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2020年4月7日火曜日

低脂肪 vs 低炭水化物というより健康的な食事成分が重要


low-fat diet (LFD)  vs low-carbohydrate diet (LCD) という対立概念より
unhealthy LCDとLFD

healthy LCD score was calculated according to the percentage of energy from low-quality carbohydrate, plant protein, and unsaturated fat
Similar approaches were used to create overall, unhealthy, and healthy LFD scores
Typical low-quality carbs include white bread, white rice, pastries, and sweetened juices and beverages. Low-quality carbohydrate foods often contain refined grains, ...



Association of Low-Carbohydrate and Low-Fat Diets With Mortality Among US Adults
Zhilei Shan, et al.
JAMA Intern Med. 2020;180(4):513-523. doi:10.1001/jamainternmed.2019.6980
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2759134?utm_campaign=articlePDF&utm_medium=articlePDFlink&utm_source=articlePDF&utm_content=jamainternmed.2019.6980

重要性 死亡率と低脂肪および低炭水化物食の関連を調査する際には、炭水化物と脂肪の質と種類を取り入れることが重要である。
目的 米国成人の総死亡率および原因別死亡率と低炭水化物および低脂肪食の関連を調査する。
デザイン、設定、および参加者 この前向きコホート研究では、以下のデータを使用した。
米国国民健康・栄養検査調査(1999年~2014年)20歳以上の成人37233人の24時間食事リコールデータから 2019年7月5日から8月27日までのデータを分析した。
EXPOSURES 炭水化物、脂肪、タンパク質の総量とサブタイプとしてのエネルギーの割合に基づいた、全体的、不健康、および健康的な低炭水化物ダイエットと低脂肪ダイエットのスコア。
主要アウトカムおよび測定 ベースラインから2015年12月31日までの全死因死亡率を、全国死亡率データにリンクさせた。
結果 合計 37 233 人の米国成人(平均 [SD] 年齢 49.7 [18.3] 歳、女性 19 598 人 [52.6%])が今回の解析に含まれた。297,768人年の追跡調査期間中に4866人が死亡した。全体的な低炭水化物食と低脂肪食のスコアは総死亡率と関連していなかった。

食事スコアの20%上昇あたりの総死亡率の多変量調整ハザード比は、
不健康な低炭水化物-食事スコアでは1.07(95%CI、1.02-1.11;傾向についてはP = 0.01)、
不健康な低炭水化物-食事スコアでは0.91(95%CI、0.87-0.95;傾向についてはP < 0.001)であった。

 健康的な低炭水化物-食事スコアでは0.91(95%CI、0.87-0.95;傾向としてはP <0.001)、
不健康な低脂肪-食事スコアでは1.06(95%CI、1.01-1.12;傾向としてはP = 0.04)、健康的な低脂肪-食事スコアでは0.89(95%CI、0.85-0.93;傾向としてはP < 0.001)の相関がみられた。

層別化分析および感度分析においても、関連は同様であった。

結論および関連性 この研究では、全体的な低炭水化物食および低脂肪食のスコアは総死亡率とは関連していなかった不健康な低炭水化物-食事および低脂肪-食事のスコアは総死亡率の増加と関連していたが、健康な低炭水化物-食事および低脂肪-食事のスコアは総死亡率の減少と関連していた。これらの所見から、低炭水化物および低脂肪食と死亡率との関連は、多量栄養素の質および食品供給源に依存する可能性があることが示唆された。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。


2019年5月16日木曜日

低炭水化物食と心房細動発症リスク

ARIC (Atherosclerosis Risk in Communities) Studyにおける炭水化物食と心房細動発生リスクの関連性

前向きコホート研究群を用いてはいるが、Cox比例ハザード解析に基づく、あくまでも後顧的検討内の話

米国心臓病学会(ACC 2019、3月16〜18日、米ニューオーリンズ)で発表の論文
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2019/029016.php




