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2015年12月17日木曜日

論文:40年前に比べ大げさなpositive、negativeな言葉の使用増大している

BMJのクリスマス特集記事の一つ


Pollyannaバイアス:「極めて前向きな楽観主義者」の意味

Human language reveals a universal positivity biasP
NAS Feb. 24, 2015 vol. 112 no. 8


これとは違う”positive”と思うが・・・見いだされた知見を”bright side”にのみ着眼し大袈裟に表現するやり方。

科学的記載には情緒的表現はなるべく避けるべきだが、次第に、次第に浸透してきているらしい。特に、英語ネイティブでない論文記述者に多く見られる。


科学文献数増大に伴い、大げさな表現が増大ししているのではないかと懸念



Use of positive and negative words in scientific PubMed abstracts between 1974 and 2014: retrospective analysis

BMJ 2015; 351
doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h6467 (Published 14 December 2015)

目的 科学要旨使用言語が、極端なpositive、negative word使用方向へ経年的に偏っているかどうか?
デザイン PubMed between 1974〜2014のPubmed科学論文要旨後顧的解析

方法 positive、 negative、 neutral wordの年時頻度 (各カテゴリー25事前選別word)+100のランダム選択wordを要旨総数標準化
サブ解析は、個別言語パターン定量化、選別上高インパクトジャーナル特異性、主要言語英語圏内外の著者連携
修験頻度パターンを既出版書籍・Google Books Ngram Viewerによるダイジェスト化4%と比較



主要アウトカム測定 要約中のpositive、negativeなwordの頻度を、ニュートラル、ランダムな含蓄を有する言葉の頻度と比較して、1980年来の相対的変化として表現

結果 positive wordの絶対頻度は2.0% (1974-80) から17.5%(2014)へ増加、40年間で880%の相対的増加。
25個別positive word全て、特に、“robust”、 “novel” 、“innovative” 、“unprecedented”という言葉が15000%まで相対的に増加。

インパクトファクターが高い選別ジャーナルでの解析に限定すると、差はあるものの、底までの顕著な傾向はすくなくなる。

非言語会話国施設所属著者では、このpositive word使用が、有意に多い。
negative wordは、1.3%(1974-80) から3.2%(2014)へ増加し、257%の相対的増加が見られる。

同期間、ニュートラル、ランダムなword使用は明確な増加見られず、出版書籍でのpositive word使用頻度の増加も明確には見られない。




結論:今回の辞書的解析では、科学要約は positive word、negative wordの記載増加が見られ、科学的記載の変化に新しい観点を生じている。明らかに、研究結果のbright sideに着眼しやすい。しかし、これはリアリティーにフィットした知覚なのか疑念を呈したい。

2014年7月3日木曜日

ブレイクスルー幹細胞研究撤回:CNN報道

'Breakthrough' stem cell study retracted By Miriam Falco,
 CNN July 2, 2014 -- Updated 1957 GMT (0357 HKT)
http://edition.cnn.com/2014/07/02/health/stem-cell-study-retraction/



記念書込み:STAP: stimulus-triggered acquisition of pluripotency
http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/01/stap-stimulus-triggered-acquisition-of.html




J-ANDIスキャンダル
http://www.huffingtonpost.jp/yoshiomi-unno/jadni_b_4573204.html


CASE-J問題
http://diamond.jp/articles/-/49558


ディオバン(ノバルティス)問題は、形の上では元社員の関与で刑事事件となったが、上記方々の処分は?特に、J-ANDIなどは国民の税金が利用されてるのだが、事の真相次第では刑事事件化すべき事案だと思う。

STAP細胞発表前後で、血税を利用しマスコミを用いた過剰歪曲宣伝が性懲りも無くされている。
 ↓
NIPPON DATA80:サブグループ解析を大げさに報道 ・・・ 魚と脳卒中リスク低下

