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2017年5月23日火曜日

米国小児科学会:果物の代わりにジュースは間違い

米国小児科学会の新しい助言、ジュースを控えなさい、果物の香りやリフレッシュさを求めるならジュースじゃなく、果物の切片を食べ、のどが渇くためなら水と共に食しなさい・・・というもの

ビタミンC、ビタミンA、カリウム他栄養に関わる優秀な供給源となりえ、抗酸化作用を有するかもしれないが、食物線維をもつ果物の方が優秀で、血糖・コレステロール・腸管への作用など有益性をもつ。肥満への影響はジュースではなく、やはり果物の方が望ましい。さらに、虫歯への影響は違いがある。
2歳から18歳のこどもはフルーツの代用としてジュースを飲用していることへの危惧。

年齢的にアドバイスされており、6ヶ月未満は有害性のみ。6ヶ月から1歳までは1日4オンス程度に制限。6歳まではなるべく果物を勧め、10代までは1日8オンスまでの制限。



Fruit Juice in Infants, Children, and Adolescents: Current Recommendations
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2017/05/18/peds.2017-0967


米国FDAでは、フルーツジュースは100%のみ、100%未満の商品はその含有率を表示する義務を課している。







以下は、乳製品についてのことなのだが・・・
「Food is not just the sum of its nutrients」(食べ物は栄養素の単なる合計というわけではない)
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-05/fos--fin052217.php

料理関連のテレビ番組:「この食材は○○という栄養素があって、疲労回復に効果有り、こちらの食材は△△という栄養素があって・・・」とぶっちゃべる料理人や評論家、調理師、栄養師、医療関連資格保有者たち・・・

この人たちって、栄養素でしか食べ物をみてないのだろうか?

こういう人たちは、野菜も野菜ジュースも、果物も果物ジュースも同一と思っている?

2016年7月1日金曜日

メタボリックシンドロームとの関連:加糖飲料・人工甘味料・フルーツジュースなど 

加糖飲料類(SSBs)、人工甘味飲料、自然およびボトル化フルーツジュースとメタボリックシンドロームの関連性


肥満、糖尿病などと切り分けて議論しないといけないのかもしれない

そして、「日本のメタボリックシンドローム≠IFD基準メタボリックシンドローム」ということも・・・

Frequent Consumption of Sugar- and Artificially Sweetened Beverages and Natural and Bottled Fruit Juices Is Associated with an Increased Risk of Metabolic Syndrome in a Mediterranean Population at High Cardiovascular Disease Risk
Cíntia Ferreira-Pêgo , et. al.
J. Nutr. jn230367

背景: 加糖飲料とメタボリックシンドローム (MetS)の相関議論のあるところ 
目的: この解析は加糖飲料類(SSBs)、人工甘味飲料、自然およびボトル化フルーツジュースの摂取量と、MetS発生頻度を、心血管疾患(CVD)高リスク・ベースラインでのMetS存在しない高齢対象者で検討 
方法: PREDIMED (PREvención con DIeta MEDiterránea) study 前向き1868被検:ベースラインMetSなし
MetS 定義:updated harmonized criteria of the International Diabetes Federation, the American Heart Association, and National Heart, Lung, and Blood Institute
エネルギー・栄養素摂取:ベースラインと年ごとのvalidated 137-item food-frequency questionnaire
MetSとその要素の多変量解析ハザード比:HRをフォローアップ中平均摂取量から推定
摂取量カテゴリー大きい方 (1–5 and >5 servings/wk) を最小カテゴリ (<1 serving/wk)
<1 p="" serving="" wk=""> 結果: フォローアップ中央値3.24年間、MetS発生数930 
<1 p="" serving="" wk=""><1 p="" serving="" wk=""> 「5サービング超/週」カテゴリーは、「1未満/週」カテゴリーに比べ、MetS発生多変量HRs (95% CIs)は、SSBs 1.43 (1.00, 2.15)、人工甘味飲料 1.74 (1.26, 2.41)、ナチュラルフルーツジュース 1.30 (1.00, 1.69)、ボトル化フルーツジュース 1.14 (1.04, 1.65)

<1 p="" serving="" wk=""> 結論: SSB(加糖飲料)類と人工加糖飲料(1-5 サービング/週)の「時々程度の」飲料量は、心血管疾患(CVD)リスク高い中年・高齢者でのメタボリックシンドローム(MetS)の発生率とは相関せず。 
<1 p="" serving="" wk="">全種対象の飲料総数週5サービングを超える摂取量では、MetSとその要素いくつかのリスク増加と相関する。しかし、SSB類とボトル化フルーツジュースの、この対象群での消費回数そのものが少ないため解釈に注意が必要
<1 p="" serving="" wk="">
clinicaltrials.gov as ISRCTN35739639.







