亜鉛は、ガソリンなどのアルキル鉛、鉛製給水管、塗装原料など環境中に多く存在する
安価なアクセサリーなど亜鉛含む場合、子供のおもちゃなど特に注意する必要があるそうで、2008年改正食品衛生法で有害指定されている
で・・・
ニュージーランド40年間 前向きコホート研究
小児期鉛暴露が、その後成人となったときの認知機能や社会経済ステータスに関連するか?
Association of Childhood Blood Lead Levels With Cognitive Function and Socioeconomic Status at Age 38 Years and With IQ Change and Socioeconomic Mobility Between Childhood and Adulthood
Aaron Reuben, et al.
JAMA. 2017;317(12):1244-1251
オリジナル被検者 1037名中、 1007名38歳まで生存、 11歳児鉛検査 565名(56%)( 男性 54%、 白人 93%)、 11歳時 血中鉛濃度 平均(SD) 10.99 (4.63) µg/dL
血液検査された38歳時被検者 mean WAIS-IV score 101.16 (14.82)、mean NZSEI-06 score 49.75 (17.12)
母体IQ、 小児IQ、小児社会経済ステータス補正後、血中鉛濃度 5-μg増加毎、以下と相関
成人IQ 1.61-point スコア低下 (95% CI, −2.48 to −0.74)
知覚推理:perceptual reasoning 2.07-point スコア低下 (95% CI, −3.14 to −1.01)
working memory 1.26-point スコア低下 (95% CI, −2.38 to −0.14)
小児期鉛濃度と、verbal comprehensionとprocessing speed は統計学的に有意ではない
寄与要素補正後、小児期鉛濃度 5-µg/dL 増加ほど、社会経済ステータス 1.79-unit スコア低下 (95% CI, −3.17 to −0.40)
血中鉛濃度増加と、IQ及び社会経済ステータスの減少に関する強い相関は、小児期からの下方移動に起因し、その関連性は40%
結論:ニュージーランド1972−1973年生まれコホートにて、鉛小児暴露は、38歳時点の認知機能及び社会経済ステータスと相関し、IQ減少と社会的下方流動と関連する
小児鉛暴露が長期影響を及ぼす可能性
日本での摂取量微増傾向あるそうで・・・
↓
環境中の鉛による健康影響について
http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM0904_01.pdf
2017年3月29日水曜日
2016年12月12日月曜日
オキシトシン:他者との同調性強化効果→社会的同調性増加
自称・公称の脳科学者たちが大好きな「オキソトシン」・・・妄想拡大しメディアでご大層な解説する予感
デンマーク「Center for Music in the Brain (MIB) Aarhus University/The Royal Academy of Music」からの報告
研究手法 見ると・・・納得
people synchroniseってのは、「歩行」「拍手」「音楽創作」などで、調子を合わせるわけだが、互いの協力関係(afflication)の感情強く無ければ困難。
共同作業・協力関係のような社会的相互作用促進にオキシトシンが働くわけだが、オキシトシンの社会的影響はdirectなものなのか?あるいは、ダイレクトにsynchronisationに影響を与え、二次的に社会的行動に影響をあたえているのかは不明。
検証として、オキシトシンの血中濃度増加が与える被検者ペアでsteady beatに同期するか、また、オキソトシン・スプレー投与互いに同調するか?
finger-tapping paradigmによる検証。
オキシトシンが他者行動への同調・適応能力に関する検討
オキシトシンと非活性プラシーボの鼻腔内投与
対のメンバーのひとりと、無反応のメンバーへtappingを行い、すなわち、leading/self-paicingペアの1人にもう1人が同調する、その程度がプラシーボより強力か?
