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2018年12月21日金曜日

乳製品全体は全死亡・脳血管疾患死亡リスク低下するも、ミルクは心血管疾患リスク増加と関連

脳血管に関してはミルクを含め乳製品は死亡率低下と関連
だが、ミルクだけに限れば心臓疾患死亡リスク増加と関連の可能性


Consumption Of Dairy Product And Its Association With Total And Cause Specific Mortality - A Population-Based Cohort Study And Meta-Analysis
Moshen Mazidi , et al,  on behalf of the Lipid and Blood Pressure Meta-analysis Collaboration (LBPMC) Group
Clinical Nutrition 
DOI: https://doi.org/10.1016/j.clnu.2018.12.015

NHANESデータ データセット:24474名、 フォローアップ中死亡 3520名

多変量補正Coxモデルにて総死亡率は、乳製品とミルク合算摂取量で、4分位top(Q4)では最小(Q1)に比べ、脳血管死亡率リスクは低い (ハザード比 [HR] 0.98, 95% 信頼区間 [CI]: 0.95-0.99)
そして、チーズ摂取でも同様 HR: 0.92, 95%CI: 0.87-0.97)

同じモデルで、乳製品摂取量とミルク摂取量は、各々も脳血管死亡率は負の相関 (HR: 0.96, 95%CI: 0.94-0.98, HR: 0.93, 95%CI: 0.91-0.96)
一方、ミルク摂取量は心血管疾患死亡率増加と相関 (HR: 1.04, 95%CI: 1.02-1.06)

636,726名のメタアナリシスでは、発酵乳製品と総死亡率の負の相関示唆 (RR: 0.97, 95%CI: 0.96-0.99)
一方、ミルク摂取は心血管疾患死亡率増加と関連 (RR: 1.04, 95%CI: 1.01-1.05)



これら知見は感度分析でも確認

結論:米国成人において、乳製品全体ではその摂取量増加は死亡率全体、脳血管疾患死亡率低下と関連する、一方、ミルク摂取は心血管疾患リスク増加と関連
米国内公衆衛生助言としては、乳製品全体の摂取量を減らすことは含まれるべきでない。しかし、ミルク摂取と心血管リスクの関連性は今後検討されるべき



以前の報告から・・・牛乳摂取で懸念されていた具体的記述

牛乳摂取量と炎症性サイトカインの関連性
セイブンとしてのD-ガラクトースが実験的には加齢モデルとして用いられ、酸化ストレス障害、慢性炎症、神経炎症、免疫応答低下、遺伝子転写への影響をもたらし、D-ガラクトース皮下注は100 mg/kg、ヒトにおいては1−2杯の牛乳に相当。

Milk intake and risk of mortality and fractures in women and men: cohort studies
BMJ 2014; 349 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.g6015 (Published 28 October 2014)
Cite this as: BMJ 2014;349:g6015
https://www.bmj.com/content/349/bmj.g6015






2017年9月16日土曜日

マラソン:乳清・ホエイにてマラソン損傷、運動パフォーマンス改善?



エリート・アスリートの話だが

乳清:wheyは マラソン損傷と運動パフォーマンスを改善する



Whey Protein Improves Marathon-Induced Injury and Exercise Performance in Elite Track Runners
Wen-Ching Huang , et al.
Int J Med Sci 2017; 14(7):648-654. doi:10.7150/ijms.19584

12名の男性エリート・トラックランナーをランダムにwhey群とmaltodextrin群に割り付け5週間投与、生理学的adaptationと運動パフォーマンスを比較

マラソン後set 1 dayでマラソン後損傷、そしてendurance testから1週間後回復評価

whey群でAST、ALT、LDH、CK値低下
12分ウォーク、ランでのendurance perfomanceは、ともに改善
筋肉量増加、運動損傷改善のためか・・・




簡単に摂取となると、カゼインか・・・

そういえば、フルマラソン3日後 職場検診強要され・・・AST、ALT増加してた。



それと、「グルテン・フリー」教から「カゼイン・フリー」教が日本でも広がっているようだが・・・

2013年12月11日水曜日

オーガニック牛乳は通常のよりω6/ω3比良好 ・・・ 全般的健康への影響としてはさほどの効果無い

こういう記事だと、まるで、オーガニック製品を全面的肯定的であるかのよう・・・
マスゴミって奴は、西東を問わず・・・ロハスとか、オーガニックとか軽薄雰囲気納得馬鹿大量存在。大量のゴミ情報の原因を考察すれば、彼らの収入源として、一見まともなで表層的な情報を垂れ流す必要がある、それが理由だろう。