Low‐Carbohydrate Diets and Risk of Incident Atrial Fibrillation: A Prospective Cohort Study
Shaozhao Zhang , et al.
https://doi.org/10.1161/JAHA.119.011955
Journal of the American Heart Association. 2019;8


低炭水化物食状況下の炭水化物の特異的な食事源(動物 vs 植物ベース)への置き換え影響を検討
フォローアップ中央値 22.4年間、心房細動発生 1803例(13.5%)

全摂取エネルギーに対する炭水化物比率 1%増加あたり、心房細動発生1-SD (9.4%)増加ハザード比は、従来の心房細動リスク要素や他の食事要素補正後  0.82 (95% CI, 0.72–0.94

炭水化物食摂食4分位個別カテゴライズ後も結果は同様 (ハザード比, 0.64; 95% CI, 0.49–0.84; 両極端4分位比較)





炭水化物代替としたタンパク質や脂肪の種類とAF発症のリスクとの間に関連性は見られず





例により 論文序文
心房細動(AF)は、臨床診療において最も一般的な不整脈であり、推定生涯リスクは25%である。
AFは罹患率、死亡率、および経済的コストの大幅な増加に関連しているため、この疾患の予防戦略を提供するためのステップとして、食事要因などの修正可能な危険因子を認識することが重要です。
タンパク質や脂肪の摂取量を増やすために炭水化物の摂取量を制限する低炭水化物食は、短期間の体重減少を誘発する能力があるため、かなりの人気を得ています
それにもかかわらず、炭水化物制限の長期的影響は、特に心血管疾患への影響において、依然として物議をかもしています
最近、5大陸にわたる18カ国からの135 335人の参加者を対象とした2017年の2017 PURE (Prospective Urban‐Rural Epidemiology) 研究で、炭水化物摂取量の増加は総死亡リスクの増加と関連していたが、心血管疾患(心筋梗塞、脳卒中、および心不全)や心血管死亡率リスク増加とは関連せず。
大規模コホートに関するもう1つの最近の研究であるARIC (Atherosclerosis Risk in Communities) 研究では、炭水化物摂取量と総死亡率の間にU字型の関連性が報告されました。
 しかし、我々の知る限りでは、炭水化物摂取量と偶発的なAFのリスクとの関係を調べた研究はない。その結果、炭水化物の摂取量とインシデントAFの関連を評価するためにARIC Studyデータセットを分析しました。




なんだか、納得できない記載も・・・

制限すると体内の水分が排出されて短期間で減量できるが、同時に脱水状態にも陥りやすく、これが心房細動を引き起こす可能性があるという。また、糖質制限食は電解質異常をもたらし、心臓の拍動リズムにも影響する可能性があるとしている。
 一方、Zhuang氏らは、糖質制限食を取り入れている人たちでは、炎症の抑制に働くとみられる野菜や果物、穀類の摂取量が少ない傾向にあることを指摘し、「こうした人たちでは、心房細動に関与する炎症レベルが高いのではないか」と推測している。なお、Epstein氏は「糖質制限を行っていた理由も重要だ」
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2019/029016.php

特に解説前段・・・ 後段が正しいとしたら低Carb.のやり方次第ということにも

2018年11月15日木曜日

低炭水化物ダイエット【炭水化物ーインスリンモデル】検証:減量中摂取炭水化物比率減少するほど消費エネルギー増加

減量中摂取炭水化物比率減少するほど消費エネルギー増加

Framingham State Food Study(FS)からも検証された

" 高glycemic-load炭水化物の摂取量増加がホルモン変化を生じ、脂肪細胞のカロリー蓄積を促進し、飢餓症状を増悪し、エネルギー消費量を低下させるという過程をとる"という【炭水化物ーインスリン・モデル】

減量中のエネルギー消費は、炭水化物比率低下ほど増加するという仮説に合致した結果であった


Effects of a low carbohydrate diet on energy expenditure during weight loss maintenance: randomized trial
BMJ 2018; 363 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.k4583 (Published 14 November 2018)
Cite this as: BMJ 2018;363:k4583

