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2022年2月7日月曜日

成人市中肺炎においてインフルエンザ診断・治療はその後の臨床的アウトカムに影響を与える

オセルタミビル(タミフル)も可哀想な薬で、当初発熱異常行動を【薬害】とラベルされ、(検査前確率が高い場合はたしかに意義は低いということを念頭に置いた場合は別だが)インフルエンザ診断することすら意味が無いと主張される(おそらく医師会幹部が寿司屋で考えたのかどうか【インフルエンザ「検査しないで」と日本医師会が異例の通知】とやらが誤解の流布を与えたかどうかは不明だが)


肺炎の時のインフルエンザ診断と除外、対応は大事ですよという報告


Influenza Testing and Treatment among Patients Hospitalized with Community-Acquired Pneumonia

Abhishek Deshpande, et al.

CHEST ,Published:February 05, 2022

DOI:https://doi.org/10.1016/j.chest.2022.01.053

https://journal.chestnet.org/article/S0012-3692(22)00221-5/pdf


【 背景】

インフルエンザは市中肺炎(CAP)の主要な原因であり、インフルエンザ検査の結果は治療に直結する。しかし、CAPで入院した成人のインフルエンザ検査の頻度や時期、治療法、転帰との関連についてはほとんど知られていない。

【 研究課題】

肺炎患者において、インフルエンザの検査は抗ウイルス治療や抗生物質の投与期間の短縮と関連するか、また、早期の治療はより良い臨床転帰と関連するか?

【 研究デザインおよび方法】

Premierデータベースに貢献している米国の179の病院に2010年から2015年に肺炎で入院した成人を対象とした。インフルエンザ検査を評価し、検査陽性、陰性、未検査の患者の抗菌薬使用量と転帰を比較した。早期抗ウイルス治療(オセルタミビル)と14日間の院内死亡率、在院日数(LOS)、コストとの関連を検討した。

【 結果】

166,268人のCAP患者のうち、38,703人(23.3%)がインフルエンザ検査を受け、そのうち11.5%が陽性と判定された。2010年から2015年にかけて検査率は15.4%から35.6%に増加し、インフルエンザシーズン中(10月~5月)は28.9%であったのに対し、6月~9月は8.2%であった。 

インフルエンザ陽性と判定された患者は、陰性と判定された患者よりも抗ウイルス剤の投与頻度が高く、抗菌剤の投与頻度は低く、投与期間も短かった(5.3日 vs 6.4日、p<0.001)。 

インフルエンザ陽性患者(n=2,585)が入院初日にオセルタミビルを投与された場合、14日間の院内死亡率が低く(調整オッズ比0.75、95%CI 0.59~0.96)、コストが低く(調整平均比0.88、95%CI 0.81~0.95)、LOSも短く(調整平均比0.88、95%CI 0.84~0.93)、オセルタミビルの投与時間が遅いか全く投与を受けない(n=1,742)患者と比べました。

【 解釈】

インフルエンザのシーズン中でさえ、本研究のCAP患者のほとんどはインフルエンザの検査を受けていない。インフルエンザ検査陽性は抗ウイルス剤治療と関連し,早期治療は死亡率の低下と関連しており,検査の普及が患者の転帰を改善する可能性が示唆された.




www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。


2020年11月6日金曜日

小児喘息診断アルゴリズム:スイスのコホートから



気道閉塞も目立たない、FeNO比較的低値症例では、ピークフローモニタリングが診断の決め手となるアルゴリズム


Diagnosis of asthma in children: findings from the Swiss Paediatric Airway Cohort

Carmen C.M. de Jong, et al.

European Respiratory Journal 2020 56: 2000132; 

DOI: 10.1183/13993003.00132-2020

https://erj.ersjournals.com/content/56/5/2000132

はじめに 

呼吸器症状は特異的ではなく、時間の経過とともに変化するため、小児の喘息の診断は依然として困難である。


目的 

現実の観察研究では、学齢児の喘息診断における呼吸器症状、客観的検査、および2つの小児診断アルゴリズム(Global Initiative for Asthma (GINA)およびNational Institute for Health and Care Excellence (NICE)によって提案された)の診断精度を評価した。


方法 

喘息の疑いがあるかどうかを評価するために肺外来に連続して紹介された5~17歳の小児を調査した。症状は親の問診票で評価した。調査には、特異的IgE測定または皮膚刺入検査、呼気一酸化窒素分画(FeNO)測定、スピロメトリー、体圧胸水検査、気管支拡張薬可逆性(BDR)などが含まれた。喘息は、利用可能なすべてのデータに基づいて小児肺専門医によって診断された。感度、特異度、陽性予測値(PPV)、陰性予測値(NPV)、曲線下面積(AUC)を算出することで、症状、検査、診断アルゴリズムの診断精度を評価した。


結果 

514名の参加者のうち,357名(70%)が喘息と診断された. 