通常のメトロノームにしたがうとき、あるいは、両方のtapperが互いに適合している場合効果認めず。さらに、自己ペースのtappingパートナーに対し、オキシトシン投与群は非投与群に比べ変動が少なくなる。
オキシトシンは、tapping変動減少することで、不応なパートナーへの同調性改善をもたらすものと結論。
かように、オキシトシンは、個別間の同調性を増加させ、sensorimotor prediction促進により社会的相互作用を促進させるものと考えられる。
オキシトシンは、synchronisationに影響を与え、tapperがtapping partnerを好きかどうかとはには影響を与えなかった。
オキシトシン群ではbeatへのtapping変動少なくリーダーのtap予測性に優れていることが示唆された
オキシトシンの社会的効果は、social afflicationの経験のない場合でも、社会的相互作用の促進的役割をはたすものと解釈される
Oxytocin improves synchronisation in leader-follower interaction
L. Gebauer, M. A. G. Witek, N. C. Hansen, J. Thomas, I. Konvalinka & P. Vuust
Scientific Reports 6, Article number: 38416 (2016)
doi:10.1038/srep38416
http://www.nature.com/articles/srep38416

デンマーク「Center for Music in the Brain (MIB) Aarhus University/The Royal Academy of Music」からの報告
研究手法 見ると・・・納得
people synchroniseってのは、「歩行」「拍手」「音楽創作」などで、調子を合わせるわけだが、互いの協力関係(afflication)の感情強く無ければ困難。
共同作業・協力関係のような社会的相互作用促進にオキシトシンが働くわけだが、オキシトシンの社会的影響はdirectなものなのか?あるいは、ダイレクトにsynchronisationに影響を与え、二次的に社会的行動に影響をあたえているのかは不明。
検証として、オキシトシンの血中濃度増加が与える被検者ペアでsteady beatに同期するか、また、オキソトシン・スプレー投与互いに同調するか?
finger-tapping paradigmによる検証。
オキシトシンが他者行動への同調・適応能力に関する検討
オキシトシンと非活性プラシーボの鼻腔内投与
対のメンバーのひとりと、無反応のメンバーへtappingを行い、すなわち、leading/self-paicingペアの1人にもう1人が同調する、その程度がプラシーボより強力か?
通常のメトロノームにしたがうとき、あるいは、両方のtapperが互いに適合している場合効果認めず。さらに、自己ペースのtappingパートナーに対し、オキシトシン投与群は非投与群に比べ変動が少なくなる。
オキシトシンは、tapping変動減少することで、不応なパートナーへの同調性改善をもたらすものと結論。
かように、オキシトシンは、個別間の同調性を増加させ、sensorimotor prediction促進により社会的相互作用を促進させるものと考えられる。
オキシトシンは、synchronisationに影響を与え、tapperがtapping partnerを好きかどうかとはには影響を与えなかった。
オキシトシン群ではbeatへのtapping変動少なくリーダーのtap予測性に優れていることが示唆された
オキシトシンの社会的効果は、social afflicationの経験のない場合でも、社会的相互作用の促進的役割をはたすものと解釈される
Oxytocin improves synchronisation in leader-follower interaction
L. Gebauer, M. A. G. Witek, N. C. Hansen, J. Thomas, I. Konvalinka & P. Vuust
Scientific Reports 6, Article number: 38416 (2016)
doi:10.1038/srep38416
http://www.nature.com/articles/srep38416
2016年2月17日水曜日
「働かないアリ」というより「三年寝太郎」アリ・・・ 集団内労働閾値多様性
「働かないアリ、集団の絶滅防ぐ」…北大チーム
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160216-OYT1T50149.html?from=y10
・・・と、著作権にうるさい読売新聞のタイトル
原文は・・・・
Lazy workers are necessary for long-term sustainability in insect societies
Eisuke Hasegawa, Yasunori Ishii, Koichiro Tada, Kazuya Kobayashi & Jin Yoshimura
Scientific Reports 6, Article number: 20846 (2016)
doi:10.1038/srep20846
http://www.nature.com/articles/srep20846
社会の生産性最大化のための最適化研究
アリの集団において、タスクに基づく刺激に応じる閾値に関して働き蟻の反応性が異なる
疲労に直面した働き蟻の代わりに不活発な蟻のが置き換わりクリティカルな役割を果たす。
怠け者に見える不活発な働き蟻は、短期的生産性減少を偽性にする代わりに、コロニーの長期持続性に寄与する。
原文見ると、怠け者を擁護するのではなく、ここぞという時に、力を蓄える、「三年寝太郎」エピソード(http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=14)の方がフィットする気がする
2014年10月29日水曜日
重度暴力行為の5-10%と関連する遺伝子
2つの遺伝子重度暴力多数再犯的行為と関連し、それは、フィンランドの重度暴力犯罪の5-10%にあたる。
MAO-Aの機能関連とニューロン膜接着分子(CDH13)の遺伝子
"Genetic background of extreme violent behavior"
Molecular Psychiatry , (28 October 2014) | doi:10.1038/mp.2014.130
J Tiihonen, et. al.