【目的】総エネルギー消費量に対する炭水化物と脂肪比率の変化に対するダイエットの効果
【デザイン】ランダム化試験
【セッティング】米国2ヶ所多施設共同、2014年8月から2017年5月まで
【被検者】18〜65歳の成人164名、BMI 25以上

【介入】run-in dietによる12%減量後(2%以内)、被検者を3つの食事にランダム割りつけ、炭水化物(高比率 60%, n=54、 中等比率 40%, n=53; 低比率 20%,n=57)、20週間
テスト食は蛋白でコントロールし、体重減少維持2kg以内に補正するようエネルギー調整。
炭水化物 - インスリンモデルによって予測されるeffect modificcation検証のため、サンプルを減量前インスリン分泌(経口ぶどう糖投与後30分のインスリン濃度)の3分位に分けた

【主要アウトカム指標】プライマリアウトカムは、二重標識水(Doubly. Labeled Water:DLW)法測定による総エネルギー消費で、ITT解析。per protocol解析では、目標化減量維持被検者を含み、より正確なeffect estimateを検討。
セカンダリアウトカムは、安静時エネルギー消費で、身体活動測定、代謝ホルモンレプチン・グレリン測定

【結果】総エネルギー消費はITT分析(n=162, P=0.002)では食事で異なり、総カロリー摂取10%減少毎52 kcal/d(95%信頼区間 23 - 82)の線形傾向を示した。 
 (1 kcal=4.18 kJ=0.00418 MJ).

総エネルギー消費の変化は、高比率炭水化物割り付け群に比べ、中等比率炭水化物割り付けで 91(95% 信頼区間 -23 〜 219 ) kcal/d、低炭水化物比率では 209(95% 信頼区間 91〜 326) kcal/d高い。





per protocol解析 (n=120, P<0 .001="" 131="" 267="" 411="" d="" kcal="" p="">


減量前インスリン分泌最大3分位被検者では、ITT解析   308 kcal/d、 per-protocol解析 478 kcal/d  (P<0 .004="" p="">
グレリンは炭水化物低比率割り付けで高比率割り付けに比べ有意に低い(両解析)
レプチンは炭水化物低比率割り付けで有意に低い(per protocol)



【結論】
炭水化物 - インスリンモデルと合致し、食事中の炭水化物比率低下は、減量中エネルギー消費を増加させた。この代謝効果は、肥満治療、特にインスリン分泌高度のもので成功可能性高い。






【炭水化物ーインスリンモデル】
肥満:低糖負荷食の暫定的勝利? 基本概念としては当面“Carbohydrate-Insulin Model”で行こう!
https://kaigyoi.blogspot.com/2018/07/carbohydrate-insulin-model.html

<0 .001="" 131="" 267="" 411="" d="" kcal="" p=""><0 .004="" p="">


2018年8月17日金曜日

長期安全性:適正な炭水化物比率は?

極端な炭水化物制限での減量効果は短期間で確認できる。だが、長期安全性はAtkins時代からの懸念。

減量ではなく、長期安全性としての死亡率最小化における適正な比率は?


Dietary carbohydrate intake and mortality: a prospective cohort study and meta-analysis
The Lancet , Public Health
Open Access Published : August 16, 2018
DOI:https://doi.org/10.1016/S2468-2667(18)30135-X


低炭水化物ダイエットとは、厳格な炭水化物制限の一方、好きなだけ蛋白・脂肪摂取して良いとイオウもので減力戦略として人気がある
しかし、炭水化物制限の死亡率への長期影響は議論があり、食事性炭水化物が植物ベースあるいは動物ベースの脂肪・蛋白に置き換わっているかにも関わるだろう
炭水化物摂取と死亡率の相関性研究

