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2016年8月31日水曜日

CAD:肺結核診断補助

あらゆる分野で野心的であった昭和30-40年の日本なら、医療の現場を巻き込んで開発迅速に進んだのだろう。物を作ろうとしないのが普通になったバブル以降。大手フィルム会社の読影システムの値段見たら単純胸部レントゲンでの比較読影システムは*千万円これじゃ、どこも導入しないだろと・・・




胸部レントゲン(CXR)読影に於けるinter-reader reliabilityの問題克服に期待される、‘computer-aided detection’、すなわち、CAD技術を肺結核同定のため使用

  


Computer-aided detection of pulmonary tuberculosis on digital chest radiographs: a systematic review
Pande, T. et. al.
The International Journal of Tuberculosis and Lung Disease, Volume 20, Number 9, 1 September 2016, pp. 1226-1230(5)

CAD4TBだけ?
http://www.delftimagingsystems.com/computer-aided-detection-for-tuberculosis-(cad4tb)---delft-imaging-systems.html









閾値設定に難儀?

2014年4月18日金曜日

MRIで成人生体での褐色脂肪組織同定できた! ・・・ 肥満治療へ繋がる

生体において、MRIを用い、褐色脂肪組織(BAT)を同定する方法

Brown fat: MRI scan breakthrough may lead to weight loss ‘holy grail’
http://www.foxnews.com/health/2014/04/17/brown-fat-mri-scan-breakthrough-may-lead-to-weight-loss-holy-grail/ 

JCEM1月の報告らしいのだが、褐色脂肪組織をMRI同定法記事

 

緑の部分らしい・・・どうせなら褐色に出せなかったのか?


褐色脂肪組織は、肥満治療ターゲットとしても有望で有り、生体内可視化は、研究上重要といえる。成人では、実際にどの程度の比重・比率なのか不明であった。赤ん坊の時にのみ見られ、幼少にて消失すると教えられてきた。しかし、成人で、頚部・胸腔内、白色脂肪組織内・周囲に存在することは驚きに値し、成人でどのように褐色脂肪組織が増殖するのかなど不明であるとのこと


Identification of Brown Adipose Tissue Using MR Imaging in a Human Adult With Histological and Immunohistochemical Confirmation
Narendra L. Reddy, et. al.
JCEM Volume 99 Issue 1 | January 2014
DOI: http://dx.doi.org/10.1210/jc.2013-2036

18fluoro-2-deoxyglucose positron emission tomography (PET)-computed tomography (CT) scan  と、Immunohistochemical staining using uncoupling protein-1 antibodyによる手術検体。serial MR施行し、PET-CT高uptake領域相当部位のROI同定。

111名の後顧的PET-CTからのROI同定にて、93(83.8%)が低MRシグナルに対応
縦隔 25/25、頚部 29/31、鎖骨上部31/41、腋窩 3/14

前向きにMRで47/54(87%)同定したが、これは、PET-CTuptake増加分に呼応していた。

手術標本上のサンプルに相当したのは、PET・MRIのhigh uptake、low signal領域で、免疫組織確認滑翔脂肪組織確認された。



褐色脂肪組織そのものが分からないヒトは、wikiなどを参考に!

植物状態判別・予後推定:FDP-PET検査有用

fluorine-18 fluorodeoxyglucose positron emission tomography (FDG-PET) を用いた神経画像診断、機能的脳画像は、植物状態患者がその後回復するかどうか、検査の方法として役立つ。従来のベッドサイド試験では可視化できなかった認知機能状況を明確にできる。これでも完全ではないが・・・

植物状態(unresponsive wakefulness syndrome)と、最小意識状態(minimally conscious stateを、誤診する可能性があり、診断・予後評価としての神経画像的アプローチはまだ臨床状況では確立してない。
2つの神経画像的診断方法としてのPETER画像とfMRIの信頼性検討。

植物状態41名、locked-in syndrome 4名、最小意識状態81名(外傷性 48名、非外傷性 78;慢性 110、亜急性 16)を検討



Diagnostic precision of PET imaging and functional MRI in disorders of consciousness: a clinical validation study
Johan Stender et.al. 
The Lancet, Early Online Publication, 16 April 2014



18F-FDG PET は、最小意識状態同定感度は高く (93%, 95% CI 85—98) 、behavioural CRS—R scoreとの high congruence (85%, 77—90) を示す。


一方、active fMRI法では、最小意識状態同定感度低く (45%, 30—61)、PET画像よりbehavioural scoreとのoverall congruence 低い (63%, 51—73)