MAO-Aの機能関連とニューロン膜接着分子(CDH13)の遺伝子
"Genetic background of extreme violent behavior"
Molecular Psychiatry , (28 October 2014) | doi:10.1038/mp.2014.130
J Tiihonen, et. al.
先進国では、全暴力犯罪の大部分は、小グループの反社会的常習的攻撃者からコミットされたものだが、常習的暴力攻撃や殺人などの重度暴力行為に寄与した遺伝子は示されてない。
フィンランド囚人の2つの独立したコホートから、
Our results, from two independent cohorts of Finnish prisoners, revealed that a
monoamine oxidase A (MAOA) low-activity genotype (contributing to low dopamine turnover rate) と、CDH13 gene (coding for neuronal membrane adhesion protein) が、極度暴力行為(少なくとも10回の殺人、殺人未遂、殺人関与)と関連することが判明。
非暴力的攻撃においてはMAOA、CDH13どちらも実質的シグナルとして観察されず、暴力的攻撃にのみ特異的ということが示唆され、薬物乱用、反社会人格疾患とも大きく関与しない。
これらの結果により、モノアミン代謝低下やニューロン膜機能障害とも、極端な犯罪的暴力行為の原因可能性がある。
フィンランドの重度暴力犯罪の5-10%は前述のMAOA・CDH13遺伝子型と関連する。
2014年8月20日水曜日
卒中リスク:社会的低地位、高血圧住民への喫煙対策で卒中減少効果望める
デンマークのpooled cohort study(68,643名男女)での社会経済的地位、喫煙、高血圧の影響をその組み合わせで検討
低社会的ポジション及び高血圧住民では、喫煙の影響が相加的以上の影響が有り、その対策で、卒中頻度低下をもたらすことができるかもしれない。
Combined Effects of Socioeconomic Position, Smoking, and Hypertension on Risk of Ischemic and Hemorrhagic Stroke
Helene Nordahl, et. al.
STROKEAHA.114.005252 Published online before print August 14, 2014,
doi: 10.1161/STROKEAHA.114.005252
低社会的ポジション及び高血圧住民では、喫煙の影響が相加的以上の影響が有り、その対策で、卒中頻度低下をもたらすことができるかもしれない。
Combined Effects of Socioeconomic Position, Smoking, and Hypertension on Risk of Ischemic and Hemorrhagic Stroke
Helene Nordahl, et. al.
