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2014年10月10日金曜日

メーカー・スポンサーのトライアルはどれほど偏ってるのか? スタチンのLDL減少効果での検討

メーカー・スポンサーのトライアルはどれほど偏ってるのか?



LDL減少効果の比較だから、臨床トライアルとしてのインパクトは低いが、差があれば、やはりメーカースポンサーのトライアルは問題があると言えるのかもしれない。


結果的には差が認められなかった。


Industry sponsorship bias in research findings: a network meta-analysis of LDL cholesterol reduction in randomised trials of statins
BMJ 2014; 349 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g5741 (Published 03 October 2014)
Cite this as: BMJ 2014;349:g5741



LDL低下効果について、メーカー・スポンサートライアルと、メーカー・スポンサーでないトライアルでは、その差が認められない。

メーカースポンサーのトライアルでは、平均減少値は、メーカー・スポンサーでないトライアルに比べ、1.77 mg/dL(95% 信頼区間 -11.12 ~ 7.66)






いずれも自社製品有利に設定したと過程
シナリオ1: 最大用量設定しての比較
シナリオ2: 種々用量にて比較して差を有さないだろうという想定






2014年7月24日木曜日

臨床トライアルのためのインフォームドコンセント獲得ガイダンス文書 アップデート

臨床トライアルのための、インフォームドコンセント獲得のためのガイダンス文書アップデート

米国FDA発行:インフォームドコンセントガイダンス
http://www.fda.gov/RegulatoryInformation/Guidances/ucm404975.htm#Introduction





記事解説:
http://www.medpagetoday.com/PublicHealthPolicy/ClinicalTrials/46888
ラベル
1988年発行されたガイダンスのアップデート
トライアル記載、そのリスク、ベネフィット、代替治療、confidentiality(守秘性)、障害発生時補償を含む。
同時に、研究者や制度上レビューボード(IRBs: institutional review boards)が、インフォームドコンセントを適切に、FDA条件に合致するかを保証確認する。


2013年10月15日火曜日

【プラシーボ・システマティックレビュー】経口プラシーボより、偽鍼や偽手術でプラシーボ効果大きい

プラシーボ効果っても、説明もさほどせず通常の薬剤の通り投与すれば、効果少ないってのは直感的に分かる。一方、比較的大げさなプラシーボ手技、例えば、鍼灸などツボを外す程度のsham-プラシーボや、手術してないのに手術したように見せかけるsham-手術だと、その効果は明らかに大きい。


特に、疼痛に関しては、心理的・スピリチュアルな要素がその閾値に与える影響は大きく、神秘的な要素のあるもの・難解なものや逆に民族的に固着した介入処置など、そこから得られる効果は大きいはず。


片頭痛プラシーボ治療をモデルにこのプラシーボ治療手技毎にその程度が異なるか検討報告

Differential Effectiveness of Placebo Treatments
A Systematic Review of Migraine Prophylaxis
Karin Meissner, et. al.
JAMA Intern Med. Published online October 14, 2013. doi:10.1001/jamainternmed.2013.10391

【序文】  ランダム化臨床トライアルの結果解析でプラシーボ対照比較した特異的影響多大なる治療は最も有効性ある治療法と考えられる。プラシーボ対照群のシステマティック指標の改善指標ばらつきはプラシーボ対照トライアルの解釈上重要な意味合いを持つが、このテーマの基礎知識は貧弱。

【目的】 プラシーボ治療の種類により反応・効果が相関するか検討するため、片頭痛予防研究をモデルとして、この解析を行った。

【研究デザイン・セッティング・被験者】 2012年2月情報源明らかなものを調査、著者等にコンタクトし、プラシーボ対照群を用いた実験治療比較においてランダム過誤最低8週後の観察期間を持つランダム臨床トライアルを同定。
治療反応比率に対するプラシーボ種類によるpooled random-effects estimatesを計算
heterogeneity源同定のためメタ回帰解析施行し、ネットワークメタ解析にて、トライアル内・間の直接・間接比較を組み合わせ行った。追加解析は連続アウトカムに対して行った。

【暴露】積極的片頭痛治療とプラシーボ対照条件

【主要アウトカム・測定値】治療レスポンダー(奏功者)比率を、最低50%未満の発作回数効果と定義。片頭痛日数中の50%以上の指示preference利用アウトカム、頭痛日数回数、頭痛スコア、患者医師評価による改善度