45−64歳、15,428名成人、4つの米国内コミュニティ、ARC研究時に食事アンケート(1987-1989年)、極端なカロリー摂取(男性 1日600kcal未満や4200kcal超、女性 500kcal未満や3600kcal超)報告でないもの
プライマリアウトカムは全死亡率
非線型関連性想定にて炭水化物摂取比率と全死亡率の関連性検討
メタアナリシスにて多国前向き研究7つからのデータからARICデータをさらに検討
最終的に炭水化物から動物性・植物性由来の脂肪蛋白置き換えの死亡率影響検討

フォローアップ期間中央値25年間、ARICコホート 死亡6283、コホート研究全てでは死亡 40,181
ARICコホートにて多変量補正後、炭水化物からのエネルギー比率と死亡率の関連性はU字型
 (平均 48.9%, SD 9.4): 炭水化物からのエネルギー比率 50-55%が死亡率関連性として最小リスク


 全てのコホート研究メタアナリシス(432,179名登録)において、低炭水化物比率(40%未満)と高炭水化物摂取(70%超)は中等度摂取より死亡率高リスクと関与し、U字型相関(プール化ハザード比 炭水化物低比率 1.20, 95% CI, 1.09-1.32、炭水化物高比率 1.23, 95% CI, 1.11-1.36











しかし、主要栄養素源により結果はばらつく
 炭水化物を動物由来脂肪や蛋白に置き換えると死亡率増加(1.18, 95%CI, 1.08-1.29)し、植物性に置き換えたときは死亡率減少(0.82, 95%CI, 0.78-0.87)





解説では、低炭水化物食は、野菜・果物・穀類摂取減少の一方、動物性蛋白質増加をもたらす可能性、典型的な長期動物由来蛋白・脂肪摂取が炎症惹起性・酸化ストレスなどもたらす可能性に言及している。植物由来の脂肪・蛋白摂取置き換えが可能ならどこまで安全かまた死亡リスク低下が見込めるかは・・・不明。

2018年7月3日火曜日

肥満:低糖負荷食の暫定的勝利? 基本概念としては当面“Carbohydrate-Insulin Model”で行こう!

低炭水化物食、low-carb.食とか色々名称があるが、ここでは、"low glycemic load"食


criticismを含めた総説にてDavid Ludwigの論評で 、 carbohydrate-insulin model (CIM)モデルを当面推奨


The Carbohydrate-Insulin Model of Obesity Beyond “Calories In, Calories Out” JAMA Internal Medicine Published online July 2, 2018
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2686146


肥満エピデミックの原因は、研究集中しているが、十分解明されず、通常のカロリー制限ダイエットでは長期的有効性が得られない。

肥満の炭水化物・インスリンモデル: carbohydrate-insulin model (CIM)によると、processed、高glycemic-load炭水化物の摂取量増加がホルモン変化を生じ、脂肪細胞のカロリー蓄積を促進し、飢餓症状を増悪し、エネルギー消費量を低下させるという過程をとる

基礎研究・遺伝子研究により、CIMを支持するmechanistic evidenceを提示している。

動物では、CIM予測と一致した現象で、食物組成物はカロリー摂取量と独立して、代謝及び体組成に影響を及ぼすことが明らか

行動トライアルのメタアナリシスでは、低glyemic load vs 低脂肪食で、より効果のある体重減少報告がなされているが、これらの研究は長期コンプライアンス不良が特性上懸念される。

feeding studyはCIM検証するには厳格さと期間が不足するが、長期研究により低glyemic load vs 低脂肪食で代謝的advantage示される傾向にある。

摂取炭水化物の種類・量を超えて、CIMは、理解のための概念的frameworkを提供し、多くの食事性・非食事性の影響がホルモン、代謝、脂肪細胞biologyに影響を与え肥満へ進むことの説明となっている。

明確な研究が出現するまで、低-glycemic load食の基本理念がよりプラクティカルで、食脂肪やカロリー制限の肩代わりとなる










肥満carbohydrate-insulin model (CIM) は、高炭水化物(精製デンプン食品、砂糖など)を大量摂取を含む高炭水化物食は、通常低脂肪食の時に生じることが多く、食後高インスリン血症を生じ、脂肪細胞のカロリー蓄積を促進し、lean tissue(除脂肪組織)の酸化を抑制し、空腹促進、代謝速度低下をもたらし、両者伴うこともある。