STROKEAHA.114.005252 Published online before print August 14, 2014,
doi: 10.1161/STROKEAHA.114.005252
14年間フォローアップ、虚血性卒中 3613、 出血性卒中776
現行喫煙・高血圧は、教育水準低い場合多い。
教育程度の高低は、虚血性卒中で関連性あり、出血性、卒中発生そのものでは関連性なし
低教育水準・現行喫煙の組み合わせの影響は、相互作用のため、個々の影響より高く、特に男性では影響有り:10万人年超過増加数 134 (95% 信頼区間, 49–219)
教育レベルと高血圧との関連性あきらかなエビデンス無し:
現行喫煙と高血圧にて、虚血性・出血性卒中発生へ個々の影響の総和より多く影響を認める
この 影響は女性では虚血性卒中で特に関連性あり:10万人年超過増加 178(95%信頼区間, 103-253)。
2014年5月13日火曜日
テロメア長への社会的量悪環境影響に、セロトニン・ドパミン経路が関係する
テロメア長というと、生物の寿命と関連するわけだが、一方、生存上社会的に不利な環境というのも健康アウトカムに関連する。慢性ストレスが一部に寄与するわけだが、テロメア長は、社会的状況やうつ状態を含む要素により短縮する。
セロトニン感受性に関わるホモ接合genotypeと、ドパミン感受性に関わるホモ接合serotype数と、社会的不利環境と有利環境のテロメア長(TL)への影響研究
ホモ接合的genotypeの判定は、0−4で行い、最小数ほどから2+のコードで評価。
セロトニン作動遺伝子型では、2+以上の状況で、有利な社会的環境でテロメア長増加と関連(p=0.02)
一方、ドパミン作動遺伝型では、中等+の状況で、 有利な社会的環境でテロメア長増加と関連(p=0.05)
ドパミン作動系ではやや奇異性
Social disadvantage, genetic sensitivity, and children’s telomere length
Colter Mitchella, et. al.
PNAS April 22, 2014 vol. 111 no. 16
http://www.pnas.org/content/111/16/5944

セロトニン感受性に関わるホモ接合genotypeと、ドパミン感受性に関わるホモ接合serotype数と、社会的不利環境と有利環境のテロメア長(TL)への影響研究
ホモ接合的genotypeの判定は、0−4で行い、最小数ほどから2+のコードで評価。
セロトニン作動遺伝子型では、2+以上の状況で、有利な社会的環境でテロメア長増加と関連(p=0.02)
一方、ドパミン作動遺伝型では、中等+の状況で、 有利な社会的環境でテロメア長増加と関連(p=0.05)
ドパミン作動系ではやや奇異性
Social disadvantage, genetic sensitivity, and children’s telomere length
Colter Mitchella, et. al.
PNAS April 22, 2014 vol. 111 no. 16
http://www.pnas.org/content/111/16/5944
ここで示されたのは9歳までのTL減少と、社会的不利状況の関連性であり、低収入、母の教育状況、不安定な家族状況、粗い親子関係と関連性が示された。
セロトニン作動、ドパミン作動経路によりこの影響は影響される。
種々感受性仮説の存在、遺伝的感受性スコアの高いヒトでは、社会的環境不利な状況暴露では短く、有利環境では長くなる。
2013年12月3日火曜日
老人・急性心筋梗塞:介入可能医療機関への搬送に積極的な病院と消極的病院でその生命予後に差は認めず、搬送積極性により入院期間延長に寄与
日本なら訴訟沙汰やマスコミの餌食にになりかねない。この発表自体も・・・。テレビなどのコメントを見聞きするとかれらは全てを善悪分割したがる。急性心筋梗塞なら年齢にかかわらず全てカテーテル介入や手術介入できる施設へ搬送するのが当たり前という固着した“常識”を当たり前のようにしゃべり高報酬をもらう。
処置不能病院で、急性心筋梗塞高齢者の搬送に積極的な病院と、そうでない病院の比較
処置不能病院から搬送する場合に、搬送判断なされているわけで、なにもせず放置って分けでもない。高齢者患者の急性心筋梗塞搬送頻度は実質的にばらつきが大きい。搬送率が高い病院のやりかたは、生命予後に公的影響を与えず、単に入院期間延長し社会資源の無駄遣いをもたらすだけかもしれない。
55962件のメディケア支払いサービス、2006年1月1日から2008年12月31日までの搬送率層別化( 20%以下、20%超・30%以下、30%超・40%以下、40%超)比較
Transfer Rates From Nonprocedure Hospitals After Initial Admission and Outcomes Among Elderly Patients With Acute Myocardial Infarction
José Augusto Barreto-Filho, , PhD, et al.