【結果】 102のトライアル検討し、うち、23はメタアナリシスとして不十分データで検討せず。
sham 鍼やsham手術では、経口薬物的プラシーボより片頭痛回数減少率多い (レスポンダー比率 0.38 [95% CI, 0.30-0.47])、0.58 [0.37-0.77]) 、さらに、経口薬物プラシーボより片頭痛回数減少と相関  (0.22 [0.17-0.28])し、多変量解析後プラシーボ群での唯一の予測要素伴っている (P = .005 and P = .001)


Network メタ解析で、sham 鍼群では、経口薬物プラシーボより、より奏功患者数が多い  (オッズ比, 1.88 [95% CI, 1.30-2.72])
持続アウトカム対応解析でも同様所見。


【結論と解釈】 Sham acupuncture やsham surgery は、経口プラシーボより、治療奏功率が高い。
片頭痛患者治療臨床医は、非特異的効果によるやり方でも包括的効果が存在することに留意すべきで、治療効果の程度も、治療モダリティー間の差に起因することも留意すべき。


2013年7月13日土曜日

ランダム化対照トライアル:基礎臨床特性補正は半数、補正による結果影響半数弱、補正プラン事前登録わずか6% ・・・ 日本内外とも臨床治験はいんちきの嵐

臨床トライアルって、相手が人間だけに、机上通りいかないもの
仮説検証通りに結果がでることを願うのも人情

おそらく日本だけの話ではない
ただ、あのPROBE法ってのは、効果判定するものがいかにブランド化されても、治験者がオープンになっていては、恣意性が入り込むのは当然。特に、入院判断において・・・
ランダム化トライアルにもいろいろあって、ブランド化次第で大きく違いが出る。


インチキ治験の源 ・・・ PROBE法 これが京都府立医大などの醜聞の大元

PROBE法すべてに異論が出るのは当たり前・・・治験者側に便利な方法だが、信用してはいけない研究方法 ・・・ そもそも、まともなレフリー存在雑誌に掲載される方がおかしい。掲載された雑誌の信憑性にも問題があるはず。

ランダム化対照トライアルに関して、ベースラインなど補正が実行されているか?
また、補正による結論への影響に関する調査

ベースライン特性で統計学的検討されたのは半数
補正影響は40%で存在
補正プランは、トライアルそのものの登録時記載されたのはわずか6%


意図的とすれば、発表者・筆者に良いように、補正されている可能性


日本内外とも臨床トライアルというのは信用してはいけない、特に、ベースラインやその補正などへも眉につばをつけて・・・


Practices and impact of primary outcome adjustment in randomized controlled trials: meta-epidemiologic study
BMJ 2013; 347 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f4313 (Published 12 July 2013)
Cite this as: BMJ 2013;347:f4313

目的 ランダム化対照トライアルのプライマリアウトカム対する補正実行の評価、そして、結果へのインパクト

デザイン Meta-epidemiologic study.

データ源 Journal Citation Reports 2009に従ったインパクトファクターの高い25の生物医学ジャーナル

血球選択 Randomized controlled trials published in print in 2009 that reported primary outcomes. The search yielded 684 eligible papers of randomized controlled trials, of which 200 were randomly selected.

データ抽出 2名の研究者が独立して、研究住民、介入、プライマリアウトカム、プライマリアウトカムの補正プランに関するデータ抽出
 補正・非補正下で、介入効果の程度と統計学的有意性も記録し、補正にて名目有意性がレベル差が有るかどうか推定。
 居住者からプロトコール集積した情報で、出版トライアル vs トライアルプロトコールモデル補正に関するプランを解析した。


結果 層別ランダム化は54%でなされ、群間比較ベースライン特性存在は96%、統計学的検討のあったベースライン要素評価は46%。

主要アウトカムに関して補正解析したのはトライアルの半数で、その中でも単純解析29%、非補正解析21%。

層別変数補正・ベースライン変数補正がなされたのは、それぞれトライアルの39%(42/108)、42%(84/199) 