18F-FDG PETでは、17/102で正確にアウトカム推定   (74%, 64—81),され、 fMRIでは36/65  (56%, 43—67)


行動的無反応患者(植物状態)(すなわち、CRS-R判断植物状態診断)の13/42では、最小意識状態(すなわち、意識活動性はあるが、完全な意識状況ではない、意識低下状況)と同様の脳の活動性が示された 、しかし、少なくとも神経画像検査の1つには完全意識存在状態に比べ減少性が示された。うち、69%(9/13)はその後意識状態回復した。

2013年10月23日水曜日

ポケットサイズ超音波検査:リモートリアルタイムガイダンス心エコー検査

ポケットサイズの超音波デバイス(pocket-sized ultrasound devices (PUDs))の普及は医療提供改善を全般的にもたらす船体的可能性があるが、適正な画像プロトコールがなされず、訓練がなされてないことが問題。

故に、心臓超音波限定だがワイヤレスガイダンスで超音波検査施行報告


Feasibility of remote real-time guidance of a cardiac examination performed by novices using a pocket-sized ultrasound device.
Emerg Med Int. 2013;2013:627230. doi: 10.1155/2013/627230. Epub 2013 Aug 20.

3名の被訓練者、27名の被験者

左室収縮機能低下 (LVSD)、左房拡大、ultrasound lung comets (ULC+)、中心静脈圧:CVP (eCVP)の項目

 iPhone4/iPodで、リアルタイム遠隔視聴ガイダンス、循環器科医師による解釈

被訓練者 vs 専門家で、適正な画像は、  122/135 (90%) versus 130/135 (96%) (P < 0.05)
 
CLUE( cardiac limited ultrasound exam (CLUE))複合SN、 SP、 ACC は 0.67、 0.96、 0.90

異常検出の適正度・正確性は、 LVSD (85%, 0.93, n = 5)、LAE (89%, 0.74, n = 16)、ULC+ (100%, 0.94, n = 5)、eCVP (78%, 0.91, n = 1 



検討数が少なすぎると思うのだが・・・


糞役人や業界団体やITにそまった馬鹿医者たちは、褒めそやすことだろう・・・

2013年3月14日木曜日

座骨神経痛フォローアップMRI検査は無駄

座骨神経痛生涯発生頻度は13-40%に及ぶ。座骨神経痛の自然死は良好なことが多く、大多数では八週間以内に自然消失する。保存的治療改善せず、持続する場合、手術が提供されるが、画像診断と手術技術発展はあるものの、必ずしもここ数十年治療成績は改善していない。
にもかかわらず、MRIが、腰椎椎間板ヘルニア既知例、持続的座骨神経痛例に頻回に施行されている。

手術 vs 長期観察ランダム化トライアル283名にて一年後とベースライン比較

Magnetic Resonance Imaging in Follow-up Assessment of Sciatica
Abdelilah el Barzouhi, et. al.
the Leiden–The Hague Spine Intervention Prognostic Study Group
DOI: 10.1056/NEJMoa1209250
84%で、良好なアウトカム
椎間板ヘルニアでは良好なアウトカム 35%、不良アウトカム33%
椎間板ヘルニアある場合の良好アウトカムは85%、無い場合は83%(P=.70)
MRI評価は良好アウトカムと不良アウトカムを鑑別できず(AU/ROC 0.48)