JAMA Intern Med. Published online December 02, 2013. doi:10.1001/jamainternmed.2013.11944
日本なら、遠くにいて普段面倒みることのない親戚が、途中から割り込み、現場で意思決定した患者・患者家族・医療関係者の関係性まで悪くすることが・・・日常的に見られる。
処置不能病院で、急性心筋梗塞高齢者の搬送に積極的な病院と、そうでない病院の比較
処置不能病院から搬送する場合に、搬送判断なされているわけで、なにもせず放置って分けでもない。高齢者患者の急性心筋梗塞搬送頻度は実質的にばらつきが大きい。搬送率が高い病院のやりかたは、生命予後に公的影響を与えず、単に入院期間延長し社会資源の無駄遣いをもたらすだけかもしれない。
55962件のメディケア支払いサービス、2006年1月1日から2008年12月31日までの搬送率層別化( 20%以下、20%超・30%以下、30%超・40%以下、40%超)比較
Transfer Rates From Nonprocedure Hospitals After Initial Admission and Outcomes Among Elderly Patients With Acute Myocardial Infarction
José Augusto Barreto-Filho, , PhD, et al.
JAMA Intern Med. Published online December 02, 2013. doi:10.1001/jamainternmed.2013.11944
搬送率中央値は29.4%(IQR 25-75パーセンタイル 21.8% to 37.8%)
(あたりまえだが)搬送比率高いほど、カテーテル施行率高い (P < .001)、同様に、percutaneous coronary intervention (P < .001)、coronary artery bypass graft surgery (P < .001)率高い
入院期間中央値は、検討群間で、有意差無し
搬送率と、30日目リスク標準化死亡率の間に相関する有意なエビデンス認めず (平均 [SD], 22.3% [2.6%], 22.1% [2.3%], 22.3% [2.4%], 21.7% [2.1%], 各; P = .054)
、 1年後リスク標準化死亡率1 (43.9% [2.3%], 43.6% [2.2%], 43.5% [2.4%],42.8% [2.2%], 各; P < .001)
日本なら、遠くにいて普段面倒みることのない親戚が、途中から割り込み、現場で意思決定した患者・患者家族・医療関係者の関係性まで悪くすることが・・・日常的に見られる。
2013年8月14日水曜日
雇用不安は冠動脈性心疾患発生のリスク要素
雇用不安:job insecurity
職業関連ストレスと心身疾患の関連性の文献によると(BioPsychoSocial Medicine 2010, 4:4 doi:10.1186/1751-0759-4-4)、日本国内調査では、最も多いストレッサーは、職業関連諸問題で、次に健康関連、そして、経済的諸問題である。職業関連書問題としては、多くの問題、過労、失業・雇用不安、労働・家族のバランス欠如である。
雇用不安が冠動脈疾患のリスク要素であるという報告。
Perceived job insecurity as a risk factor for incident coronary heart disease: systematic review and meta-analysis
BMJ 2013; 347 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f4746 (Published 8 August 2013)
Cite this as: BMJ 2013;347:f4746
文献検索の結果4つのコホート研究、個別登録データを含む13のコホート研究を合わせ、メタアナリシス174,438名、9.7年間、冠動脈性心疾患 1892症例
雇用不安の高低による、この年齢補正相対リスクは 1.32 (95% 信頼区間 1.09 〜 1.59)
社会住民統計因子・リスク要素補正後の雇用不安による、この相対リスクは、 1.19 (1.00 〜 1.42)