Consumption of sugar sweetened beverages, artificially sweetened beverages, and fruit juice and incidence of type 2 diabetes: systematic review, meta-analysis, and estimation of population attributable fraction
BMJ 2015; 351 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h3576 (Published 21 July 2015)
Cite this as: BMJ 2015;351:h3576

肥満と無関係にSSB摂取は、2型糖尿病発症と関連する
人工糖化飲料・フルーツジュースともに発症と関連、但しバイアスの可能性有り



2016年3月17日木曜日

コーヒー飲用:ガストリン増加するもストレスホルモン増加せず

gut-brain axisに影響を与える薬物的効果を有するコーヒー飲用
ガストリンを含むGIホルモンは、胃酸分泌をもたらし、GERD、胃痛、逆流、胸焼けとも関連する。一方、GI機能に対して防御的可能性も示唆する。
食後唾液Gastrin増加が見られ、胃酸分泌リズム調整する役割を果たす。コーヒーは冷たい、温かい、熱いにかかわらず増加が見られる。
ストレス関連的増加なのかどうか・・・


Acute effects of coffee consumption on self-reported gastrointestinal symptoms, blood pressure and stress indices in healthy individuals
Sotirakoglou,  et. al.
Nutrition Journal201615:26 DOI: 10.1186/s12937-016-0146-0 Published: 15 March 2016
http://nutritionj.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12937-016-0146-0


コーヒーの急性効果として、ストレス関連指標である唾液腺alpha-amylase (sAA)と血圧増加をもたらすが、唾液腺コーチゾルは増加しない。このことは交感神経系亢進を示唆する。
コーヒー後コーチゾル増加せず、sAA増加する減少はおそらく、抗ストレス効果を示唆するのだろう

2015年11月10日火曜日

エナージードリンク:血圧・アドレナリン増加、心血管リスク増加

エナージー・ドリンクの宣伝動画・・・かなり問題あると思う


Energy drink consumption in Europe: a review of the risks, adverse health effects, and policy options to respond
Front. Public Health, 14 October 2014
http://dx.doi.org/10.3389/fpubh.2014.00134


本来は、行政のRegulationが必要・・・消費者庁とかいう変な役所、日本政府、作ってなかったっけ?



エナージードリンクは、若年成人において有意に血圧とカテコラミンを増加させ、急性血行動態、アドレナリン作動性変化に関して心血管リスク増加の可能性を示唆。



A Randomized Trial of Cardiovascular Responses to Energy Drink Consumption in Healthy Adults
Anna Svatikova, et. al.
JAMA. Published online November 08, 2015. doi:10.1001/jama.2015.13744

25名の健康被検者(男性14名)、 29歳平均(95%CI, 26−31歳)、BMI 25

エナージードリンクにて収縮期血圧 6.2%増加 (vs プラシーボ 3.1%)、 拡張期血圧 6.8%増加 (vs プラシーボ 1.0%)、 平均血圧はエナージードリンク摂取後6.4%増加(vs プラシーボ 1.0%)、心拍変化に群間差無し。エナージードリンクは、ストレス刺激の種類を問わず血行動態反応促進認めず

エナージードリンク摂取後、平均ノルエピネフリン濃度 149.8 pg/mL (95% CI, 126.3-173.4 pg/mL) → 249.8 pg/mL (214.9-284.7 pg/mL)、対しプラシーボは、 139.9 pg/mL (95% CI, 116.3-163.5 pg/mL) → 178.6 (95% CI, 143.7-213.5 pg/mL (change rate: 73.6% [95% CI, 53.9%-93.2%] vs 30.9% [95% CI, 11.3%-50.6%]  P =  0.003 )



Levels of Caffeine, Glucose, and Norepinephrine Before and After Energy Drink Consumption



Changes in Hemodynamic Data Before and After Energy Drink Consumption (N = 24)


2015年3月3日火曜日

1日コーヒー3〜5杯で冠動脈カルシウム所見リスク減少?


