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2020年3月4日水曜日

医師の認知症発症リスクはそれ以外の一般と同じ

・・・だろうと思ってた!




3460名のうち医師 104名を含む70歳以上の住民ベースMayo Clinic Study of Agingコホート研究
医師と一般住民を比較して認知症発症リスクを比較
認知症評価はベースラインと約15ヶ月毎認知機能評価
医師は一般住民より高齢で男性がほとんど(93.3%)

結論から言えば、ベースラインで認知症なしでのその後の認知症発症頻度は一般住民と差が無かった



Medical Doctors and Dementia: A Longitudinal Study
Maria Vassilaki, et al.
JAGS 00:1-6, 2020 pdf
The American Geriatrics Society

<序文から>
医師は死亡率は低く、より健康的なライフスタイルが一般より多いとされた以前の報告がある。だが、自殺、燃え尽き、メンタル疾患は医師以外の集団より多いとされる。
医師の健康は家族や医療システム、患者へ影響を及ぼし、医療への障壁は一般と同様で、恐怖、落ち込み、自制困難、経済的コスト、時間負担などだが、それに、医師仲間から認知機能評価や診断を受けるというメンタル的障壁もある

なるほどなぁ・・・


2016年4月26日火曜日

セメント工場での胸部への粉じん暴露:肺機能低下と関連

欧州のセメント工場での工場内浮遊粉じん解析と長軸的肺機能低下観察


Thoracic dust exposure is associated with lung function decline in cement production workers
Karl-Christian Nordby, et. al.
ERJ,
DOI: 10.1183/13993003.02061-2015 Published 21 April 2016
http://erj.ersjournals.com/content/early/2016/04/20/13993003.02061-2015.full.pdf
職場のエアゾール暴露が肺機能障害を与えるかも? という仮説

24セメント製造プラント4966名の労働者、6111の試料、プラントや職種に応じた推定数値化された平均暴露レベル、Dynamic lung volumeを反復施行、平均フォローアップ期間3.5年(range 0.7 - 4.6年間)

アウトカム:dynamic lung volume標準化(身長自乗もしくは予測値比)年次変化
統計学的モデル化をmixed model 回帰検討。
個別暴露を5分位レベル、 0.09、0.89、1.56、2.25、3.36、14.6 g·m^3(1最小値群を参照群とする)
行政職雇用者を二次比較群とする


エアゾール暴露はFEV1、FEV6、FVC減少と相関
最大暴露vs最小暴露5分位比較にてFEV1 % pred. 0.84%ポイントの超過減少


暴露最大レベルは、dynamic lung volume 減少を示す


暴露減少努力すべき





セメント・コンクリートと安全
http://www.jcassoc.or.jp/cement/1jpn/jd4.html

2015年6月11日木曜日

クリエイティブさと精神疾患で共通な遺伝子エレメント存在



8万6千名を超える遺伝子マテリアル調査にて、創造性(クリエイティブさ)と精神疾患との遺伝子エレメントのリンクが示された。


ダンサー、俳優、視覚芸術、音楽家、ライターを含むアーティストの国家団体のメンバー千名以上で調査し、一般住民より17%ほどこの集団で、この遺伝子変異率が高い。




Polygenic risk scores for schizophrenia and bipolar disorder predict creativity
Robert A Power, et. al.
Nature Neuroscience (2015) doi:10.1038/nn.4040

統合失調症と双極性障害に関する多遺伝子リスク・スコアがクリエーティブな才能を予測できるか検証したところ、そのリスク・スコアは、アイスランドの芸術学会メンバーもしくはクリエイティブ職業と関連 (統合失調症と双極性障害に対しそれぞれP = 5.2 × 10−6 、 3.8 ×10−6 ).再現コホートにて (P = 0.0021 、0.00086)

これでは、クリエイティブな故人と精神疾患の関連性増加は説明できない、遺伝子ルーツが共通ということを意味する。







2014年6月24日火曜日

インジウム:血中濃度高ければ肺気腫発症リスク増加

インジウム化合物は、間質性肺炎、発癌性の懸念がある。暴露量依存的肺組織への悪影響の横断研究から、5年間の長軸研究。

インジウム血中濃度高値ほど、喫煙者における気腫発症増加あり
20 μg/L超で、各種補正後、気腫発症リスク増加あり


Five-year cohort study: emphysematous progression of indium-exposed workers
Makiko Nakano ,et.al.
Chest. 2014. doi:10.1378/chest.13-2484