性、年齢(50歳未満 v 50歳以上)、国内失業率、福祉レジーム、失業不安項目との相関に関して有意な差は認めず
Forest plot:雇用不安とCHDイベント発生(男女、年齢補正モデル)
多変量解析モデル
2013年6月12日水曜日
改正道路交通法:なぜ「医師」の届け出義務じゃなかったのか? →医者が被害者のこと考えてないから、免許制度を知らないから・・・
改正道路交通法が成立 H25.6.7 NHK
7日の衆議院本会議で可決成立した改正道路交通法では、てんかんや統合失調症などの病気で運転に支障を及ぼすおそれのある症状の人が症状を隠して免許を取ることに新たに罰則を科すほか、症状がありながら運転を続けている人などを医者が診察した場合、都道府県の公安委員会に通報できるようにします。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130607/k10015145171000.html
無免許運転については、罰則を現在の「1年以下の懲役、または30万円以下の罰金」から「3年以下の懲役、または50万円以下の罰金」に引き上げ、無免許運転をするおそれがある人に車を提供した場合も、無免許運転と同じ罰則を科します。
また、自転車については、信号無視などを繰り返した悪質な運転者に、安全講習の受講を新たに義務づけます。
改正道路交通法は、2年以内に項目ごとに順次、施行されます。
医師の届け出のところ
提出時法案
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g18305042.htm
(医師の届出)
第百一条の六 医師は、その診察を受けた者が第百三条第一項第一号、第一号の二又は第三号のいずれかに該当すると認めた場合において、その者が免許を受けた者又は第百七条の二の国際運転免許証若しくは外国運転免許証を所持する者(本邦に上陸(同条に規定する上陸をいう。)をした日から起算して滞在期間が一年を超えている者を除く。)であることを知つたときは、当該診察の結果を公安委員会に届け出ることができる。
2 前項に規定する場合において、公安委員会は、医師からその診察を受けた者が免許を受けた者であるかどうかについての確認を求められたときは、これに回答するものとする。
3 刑法の秘密漏示罪の規定その他の守秘義務に関する法律の規定は、第一項の規定による届出をすることを妨げるものと解釈してはならない。
4 公安委員会は、その管轄する都道府県の区域外に居住する者について第一項の規定による届出を受けたときは、当該届出の内容を、その者の居住地を管轄する公安委員会に通知しなければならない。
百三条第一項第一号、第一号の二又は第三号
第百三条 免許(仮免許を除く。以下第百六条までにおいて同じ。)を受けた者が次の各号のいずれかに該当することとなつたときは、その者が当該各号のいずれかに該当することとなつた時におけるその者の住所地を管轄する公安委員会は、政令で定める基準に従い、その者の免許を取り消し、又は六月を超えない範囲内で期間を定めて免許の効力を停止することができる。ただし、第五号に該当する者が前条の規定の適用を受ける者であるときは、当該処分は、その者が同条に規定する講習を受けないで同条の期間を経過した後でなければ、することができない。
一 次に掲げる病気にかかつている者であることが判明したとき。
イ 幻覚の症状を伴う精神病であつて政令で定めるもの
ロ 発作により意識障害又は運動障害をもたらす病気であつて政令で定めるもの
ハ イ及びロに掲げるもののほか、自動車等の安全な運転に支障を及ぼすおそれがある病気として政令で定めるもの
一の二 認知症であることが判明したとき。
二 目が見えないことその他自動車等の安全な運転に支障を及ぼすおそれがある身体の障害として政令で定めるものが生じている者であることが判明したとき。
三 アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者であることが判明したとき。
なぜ、「医師診断書提出義務ではなかったのか?」→「医者は社会での 患者の活動による被害や、その被害を受けた者の苦情を受け 止めるという発想が欠け」、「運転免許制度を知らない医師がいる」し、「困難であることから(医師の診断書の提出義務付けは)不適当」
一定の病気等に係る運転免許制度の在り方に関する有識者検討会
第6回
「2 申請時における医師の診断書の提出義務付けの是非」関係