この報告だと、コーヒー3〜5杯程度が適当ということになりそう。

A "coffee cup" is 1.5 dl or 150 millilitreshttp://en.wikipedia.org/wiki/Cup_(unit)


Coffee consumption and coronary artery calcium in young and middle-aged asymptomatic adults
Heart doi:10.1136/heartjnl-2014-306663 
目的 若年・中年無症状男女大規模サンプルに於ける習慣的コーヒー摂取と冠動脈カルシウム所見(CAC)頻度の相関性

方法 横断研究  信頼性ある食物アンケート、MDCTのCACスコアを含む、臨床的心血管疾患所見ない医療スクリーニング検査施行した男女  25 138名 (平均年齢 41.3 歳)
CACスコア比は、コーヒー飲用無しと比較したときのコーヒー消費量と関連するかどうか推定のための 共役要素補正後のrobust Tobit regression 解析。

結果
CAC検出頻度(CAC スコア 0超)は13.4% (n = 3364)
CAC 1-100 11.3% (n = 2832)
CAC 100超 2.1% (n = 532) 
コーヒー飲用 平均±SD 1.8±1.5 杯/日 多変量補正CACスコア比(95% CIs) 1未満, 1 - 3未満 , 3 -  5未満 , 5以上群を無摂取群>比較で検討すると、 0.77 (0.49 - 1.19) , 0.66 ( 0.43 - 1.02), 0.59 ( 0.38 - 0.93)  ,  0.81 ( 0.46 - 1.43) p for quadratic trend 0.01 
この相関は、年齢・性・喫煙状態・アルコール消費・肥満・糖尿病・高血圧・高コレステロール血症によるサブグループでも同様。
       
結論 臨床的な所見明らかでない男女の大サンプルにおいて、コーヒーの中等度摂取は、subclinical coronary atherosclerosis発生率減少と相関。



コーヒーの適正飲料量はそのターゲットや調査形式などによりばらつきあるようだ


コーヒー摂取量多いと、死亡率増加 ・・・ 特に55歳未満
http://kaigyoi.blogspot.jp/2013/08/blog-post_5073.html

週 28カップを超えると死にやすい




2型糖尿病:コーヒー摂取量が増えればリスク減少、減ればリスク増加

http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/04/2_7448.html




他、多発硬化症への予防効果 Greater Consumption of Coffee is Associated with Reduced Odds of Multiple Sclero
https://www.aan.com/PressRoom/Home/GetDigitalAsset/11535



2014年10月29日水曜日

たくさん牛乳飲むと、早死に、骨折しやすくなる ・・・ という大規模研究報告

ミルク摂取大量なら、男女とも死亡率・骨折と関連


Milk intake and risk of mortality and fractures in women and men: cohort studies
BMJ 2014; 349 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g6015 (Published 28 October 2014)
Cite this as: BMJ 2014;349:g6015

2つの大規模スウェーデンのコホート、61433名(ベースライン 39-74歳、1987-90年)
食事回数アンケート初回。2回目1997年。

主要アウトカム項目:多変量生存モデル:ミルク摂取と、死亡・骨折までの期間。


結果: 
平均フォローアップ 20.1年間
女性:死亡 15541名、 骨折17252名(股部 4259名)

平均フォローアップ 11.2年間
男性:死亡 10112名、 骨折 5066名(股部 1166名)

女性では、補正死亡率ハザード比比較、3以上のグラス杯/日では、1グラス杯未満/日に比べ、1.93(95%信頼区間 1.80 ~ 2.06)

ミルクのグラス杯数1増加あたり、補正ハザードは、女性で 1.15(1.13 ~ 1.17) 、男性で 1.03(1.01 ~ 1.04)

女性において、ミルクのグラス杯1増加あたり、全骨折形態に関しては 1.02(1.00 ~ 1.04)、股部骨折では 1.09(1.05 ~ 1.13)

男性において、同様、1.01(0.99 ~ 1.03)、 1.03(0.99 ~ 1.07)



