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2019年2月27日水曜日

住民レベルの有効性:ロタウィルスワクチン直接・間接効果

2006年米国導入乳幼児rotavirusワクチンの有効性は明確な広がりをもっているが、住民ベースでの検討は未だだった
RVGE:ロタウィルス胃腸炎に関し、RVGEと総原因急性胃腸炎(AGE)入院率の時間推移データ解析

RVGE:ロタウィルス胃腸炎
AGE:急性胃腸炎
VE: vaccine efficacy


Effects of the rotavirus vaccine program across age groups in the United States: analysis of national claims data, 2001–2016
Julia M. Baker, et al.
BMC Infectious Diseases201919:186

解析:総数 RVGE 9211、AGE入院 726,528
0-4歳児が最も減少率著明 direct VE 87% (95% CI: 83, 90%)

実態的間接的効果は年齢横断的、全般的に全ての各年齢群に観られた
全体的に全年齢層RVGE入院率は  69% (95% CI: 62, 76%)

全てのVEは若年児で最も高く;ワクチン接種児自体ではRVGE入院リスク減少 95%(対 ワクチン前時代対照)
偶数ワクチン後年次にてVE直接効果が、間接VEに関しては逆パターンが観察された







米国の1万人年RVG入院発生E率、2001年7月から2016年6月まで、子供0年から4年。 a:1歳未満、b:1歳、c:2歳、d:3歳、e:4歳
全ての年次時系列(2007年移行年を含む)・全ての月(ロタウィルスシーズンに限定しない)・縦軸破線は2006年7月(ワクチン導入期)




米国内年齢群別1万人年対RVGE月毎入院発生率
 a: 5-9 歳, b: 10-14  歳, c: 15-24  歳, d: 25-44  歳, e: 45-64  歳
時間推移は全ての年次(2007年を含む)と全ての月(ロタウィルス時期に限定せず)を含む
縦軸破線は2006年7月(ワクチン導入期)




米国内ではロタウィルスワクチン導入前5歳未満の子供で入院 55,000-70.000の入院件数、救急外来・外来受診 60万件で、ピークは冬と春先。ワクチン導入後当初判明していたのはmagnitudeの変化、発症遅延、ウィルスシーズン短縮など、5歳未満の発生頻度が各年から2年毎にピークとなったなど。

間接的ワクチン有効性も評価されてきたが、今回住民ベースで明らかになったということらしい



ワクチン後進国日本
http://www.wakuchin.net/about/universal.html


反ワクチン・プロパガンダの教祖・教徒はどの国でも存在し、noisy populationは必ず存在するもの、結局は、行政の覚悟なんだよなぁ

それと、国民全体が"benefit-harm"バランスを考えず、善悪dichotomy(水戸黄門ドラマの勧善懲悪洗脳)となっていること、cost-benefit、cost-efficacy概念の欠如していることなど、教育の問題が大きいと思う。(韓国・中国の反日教育は問題にするが、自国の”メディアリテラシー”教育の欠如を問題にしないし俎上にも上がらないことが問題)

中途半端な行政の姿勢が、麻疹の蔓延やHPVワクチン接種のふがいない結果や予想されるカタストロフィックな子宮頚癌増加をもたらし・・・特定の弁護士集団の収益に化けるだけ



2014年1月15日水曜日

ロタウィルスワクチン:腸重積リスク極小だが存在

米国の研究で、ロタウィルスワクチン(メルク Rota Teq(RV5)GSW Rotarix(RV1))での腸重積小リスク判明


Risk of Intussusception after Monovalent Rotavirus Vaccination
Eric S. Weintraub,  et. al.,
N Engl. J. Med. January 14, 2014DOI: 10.1056/NEJMoa1311738
ワクチン接種投与20万回の前向きライセンス後研究で、投与7日内の腸重積6例
超過数は0.72で、相対リスクは8.3



Intussusception Risk after Rotavirus Vaccination in U.S. Infants
W. Katherine Yih,  et. al.
N Engl. J. Med. January 14, 2014DOI: 10.1056/NEJMoa1303164

2世代ロタウィルスワクチン:Rota Teq (RV5、5価ワクチン)、 Rotarix(RV1、単価ワクチン)後の腸重積リスク
RV5は、ワクチン10万接種1.5(95% CI 0.2 to 3.2)の腸重積超過症例。RV1の二次分析だと検出パワー不足だが、寄与リスク示唆。


ロタウイルスワクチン作業班 中間報告書 2013年11月18日
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000029637.pdf 

2013年6月21日金曜日

発展途上国:ロタウィルスワクチン有効性

単価ロタウィルスワクチン(RV1)の入院患者に対する予防効果

発展途上国においてロタウィルスワクチンが公衆衛生上十分な働きをすることがわかった。

Effectiveness of monovalent rotavirus vaccine in Bolivia: case-control study
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f3726 (Published 19 June 2013)
単価ロタウィルスワクチン(RV1)の入院への有効性

ボリビアでの症例対照研究
ロタウィルス入院400名と100名の非下痢入院対照、718名のロタウィルス無し入院対照群 
先行ワクチン症例対照オッズ:有効性(1-補正オッズ比×100)、年齢・他の寄与因子補正;投与量、疾患重症度、年齢群、血清型層別化有効性)

非下痢対照との比較では、症例はより男性、託児所が多く、慢性基礎疾患を有する場合は少ない。母教育レベル・電話やコンピュータ保有率が高い。 
ロタウィルス無し対照群は、症例患者とより類似するばかりでなく、男性に多く、託児所が多い、高教育レベル・自宅でのコンピュータ保有率低い傾向がある。

ロタウィルス入院防御効果指標のRV1補正有効性は、ロタウィルス無し対照群と比較すると、69%(95%信頼区間 54%-74%)非下痢性対照群比較で77% (65% to 84%)

RV11回投与の有効性は、36%、56%

両対照群比較での防御効果は2年間持続し、1歳未満の子供の入院予防効果も同様  (64% 、 77%) 、1歳以上でも同様 (72% 、 76%)

RV1は、様々な血清型に対し有意防御効果があり、G1P[8]ワクチンのheterotypicに部分的、完全に有効。

2つの対照群での有効性は、G9P[8]に対し、 80% と 85% 、G3P[8]に対し74% と 93%、 G2P[4]に対し 59% と 69%、 G9P[6]に対し 80% と 87%

HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...