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2019年6月25日火曜日

抗コリン作動系薬剤と認知症リスク

認知機能障害に関して、ひょっとしたら認知症に関して修正可能な悪化要素の可能性がある抗コリン作動系薬剤


エディトリアルには・・・かような表題が・・・
Preventing Alzheimer Disease by Deprescribing Anticholinergic Medications
Noll L. Campbell, PharmD, et al.
JAMA Intern Med. Published online June 24, 2019. doi:10.1001/jamainternmed.2019.0676




Anticholinergic Drug Exposure and the Risk of Dementia
A Nested Case-Control Study
Carol A. C. Coupland,  et al.
JAMA Intern Med. Published online June 24, 2019. doi:10.1001/jamainternmed.2019.0677


重要性
抗コリン薬には短期間の認知的悪影響があるが、これらの薬を長期間使用での認知症のリスク増加するかどうかは不明

目的
55歳以上の人における抗コリン薬治療と認知症リスクとの関連性を評価

設計、設定、および参加者
nested 症例ー対照研究は、イギリスのGPで行われ、QResearchのプライマリケアデータベースに寄与。この研究では、認知症診断例48,769名と対照225,474名を、55歳以上、年齢、性別、GP、カレンダー時間マッチ化させ、抗コリン作動性薬剤暴露したかどうかを認知症リスク関連性評価
強力な抗コリン作用を有する56種類の薬の処方に関する情報を使用して、累積的な抗コリン作用薬の暴露量を測定。
データは2016年5月から2018年6月まで分析。

ばく露
抗コリン作動性薬剤の1日当たりの標準的な使用量(total standardized daily doses: TSDDs)総数:認知症診断前1−11年間と対照としては等価日数期間(指標日)


主なアウトカムと測定項目
交絡因子調整抗コリン薬累積暴露関連認知症のオッズ比(OR)

結果
研究population群 症例群と対照群 284,343名、女性 179,365(63.1%)、平均年齢 82.2 (6.8)歳
指標日1−11年間の抗コリン作動性薬剤処方無し群に比べ、認知症補正オッズ比は 最小カテゴリー(総暴露1-90 TSDD) 1.06 (95% CI, 1.03-1.09) 、最大カテゴリー(>1095 TSDDs)は1.49 (95% CI, 1.44-1.54) 。
1095 TSDDS超の抗コリン抗うつ薬、抗パーキンソン病薬、抗精神病薬、膀胱抗ムスカリン作動薬、抗痙攣薬で有意な認知症リスク増加(各々補正オッズ比 1.29; 95% CI, 1.24-1.34),  1.52; 95% CI, 1.16-2.00),  1.70; 95% CI, 1.53-1.90),  1.65; 95% CI, 1.56-1.75),  1.39; 95% CI, 1.22-1.57)


1095 TSDDs超の指標日以前、3〜13年前(AOR、1.46、95%CI、1.41〜1.52)および5〜20年(AOR、1.44、95%CI、1.32〜1.57)の曝露期間に限定された場合でも結果は同様。
80歳以前に診断された症例では関連性が強かった。
診断前の1〜11年間の総抗コリン薬暴露に関連する集団寄与割合:PAF(population attributable fraction)は10.3%であった。


結論と知見
いくつかの種類の強力な抗コリン薬にさらされると、認知症のリスクが高まる。
これらの知見は、中高年者における抗コリン薬への曝露を減らすことの重要性が強調される










吸入剤は入ってないぞ・・・


油断すると、クソ役人が馬鹿役人と化して馬鹿なことをしそうになる
国/厚労省は、認知症老人を増やす方向へ ;抗コリン剤市販拡大
日経新聞によれば、「抗コリン薬(プロペジリン:バップフォーなど)をOTC化」するそうだ・・・
https://kaigyoi.blogspot.com/2015/03/blog-post_27.html

PPIのOTC化、紛糾の末に「否」 2018/8/3
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201808/557305.html

noteへ実験的移行

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