通常モデルと同様、CIMも熱力学第1法則である保存法則に従うが、過食が脂肪組織増加をもたらすと看做し、主な理由とはならない。すなわち、エネルギー貯蔵と脂肪蓄積とを関連づける因果経路は、従来の方向とは反対の方向に流れる(図B)。 この観点から、カロリー制限は、現代の食物環境で大部分の人々にとって失敗するようになっている対症療法と見ることができる

低カロリー、低脂肪食は、大元となっている代謝の問題を実際上悪化指せているのかもしれない。血液中へのエネルギー利用を妨げ、空腹感増加、代謝率低下、ストレスホルモン増加などの飢餓を誘発することで体重減少どころが肥満促進となっている(意訳しました)




日本糖尿病学会や肥満・栄養関連学会はまだカロリー制限principleを続ける?

官僚より頭の硬い集団だから・・・当面変更ないだろうなぁ
いろいろ突っ込みどころありそうだし・・・

2015年12月9日水曜日

耐久運動にこそ低炭水化物食?

High-Carb vs Low-Carb Diet: Which Is Better for Athletes?
Laird Harrison
Disclosures | December 04, 2015
http://www.medscape.com/viewarticle/855436


American College of Sports Medicine (ACSM)では、米国のガイドライン、 US Department of Agriculture guidelineに準じて、アスリートは、総エネルギーの45%〜65%を炭水化物からスタートすべきで、運動増えるほど炭水化物を増加させるべきとしている。



一方、耐久ランナーは、低炭水化物食で1分毎に1.54g脂肪を消費し、従来推定の50%以上の効果を示すとの報告。超耐久アスリートは脂肪からのエネルギーを引き出すようになる。


Patrick Davittは、総カロリー20%に炭水化物を制限
ダイエットのためじゃなく、マラソンのためだそうだが・・・





Endurance Runners on Low-Carb Diet Burn Fat
Laird Harrison June 11, 2015
http://www.medscape.com/viewarticle/846278




50マイルレース完遂アスリート男性
脂肪 28%、 蛋白 15%、 炭水化物 58%
vs
脂肪 71%、 蛋白 19%、 炭水化物 11%
6ヶ月以上継続






VariableLow-Carbohydrate DietHigh-Carbohydrate DietP Value
最大好気的能力 mL/kg per min64.364.70.85
最大炭水化物代謝, g/min5.657.830.002
% maximal aerobic capacity at maximal fat oxidation70.2554.89p<0.0001


脂肪酸化の最大好気代謝能増加


ただ、低炭水化物食は、胃腸症状回避が必要





事の真偽は・・・ そのうち、日本でも私が見つけた方法と宣う奴がテレビやラジオや週刊誌に出そう・・・

2015年2月27日金曜日

女性でしか確認できなかった・・・ 低炭水化物食と2型糖尿病発症リスクの関連性

女性でしか確認できなかった・・・ 低炭水化物食と2型糖尿病発症リスクの関連性


アンケート法による食事成分評価は一般的だが、やはり正確性に問題が残るが、グリセミック負荷量で、相関性は減弱し、炭水化物摂取量が糖尿病発症と大きく関連することを日本人で認めた。


でも、男性では、この関連認められてない



Low-Carbohydrate Diet and Type 2 Diabetes Risk in Japanese Men and Women: The Japan Public Health Center-Based Prospective Study
Akiko Nanri , et. al.
for the Japan Public Health Center-Based Prospective Study Group
PLOSone Published: February 19, 2015DOI: 10.1371/journal.pone.0118377


糖尿病病歴のない、男性2万8千弱、女性3万7千弱 (45-75歳)
Japan Public Health Center-Based Prospective Study
http://epi.ncc.go.jp/images/uploads/06newsletter06.pdf
食事摂取量はアンケート、低炭水化物食スコアを計算

