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2013年12月20日金曜日

GSK方針は時代の流れなのだろう・・・ 生涯教育とは自主的にそれを構築すべきもの、製薬会社おんぶにだっこの転換期

GSK MR評価に個人別売上目標を設定せず 医師向け講演会の講師謝金も廃止
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/45326/Default.aspx


英グラクソ・スミスクライン(GSK)は12月18日、日本法人を通じて、MR評価の中にMR個人別の売上目標を設定しないことや、処方権限のある医師らを対象とした講演会・勉強会での講師謝金の支払いをやめることを全世界で実施すると発表した。 
・・・
GSK日本法人によると、国内でのMR評価体系の変更は2014年中に詳細を検討して、15年から運用できるようにする。講師謝金の取扱いの変更は14年中に医療関係者や医学機関などとの協議を始め、16年からの運用を目指す。

「GSKのために医療関係者がGSKの製品や疾患領域について講演することに対し金銭を支払うというこれまでの慣行をやめる方向で取り組む」ということだ。


 医師会主催生涯教育講演会のかなりの部分が製薬会社におんぶにだっこで、スライド上の「利益相反なし」などという文面と相反する特定薬物誘導的講演会が多いのも事実。
本来は医師自身が金を出して勉強すべきものであり、正当といえば、正当。

 だが、アドエア100×2回を成人デフォルト処方しているような、非常識底辺医師群も居るのも事実。わたしも専門外領域で底辺処方を行ってる可能性が有る。情報多寡からいえば「多」の方が良いだろう。GSKの方針が一般化すれば受け身的情報だけの一般医家の情報量は激減するだろう。なんらかで担保する必要がある。生涯教育を行っているというはずの「医師会」がその方向性を提示すべきだろう。だが、「医師会のおえらいさん=医療知識・技術の担保」ってわけではないから問題。でなければ、国が医師生涯教育に過剰に関与してくることになる。医師専門業種の施策独立性を担保できなくなる。その辺の危機感を医師会のお偉いさんたちはもってほしいものだ・・・


 今後、老いも若きも、医師たちは、ネット上での製薬メーカーからの情報を収集し、クリティカルに判断する能力が今後求められる。その前に、ネット・リテラシーが医学・医療上の前提となる。10年以上前からそうあるべきだったのだが、GSKショックはその重要性を医療/医学のリーダーたちに迫るもの・・・後ろ向きじゃなく前向きにとらえるべき。

 ネットで、薬品一般名で論文紹介したら、わからんから商品名で書けと言われたことがある。そういう医師って、至れり尽くせりのわかりやすい解説パンフを手の上に置かなければならないと考えてるのだろう。そういう人たちって医者やめた方が良い。

2013年10月23日水曜日

ESCAPEトライアル:医者には、トレーニングセッションの上、高血圧診療させるべき

臨床ガイドラインと日常臨床目標のギャップがあり、ESCAPEトライアルは、一般医(GP)の多面的介入にフォーカスしたトライアル

1日トレーニングセッションを行い、エレクトリックな血圧測定と簡易推奨リーフレットを与え、高血圧コンサルテーションと、他の心血管疾患要素について6ヶ月ごと2年間フォーカスし、主要アウトカムは、患者の治療目標到達比率と個別治療目標・QOL

Effects of a multifaceted intervention on cardiovascular risk factors in high-risk hypertensive patients: the ESCAPE trial, a pragmatic cluster randomized trial in general practice
Denis Pouchain, et. al.
Trials 2013, 14:318 doi:10.1186/1745-6215-14-318

高リスク高血圧患者 1832名、2年後全治療目標達成比率は、両群で増加
しかし、介入群で有意にその比率高い;OR (odds-ratio) 1.89, (95% 信頼区間 (CI) 1.09 to 3.27, P = 0.02)

血圧目標達成比率でも、有意に介入群で高い : OR 2.03 (95% CI 1.44 to 2.88, P < 0.0001)

収縮期・拡張期血圧は介入群で減少(   4.8 mmHg、 1.9 mmHg,  (P < 0.0001 for both)

身体、メンタルQOlの有意差認めず

2013年10月10日木曜日

医師インターネット・ベース訓練で抗生剤処方減少:CRP point-of-care使用とコミュニケーション訓練

Effects of internet-based training on antibiotic prescribing rates for acute respiratory-tract infections: a multinational, cluster, randomised, factorial, controlled trial
Lancet. 2013 Oct 5;382(9899):1175-1182.
2010年10月から12月ベースラインで、6つのヨーロッパの国のプライマリケアをクラスター分けし、 
通常ケア、CRPをPOCとして用いる訓練、CRPとenhanced communication分け 
ベースライン成人、6771名、下気道感染感染3742(55.3%)、上気道感染1416(20.9%)、うち抗生剤使用5355(79.1%) ランダム化後、診療者 246、 患者 4264を登録 
抗生剤処方比率は、CRP訓練群は非訓練群より低率  (33% vs 48%, adjusted risk ratio 0.54, 95% CI 0.42—0.69) 
さらに、enhanced-communication trainingを受けた群は、非訓練群より低率  (36% vs45%, 0.69, 0.54—0.87) 組み合わせ介入は、より抗生剤処方率減少  (CRP risk ratio 0.53, 95% CI 0.36—0.74, p < 0.0001)

 


インターネットを使った医師生涯教育の実利性が示されたことになる。 それと、CRP不要論って、・・・どこの話? → http://www.m3.com/open/iryoIshin/article/142772/

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