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2017年2月20日月曜日

末梢作用型鎮咳剤の高炭酸ガス血症による換気応答への影響

レボドロプロピジンという末梢作用型鎮咳剤の高炭酸ガス血症による換気応答障害の有無の検討



A Randomised Clinical Trial Comparing the Effects of Antitussives on Respiratory Centre Output in Patients with Chronic Cough
Claudia Mannini, et. al.
Chest. 2017. doi:10.1016/j.chest.2017.02.001
http://journal.publications.chestnet.org/article.aspx?articleid=2604008


咳嗽は呼吸リズムと同じニューロンプールで形成されるため、オピオイドのような中枢レベルで作用する鎮咳剤は呼吸抑制の可能性がある。レボドロプロピジンは非オピオイド、末梢作用性の鎮咳剤で気道感覚神経レベルで作用するとされるも、中枢作用は十分研究されているとは言えない。オピオイド系鎮咳剤であるジヒドロコデインと、換気応答を比較

慢性咳嗽患者、39−70歳の24名で検証
独立研究で、それぞれレボドロプロピジン 60mgとジヒドロコデイン 15mg、マッチングプラシーボをランダム化投与
継続して、酸素93%、CO2 7%の混合ガス5分間呼吸
Fractional end-tidal CO2 (FETCO2) と inspiratory minute ventilation (VI) を連続モニター

ジヒドロコデインは変動あるも、レボドロプロピジンとプラシーボは高炭酸ガス血症反応示さず
高炭酸ガス血症による換気増加は主に換気パターンでの肺容量増加に起因する









中枢性非オピオイド系鎮咳剤はどうなのだろう?
N-methyl-D-Aspartate (NMDA) antagonistとして近年注目されている、デキストロメトルファン(商品名メジコンなど)はどう


2016年9月27日火曜日

非重度OSAの肥満低換気症候群への非侵襲的人工呼吸効果

OSA重度でない肥満低換気症候群において、非侵襲的人工呼吸は、昼間の動脈血炭酸ガス分圧低下、QOL、眠気、PSGパラメータ改善、および、救急部門受診低下など医療リソース利用率低下をもたらす

ここでのNIVは、“bilevel pressure with assured volume (ie, volume targeted pressure support)”で、通常のcPAPとは異なる



Non-invasive ventilation in obesity hypoventilation syndrome without severe obstructive sleep apnoea
Juan F Masa, et. al.
Thorax 2016;71:899-906 doi:10.1136/thoraxjnl-2016-208501
http://thorax.bmj.com/content/71/10/899.abstract
http://thorax.bmj.com/content/71/10/899.full

肥満低換気症候群(OHS)に関して、閉塞型無呼吸症候群(OSA)合併ならNIV(非侵襲的人工換気)が有効(原文のままだとそうなる)
しかし、重度OSAのないOHS患者でNIV有効性はエビデンス不足
RCTにて、昼間のPaCO2使用しNIV vs ライフスタイル変容(対照)を比較

2009年5月から2014年12月まで重症OSAなしOHS連続患者

365名登録、58名除外
重度OSA 221名、重度OSAなし 86名
重度でないOSAの方をランダム化

NIVは

  • PaCO2有意改善 −6 (95% CI −7.7 to −4.2) mm Hg versus −2.8 (95% CI −4.3 to −1.3) mm Hg, (p<0.001) 
  • HCO3-有意改善  −3.4 (95% CI −4.5 to −2.3) versus −1 (95% CI −1.7 to −0.2 95% CI)  mmol/L (p<0.001)



  • NIVコンプライアンス補正後PaCO2変化は群間有意差改善を示さず
  • 眠気、特定の健康関連QOL評価、PSG指標は、ライフスタイル変容よりNIV群で有意改善
  • 加え、NIV群では医療リソース使用低下傾向に有り

noteへ実験的移行

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