委 員: 「2 申請時における医師の診断書の提出義務付けの是非」 の「(3)今後の方向性」について、結論部分では「不適当」、 本文では「困難」という言葉が使われているが、いずれかに 揃えた方が良いのではないか。どちらかと言えば「困難」が 良いと思う。委 員: 同意見である。「不適当」では、今後も導入できないとい うニュアンスになる。医師の体制等の実情を踏まえれば導入 は難しかった、という状況であるため、「困難」を使うのが 良い。委 員: 実際に、一人の医師によって全ての病気について専門的な 診断を下すことは難しいのだから「不適当」とするべきであ る。将来可能になるとも考えづらい。「困難」とするべきと いう趣旨は分かるが、ここは「現時点では不適当」という表 現ではどうか。事務局: 提言案の趣旨としては、「困難であることから不適当」と いう考え方である。委 員: この検討会が導き出した結論であるのだから、「不適当」 のみで良いのではないか。委 員: 諸外国では診断書の添付を義務化している国もあるもの の、現在の国内の状況を踏まえればハードルが高いという視 点から、「困難」が良いのではないか。委 員: 「困難」が良いという意見も「不適当」が良いという意見 もあるため、ここは保留として議論を次に進めたい。
◇ 「3 制度運用上の改善事項について」関係
委 員: 一定の病気関係の運転免許制度を知らない医師がいる、医学部で教育されることもないということでは、制度を創設し ても十分に運用できない。どの医師にも、一定の病気等に該 当する患者が診断を受けに来る可能性がある。学会に周知を 呼びかけるだけではなく、医師全員に運転免許制度を知って おいてもらわなくてはいけない旨を盛り込むべきである。 委 員: 学生の間に学ぶべき内容なのか、卒後教育として学ぶべき かという問題がある。学生に学ばせるのであれば、文科省が 5年ごとに改定するコアカリキュラムに入れる必要がある。 卒後教育とするのであれば、全ての医師に学ばせるようなシ ステムは現状では存在しないため、任意に加入している学会 を通じて行うしかないだろう。
委 員: どのタイミングで教えるべきかは別にして、何らかの形で、 一定の病気等に係る運転免許制度について医師への周知を行 う必要があることを明らかにしたい。制度を知らないという のは問題である。
委 員: 医療関係者は、患者について力を尽くして治療すること、 患者を社会復帰させることが仕事の柱であるため、社会での 患者の活動による被害や、その被害を受けた者の苦情を受け 止めるという発想が欠けている部分があるだろう。被害者の ことを考えるという発想を、学生への教育や卒後教育に取り 入れる必要がある。
委 員: ガイドラインをどこが作るかという問題もあるが、そのよ うな周知は、運転免許制度に関する内容をガイドラインに盛 り込むことで行うしかないのではないか。委 員: 議論となっているような内容、例えば医学教育を「制度運用上の改善事項」と整理するのは難しいのではないか。「お わりに」を工夫してその考え方を盛り込むことではどうか。 若しくは、「制度運用上の改善事項について」の部分につい て、委員の意見を載せることとすることでこの議論を紹介す るのはいかがか。
委 員: (2)の日本医師会等への協力要請に関する項目のタイト ルを、「医師への協力要請」というように医師会に限定せず に書くことにすれば、医師全体の話とすることができるので はないか。その上で、本文中に周知に関する文言を入れては どうか。
委 員: この項目については、タイトルと本文を修正して、医師に対する一定の病気等に係る運転免許制度の周知が必要である ことを記載する方向で工夫することとしたい。
2013年5月7日火曜日
食料品購入は空腹時を避けること!
空腹時の時、食料品店に行くと、全てが良さそうに見える。いけそうに見える。おなかがなってるときの食品購入は良い考えではなさそうという当たらし研究結果。
空腹時食品購入者には、高カロリー食品を通常の品よりより希望しやすい。
Fattening Fasting: Hungry Grocery Shoppers Buy More Calories, Not More Food
Aner Tal, PhD; Brian Wansink, PhD
JAMA Intern Med. 2013;():1-2. doi:10.1001/jamainternmed.2013.650.