2つの追加コホート、男性1コホート、女性1コホートのサブサンプルでは、ミルク摂取と、尿中8- iso - PFG2α(酸化ストレスマーカー)、血中IL-6(主要炎症マーカー)との正の相関性が見られた。



2014年4月2日水曜日

ダイエット飲料で心血管疾患イベント・死亡率増加

diet beverages :人工甘味ソーダ・フルーツジュースを含む、ダイエット飲料は、糖が加わり、さらに、カロリー密度高く、正常のフィードバックメカニズム混乱をもたらす。
これらの飲料2回、もしくは12オンス(340g程度) 超で、その後10年間の心血管イベント30%増加、そして、死亡リスクを50%増加させる。


もちろん、このようなダイエット飲料を常用する状況というのは、不健康なライフスタイル・食事の中身poorという状況が存在するのだろうが・・・


Diet Drink Consumption and the Risk of Cardiovascular Events: A Report from the Women’s Health Initiative
Ankur Vyas (University of Iowa Hospitals and Clinic, Iowa City)
http://www.abstractsonline.com/pp8/#!/3392/presentation/30445 

WHI観察研究:女性 59,614 名、平均年齢 62.8歳
非補正分析(8.69±2.69年間)、プライマリアウトカム(冠動脈性心疾患、うっ血性心不全、心筋梗塞、冠動脈再建術、虚血性卒中、PAD、CVD死亡)比較
ダイエット飲料 2以上/日 8.5%、5−7/週 6.9%、1−4/週 6.8%、0−3/月 7.2%


人口動態特性・BMI・喫煙・ホルモン治療・身体活動性・カロリー摂取・塩摂取量・糖尿病・高血圧・高コレステロール/糖加飲料摂取などを含むCVDリスク因子補正後は、2以上/日摂取で、CVDイベント HR 1.3, 95% CI 1.1-1.5)、 CVD 死亡率 (HR 1.5, 95% CI 1.03-2.3) 、全原因死亡率(HR 1.3, 95% CI 1.04-1.5) 、 0-3/月群比較で増加。


2014年1月17日金曜日

ダイエット飲料は肥満者・総摂取カロリー増加に寄与!

過体重・肥満成人では、正常体重成人よりダイエット飲料を多く摂取し、固形食品カロリー多く、総カロリー摂取が結果的に糖加飲料摂取過体重・肥満成人より多くなるという矛盾


現象記載に過ぎず、メカニズム考察が必要だが、肥満・体重増加者では、ダイエット・ペプシやダイエット・コーラなどは、減量につながらない。


Diet-Beverage Consumption and Caloric Intake Among US Adults, Overall and by Body Weight. 
Sara N. Bleich, Julia A. Wolfson, Seanna Vine, and Y. Claire Wang.  (2014). 
(Am J Public Health. Published online ahead of print January 16, 2014: e1–e7. doi:10.2105/AJPH.2013.301556)

成人に於ける、体重と、食事・飲料とカロリー摂取の関連性検討(24時間食事内容回想調査):National Health and Nutrition Examination Survey 1999–2010 data (adults aged ≥ 20 years; n = 23 965)

健康体重:11%、 過体重:19%、肥満22%で、ダイエット飲料使用

総カロリー摂取としては、ダイエット飲料使用者より糖加飲料(SSB: sugar-sweetened beverage)使用者で多い(2351 vs 2203 kcal/day; p=0.005))

しかし、健康体重成人だけで、その差は有意(2302 kcal/day vs 2095 kcal/day; P <  .001)

ダイエット飲料摂取の過体重・肥満成人では、固形食品からの摂取カロリーが多い(過体重: 1965 kcal/day vs 1874 kcal/day; P = .03; 肥満: 2058 kcal/day vs 1897 kcal/day; P < .001).

ダイエット飲料摂取毎日の固形食品ネット摂取量増加は、過体重成人で88kcal、肥満成人で 194kcal


2013年12月6日金曜日

環境ストレッサーのテロメア長への影響:飲料の種類で異なる コーヒー vs アルコール

最後まで読んでて、疑問となったのだが、そもそも、血中や細胞内濃度で、エスプレッソ濃度と同じ血中濃度のカフェインとか、エタノール5−7%ってあり得るのだろうか?