5年間で、2型糖尿病新規発症  1191

低炭水化物食は女性でのみ2型糖尿病発症有意減少 (P for trend  < 0.001)
多変量補正オッズ比 最大vs最小5分位比較  0.63 ( 95% 信頼区間0.46 – 0.84)

食事性グリセミック負荷数補正追加後、この関連性は減弱  (odds ratio 0.75, 95% 信頼区間 0.45–1.25)

動物性と植物性の蛋白/脂肪分離後、動物性蛋白/脂肪では2型糖尿病逆相関。
一方、男女ともだが、植物性蛋白/脂肪高摂取は相関無し



2014年9月2日火曜日

無糖尿病・無CVD対象 RCT: 低炭水化物 vs  低脂肪食 ・・・ 動脈硬化指標でも優位性

1年間というスパンでは、低炭水化物ダイエットの優位性が、単に減量効果だけでなく、動脈硬化指標にも明らかになった。

"Effects of low-carbohydrate and low-fat diets: a randomized trial"
Bazzano L, et al
Ann Intern Med 2014; DOI:10.7326/M14-0180
http://annals.org/article.aspx?articleid=1900694

【被験者】臨床的心血管疾患・糖尿病無し148名男女

【介入】低炭水化物(40g/日未満) 、低脂肪(総エネルギー30%未満(飽和脂肪酸7%未満)

両群ともトライアル中規則正しい間隔で食事カウンセリング

【測定】体重、心血管リスク、食事構成データ収集(0、3、6、12週)


【結果】
低脂肪群:60名(82%完遂)
低炭水化物群:59名(79%完遂)


12ヶ月時点で、 
低炭水化物食群では、低脂肪食群に比べ 
体重減少著明 (変化量平均, −3.5 kg [95% CI, −5.6 to −1.4 kg]; P = 0.002) 
脂肪量減少(変化量平均, −1.5% [CI, −2.6% to −0.4%]; P = 0.011) 
総コレステロール/HDL比 (変化量平均, −0.44 [CI, −0.71 to −0.16]; P = 0.002) 
中性脂肪 (変化量平均, −0.16 mmol/L [−14.1 mg/dL] [CI, −0.31 to −0.01 mmol/L {−27.4 to −0.8 mg/dL}]; P = 0.038)  
以上減少


HDL (変化量平均, 0.18 mmol/L [7.0 mg/dL] [CI, 0.08 to 0.28 mmol/L {3.0 to 11.0 mg/dL}]; P < 0.001) 増加

2014年8月18日月曜日

2型糖尿病: 炭水化物極度制限・脂肪高比率 vs 脂肪摂取制限 RCTにてCGM血糖変動、血糖降下薬剤必要量減少

炭水化物超制限食vs飽和脂肪制限食による、2型糖尿病管理指標の変化

低炭水化物食では、脂肪制限に比べ、CGMによる血糖変動指標、血糖降下剤使用量の減少を認めた。

A Very Low Carbohydrate, Low Saturated Fat Diet for Type 2 Diabetes Management: A Randomized Trial
Diabetes Care July 28, 2014 ublished online before print July 28, 2014, 
doi: 10.2337/dc14-0845

【目的】2型糖尿病(T2DM)患者に於ける、炭水化物極低摂取・不飽和脂肪酸高度/飽和脂肪酸低度摂取(LC) vs  非制限炭水化物高度摂食・脂肪低度摂取(HC)の、血糖コントロール、心血管疾患(CVD)リスク要素への影響の比較

【研究デザイン・メソッド】
T2DM肥満成人(n = 115、 BMI 34.4 ± 4.2、年齢 58 ± 7 歳)
割り付け
低カロリーLC食(炭水化物 14% (炭水化物 50g/日未満)、 蛋白 28%、脂肪 58% (飽和脂肪酸 10%未満))
エネルギーマッチ化HC食  (炭水化物 53% , 蛋白 17% ,  脂肪 30%  (飽和脂肪酸10%未満))