腰痛といい、座骨神経痛といい、医師といい、疑似医療行為といい、無駄な検査や行為がはびこる領域。
 
「腰痛をめぐる常識の嘘」など読むと、大学時代にポリクリで見聞きした腰痛に関するふんぞり返った教授の画像診断っていったい何だったんだろう・・・と思う。

2013年1月11日金曜日

OFDI画像システムは正確に肺病変を描出できる

Optical frequency domain imaging (OFDI)、Swept Source OCTとも言われるシステム

OFDI(Optical Frequency-Domain Imaging)
2008 年11 月、マサチューセッツ総合病院の研究者らが、Optical Frequency-domain
Imaging(OFDI:光周波数領域画像技術)と呼ばれる技術を使って、ヒト冠状動脈内の細部を画像化する試みに成功したことが発表された。この技術では、患者の冠状動脈内のさ
まざまな場所の微細形状を3D 画像化し、炎症部位や血小板沈降部位を目で確認することができるという。OFDI は光コヒーレンストモグラフィ(OCT)13と呼ばれる技術を基にして開発されたが、光コヒーレンストモグラフィが1 度に一ヵ所の組織しか検査できないのと比べ、OFDI では1,000 以上の異なる場所を同時に検査することができる。OFDI では、光ファイバ製のプローブが利用される。このプローブの中では、恒常的に回転を続けるレーザーチップが、絶え間なく波長の変化する光線を放射する。プローブが画像化対象となる部位を通過する際に、放射されたそれぞれの波長がどのように反射して戻ってくるかを測定することにより、詳細な微細画像を生成するために必要なデータが素早く取得される。
OFDI では、データの取得速度が上がったことにより、動脈内微細構造の3D 画像を数秒間で取得できるだけでなく、血液による信号干渉も改善されるという。血液による影響は、これまで光コヒーレンストモグラフィ技術における問題点であった。
http://www.nedo.go.jp/content/100105656.pdf


 Volumetric Optical Frequency Domain Imaging of Pulmonary Pathology With Precise Correlation to Histopathology
Lida P. Hariri, et. al.
CHEST. 2013;143(1):64-74. doi:10.1378/chest.11-2797


Optical frequency domain imaging (OFDI)は組織微小構造に近い状態を描出できるので、診断正確性を増すことが出来る。
肺がん診断において、顕微鏡スケールの肺病変を評価するための解像度が必要だったが、従来のレントゲン・気管支鏡所見ではなかなか困難だった。

in vivoによる評価が気管支鏡OFDIで可能となっていたが、未だ、組織学的な相関性が明らかで無かった。

22のex vivo肺試料で、中心気道と肺実質2つのアプローチで評価

正常気道のOFDIでは、上皮・固有層・軟骨・肺胞attachmentの視覚化可能
がんでは、構造的な乱れ、正常気道・肺胞構造の喪失、急激な光学的減衰が見られた。
扁平上皮がんでは、巣性の構造が示された。
異常腺構造が腺癌で見られ、唾液腺性のがんでは均一なさく状腺構造がみられた。
間質性線維化がsignal-dense組織として視覚化され、軽度間質性線維疾患での間質分布やびまん性の胸膜下パターンで、UIPでは嚢胞スペース形成を示した。

“がん”だけで無く、気道系病変、限局的肺病変、びまん性肺病変、血管性病変に応用出来そう。

独創性はないが、金だけはある研究者にとって、福音ですな

2012年3月12日月曜日

救急医療:頭部CT施行率は施設内でも医者毎にばらつきが大きい


the American Journal of Medicine 4月出版分らしい。

情報ソース:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-03/ehs-esn030512.php


単一のED施設内でさえ、非外傷性頭痛での、頭部CT利用にはばらつきがある
医者ごとにばらつきがあるということを強調したいらしい
 

Brigham and Women's Hospital 、 Harvard Medical Schoolの研究

単一施設内の頭部CTのばらつきは、 2009年の大都市学術系病院 成人限定ED 55281患者受診数
年齢、性別、緊急重症度、ED場所、疾患カテゴライズのばらつき蟻、医師に関しては経験年数、性別をカテゴリー化

頭部CT検査は8.9%で施行、医師毎の比率は4.4%から16.9%とばらつき
頭部CT受診数は男性、高齢、より緊急性の高い場合に行われている。
外傷患者。卒中フォロー患者、頭痛、他のタイプの外傷ではよりCTが行われている
早期研究と異なり、医師年齢、医師性別とCTオーダーに相関認めず
 
医師の診療スタイル、知識、リスク・

トレランス、他の要素で左右されるばらつきで、電子カルテを含むエイデンスベース臨床意思決定サポート研究去れ、検査の適正さ、医療の質の改善に寄与するだろう


この記事内容、薄っぺらすぎる。最後の電子カルテの部分の記述、統計学的有意差をもって示された事象をもって解説してるわけではない。解説の方がエビデンスにもとづいてないというのはどういうことなのだ?