補正・非補正解析40比較において、統計学的有意影響あったのは43%、非有意影響は40%、2つの解析中1つのみでも有意効果有り片方で有意でなかったのは18%。

モデル補正に関わる解析プラン情報は、トライアル登録では6%(9/162)のみ、デザインペーパーは78%(21/27)、著者から獲得したプロトコール74%

解析プランは出版トライアル・登録、プロトコール、デザインペーパー間で一致しないもの47%(28/60)


結論 プライマリアウトカムが、ランダム化対照トライアルにおいて補正されてるか否か、いかに補正されているかには、大きなばらつきがあり、その選択は時に結果の名目上の意味合いを変える場合がある。
登録プロトコールは主要アウトカムの補正プランを明確に特異化すべきで、解析もこのプランに従うべき。


いんちきトライアル結果で、臨床ガイドラインができてるんですけどね

司法・行政・マスコミのみなさんも良く理解しておいてほしい現状

2013年7月1日月曜日

JAMA:メーカー資金提供研究統計解析条件緩和方針 ・・・ 独立機関の統計解析でなくても受容

”小林製薬のいんちき治験”はお話にならない世界だが・・・

大阪市の病院、治験データ改ざんの疑い 小林製薬の肥満薬開発
2013/6/30 19:52
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG3001X_Q3A630C1CC1000/
 小林製薬(大阪市)が開発していた肥満症向け一般用医薬品(市販薬)の開発を巡り、大阪市西成区の千本病院が依頼され実施した臨床試験(治験)のデータの一部が改ざんされた疑いがあることが30日、同社への取材で分かった。治験に参加した一部の被験者の身長が実際より低くカルテなどに記載されていた。

 同社は2011年11月に治験結果を基に、国に市販薬としての製造販売を承認申請したが、今年3月にはデータに疑義があるとして申請を取り下げた。

 千本病院は30日、「被験者の身長に事実と反する記載があったが、治験は退職した医師が主体的に行っていたので十分な経緯を把握できていない。重要かつ深刻な問題と認識しており、真実の解明に努めたい」とするコメントを発表した。

 小林製薬によると、治験には10年から11年にかけ、計72人が参加。千本病院の職員が6人含まれ、うち4人について、治験登録のため測定した身長が同時期の健康診断の測定値に比べ、約4~10センチ低かった。

 4人の身長と体重から肥満度を算出する体格指数(BMI)は実際、23.44~26.61の範囲だった。治験登録時は身長を低くされたため28.34~30.35まで上昇したという。小林製薬は被験者の参加条件をBMIが25以上35未満に設定し、同病院にはBMIが偏らないよう求めていた。

 治験支援会社が同病院を小林製薬に紹介、被験者の身長・体重などの測定のためスタッフも手配した。

ノバルティスの降圧剤に関する治験疑惑そのものは大問題。だが、「元社員がデータ分析に関与してた部分」は問題なのだろうか? 皮肉なことに、JAMAのメーカー資金提供研究報告に関する統計解析条件緩和の方向性には合致していることになる。

JAMA Eases Stance on Trials from Industry
medpage Jun 21, 2013
http://www.medpagetoday.com/PublicHealthPolicy/Ethics/40021

JAMAは、製造会社ファンドのトライアル統計解析を独立して行うよう8年間要求して多が、それを緩和するとのトップエディターであるHoward Bauchnerが表明
2005年当時のチーフCatherine DeAngelisが、メーカースポンサー・メーカー解析研究を許容しない方針で、独立した学術的生物統計学の解析を必要とした。


方針転換の理由付けは表向きは、ここ10年で、臨床トライアルの標準化、臨床研究信頼性の危機への理解増加、データの透明性更新、ポリシー変化の経験強化のためということで、方針変更らしいが・・・

メーカースポンサーの出版物に関する障壁形成に多くの人が懸念をもったという表向きの理由

実際は、NEJMや the Lancetなどの競合ジャーナルがこの方針に追随せず、2009年メーカー基金トライアルは減少し、約1/4に減ったことが大きいと思われる。
メーカーファンドだからといって自動的に掲載拒否ってことにも現実的にはなってなかったわけで、今の方針転換は、現状追認と言えるかもしれない。




2013年1月4日金曜日

植込み型除細動:臨床トライアルと臨床実践で死亡軽減効果乖離認めず

植込み型除細動による生存率に対する効果に関して、臨床トライアルと、実践の場で、差を認めないという報告

米国内のMADIT-II、SCD-HeFTという一次予防臨床トライアルのデータと、米国内大規模登録データとの比較


 Survival of Patients Receiving a Primary Prevention Implantable Cardioverter-Defibrillator in Clinical Practice vs Clinical Trials
Sana M. Al-Khatib, et. al.
JAMA. 2013;309(1):55-62. doi:10.1001/jama.2012.157182.


