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2021年11月25日木曜日

COVID-19:曝露学生を学校で毎日検査は自宅隔離に代わる安全な方法である

Coronavirus using lateral flow device (LFD) technology

https://www.birmingham.gov.uk/info/50231/coronavirus_covid-19/2308/covid-19_lateral_flow_device_lfd_testing_information

どうも抗原検査らしい・・・

抗原検査陰性なら登校を許可した群と従来の隔離法を比較、非劣性が確認されたとのこと。ただ、連続して検査を受けても、隔離した場合と比べて登校率は向上しなかった。この結果を示すには、この試験の検出力が不足していた可能性があると著者らは述べている。

2016年4月22日金曜日

我が町:若年心臓突然死心配のための検診は意味があるのか?

ある地域で「保護者の希望があり、持久走前臨時健康診査を、校医に依頼」することが長年行われてきた。「 学校年間行事なのに、"臨時健康診査”とはいかに?」と食い下がったところ、やっと今年から行わないこととなったらしい。変な文面の通知が届いた。



学校保健安全法施行規則 (昭和三十三年六月十三日文部省令第十八号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S33/S33F03501000018.html
(臨時の健康診断)
第十条  法第十三条第二項 の健康診断は、次に掲げるような場合で必要があるときに、必要な検査の項目について行うものとする。 一  感染症又は食中毒の発生したとき。
二  風水害等により感染症の発生のおそれのあるとき。
三  夏季における休業日の直前又は直後
四  結核、寄生虫病その他の疾病の有無について検査を行う必要のあるとき。
五  卒業のとき。

こういう文面すら読んでない、教育委員会・各学校長・担当職員たちが存在する我が町
・・・で、検診内容は心電図やら心エコーやらではなく単に身体診察と問診のみというあきれるお話で、「教育関係者の目的はアリバイ的に診療をさせ医者に補償および責任転嫁のみを要求」するアホ役人発想


ところで、この学校関係者たちが心配する、若年者の心臓突然死を予測することの意義に関するエビデンスは存在するのだろうか?しかも、医師の直感や身体所見などというプリミティブな技法ではなく、科学的手法によるスクリーン(検診)技術でエビデンスは確立しているのであろうか?




Harms and benefits of screening young people to prevent sudden cardiac death
BMJ 2016; 353 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.i1156 (Published 20 April 2016) Cite this as: BMJ 2016;353:i1156



キーメッセージ
・若年アスリート年次死亡率は、推定0.001%、スクリーニング目的はリスク状態にある心臓疾患発見のため 
・スクリーンされたうち30%までが、不要なはずの不安を生じ、過剰診断、過剰治療、スポーツ回避措置に繋がった 
・スクリーンは心臓突然死リスク約25%程度は検知できず、スクリーンのためのランダムトライアルもなされてない。 
・若年アスリートにおける心血管検診バランスにおいて、ベネフィットより有害性が多いと思われる

金と手間をかけた検診でさえ上記状況



表題は若年者とあるが、若年健康アスリートであり、より負荷の高い運動が想定される。学校行事程度の低リスクにおいて、あえて心臓突然死リスクのための検診を強要するとは鬼畜。校医なんてやめようかとおもってるが今年は一応引き受けた。全国ではさすがにこういうことはないのでしょうねぇ?

2015年3月3日火曜日

身体的・性的暴力行為は高校生の健康リスクを高める

Teen dating violence (TDV)という熟語が存在するんだということに驚き

定義らしき記載は、「a pattern of behavior that includes physical, emotional, verbal or sexual abuse used by one person in an intimate relationship to exert power and control over another」
http://www.mocadsv.org/What%20is%20Teen%20Dating%20Violence%20TDV.aspx

とあり、身体、感情的、言語的、性的な暴力を含むようだ。

故に、広汎な概念のようだ


ここでは身体的・性的同時暴力が問題

Teen Dating Violence (Physical and Sexual) Among US High School Students
Findings From the 2013 National Youth Risk Behavior Survey
Kevin J. Vagi, et. al.
JAMA Pediatr. Published online March 02, 2015. doi:10.1001/jamapediatrics.2014.3577

2013年1年間のうち、デート経験の高校生のうち、女子高校生 20.9% (95% CI, 19.0%-23.0%) 、 男子高校生 10.4% (95% CI, 9.0%-11.7%)が、なんらかのTDVを経験

身体的TDV単独、性的TDV単独、身体的・性的同時TDV、なんらかのTDVの項目全てで女性が男性より多い。

健康リスク行為全ては、身体的・性的同時TDV経験者に多く、全く経験無しの高校生では少ない  (all P < .001)