感度と特異度の組み合わせで、喘鳴(感度75%、特異度65%)、呼吸困難(感度56%、特異度76%)、寒気トリガー喘鳴(感度58%、特異度78%)、運動による喘鳴(感度55%、特異度74%)が最も高かった。 

診断検査では、AUCの高いのは、specific total resistance (sRtot)が最も高く(0.73)、残気率:RV/TLC(AUC=0.56)が最も低かった。NICEアルゴリズムの感度は69%、特異度は67%であったが、GINAアルゴリズムの感度は42%、特異度は90%であった。


結論 

本研究では、喘息の診断における単一の検査や既存のアルゴリズムの有用性が限定的であることが確認された。また、新たな、より適切なエビデンスに基づいたガイダンスの必要性が浮き彫りになった。


www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。


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body boxがないと検査できない

The results of body plethysmography are expressed as kPa∙s for the specific effective airway resistance (sReff) and specific total airway resistance (sRtot) and as proportion (residual volume/total lung capacity).


アレルギー検査は、IgE特異的抗体とプリックテストでこれも特異的抗体関連、アトピー・アレルギー性の多い子供でもこのROCカーブ




2019年12月27日金曜日

ベイズ理論:概念的学習から初めよ

今の医学生はベイズ理論を用いた臨床推計を学ぶはず

概念的な教育が有効なようだ


Effect of Teaching Bayesian Methods Using Learning by Concept vs Learning by Example on Medical Students’ Ability to Estimate Probability of a Diagnosis
A Randomized Clinical Trial
John E. Brush Jr,et al.
JAMA Netw Open. 2019;2(12):e1918023. doi:10.1001/jamanetworkopen.2019.18023

質問:初学的臨床家は、明示的概念教育あるいは反復例示を含む教育手法を用いることで診断確率をより正確なベイズ理論revsionを用いるよう教育できるか?

知見:61名の医学生のランダム化臨床トライアルで、ベイズ理論化や概念についての明示的概念的インストラクションにより初学的臨床家への検査後確率推定の正確性を有意に改善した。診断可能性推定確率は、三つの実験コンディション(明示的教育、反復演習、対照)全てで予測より優秀であった。

意義:明示的理論的インストラクションは診断確率のbayesian revsionの改善を有意にもたらし、初学臨床家への診断的reasoningを教育する上での示唆を与える


Importance  Clinicians use probability estimates to make a diagnosis. Teaching students to make more accurate probability estimates could improve the diagnostic process and, ultimately, the quality of medical care.

Objective  To test whether novice clinicians can be taught to make more accurate bayesian revisions of diagnostic probabilities using teaching methods that apply either explicit conceptual instruction or repeated examples.

 teaching bayesian updatingとdiagnostic reasoning教育2手法の ランダム化臨床トライアル
web-ベースプラットフォームを用い、各介入の効果の同意、ランダム化、介入、検証
t McMaster UniversityとEastern Virginia Medical Schoolでの61名の医学生 2018年5月1日から9月30日
介入:ランダム化
(1) receive explicit conceptual instruction regarding diagnostic testing and bayesian revision (concept group)
(2) exposure to repeated examples of cases with feedback regarding posttest probability (experience group)
(3) a control condition with no conceptual instruction or repeated examples.

主要アウトカムと測定項目 3群の医学生について、negative or positive test結果に関する診断確率をupdateする能力検証
確率revisionを比較
Bayes ruleを用いそして、既知感度・特異度を用い計算した検査後確率と比較して、この確率revsionを計算



結果 61名の被験者のうち、concept 群 22名、演習群 20名 、対照群 19名
平均年齢 25歳、2名の被験者は1年、37名は2年、12名3年、10名は4年

concept群学生の平均(SE)確率は他の2群より、bayesisan確率計算に近似 (0.4%; [0.7%] vs 演習群 3.5% [0.7%]; 対照, 4.3% [0.7%]; P < 0.001)
統計学的に有意だが、群間差は比較的少なく、全ての学生のパフォーマンスは文献報告に基づく予測より良好であった。

Trial Registration  ClinicalTrials.gov identifier: NCT04130607




stanを導入してベイズ推計の深みにはまる必要があるかは?