臨床トライアルのサンプルと、実際の臨床対象のバックグラウンドが大きく異なることが想定される。薬物でも、トライアル参加してもらえる対象者が、臨床使用と同じような分布の背景であることの方がめずらしいと思う。

一次予防ICDトライアルで問題視されたのは、対象者に合併症が少ないことで、通常の臨床状況と異なるのではないかと危惧されていた。




日本の臨床研究では、これほどの規模で、トライアルと実地臨床の乖離に関する、こういうきめ細かな検討がされることはほぼない・・・ 結果、製薬会社や機具業者のやりたい放題

2012年10月24日水曜日

うますぎる話となってる新規知見にはいんちきが多い

 著明な"effect size"を示す新発見報告って、追試やメタアナリシスで、尻すぼみになることが大多数


非常に目立つ“effect size”を示す研究報告は、一般には、サンプル数が少なく、そして、追試ではその"effect size"減少となることが多い。さらに、メタアナリシスとなると、ほとんどが、"effect size"は減少する。

臨床トライアルや報告で、"画期的新発見"だと、騒ぐほど、その"effect size"は正しいのか、騒ぐほどの効果があるのか?追試だけではまだ駄目で、やはり、メタアナリシスまで待つのが正しいのだろう。

ただ、その間に、年数は経過するが・・・ 一報だけで判断してはならないというのは直感的にも正しいのだろう。

 Empirical Evaluation of Very Large Treatment Effects of Medical Interventions
Tiago V. Pereira, et. al.
JAMA. 2012;308(16):1676-1684. doi:10.1001/jama.2012.13444

【概要】多くの医学的介入の影響、"effect size"は、一般的には軽度のことがほとんどだが、時に、ベネフィット・有害性ともに"effect size"がかなり大きい報告が見受けられる

【方法】Cochrane Database of Systematic Reviews (CDSR, 2010, issue 7)を用いた検討

バイナリアウトカムのCDSR forest plotで、介入毎に分類
初回トライアル出版報告、初回以降トライアル報告、すなわち、追試トライアル報告(初回報告でないもの)、トライアル無しで、統計学的有意差に、すなわち、名目上 P<0 .05=".05" br="br" effect="effect" large="large" odds="odds" ratio="ratio" significant="significant" very="very">
【結果】250のトピックスを、各群毎、ランダムにサンプルし、詳細検討

85002のforst plot(3082名のレビューアによる)中で検討

初回出版トライアル報告で、"significant very large effect"のものは、8239 (9.7%) 、追試トライアル報告では5158 (6.1%)、トライアルなしでは 71 605 (84.2%)

名目上の" significant very large effect"は小規模トライアルが多い
・イベント数中央値は、初回出版トライアル報告にて 18、追試トライアル報告では 15

" very large effect"のトピックスでは、
・他のトピックスに比べ、死亡率を着眼としたトピックスは少ない (初回出版トライアル報告 3.6%、 追試トライアル報告 3.2%、 トライアル無し  11.6%)
・検査室確認有効性に着眼した場合が多い(初回トライアル報告 10%、追試トライアル報告 8%、トライアル無し 3.2%)

"  very large effect "の初回トライアル報告記事は、追試トライアル報告の" no very large effect "となる傾向がある。

初回報告・追試報告トライアルで、それぞれ、90%と98%が、メタアナリシスで、他のトライアルを含むと小さくなる。
・ 減少オッズ比中央値は、初回報告で 11.88→4.20 、追試報告 10.02→2.62

" very large-effect "トライアルの選択されたトピックス500のうち、メタアナリシスにてこの" very large-effect "を維持したトピックスは 46(9.2%、 初回、追試トライアル)である。しかし、死亡率関連アウトカムに関しては維持されたトピックスは存在しない。

すべてのCDSR横断的に検討の場合、死亡率においても" large-effect "で、 p<.001で、エビデンスの質に関して問題点が無かったのは、わずか1つの介入のみ。