2013年2月27日水曜日

いじめ被害者・加害者:成人の精神疾患と関連

子供の頃いじめの傷は、大人になってからも残る。学校内の問題ではなく、社会の問題でもある。
広場恐怖(agoraphobiaは英語ではplace phobiaで、あきらかな誤訳と思う) 4.6倍
全般性不安 2.7倍
パニック障害 3.1倍

女性では、パニック障害 26.7(p < 0.001)
男性では、自殺傾向

いじめ側は、反社会的人格障害リスク


Adult psychiatric outcomes of bullying and being bullied by peers in childhood and adolescence
Copeland WE, et al 
JAMA Psychiatry 2013; DOI: 10.1001/jamapsychiatry.2013.504.

いじめ被害者と、いじめ側/被害者 は、若年成人の精神疾患率増加するが、小児の精神疾患率・家族関係悪化率も増加する

小児精神疾患問題・家族関係悪化補正後も、いじめ被害は、 広場恐怖の頻度増加と関連 (odds ratio [OR], 4.6 [95% CI, 1.7-12.5]; P < .01)、全般性不安 (OR, 2.7 [95% CI, 1.1-6.3]; P < .001)、パニック障害 (OR, 3.1 [95% CI, 1.5-6.5]; P < .01)と相関。

いじめ側/被害者とも、若年成人うつ増加と関連 (OR, 4.8 [95% CI, 1.2-19.4]; P < .05)、 パニック障害 (OR, 14.5 [95% CI, 5.7-36.6]; P < .001)、 広場恐怖 (女性のみ ; OR, 26.7 [95% CI, 4.3-52.5]; P < .001)、 自殺傾向 (男性のみ; OR, 18.5 [95% CI, 6.2-55.1]; P < .001)

いじめ加害者側は、反社会的人格障害リスク (OR, 4.1 [95% CI, 1.1-15.8]; P < .04)

2013年1月4日金曜日

新たな学習能力評価は優秀:“セサミストリート”のようなビデオで脳の局所活動性評価

 試験というのも必ずその目的があるはず、特に、入園・入学試験では“入園・入学後の効果的学習教育付与評価”のため、入社試験では“入社後その組織に維持発展に効果的な人材確保”のため、業務資格試験は“その資格による業務資質・能力があるかどうか確認”のためなはず。ところが、現行の、幼稚園や学校の入園・入学試験の内容は、果たしてその目的通りになってるか?

 そのエビデンスは存在しないと論文冒頭。

 現行の入園・入学試験では、現実の学校生活の能力と一致してない 。

 新たな方法の試みは“セサミストリート”のような学習的ビデオを見せて、fMRIでその脳の活動性をみる試み。

 結果としては、予測可能性が示された。

こどもが現実の学校教育で観察されるリアルワード思考プロセスを評価することは現在でも難しい。こどもの神経プロセスを推量するための何を知ってるかで推定されていた。このようなやりかたではリアルワールドの思考能力を明らかに出来ない。
セサミストローとのビデオ視聴にてfMRI評価。
子供と成人とのneural timeseries間のwhole-brain個体差相関で“neural maturity"(知的能力)のマップを形成する。
基礎的数値認識領域として知られるintraparietal sulcus (IPS)のNeural maturityが算数能力を予測するものであった。
一方、Broca野のneural maturityは、子供の言語能力と相関していて、これは以前の言語研究と一致した治験であった。

リアルワールドの情報刺激によりコンテンツ特異的認知能力を予測可能であった。


これらの方法は、より生態学的自然なパラダイムであり、"neural maturity"の新しい測定法と共に、リアルワールドな数学脳内能力発達研究の新しい方法となるだろう。


Neural Activity during Natural Viewing of Sesame Street Statistically Predicts Test Scores in Early Childhood.
Cantlon JF, Li R (2013)
PLoS Biol 11(1): e1001462. doi:10.1371/journal.pbio.1001462


一流幼稚園などでは、そのうち、ワンパターンのトレーニング効果が現れやすいペーパー試験が無くなり 、fMRIを利用した脳検査が行われる?

2012年2月13日月曜日

パンデミックインフルエンザ:学校閉鎖の効果



Original Research
Effects of School Closure on Incidence of Pandemic Influenza in Alberta, Canada

Ann Int Med. February 7, 2012 vol. 156 no. 3 173-181 


パンデミックH1N1頻度と、学校閉鎖・気候との関連を検討

投稿期間の終了と再スタートは、第1波を減衰し、パンデミックインフルエンザ第2波開始時期に影響を与えた。
数学的モデルにて、学校閉鎖はパンデミックインフルエンザの伝播に劇的効果を示す。
学校閉鎖は、パンデミックインフルエンザ広がりを緩徐化するために有効な方法。











Figure 3. Comparison of pH1N1 data for the province of Alberta with simulations.
Box plots are based on 1000 realizations of our best-fit model, as specified in the Table. 
Data and simulation results are shown for school-age children (aged 5–18 y) (left panels) and for the rest of the population (right panels). 