2013年11月26日火曜日

粉じんガスなど吸入暴露建設業労働者COPD死:非喫煙者では半分、喫煙者では1/4が死亡原因

スウェーデン建築関係労働者・COPD患者:Vapor、ガス、ダスト、ヒューム職業的暴露と死亡率の関連性


粉じんガスなど吸入暴露建設業労働者でのCOPD死亡原因責任は、非喫煙者で半分、喫煙者で4分の1が、その職業的暴露に起因する



Occupational exposure to vapors, gases, dusts and fumes and mortality in relation to chronic obstructive pulmonary disease among Swedish construction workers – a longitudinal cohort study
Kjell Torén, et. al.
Chest. 2013. doi:10.1378/chest.13-1429


約35万5千名男性建築関係労働者
Vapor、ガス、ダスト、ヒューム暴露者 196,329 vs 非暴露 117,964
暴露は職業性暴露matrixベース、1970年代中頃にフォーカスを当て調査

COPD死亡 1085、うち 49名が非喫煙者
Vapor、ガス、ダスト、ヒューム暴露労働者は、COPD死亡率増加 (RR=1.32, 95% 信頼区間 (CI) 1.18 to 1.47)
暴露種類比較したところ、有意に増加したのは、
無機塵 RR 1.19, 95% CI 1.07-1.33)
非喫煙者内で比較
職業的空気汚染暴露はどの種類でもCOPD死亡率が高い (RR 2.11, 95% CI 1.17-3.83)

職業的暴露関与COPD寄与区分は、全労働者の0.24、非喫煙者では0.53
ヒューム RR 1.20, 95% CI 1.07-1.36) 


アスベストだけが特別じゃない!

2013年8月20日火曜日

高高度パイロット脳障害



白質病変:white matter hyperintensities (WMH) 
大脳白質病変は主に虚血性変化であり、特に高度な脳室周囲高信号域(PVH)を 有する例は脳卒中および認知機能障害発症の高リスク群であり、治療可能な危 険因子、特に高血圧症の積極的治療を考慮する 
参照:http://www.jsts.gr.jp/guideline/220_222.pdf
ロッキード U-2(Lockheed U-2)はロッキード社がF-104をベースに開発したスパイ用の高高度偵察機。


White matter hyperintensities on MRI in high-altitude U-2 pilots
Stephen McGuire, et. al.
Neurology August 20, 2013 vol. 81 no. 8 729-735


102名のU-2パイロットと、91名の(年齢、健康、教育レベル)マッチ化対照

U-2パイロットはWMHの容積(394%; p = 0.004) 、数(295%; p < 0.001) とも有意に増加する。

区域分布解析では、対照分布に比べ、U-2パイロットの分布は、WMHは、より不均一。



仮説として、繰り返す高高度による気圧低下が微小血栓の影響を与え、結果、パイロットの脳内に白質病変の数、容積、分布に異常をもたらす

2013年2月18日月曜日

COPDとカドミウム

カドミウムは喫煙、大気汚染、職業的暴露と関連し、COPD発症と関連する可能性がある。


Serum Heavy Metals and Obstructive Lung Disease:
Results From the National Health and Nutrition Examination Survey
Haala K. Rokadia,  et. al.
CHEST. 2013;143(2):388-397. doi:10.1378/chest.12-0595
閉塞性肺疾患有病率 12.4%の National Health and Nutrition Examination Survey 2007-2010

平均カドミウムレベルは、正常対照群より有意に高値
(0.51 [1.04] μg/L vs 0.33 [1.02] μg/L, P < .001)


血中鉛も同様
(1.73 [1.02] vs 1.18 [1.0], P < .001)


閉塞性肺疾患と喫煙の相関は、カドミウム濃度補正で有意に減少

喫煙者では、血中カドミウム濃度増加毎にFEV1%予測値増加と関連する



ボロンに関しても言ってた様な・・・

たばこ会社は40年にわたりポロニウム210内部被爆を隠避という報道 2011年 09月 30日

2012年7月19日木曜日

溶接煙:非喫煙者の肺機能減少加速

溶接煙暴露ブルーカラーワーカーの肺機能減少加速


Increased Lung Function Decline in Blue-collar Workers Exposed to Welding Fumes
Isabelle Thaon; Valérie Demange; Fabrice Herin; Annie Touranchet; Christophe Paris
CHEST. 2012;142(1):192 doi:10.1378/chest.11-0647
 503名の男性ブルーカラーワーカー


ベースラインの肺機能パラメータは対照群より高い
5年フォローアップで、年齢、pack-year、BMI、パラメータのベースライン補正後、FVC、FEV1非有意な減少(P=0.06、P=0.07)  

FEV1の減少がより加速すること(p=0.46)は、非喫煙者でとくに観察

FEV1減少と溶接煙暴露週間持続時間の暴露反応相関は非喫煙者でみられるが、喫煙者では診られない。

HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...