2012年5月2日水曜日

ClinicalTrial.gov 登録 トライアルもまた、小規模研究多く、方法論的にばらつきが大きく、エビデンス構築にふさわしくないトライアルが多い

それ以下の治験で確定的であるかごとく報道する日本のマスコミや研究者達。

それに比べればと、ClinicalTrials.govに登録されているだけでも、ある程度信用してしまうのだが・・・


”Large-Scale Analysis Finds Majority of Clinical Trials Don't Provide Meaningful Evidence ScienceDaily (May 1, 2012) ”と解説がなされ、高品質のエビデンスを構築するには品質に問題がある臨床トライアルが多数であるとのこと。

ClinicalTrials.govに登録された臨床トライアルは少数トライアルが多く、heterogeneityがあり、特に、手法、ランダム化、盲目化、DMCs(データモニタリング委員会)の使用などに、ばらつきがある


Characteristics of Clinical Trials Registered in ClinicalTrials.gov, 2007-2010
Robert M. Califf, et. al.
JAMA. 2012;307(17):1838-1847. doi: 10.1001/jama.2012.3424

ClinicalTrials.gov 登録の介入臨床トライアル データベースの検討

2010年9月27日ダウンロード分

介入臨床トライアル登録数は28881(2004年10月-1007年9月)から40970(2007年10月-2010年9月)と増加、喪失データ要素数減少。

2007-2010間の多くの介入トライアルは少数、被験者100以下が62%

多くの臨床トライアルは単施設  (66%; 24 788/37 520) 、企業やNIHといったものより機構組織基金が多い  (NIH) (47%; 17 592/37 520)

臨床的特異性に基づく報告方法、スポンサー種類、DMC(データモニタリング委員会)報告活用、報告方法、ランダム化、盲目化のheterogeneityは明らか


たとえばDMC活用報告は、企業スポンサー vs NIHスポンサートライアル間(補正オッズ比 [OR], 0.11; 95% CI, 0.09-0.14)、早期相トライアル vs 第Ⅲ相 (補正 OR, 0.83; 95% CI, 0.76-0.91)、精神科疾患トライアル vs 他の2分野間に差がある

同様比較で、ランダム化・盲目化は、早期相トライアル、がん、デバイストライアルでの比率が少ない。

2012年3月5日月曜日

臨床研究:喘息アウトカム標準化

動脈硬化に関して臨床的アウトカム設定はかなり厳格になりつつあるが、その他疾患の臨床的アウトカム設定の要求や実態にばらつきがある。COPDなどの薬物的効果などは、わずかな1秒量の増加で薬物に効用ありと判断されている場合すらある。

喘息の臨床に関しても、メタアナリシスをトライする場合に"ashtma control day"と、"maximum symptom day'と同様ではない言い回しが用いられる研究の取り扱いが困難である。真に必要な情報は、どれほどの重大徴候なのか、マネージメントを如何に行ったかである。


Busse WW, et al "Standardizing asthma outcomes in clinical research: report of the asthma outcomes workshop" J Allergy Clin Immunol 2012; 129: S1-S141.


詳細は・・・
 http://www.jacionline.org/issues?issue_key=S0091-6749%2812%29X0003-4


具体例

前向き研究には5つの喘息急性増悪測定項目が核となる
  • Use of systemic corticosteroids
  • Asthma-specific hospitalization
  • Asthma-specific emergency visit
  • Asthma-specific ICU admission or intubation
  • Death (all-cause and asthma-related)


5つのutilization及びコスト情報が必要
  • Asthma-specific hospitalization
  • Asthma-specific emergency visit
  • Asthma-specific outpatient visit
  • Asthma-specific detailed medication use
  • Resource use, such personnel time or mite eradication
スパイロメトリ、ベースラインのマルチアレルゲンIgE検査評価が必要



観察研究では、10の項目がリスト化され、前向き研究項目に喘息特異的ICU入院と死亡をさし引いたもの

成人・10代 vs 子供のスコア化システムに違いがあり、小児は Childhood Asthma Control Test、 成人は Asthma Control Test of the Asthma Control Questionnaireを行う。

Wayne Morgan,(Workshop co-chair,  of the University of Arizona in Tucson)が、symptom測定、QOL測定に関して問題提起の項目は、結論づけ出来ず、推奨から外されたらしい。


HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...