2019年10月17日木曜日

市中肺炎:マイコプラズマ 循環抗体分泌細胞(ASC)反応による正しい?診断

序文から
マイコプラズマ肺炎(Mp)は米国内小児入院市中肺炎で最も多い細菌学的病因
だが、現在の診断検査法では、上気道PCRを含め、血清学的にも、Mp感染なのか、キャリアなのかは鑑別できない
上気道キャリア状態が健康小児の53%に見られ、IgG抗体4倍以上が未だにMp感染確定のため多くの施設で用いられているが感度は低いし、急性期診断に役立たない。
正確な診断検査がないまま、抗生剤の有効性の研究やメタアナリシスでの効果が小児において結論的でないのは当然なのかもしれない




循環抗体分泌細胞:antibody-secreting cell (ASC)反応は抗体反応に比べ、より迅速でより短期間しか生存しない
ということで、Mp-IgM-ASCsを測定してELISpot assayをマイコプラズマ市中肺炎診断の最新検査法として評価


Gold-standardがない診断だから、感度特異度検定できず・・・




Diagnosis of Mycoplasma pneumoniae Pneumonia with Measurement of Specific Antibody-Secreting Cells
 Patrick M. Meyer Sauteur ,et al.
 https://doi.org/10.1164/rccm.201904-0860LE       PubMed: 31251669
AJRCCM  Vol. 200, No. 8 | Oct 15, 2019


PCRによるMp-DNA では、CAP患者 29%(n=44/152)、対照 8% (n=12/156) p 0.001未満
63名のCAPと対照 21で検証、胸部レントゲン 95% 60名/63でCAP患者施行、WHOクライテリアで肺炎診断合致 98%(n=59/60)

CAP連続症例にて、Mp-DNA 51%(32名)、MP-IgM-ASC DLISpot assay 46%(29名)

咽頭拭い及び血液サンプル、n=52,  内、CAP 41名、 対照 11名

小児2回超受診 42 (81%)、3回超受診 27 (52%)で、2週間未満施行 n=43、2週間から2ヶ月(38名)
Mp-IgM-ASCsに対し、症状発症後6週間内のみ見いだされ、Mp-DNA and/or Mp-IgM持続4ヶ月以上はCAP患者で 7名(11%)に見られた
Mp-IgM-ASCs陽性患者の10名で4倍以上のMp-IgG抗体増加あり、一方、19名、66%ではMp-Ig抗体増加は初期血液サンプルで既に見られ、4倍以上の増加はあり得ない状況






そもそも、異型肺炎で、Mp治療効果ありと思う例でもマイコプラズマLAMP陰性例も多く、なんだかなぁ・・・と思うことの多い市中肺炎診療


今ゴールドスタンダードとされている診断法、実はまやかしというのは実は多い



百日咳でもコロナイゼーションあるような・・・

The Potential Role of Subclinical Bordetella pertussis Infection in Epilepsy
. 2019; 9: 302.
As subclinical BP colonizing infections are prevalent in highly BP-vaccinated populations, and non-human primate studies demonstrate the failure of DTP and DTaP to prevent nasopharyngeal BP colonization (Warfel et al., 2014), evidence suggests that current pertussis vaccines do not prevent nasopharyngeal BP colonization. 


2016年8月31日水曜日

CAD:肺結核診断補助

あらゆる分野で野心的であった昭和30-40年の日本なら、医療の現場を巻き込んで開発迅速に進んだのだろう。物を作ろうとしないのが普通になったバブル以降。大手フィルム会社の読影システムの値段見たら単純胸部レントゲンでの比較読影システムは*千万円これじゃ、どこも導入しないだろと・・・




胸部レントゲン(CXR)読影に於けるinter-reader reliabilityの問題克服に期待される、‘computer-aided detection’、すなわち、CAD技術を肺結核同定のため使用

  


Computer-aided detection of pulmonary tuberculosis on digital chest radiographs: a systematic review
Pande, T. et. al.
The International Journal of Tuberculosis and Lung Disease, Volume 20, Number 9, 1 September 2016, pp. 1226-1230(5)

CAD4TBだけ?
http://www.delftimagingsystems.com/computer-aided-detection-for-tuberculosis-(cad4tb)---delft-imaging-systems.html









閾値設定に難儀?