Rap 1、Rif1は環境ストレッサーとテロメア長との関連性で浮かび上がってきた遺伝子。400の遺伝子がテロメア長維持と関係しているそうだが、ゲノム安定性維持において遺伝子ネットワーク上重要な要素で、環境要素から遺伝子をまもるため重要な遺伝子と筆者等は主張


やっぱり、カフェインって寿命を短くするのだろうか?アルコールって長寿薬?

→ テロメア・寿命など簡単な説明: 細胞のがん化と密接な関係にあるテロメラーゼ活性


これがホントだと、コーヒーvsアルコールの問題というより、コーヒーなどはポリフェノールを豊富に含み相殺される部分もあるだろう。むしろ、カフェイン含量の多い、健康ドリンク(オロナインC、アリナミン、リゲイン・・・)やエナージードリンクは救われない飲料が問題だと思う。




アブダビ大学分子生物学バイオテクノロジー教授 Martin Kupiecらのチームの報告

ビールとコーヒーの飲料選択が、あなたの遺伝子に、寿命・長寿に関して、逆方向に向かうかもしれないという・・・ヒトと遺伝子相似性をもつイーストのストレスとテロメア長の研究で、カフェインはテロメアを短くし、アルコールはテロメアを長くする可能性

12の環境的ストレッサー暴露。カフェインは比較的低濃度で、エスプレッソの量程度のカフェインでテロメアを短くし、5−7%のエタノール濃度暴露でテロメアを長くする


Coffee or Beer? The Choice Could Affect Your Genome
Thursday, December 5, 2013
Tel Aviv University researchers: Coffee and beer may destabilize your genome http://www.aftau.org/site/News2?page=NewsArticle&id=19499





Environmental Stresses Disrupt Telomere Length Homeostasis.
Gal Hagit Romano, Yaniv Harari, Tal Yehuda, Ariel Podhorzer,
Linda Rubinstein, Ron Shamir, Assaf Gottlieb, Yael Silberberg, Dana Pe'er, Eytan Ruppin, Roded Sharan, Martin Kupiec.
PLoS Genetics, 2013; 9 (9): e1003721 DOI: 10.1371/journal.pgen.1003721


テロメアは、染色単末端で保護作用を有し、細胞加齢・疾患に重要な役割を果たすが、GWA研究により、Rap1/Rif1経路が環境シグナルに対するテロメア反応に中心的メディエータである


Strain BY4741を 100 generations 世代 YEPD
軽度環境下と適度環境下の対照比較 





2013年8月16日金曜日

コーヒー摂取量多いと、死亡率増加 ・・・ 特に55歳未満

大規模コホートにおいて、コーヒー摂取と全原因死亡率の正相関関係は、男性、55歳未満男女で認める。若年者は1日4カップ平均を超えるようなコーヒー過剰摂取が控えた方がよいと示唆

Association of Coffee Consumption With
All-Cause and Cardiovascular Disease Mortality
Mayo Clin Proc. n XXX 2013;nn(n):1-9 n http://dx.doi.org/10.1016/j.mayocp.2013.06.020 (pdf)


43,727名、 699,632人年フォローアップ
17年間フォローアップ中央期間にて、心血管脂肪512名
多変量解析にて、男性において、コーヒー摂取増加するほど全原因死亡率増加

28カップ/週を超える男性では、全原因死亡率増加(ハザード比 [HR], 1.21; 95% CI, 1.04-1.40) 
しかし、年齢毎層別化後、若年(55歳未満)男女で、コーヒー摂取(28カップ/週)を超える場合と、全原因死亡率は、寄与要素・フィットネスレベル補正後、有意な相関を認めた(HR, 男性 1.56; 95% CI, 1.30-1.87、女性 2.13;95% CI, 1.26-3.59)。

2013年7月23日火曜日

緑茶・紅茶の心血管疾患への一次予防直接エビデンス ・・・ 存在しないに等しい

飲用物の健康への効果研究いずれもがエビデンス品質レベルが低く、断定するにはほど遠い。だが、マスメディアや軽口評論家により、断定的な話にすり替わり、市井に流布していく・・・そして、業界がそれを利用し、宣伝に使う・・・そういう悪循環。


