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2022年9月2日金曜日

日本人PRISmも全原因死亡率、心血管死亡率と関連







序文から

COPD、喘息、気管支拡張症などの慢性閉塞性肺疾患のスパイロメトリーの特徴である気流制限(AFL)は、スパイロメトリーによりFEV1/FVC比が低下していると定義されています(2, 3)。FEV1とFVCが同時に低下している場合、肺機能が低下している可能性があるにもかかわらず、FEV1/FVCは正常であることになる。このようなスパイロメトリーパラメーターのパターンは、preserved ratio impaired spirometry(PRISm)と定義されている。PRISmは予後において臨床的に重要な役割を持つことが認識されつつある。欧米の集団で行われたいくつかの集団ベースの研究では、PRISmを持つ参加者は肺機能が正常な参加者に比べてAFLの発生率が高く、死亡率も高いことが示されている。


Risks of Mortality and Airflow Limitation in Japanese Individuals with Preserved Ratio Impaired Spirometry

Yasuyoshi Washio ,et al.

American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Volume 206, Issue 5

https://doi.org/10.1164/rccm.202110-2302OC       PubMed: 35549659

Risks of Mortality and Airflow Limitation in Japanese Individuals with Preserved Ratio Impaired Spirometry | American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine (atsjournals.org)

論文根拠 欧米のいくつかの研究では、preserved ratio impaired spirometry (PRISm)を持つ参加者は、気流制限(AFL)と死亡のリスクが高いことが報告されている。しかし、東アジアの集団におけるエビデンスは限られている。

目的 日本人集団におけるPRISmと死亡およびAFL発症のリスクとの関係を調査すること。

方法 40歳の日本人地域住民3,032人を対象に、中央値で5.3年間、年1回の肺機能検査によるフォローアップを行った。参加者はベースライン時に以下の肺機能カテゴリーに分類された:正常スパイロメトリー(FEV1/FVC0.70およびFEV1予測値80%)、PRISm(0.70および80%未満スパイロメトリー)、AFISm(0.70および80%未満スパイロメトリー)。 70および<80%)、AFL Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease 1(<0.70および<80%)、AFL Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease 2-4(<0.70 および<80%)である。ハザード比(HR)およびその95%信頼区間は、Cox比例ハザードモデルを用いて算出された。

測定方法と主な結果 追跡期間中、131人が死亡し、うち22人が心血管系疾患で死亡し、218人がAFLを発症した。ベースラインの肺機能カテゴリーごとの予後を検討すると、PRISmを有する参加者は、交絡因子調整後、スパイロメーターが正常な参加者に比べて、全死亡(HR、2.20;95%信頼区間、1.35-3.59)および心血管死(HR、4.07;1.07-15.42)リスクが高かった。さらに、PRISmを有する参加者のAFL発症の多変量調整リスクは、正常なスパイロメトリーの参加者よりも大きかった(HR, 2.48; 1.83-3.36)。


 

結論 PRISmは、日本人コミュニティにおける全死亡および心血管系死亡の高いリスクと、AFLの発症の高いリスクと関連していた。


www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。


2020年1月28日火曜日

オランダ:ビタミンB12血中濃度高値だと全原因死亡率増加 ;サプリメント有害性の可能性も

末梢神経症状あれば、「メチコバール」処方しがちな日常臨床・・・安全な薬なのだろうか? ビタミンB12サプリメントの方がマーケットとしては大きいのでインパクト大きいはず。


高齢者、特に軽度でも肝機能低下、腎機能低下のものにとって、ビタミンB12は安全と言えるのだろうか? 安全性懸念を惹起する報告





オランダの一般成人国民でのビタミンB12と全死亡率の関連性

長軸コホート・post hoc 解析




Association of Plasma Concentration of Vitamin B12 With All-Cause Mortality in the General Population in the Netherlands
Jose L. Flores-Guerrero, et al.
JAMA Netw Open. 2020;3(1):e1919274. doi:10.1001/jamanetworkopen.2019.19274




被検査は5571名(平均[SD]年齢、53.5 [12.0]歳; 2830 [50.8%]男性)を分析対象とし
ビタミンB12の中央値(四分位範囲)血漿濃度は394.42(310.38-497.42)pg / mL

フォローアップ期間中央値(四分位範囲)8.2(7.7-8.9)年間、死亡 226人(4.1%)


血漿ビタミンB12濃度レベルの分布の四分位数だと、死亡率はビタミンB12の血漿濃度が最も低い四分位数で1万人年あたり33.8人、最高四分位数で1万人年あたり65.7人死亡。

複数の臨床変数および検査変数調整後Cox回帰分析で、ビタミンB12血漿濃度レベルの上昇と全死因死亡のリスク増加との間に有意な関連性あり(1-SD増加あたりのハザード比、1.25 [95%CI、1.06-1.47] ; P = .006)





ビタミンB12は可溶性ビタミンで1-carbon metabolismに重要な役割を果たす

役割:
https://lpi.oregonstate.edu/jp/mic/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3B12


ビタミンB12欠乏による貧血、神経精神症状や他の臨床所見は明確だが、血中ビタミンB12高濃度の潜在的危険性は明らかではなかった。


しかし、高齢者でビタミンB12高濃度超過死亡・一般住民での入院率高さなど危惧されていたが一般人口対象では不明であった。

透析患者での血中ビタミンB12高濃度と全死亡率増加の関連性、腎機能障害でビタミンB12血中濃度増加相関が報告され、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12のサプリメントが腎機能低下減少、血管イベント発生率増加が糖尿病患者で観られる。CKDでのビタミンB12と全死亡率増加の関連性について過小評価されている可能性がある







noteへ実験的移行

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