2013年8月27日火曜日

診断への自信過剰は、診断正確性と一致せず、追加検討も行われない

医師の診断正確性と自信満々さ、すなわち、confidenceとの関連性

その2つはかならずしもマッチしておらず、診断が外れても、毅然と診断に自信をもち、追加的検討がなされないことがある。過剰な自信は、誤った理由付けの認識がなされてないわけである


Physicians’ Diagnostic Accuracy, Confidence, and Resource Requests
A Vignette Study
Ashley N. D. Meyer, et. al.
JAMA Intern Med. 2013;():-. doi:10.1001/jamainternmed.2013.10081.

【目的】   医師の診断キャリブレーションで、定義として診断正確性と、その正確性へのconfidence、そして、診断プロセスの作成変化と、臨床症例像の診断困難性増加変化

【デザイン・セッティング・被験者】
オンラインの医師コミュニティーからの一般内科医を登録し、4つの以前確認された診断困難臨床症例像の診断を問う( 2つは容易、2つは困難)

症例をウェブベースフォーマット提示、4連続相疑似診断解決:病歴、身体所見、一般的検査データ、確定診断検査
いずれの相でも、医師は1−3の鑑別診断を残し、confidence判断を記録する。
確定診断検査データ提示前、医師は、どの症例の診断でも必要とする追加リソース同定を問われる (ie, 追加検査、セカンドオピニオン、その辺の人に聞くこと、リファレンス、, 照会、リファレンス・マテリアル)

【主要アウトカム】
診断正確性(スコア 0 or 1)、診断正確性 (0 - 10)、 診断のキャリブレーション、追加リソース要求の有無

【結果】
米国内の地域的に広範囲の118名の医師
正確な診断は 容易症例 53.3%、 困難症例 5.8% (p < 0.001)


容易例と困難例間で。診断正確性の大きな差があるが、confidence上の違いは比較的少ない  (7.2 vs 6.4 out of 10, for easier and more difficult cases, respectively) (P < .001) 、そして臨床的に有意でない程度。


全体からみると、診断キャリブレーションは、より診断困難例で悪く  (P < .001) 、 そして、診断は正確だと過剰な自信にもとづくと特性化さ

confidenceが高いほど、追加診断検査要求が少ない (P = .01);より難問題症例では、追加reference material要求が多くなる (P = .01)


【結論】
この研究結果では、医師の診断への自信レベルは、その診断正確性・症例困難さとも比較的insensitiveである。 
このミスマッチの認識こそが、診断間違いをしている困難症例での再検討されない理由となる。



2013年1月15日火曜日

Google先生に診断を求める米国人は、3.5割 ・・・ 同一疾病患者同士のソーシャルコンタクトが新しい流れ?

Pew Internet Project
http://pewinternet.org/Reports/2013/Health-online.aspx


3100名の米国国内電話調査


リアルな医者に受診する前に、検索エンジンや医療系ウェブサイトを調べる米国人は、3人に1人となっている。

米国民の81%がインターネットを利用し、59%が昨年に医療情報をオンライン閲覧し、35%で自身あるいは他の人の病状を明確にするためオンラインを利用した経験を有する

さらに

・ 米国成人の70%が、医師もしくは他の医療専門家から、情報、ケア、サポートを得ている。

・ 米国成人の60%が、友人、家族から情報或いはサポートを得ている。

・ 米国成人の24%が、同じ健康状態の他人から情報或いはサポートを得ている。

医療情報のに関するソーシャルライフや、peer-to-peer医療に関してアップデート報告がなされている。




自己診断の危険性 とともに、同一疾患を有する仲間とのソーシャルコンタクトが流れに・・・

稀なる疾患やそうで無い場合でも、医療専門家が今は主な情報源である

“医療専門家受診を伴わないインターネットによる自己診断・自己判断服薬”は、頻回に、述べられるが、まだ国の電話調査や、極珍しい疾患同志のコミュニティーではまだ顕在化してない。

同志からのアドバイスは医療状況について医師・看護師からの意見を補完する。

一般的な調査では、インターネットユーザーは、オフラインで遭遇する医療専門家との関連が主であると述べている。

医療専門家からのオンラインの情報、ケア、サポートを利用しているというのはわずか5%。

13%はオンラインで友人、家族とコンタクトを持ち、5%は同病の仲間の患者とオンラインで関係を持つと述べている。

米国内では、総じて、オフラインでの医療従事者重視で、比較的健全である。

でも、日本の方が健全であるという証拠は全くない。



LATimesの解説記事がおもしろかったので大幅意訳追記
http://www.latimes.com/business/la-fi-tech-savvy-health-20130117,0,5353311.story