以下のCochraneレビューの結果だと、心血管疾患一次予防効果としての緑茶・紅茶の検討研究、特に、長期研究は、かなり稀。故に、心血管疾患予防効果としてのエビデンスは限定的。CVDリスク要素への改善効果を示唆する限定的いエビデンスは存在する。
だが、それぞれの解析に値する検討数が少なすぎるため、取り扱いには注意が必要で、長期フォローアップを有する質の高い研究が必要。

これがホントなら、LDL値の変化、血圧の変化を見れば、心血管疾患アウトカムへ影響与えるほどのインパクトだと思う。COI配慮された第三者機関が高品質なトライアルすれば良いのだが・・・


Green and black tea for the primary prevention of cardiovascular disease
Louise Hartley, et. al.
Editorial Group: Cochrane Heart Group
Published Online: 18 JUN 2013
Assessed as up-to-date: 12 OCT 2012
DOI: 10.1002/14651858.CD009934.pub2

緑茶・紅茶に関するRCTは11で、対象被験者は 総計 821名
緑茶は7つ、紅茶は4つ
アウトカムとして心血管イベントを採用したのは無し
紅茶では、LDL、コレステロール血圧(収縮期、拡張期血圧)で減少効果
血圧(収縮期 : MD -1.85 mmHg, 95% CI -3.21 〜 -0.48、 拡張期 (DBP): MD -1.27 mmHg, 95% CI -3.06 〜 0.53);何れも6ヶ月間
感度分析安定だが、トライアル数がかなり少なく解析に適せず、バイアス・リスク存在


緑茶も統計学的に有意減少効果:総コレステロール、血圧
血圧(収縮期血圧 (SBP): MD -1.85 mmHg, 95% CI -3.21 〜 -0.48、 拡張期血圧 (DBP): MD -1.27 mmHg, 95% CI -3.06 〜 0.53);何れも6ヶ月間
これも、検討数が少なく解析に適せず、さらには感度分析不安定
副作用イベントは5研究で行われ、前立腺がん、インフルエンザ入院、虫垂炎、網膜剥離などだが、ダイレクトな介入寄与可能性は少ない。
LDL(差平均(MD) -0.43 mmol/L, 95% 信頼区間 (CI) -0.56 〜 -0.31)
LDL(差平均 -0.48 mmol/L(-18.6 mg/dL), 95% 信頼区間 (CI) -0.77(29.8) 〜 -0.46(17.8))



習慣性コーヒー摂取と心代謝疾患、心血管健康、全原因死亡率

観察研究がほとんどで、高品質前向き対照などされてない研究が実態のコーヒー摂取と健康アウトカムの関連性研究。そういう限界の中、全体から見れば、中立的からやや健康に良いのかもしれない。




Effects of Habitual Coffee Consumption on Cardiometabolic Disease, Cardiovascular Health, and All-cause Mortality
James H. O’Keefe,  et.al.
J Am Coll Cardiol. 2013;():. doi:10.1016/j.jacc.2013.06.035

コーヒーは米国内で、水の次に最も頻用されいる飲用品で、成人ではカフェイン摂取の主な供給源。コーヒーの生物学的影響が存在するが、カフェインの作用も限定的でない。
コーヒーは数百の生物学的活性成分を含む複雑な飲用品で、慢性的コーヒー飲用の健康への影響は幅広い。


心血管という立ち位置からみると、コーヒー摂取は2型糖尿病、高血圧、肥満やうつといった他のCV関連疾患リスク減少に働く可能性がある。しかし、脂質特性に関して含有物次第では悪化的に働く可能性がある。


関わらず、増加するデータ本体により、習慣性コーヒー摂取は、冠動脈性心疾患、うっ血性心不全、不整脈、卒中を含む様々なCV副事象アウトカムに対するリスクに関して中立的からベネフィットを有するという報告となっている。
さらに、大規模疫学研究により、コーヒー定期飲用は死亡率リスク、心血管疾患・全原因死亡を減少することが示唆される。