上がbest-fit modelのシミュレーション、下が夏を通して閉校しなかった場合の予測

子供の睡眠時無呼吸:CPAPにて子供の認知行動機能改善だけでなく、家族・社会・学校生活にも好影響










子供の閉塞型無呼吸治療として、気道陽圧持続治療が使われているが、この治療により、子供の認知行動異常改善が見られるという報告。

Effects of Positive Airway Pressure Therapy on Neurobehavioral Outcomes in Children with Obstructive Sleep Apnea
Published ahead of print on February 9, 2012, doi: 10.1164/rccm.201112-2167OC
Am. J. Respir. Crit. Care Med. February 9, 2012 rccm.201112-2167OC 
52名の小児・青年のheterogenous groupのベースラインと3ヶ月後の神経行動評価

Adherenceにばらつき (mean use 170+145 [SD] minutes/night)


CPAP治療は、注意欠乏改善(p<0.001)、 Epworth scale 眠気(p<0.001)、行動 (p<0.001)、保護者 QOL(p=0.005) 、子供-QOL (p<0.001)改善した。

3ヶ月後のEpworth Sleepiness Scale減少とadherenceに有意相関  (r=0.411, p=0.006),
しかし、他の行動アウトカムとadherenceは有意相関認めず 。

発達遅延サブセットでも、行動機能の改善がみられた。

アドヒアランスが今一つでも、CPAP治療で、有意に、子供の認知行動機能の改善が見られる。
発達遅延の子供でも同様で、家族・社会的・学校に関する機能にもその好影響が見られる。




2012年2月6日月曜日

学校のランチトレーに野菜写真を貼り付けると・・・野菜摂取量増加

school lunch trayの一部に野菜の写真を置くことで、野菜摂取を推進できたという報告。

米国式ランチ方式の給食の話・・・




Photographs in Lunch Tray Compartments and Vegetable Consumption Among Children in Elementary School Cafeterias
JAMA. Published online February 1, 2012.




Amount of Vegetables Taken and Consumed During Lunch at an Elementary School Cafeteria






介入により

green bean 6.3%  (42/666)  → 14.8%(42/666) へ増加 (z = 5.04, P < .001),
ニンジン    11.6% (77/666) → 36.8% (238/647) (z = 10.70, P < .001)

green bean量は対照日と介入日で差は認めない  (mean of 19.0 g vs  19.1 g; t136 = 0.08, P = .93).

全体的には、介入で、生徒あたりの有意なgreen bean摂取量増加 (mean of 1.2 g →  2.8 g; t1311 = 38.00, P < .001)

ニンジン対照日において介入日より有意に摂取増加、対照日 (mean of 31.0 g) vs 介入日(mean of 27.1 g; t313 = 5.28, P < .001)
介入は、全体的に、生徒あたりニンジン摂取量全体で増加  ( mean of 3.6 g → 10.0 g; t1311 = 87.18, P < .001)

2012年2月3日金曜日

日本学校保健会からの医師会へのお達し:学校生活管理指導表の改訂 ;現場は空虚

財団法人 日本学校保健会からの医師会へのお達し
学校生活管理指導表の改訂について 
主な改善点 
1. 学習指導要領の改訂に伴う改訂。
2. 「その他注意すること」の欄を新設し、主治医・学校医の意見を明記できるようにし
た。
3. 従来の生活管理表は運動制限の方向性が強い傾向にあった。適正の範囲で体育の授業に参加できるよう配慮した。
4. 小学生用の管理表は学年別に運動強度が示されている。



学校生活管理指導表
〔平成23年度〕学校生活管理指導表の主な改善点
1. 学習指導要領の改訂に伴う改訂。
2. 「その他注意すること」の欄を新設し、主治医・学校医の意見を明記できるようにした。
3. 従来の生活管理表は運動制限の方向性が強い傾向にあった。適正の範囲で体育の授業に参加できるよう配慮した。
4. 小学生用の管理表は学年別に運動強度が示されている。

〔平成23年度改訂〕学校生活管理指導表(小学生用)

〔平成23年度改訂〕学校生活管理指導表(中学・高校生用)

学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)

糖尿病患児の治療・緊急連絡法等の連絡表


noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note