参考:
電子カルテは医療費コスト増大につながる 2012年3月7日
http://kaigyoi.blogspot.com/2012/03/blog-post_3304.html 


コスト・ベネフィット概念なんて超越したアホな政治家が“リスクゼロ”が当然という ようなスタンス(e.g. “子宮頚がんゼロ”)という国、日本
一方では、過度な医療検査によるコスト増大を医者側の金儲けとミスリードする厚労省・マスメディア連合軍の存在がある。

くも膜下出血で見逃しを厳しく追及されるなら、医者は全員医療ミスで追及される ( 2011年 08月 19日 http://intmed.exblog.jp/13317616/)

日本なら、救急外来受診の頭痛には、100%のCTが行われてもおかしくない。
医療損害賠償は外来では診断による部分が半数(http://intmed.exblog.jp/12887115/)で、

神経所見は約だ立つず(ED受診・急性重症頭痛患者 2008年 04月 30日 http://intmed.exblog.jp/7060140/)、”バッドで殴られたように突然だったか?”、”こんな頭痛は人生上初めてか?”が重要(くも膜下出血:6時間内CT検査・専門医読影は感度極めた高い 2011年 07月 20日 http://intmed.exblog.jp/13108541/







2012年1月24日火曜日

ヨード造影剤:甲状腺機能亢進、一過性甲状腺機能低下と関連する可能性

ヨード造影剤は、甲状腺機能亢進症、一過性甲状腺機能低下をもたらす可能性がある。
EAssociation Between Iodinated Contrast Media Exposure and Incident Hyperthyroidism and Hypothyroidism
Connie M. Rhee, MD; Ishir Bhan, MD, MPH; Erik K. Alexander, MD; Steven M. Brunelli, MD, MSCE


Arch Intern Med. 2012;172(2):153-159. doi:10.1001/archinternmed.2011.677

nested case-control study

総数で甲状腺機能亢進 178、甲状腺機能低下213、それに655、799の正常甲状腺をマッチ化

ヨード造影剤暴露は甲状腺機能亢進と関連   (odds ratio [OR], 1.98; 95% CI, 1.08-3.60)、しかし、甲状腺機能低下とは統計学的相関は見られない (OR, 1.58; 95% CI, 0.95-2.62)

事前特異化セカンダリ分析において、ヨード造影剤一過性甲状腺機能亢進症と相関  (follow-up thyrotropin level ≤0.1 mIU/L; OR, 2.50; 95% CI, 1.06-5.93) し、一過性甲状腺機能低下と相関(follow-up thyrotropin level >10 mIU/L; OR, 3.05; 95% CI, 1.07-8.72)



一応、ヨード造影剤の添付文書には、禁忌に「重篤な甲状腺疾患のある患者」とある。慎重投与の中に「甲状腺疾患のある患者」と書かれている。

造影剤をつかうため、インフォームド・コンセントの文書をかわすことになるが、そのフォーマットの中に、「ヨード系造影剤のための甲状腺機能への影響」を説明する部分の追記が必要となるだろう。

2012年1月19日木曜日

椎体形成術後の肺セメント塞栓

椎体形成術後の肺セメント塞栓:
Pulmonary Cement Embolism after Vertebroplasty
Jean-Pierre Tourtier, M.D., and Sophie Cottez, M.D.
N Engl J Med 2012; 366:258January 19, 2012

心不全:肺動脈収縮期血圧は死亡率の予測要素

心不全住民の肺動脈収縮期圧:pulmonary artery systolic pressure (PASP) は有意に塩部と関連し、確立したリスク要素以上にリスク予測に役立つと、前向き研究で判明


Bursi F, McNallan SM, Redfield MM, et al.
Pulmonary pressures and death in heart failure a community study.
J Am Coll Cardiol 2012; 59:222-231

1000名を越える解析で、拡張能測定、BNPなどを含む既知の予測因子独立的に全原因死亡、心血管死亡リスク要素となる。
左室駆出率は肺動脈収縮期血圧による変動は少ない。
駆出率低下あるいは温存症例でも肺高血圧の影響は変わらない。





Hazard ratio (95% CI)* for mortality by tertile of pulmonary arterial pressure measured by Doppler echocardiography in community-based heart-failure patients


End point at 1 y Tertile 2, 41-54 mm Hg Tertile 3, >54 mm Hg
全原因死亡率 1.45(1.13-1.85) 2.07(1.62-2.64)
心血管死亡率 1.75(1.17-2.60 2.50(1.69-3.71



COPDなしの患者でも同様で、心房細動なし、左室駆出率<45%でも、この結果は同様。

心不全住民患者での肺動脈収縮期血圧の予後因子強度を他の予後因子モデルに振り向けた。年齢、性、心不全発症状態、合併症指数、貧血、左室駆出率、拡張能、COPDは、 integrated discrimination improvement (IDI)の4.2%の増加(p<0.001)をもたらし、 net reclassification improvement (NRI) indexでは、14.1%増加を示した(p<0.002)

結果、肺動脈収縮期血圧をアウトカム測定要素として加えることは、死亡率エンドポイントに対して標準的なアウトカム予測改善をもたらす。




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禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note