こういう後顧的研究で信頼性あるエビデンスであるか如く発表するもの達は、ブロプレス・ディオバンのデータ操作を笑えないと思うのだが・・・

2014年5月15日木曜日

2つのスタチン副作用関連論文撤回へ・・・BMJ

洋の東西を問わず、論文の質の問題が発生というか、常態してるわけで、まぁ論文というのは嘘と思ってみなきゃならない。それは、複数権威者のステートメントも含め・・・



Adverse effects of statins

BMJ 2014; 348 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g3306 (Published 15 May 2014)
Cite this as: BMJ 2014;348:g3306

BMJの2つの記事の著者等が、スタチン副作用についてのステートメントを撤回
先行出版内容の不正確な引用、それによるスタチン副作用発生率過剰記載のための撤回


この話題で興味深いのは、薬効でなく、副作用の側面の研究。
薬剤副作用の報告も、そのマーケットは大きいほど、メジャージャーナルに取り上げられやすくなるので、overstatement傾向も・・・
(薬害なんたら たちが、昔からやってる手法。それに反ワクチン運動家も・・・)

スタチン周辺は、カルキュレーターゲート・ラゲート問題など 特に、騒がしい。


報道:
http://www.forbes.com/sites/larryhusten/2014/05/14/bmj-articles-critical-of-statins-provoke-kerfuffle/


John Abramson(Harvard Medical School)による論文では、スタチンベネフィットは、従来記載より少なく、リスクが大きいとのべており、副作用リスクを約18%、20%とした。
Should people at low risk of cardiovascular disease take a statin? BMJ 2013; 347 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f6123 (Published 22 October 2013) Cite this as: BMJ 2013;347:f6123

2つめの論文は、同じ週で、Asee Malhotra(Croydon University Hospital in London ) の報告で、飽和脂肪酸の心血管疾患への役割で、スタチン服用の20%で、持続不能の副作用ありという報告。

Saturated fat is not the major issue BMJ 2013; 347 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f6340 (Published 22 October 2013) Cite this as: BMJ 2013;347:f6340


Godlee F "Adverse effects of statins: the BMJ and authors withdraw statements that adverse events occur in 18-20% of patients" BMJ 2014; 348: 11.



2014年3月7日金曜日

Wikipedia引用 医療系論文にはびこる

「ウィキペディア」を引用するな!
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/1566

・・・というのは、 以前から言われてるのだが、IFの高いジャーナルにさえ見られるようになった現在。 


References that anyone can edit: review of Wikipedia citations in peer reviewed health science literature
BMJ 2014; 348 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g1585 (Published 6 March 2014) Cite this as: BMJ 2014;348:g1585

目的 Wikipedia引用頻度評価、Wikipedia引用出版文献ジャーナル同定、Wikipeidaの引用状況を明らかにして、医学ジャーナル指標化調査を行う

デザイン Bibliometric analysis.

研究選択 Wikipediaの引用に含まれる英語発表部分をScopusやWeb of Scienceを用い回収

データソース 医学ジャーナル同定のため、結果を、Ullrichデータベースを用い、Medline、PubMed、Embase内のindex化ジャーナルから引用選別し、修正。研究に含まれる全ジャーナル収集のため、Thomson Reuters Journal Citation Reports, 2011 impact factorsを用いた。

データ抽出 引用結果は、テーマ的にコード化し、 descriptive statistics(記述的統計) を計算

結果 Medline、PubMed、Embaseにてインデックス化した1008のジャーナルからの1433のフルテキスト記事を評価。Wikipedia引用頻度は経時的に増加;多くの引用は2010年12月以降行われている。

引用の半数越えが、定義 (n=648; 31.6%)、description (n=482; 23.5%)としてコード化。
引用は、インパクトファクターが低いか無いジャーナルに限定されず、調査は、高インパクトファクターを持つ多くのジャーナルの中にもWikipedia引用が見られる。 

結論 永続的、エビデンスに基づく情報原は別に利用できるはずなのに、だれでも編集できる3次情報からの情報を引用する文献が多く存在する。ジャーナルエディターやレビューアーが、Wikipedia引用記事発表する場合に注意をはらうようしなければならない。






 無視(虫)



たぬき
 

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