上記報告のごとく、米国の一般人は3名に1人は症状があるとき、サーチエンジンや医療ウェブサイトで受診前に確認をしている。


医師たちは、サイト一つのみではベストあるいはアップデートされた情報とは言えないとのべることが多い、しかし、有用なサイトもあることは確か。

NIHスポンサー/米国NLM管理ののMedlinePlusを推奨する医師たちもいる
http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/

シアトルの小児病院の医師Dr. Wendy Sue Swansonは、 Centers for Disease Control and Prevention website のhttp://www.cdc.gov 、それに、American Academy of Pediatricsの website  http://www.HealthyChildren.org をpeer-reviewed 医療情報サイトとして推奨している。

ニューハンプシャーのプライマリ医師、Dr. Kevin Phoは、 “.org”や、“.gov”というサイトを勧める。(日本では、org.jpでは偏った団体の主張が多いので注意)

宣伝のためだけのサイトがあるので、注意必要。

“Medical Library Assn”は、コンシューマー医療サイトのリストで、最も有用とされたモノのまとめであり、がん、糖尿病、、心疾患の情報が多い
 http://www.mlanet.org/resources/userguide.html

大多数のネットユーザーは、GoogleやBingを用いる。検索タームを絞ることでさらに有用かもしれない。たとえば、“cancer, chemotherapy, side effect"のほうが単に"cancer"と検索するより目的とするサイトに到達しやすい。子供の例として、“children flu shot, AAP”とすると、AAPのサイトからインフルエンザワクチン情報が得られやすい。

加えて、受診前にオンライン検索した場合、情報入手のデジタル・ペーパーでそれを保存することを勧める。
「記載物を求めると、彼らはどこにあるか分からなくなる。知りたいことをネットで入手した場合、それを印刷し、医師たちと共に共有することを勧める」
スタックとして示せるツールがスマートフォンなどで存在するためそれを勧めているとのこと(e.g. EvernoteやInstapaperなどか・・・)。


患者達はネット使用によりよりパワーを持ちつつある故にリアリティーに直面する。
我々はgatekeeperでなく、いわば学芸員(キュレーター)となるべきで、豊富な情報を通して、患者をシェファーする役割となっている。

さらに、受診前に気分が悪い状況のとき何をすべきか明記することは別に新しいことではない。自宅でトリアージプロセスはスタートしており、常にそれを行ってきたはず。多くのリソースが今存在する。本や電話に加え、現在では、オンラインで調べ、そして、ブログポストを詠み、同様な診断の人たちにそれを聞いているに過ぎない。

2012年2月4日土曜日

商用Whole-Exome Sequencing :個別診断事例

American Journal of Human Genetics掲載の、単純な血液検査の組み合わせで、重症メタボリック疾患の型別診断に対し、ゲノム・エピゲノム次世代シークエンサーである、商用ゲノム"executive summary" scanの報告。



Emory University School of Medicine と Sanford-Burnham Medical Research Institute

 2011年商用提供された比較的安価で、genome scientistにとって解読部分効率改善した、“whole-exome sequencing” を用いて、glycosylation disorder mutationを子供で検出。

DDOSTと呼ばれる遺伝子は報告なし

Emory Genetics Laboratory は、臨床診断サービス準備中。

M.A. Jones et al.
DDOST Mutations Identified by Whole-Exome Sequencing Are Implicated in Congenital Disorders of Glycosylation, online first, 
Am. J. Hum. Gen (2012). doi:10.1016/j.ajhg.2011.12.024

解説: Whole exome sequencing identifies cause of metabolic disease
Woodruff Health Sciences Center | Feb. 2, 2012
http://news.emory.edu/stories/2012/02/whole_exome_sequencing/index.html

2012年1月23日月曜日

医師報酬により心臓検査オーダー影響を受ける

この論文、気になってたけど、そのままスルーしてた論文。

Association between physician billing and cardiac stress testing patterns following coronary revascularization.
JAMA. 2011 Nov 9;306(18):1993-2000.