構成運動施行24週間

アウトカムは、HbA1c、 血糖変動(48時間CGM:GV)、 血糖降下剤変化(血糖降下剤 effects score [MES])、 血液脂質、血圧

【検査結果】
93名24週完遂、同様の完遂率(LC 79% vs 82%)、減量 (LC −12.0 ± 6.3 kg、 −11.5 ± 5.5kg): p 0.50以上、 血圧: −9.8/−7.3 ± 11.6/6.8 mmHg 、 LDLコレステロール (−0.3 ± 0.6 mmol/L)減少。
LC完遂者は、TG、MES、GV指数いずれも大きく減少
HbA1c 7.8%超、 HDL-C 1.29 mmol/Lの被験者では、HbA1c減少、HDL増加著明。





日本糖尿病学会は、「低炭水化物ダイエット」に対して当初拒否的・・・

メタ解析により炭水化物 55%以上脂質 30%未満たんぱく質 12~16%を推奨値とする報告もあ る。一方、最近では、炭水化物の最低必要量のみを定めるものや、特に一定の数値を示 さないガイドラインも見られるようになってきている。欧米と比較して脂質摂取量 の少ない我が国では、従来から脂肪エネルギー比率の上限として 25%を採用することが一 般的で・・・


「学会が否定する「極端な制限」とはどれぐらいなのか、安全に減らせるとしたらどれぐらいかという基準は具体的に示されず、提言内容に疑問を抱く患者もいる。」という主張はごもっともで・・・


製薬会社のおんぶにだっこができない、食事介入ランダム化トライアル


「門なんたらさんたち日本糖尿病学会のおえらいさんたち」は、日本人のエビデンスがないとほざいてるが、さてどうするんだろ?しょせん外人のRCTと批判し続けるだけだろうか?


低炭水化物ダイエットRCT報告がでて、日本人糖尿病患者への、低炭水化物食の具体的指標をどうするか、注目点となってきている。

2014年5月28日水曜日

低炭水化物・ベジタリアン vs 高炭水化物lacto-ovoベジタリアン:やはり低炭水化物の方が減量効果・脂質特性とも良好

低炭水化物食は減量効果がある。植物蛋白・植物オイル比重の高い食事は冠動脈性心疾患リスクを現法させる。

低炭水化物・植物中心の減量及びLDLコレステロールの長期的効果に関する報告

高炭水化物・lacto-ovoベジタリアン(動物肉・魚肉回避)と比較した、完全なベジタリアンであるveganとの比較なのだが、やはりveganのほうが、体重減少に関しても、脂質特性に関しても良好だった

10%ほど心臓疾患リスクを減少させるというコメント


Nutrition and metabolism Effect of a 6-month vegan low-carbohydrate (‘Eco-Atkins’) diet on cardiovascular risk factors and body weight in hyperlipidaemic adults: a randomised controlled trial
BMJ Open 2014;4:e003505 doi:10.1136/bmjopen-2013-003505 

39名の過体重脂質異常のある、男性と閉経後女性

1ヶ月間メタボリック・バージョンの食事提供低後、6ヶ月間炭水化物vegan食 vs高炭水化物 lacto-ovo vegetarian食




6ヶ月 ad libium研究完遂率は 検証群 50%、 対照群 68%

メタボリック研究にて約4kg減量し、低炭水化物食 6.9kg 、 高炭水化物6ヶ月間ad libitum治療にて5.8kg減量(治療差 [95% CI] - 1.1 kg ( -2.1 〜 0.0) p = 0.047)



LDL-C 、トリグリセライド減少は、ともに大きい( - 0.49 mmol/L ( - 0.70 to 0.28), p < 0.001、 - 0.34 mmol/L (- 0.57 to - 0.11, p = 0.005)
総コレステロール:HDL-C比、アポリポ蛋白 B:A1比も同様 (   - 0.57 ( - 0.83,  to - 0.32), p < 0.001 、  - 0.05 ( - 0.09, to - 0.02), p=0.003)


noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note