=0.002)
今日は、夏休みの宿題提出日ですね。夏休みぼけで、手ぶらで9月1日学校に行ったことのある人→私
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