可能性のあるベネフィットとしては、神経変性疾患への防御作用が含まれ、喘息コントロール、特定の胃腸疾患リスク減少も含まれる。

コーヒー2−3カップ連日飲用は安全であるようで、研究された健康アウトカムのほとんどで中立〜利益的である。


しかし、コーヒーの健康への影響の大部分は観察研究で有り、ランダム化対照研究はかなり少なく、その関連性は原因的に示されてない。さらに、定期コーヒー摂取利益性可能性は、(カフェイン含量の多いことに起因することがほとんどだが、その)内在リスクに対する重み付けがなされるべき。すなわち、不安、不眠、震せん、動悸、骨減少、骨折のリスク増加。

2013年1月9日水曜日

高齢者では、アスパルテームなどの人工甘味料飲用で“うつ”増加

American Academy of Neurology年次総会発表予定報告
情報ソース: http://www.medpagetoday.com/Geriatrics/Depression/36761

Honglei Chen ( National Institutes of Health in Research Triangle Park, N.C.)らによれば、
26万3925名を登録し、1995-1996年の飲料水飲用をレビューし10年以降、2000年以降のうつ診断を調査。うつ発症 11311名。

甘味飲料を、毎日4缶のむと、 うつリスク30%増加(オッズ比 1.30 95%CI 1.17-1.44 、P<0.001)。しかも、人工甘味料ダイエットドリンクでもうつ増加という大規模前向き研究の結果

ダイエットソーダによる、うつリスク増加は、31%(OR 1.31、95%CI 1.16-1.47)
レギュラーソーダによる、うつリスク増加は、22%(OR 1.22、95%CI 1.03-1.45)

コーヒー4杯摂取は、約10%ほどうつリスク減少(OR 0.91、95%CI 0.84-0.98、p<0.001)

ソーダと比較し、4缶・4杯以上のフルーツポンチ飲用は、38%もうつ診断尤度増加(OR 1.38、 95%CI 1.15-1.65 p<0.001)
さらに、フルーツポンチ飲用なしに比べ、ダイエットフルーツポンチではうつのリスク51%増加(OR 1.51、95%CI 1.18-1.92)
("diet fruit punch"をググると、いわゆる人工甘味料ベースの果汁などの混ぜ物が検索される)
一方、普通の糖を加えたフルーツポンチだと、8%(OR 0.79-1.46)のみ増加で有意差認めず。

ダイエット・アイスティー(e.g. http://www.liptontea.com/product/detail/141485/diet-green-tea-lemon 日本でも類似飲料よく見掛ける、人工甘味料による甘みづけティー飲料)でもやはり通常の糖甘味アイスティーと比べ打つリスク高い (OR 1.25, 95% CI 1.10 to 1.41 vs OR 0.94, 95% CI 0.83 to 1.08)

成分で検討すると、アスパルテーム多いほど35%増加 (OR 1.36, 95% CI 1.29 to 1.44)し、カフェイン高摂取では17%減少(OR 0.83、0.78-0.89)


人工甘味料関連


特保ペプシ:科学的根拠が薄いのに日本国行政が認め推奨したと全米が驚いた H24/11/19
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/11/blog-post_19.html

・・・・正しくは、“驚き、あきれた”。


糖化飲料量と虚血性心疾患・中間パラメータの関連性明らか H24/03/13
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/03/blog-post_2104.html
人工甘味料入り飲料消費は、CHDと有意な相関認めず
糖加飲料摂取では、TG、CRP、TNFr1、 TNFr2の増加。  HDL, Lp(a)、 leptin減少 (p values < 0.02)などの変化をもたらすが、人工甘味料では認めない。

非栄養甘味料:AHA・ADA ステートメント ・・・ 上乗せして使っても効果無いよ! H24/07/11
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/07/ahaada.html
““カロリー・ゼロ商品”と消費をあおっても、減量につながらない”


ダイエットソーダ連日飲用だと卒中リスク5割増し 2011年 02月 10日
http://intmed.exblog.jp/12085795/


人工甘味料・減塩補助人工添加物は細菌感染を考え食の安全を考えなければならない 2007年 10月 30日
http://intmed.exblog.jp/6376369/
1990年 英国で、hazelnut yoghurtに人工甘味料であるaspartameを砂糖に代替して使用したところ、食品由来のボツリヌス症が大発生した。
「ヒト宿主内の消化とそれに関わる前の、こういった添加物の病原性細菌増殖の役割に関して情報が少ない。」と彼らは述べている。


HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...