以下の論文引用3次情報が、世界のマスゴミさんたちを介して、全世界に誤ったメッセージが伝わらないことを願う


米国内科学会系雑誌(Ann.Int.Med.)に関する総説も合わせ参照いただきたい

Ann Int Med.誌:オーガニック食品 栄養面で優秀性認めず(vs 通常食品) 危険な面も多い 2012/09/04

Organic whole milk provides best heart-health benefits, study says
http://www.latimes.com/science/sciencenow/la-sn-organic-milk-20131210,0,908353.story#ixzz2n7beIugl

牛乳は一部健康に関わり良好な性質をもつが、食事全体として評価すべきである。食事内容全体でω3/ω6増加、この報告ではω6/ω3が用いられており、この比率の減少が望ましい。確かにオーガニック牛乳はそれに関しては合致しているが、シーフードなどには含まれるが牛乳には含まれない不飽和脂肪酸がある。牛乳は、オーガニック牛乳が望ましいのかもしれないが、全体的にみれば取るに足りない話になる・・・論文を直接みれば、そういう感想をもつ。大金持ちで、健康に金糸目をつけないなら止めはしない・・・程度のもの。






西洋社会の食事によりω6量が劇的に増加する一方、ω3は減少している。結果、栄養学的に好ましからぬ状況。

大規模米国内オーガニックミルクと牛乳の脂肪酸含量研究


Organic Production Enhances Milk Nutritional Quality by Shifting Fatty Acid Composition: A United States–Wide, 18-Month Study
Charles M. Benbrook et. al.
PLoS ONE 8(12): e82429. doi:10.1371/journal.pone.0082429

平均12ヶ月間で、オーガニック牛乳は、通常牛乳に比べ、ω−6脂肪酸 ω−3脂肪酸はそれぞれ25%未満、62%超で、ω6/ω3比で言えば2.5倍もの差あり  (5.77 vs. 2.28)


ω3-脂肪酸個別では、オーガニック牛乳で、αリノレン酸 60%、EPA 32%、DHA 19%多い、conjugated linoleic acidとしては18%濃度が濃い。

地域的・季節的変動が中等度

仮説的に成人女性をモデルとして、3つの選択肢で牛乳脂肪酸による一日のω−6/ω−3比を評価
・ high instead of moderate dairy consumption:乳製品量増やす vs 中等度
・ organic vs. conventional dairy products:オーガニック vs 通常製品
・ reduced vs. typical consumption of ω-6 fatty acids:ω−6脂肪酸減少 vs 通常

3つの選択肢ともにω−6/ω−3比減少した
対象者は、目標比率2.3への到達必要には−80%の総量減量が必要で、
効果インパクトは、以下で言えば、1)>2)≒ 3)
1)ω−6/ω−3比低値食品への転換
2)オーガニック牛乳への転換
3)通常の乳製品消費増加


乳製品やシーフードを推奨程度摂取するとして、乳製品はより多くのαリノレン酸がシーフードより多く含む。EPAは1/3、ドコサペンタエン酸はやや多い、DHAはほぼ皆無。

消費者は、健康問題発症や慢性疾患へのリスク排除・リスク減少のために平均ω−6/ω−3比減少のためには様々なオプションを持つわけ




”オーガニック”で肥満 2010年 06月 25日

オーガニック(有機)食品に栄養的優秀性みとめず 2009年 07月 30日


有機食品の検証
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html

;農水省利権化してる感は否めないし一部曖昧なところもある。国際的コーデックス委員会(FAO/WHO合同食品規格委員会)に基づくガイドラインなので基準としてはユニバーサル

有機畜産物の基準

・ 飼料は主に有機飼料を与えること ・ 野外への放牧などストレスを与えずに飼育すること 
・ 抗生物質等を病気の予防目的で使用しないこと ・ 遺伝子組換え技術を使用しないこと 
有機加工食品の生産法の基準
・ 化学的に合成された食品添加物や薬剤の使用は極力 避けること
・ 原材料は、水と食塩を除いて、95%以上が有機農 産物、有機畜産物又は有機加工食品であること
・ 薬剤により汚染されないよう管理された工場で製造 を行うこと
・ 遺伝子組換え技術を使用しないこと

2013年11月5日火曜日

牛乳:ボトル小さくすると効果有り、そして、カウンセリング介入は体重へは影響与えないが、牛乳摂取量・カロリー摂取量減少にはつながる

牛乳瓶の内容量について、欧米などの3.8Lなどのガロン瓶も存在するなど、規定されているのは英国の568ml、日本200ml規定などは例外の方?