医師報酬により、ストレス心エコー・核医学検査オーダーの程度が異なってくるという話。

冠動脈再建術後のストレス検査は、Journal Watchによると、"Appropriate Use Criteria for Cardiac Radionuclide Imaging"(ACCF/ASNC/ACR/AHA/ASE/SCCT/SCMR/SNM 2009 Appropriate Use Criteria for Cardiac Radionuclide Imaging)では、以下のごとく、無症状・血管再建術が成功下で行われている状況では、通常、“不適切検査”となる。


 Figure 6 




経済的インセンティブが医師に臨床実践へ与える影響のいかんについて厳格な検査が進行中である。
冠動脈再建術後の医師報酬とストレス試験の関連を、連邦保険からのデータで検討。

17847名の成人(平均年齢55、21%女性) の心臓関連外来患者で、86%関連症状なしの可能脈再建術後90日超過患者、2004年11月1日から2007年6月30日まで

循環器医師(医師への報酬約半分)のうち、技術・専門報酬70%、14%、どのサービスでなくても16%の場合を比較。

全体的に、指定外来30日以内、ストレス試験施行 12%(核医学ストレステスト 10%、 エコーストレス 2%)。
多変量解析にて、医師報酬状況はストレス試験の尤度に相関。

どのタイプの報酬もなかった医師に比べ、技術・専門報酬は特にreferが多かった (odds ratio, 2.2; 95% confidence interval, 1.6–2.9)。逆に、専門報酬飲みの場合は軽度の尤度(統計学的有意差無し)

 AUC(ACC)はルーチンのストレス試験を推奨してないが、この研究では、一任的検査施行として、8名の患者の内1名で行われてしまっている。症状により施行示唆された場合ももちろんあるが、内場合もあった。さらに、解釈に対して報酬を行うことがオーダーに影響を与えていることが考えられる。
多くの説明因子が考えられるが、経済的インセンティブがケアの質に影響を与えていることは確か。





2012年1月19日木曜日

心不全:肺動脈収縮期血圧は死亡率の予測要素

心不全住民の肺動脈収縮期圧:pulmonary artery systolic pressure (PASP) は有意に塩部と関連し、確立したリスク要素以上にリスク予測に役立つと、前向き研究で判明


Bursi F, McNallan SM, Redfield MM, et al.
Pulmonary pressures and death in heart failure a community study.
J Am Coll Cardiol 2012; 59:222-231

1000名を越える解析で、拡張能測定、BNPなどを含む既知の予測因子独立的に全原因死亡、心血管死亡リスク要素となる。
左室駆出率は肺動脈収縮期血圧による変動は少ない。
駆出率低下あるいは温存症例でも肺高血圧の影響は変わらない。





Hazard ratio (95% CI)* for mortality by tertile of pulmonary arterial pressure measured by Doppler echocardiography in community-based heart-failure patients


End point at 1 y Tertile 2, 41-54 mm Hg Tertile 3, >54 mm Hg
全原因死亡率 1.45(1.13-1.85) 2.07(1.62-2.64)
心血管死亡率 1.75(1.17-2.60 2.50(1.69-3.71



COPDなしの患者でも同様で、心房細動なし、左室駆出率<45%でも、この結果は同様。

心不全住民患者での肺動脈収縮期血圧の予後因子強度を他の予後因子モデルに振り向けた。年齢、性、心不全発症状態、合併症指数、貧血、左室駆出率、拡張能、COPDは、 integrated discrimination improvement (IDI)の4.2%の増加(p<0.001)をもたらし、 net reclassification improvement (NRI) indexでは、14.1%増加を示した(p<0.002)

結果、肺動脈収縮期血圧をアウトカム測定要素として加えることは、死亡率エンドポイントに対して標準的なアウトカム予測改善をもたらす。




遠隔皮膚科学:診断、臨床的効果、アウトカム 何れも改善効果

"Impact of live interactive teledermatology on diagnosis, disease management, and clinical outcomes"
Lamel S, et al
Arch Dermatol 2012; 148: 61-65.





ライブ・テレメディスン コンサルテーション( live interactive teledermatology consultation)についてのカルテ後顧的レビュー検討

2003-2005年、1500名

受診医からの診断・治療比較で、1500のlive interactive teledermatology consultationの結果、診断変化 69.9%、診断マネージメントの変化97.7%

遠隔皮膚科受診1年内に2回以上の313名では、臨床的改善が68.7%に見られた。

多変量解析にて、診断の変化(P=.01)、疾患マネージメントの変化(P< .001)、遠隔皮膚科受診数(P < .001) は有意に臨床的アウトカム改善と関連。







皮膚科領域のtelemedicine
http://www.imic.or.jp/about/imicpdf/25_2/v25_2p04.pdf


日本でも皮膚科遠隔診断はさまざまなところで行われているようだ。
問題は、公的医療保険の適用に関して。
施設や居宅から動かせない患者さんたちへの利便性やアウトカムを考えれば、全身が必要だろう。

HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...