冷蔵庫に牛乳瓶のでかいやつがあれば、確かに、その消費量は増加するだろう。で、それが肥満の一因に?

 Bottle-Weaning Intervention and Toddler Overweight
Karen Bonuck et. al. 
the Journal of Pediatrics Received 3 May 2013; received in revised form 5 August 2013; accepted 13 September 2013. published online 04 November 2013.
目的 
1)介入である、Women, Infants, and Children (WIC)-based counseling interventionが牛乳消費量減少に有効か? 
2)この介入は牛乳瓶からのエネルギー摂取減少に寄与するか? 
3)この介入は子供の85パーセンタイル体重/身長(weight-fo-length)リスクに寄与するか?

研究デザイン:牛乳瓶、消費2ボトルを超過する親をランダム化し、この消費減少介入を行う 
n=300、12ヶ月のオッズ

結果 
1年間フォローアップ ミルクからのカロリー(OR 0.36, 95% CI 0.18 to 0.74 )、総カロリー(β −1.15 , p= 0.43)は介入群で減少(OR 0.23, 95% CI 0.08 to 0.61) 
しかし、体重過多リスク(体重/身長 85パーセンタイル )は変わらない (OR 1.02、 95% CI 0.5 to 2.09)  
介入群は15ヶ月、18ヶ月目の牛乳瓶減少は、sippy cup使用 WICベースカウンセリングルーチンケアの簡易介入にて、体重過多リスクには影響を与えなかった。 
しかし、牛乳瓶使用やエネルギー摂取量減少にはつながった。 
特に、Sippy cup使用介入にて、体重過多リスク減少を認めた。

 結論
子供は、液状成分でのカロリー摂取比率が高い。親は、牛乳瓶から、sippy cupからのカロリー摂取過剰に注意すべきであろう。

2013年7月4日木曜日

スキムミルク、低脂肪牛乳は果たして、健康ベネフィット・エビデンス存在するのか?




”低脂肪”牛乳の”低脂肪”というのは、単なるメーカーサイドの健康イメージ戦略に過ぎないのかもしれない。

牛乳を飲むなら、しっかり飲んで、他の不健康食品摂取を控えることが健康的という主張

Three Daily Servings of Reduced-Fat MilkAn Evidence-Based Recommendation?
David S. Ludwig, Walter C. Wille
JAMA Pediatr. 2013;():1-2. doi:10.1001/jamapediatrics.2013.2408

 内分泌学と疫学・栄養部門の専門家の意見

ミルクを食事から除去すべきという議論をしてるのではないが、大まかな推奨として適切とは思うという前書き。
U.S. Department of Agricultureでは、Dairy1日量として、2-3歳 2カップ、4-8歳 2.5カップ、9歳まで 3カップを推奨している。ミルクはカルシウム、カリウム、ビタミンDを含み、カルシウムとリンのバランスをたすけ、骨形成を助けるという。USDA は、ミルクや他の乳製品は、骨の健康を改善し、骨粗鬆リスクを減少するという。
加えて、乳製品は、成人では、心血管疾患、2型糖尿病、血圧に関してベネフィットを有する。

著者等は、全脂肪ミルクに比べ、脂肪減量ミルクのベネフィットに関して臨床トライアルは圧倒的に少ない。だが、多くの人は、低脂肪ミルクがカロリー少なく、理論上、カロリー制限となり、体重増加を軽減すると信じている。しかし、彼らは、この脂肪量減少は必ずしも体重減少に直結しないという。例えば、60カロリーのクッキー2つと全乳牛乳1カップ摂取する場合を前提として、スキムミルク摂取にかえると、空腹感を感じ、クッキーを結果的には多く摂取することとになり、カロリー制限にはつながらない。不健康な成分であるスターチや糖成分が多く含まれるクッキーを多く摂取することにつながり、相対的に不健康食となる。



HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...