http://www.news.cornell.edu/stories/2013/05/grocery-shopping-when-hungry-can-be-fattening
68名の食品買い物客に、クラッカーを空腹を減らすための与えた場合と、与えず5時間空腹の場合に、購入内容をとうと、クラッカーを食してない場合、疑似店で食品を19%多く購入し、高カロリースナックが31%も多く含まれていた。
フォローアップ研究で、午後遅く、食品購入者82名を実際の食品店で観察。昼食と夕食の間の時間で、空腹となりやすい時間帯で、ランチ後の時間比較など。
午後遅くの購入者は、昼食直後の購入者に比べ、全体の購入物に対する低カロリー食品比率が少ない。
ダイエット、空腹、多忙のため食事を忘れてた、などの多くの理由で、食品を求めるが、なぜ購入するかは関係なく、栄養要求のまま、ポテトチップス、アイスクリームをよりおおく、そしてベビーキャロットやスキムミルクをより少なく購入する。
共著者である、 Brian Wansink (教授、 Charles H. Dyson School of Applied Economics and Management)は、ショッピング前にスナックを食してたら良いとアドバイス。食事を抜かない、少なくとも食品購入前にスナックを食べて行く。
学校のカフェテリアでの空腹も、子供には不健康食選択の元となると、研究者のAndrew Hanksは述べている。
空腹時食品購入者には、高カロリー食品を通常の品よりより希望しやすい。
Fattening Fasting: Hungry Grocery Shoppers Buy More Calories, Not More Food
Aner Tal, PhD; Brian Wansink, PhD
JAMA Intern Med. 2013;():1-2. doi:10.1001/jamainternmed.2013.650.
http://www.news.cornell.edu/stories/2013/05/grocery-shopping-when-hungry-can-be-fattening
68名の食品買い物客に、クラッカーを空腹を減らすための与えた場合と、与えず5時間空腹の場合に、購入内容をとうと、クラッカーを食してない場合、疑似店で食品を19%多く購入し、高カロリースナックが31%も多く含まれていた。
フォローアップ研究で、午後遅く、食品購入者82名を実際の食品店で観察。昼食と夕食の間の時間で、空腹となりやすい時間帯で、ランチ後の時間比較など。
午後遅くの購入者は、昼食直後の購入者に比べ、全体の購入物に対する低カロリー食品比率が少ない。
ダイエット、空腹、多忙のため食事を忘れてた、などの多くの理由で、食品を求めるが、なぜ購入するかは関係なく、栄養要求のまま、ポテトチップス、アイスクリームをよりおおく、そしてベビーキャロットやスキムミルクをより少なく購入する。
共著者である、 Brian Wansink (教授、 Charles H. Dyson School of Applied Economics and Management)は、ショッピング前にスナックを食してたら良いとアドバイス。食事を抜かない、少なくとも食品購入前にスナックを食べて行く。
学校のカフェテリアでの空腹も、子供には不健康食選択の元となると、研究者のAndrew Hanksは述べている。
2013年4月24日水曜日
小児期髄膜炎による成人生活への影響:肺炎球菌・インフルエンザ桿菌
デンマーク住民において、小児期の細菌性髄膜炎は、成人での教育達成レベルや経済自立度と関連。特に、肺炎球菌による髄膜炎、インフルエンザ桿菌による髄膜炎では、成人期における教育到達度・経済自立度関連性の影響をみとめる。ただ、髄膜炎菌性髄膜炎での関連性は家族関連要素が大きい。
この種のワクチンへの公費負担の根拠にもなる。
Educational Achievement and Economic Self-sufficiency in Adults After Childhood Bacterial Meningitis
Casper Roed, et. al.
JAMA. 2013;309(16):1714-1721.
この種のワクチンへの公費負担の根拠にもなる。
2013年4月17日水曜日
PURE: 冠動脈疾患・卒中後のライフスタイル健全度、高所得国居住か、低所得国居住かで影響される
17ヶ国からの研究で、貧乏ほど炭水化物を多く摂取し、裕福な場合ほど蛋白や非不飽和脂肪酸摂取回数が多くなるという報告
Prospective Urban Rural Epidemiology (PURE) study
ESC Congress 2012
このPURE研究からの別の知見ということになるだろう
同じ自己報告冠動脈性心疾患・卒中既往患者でも、国の収入レベルに応じて、健康的ライフスタイルの頻度に影響を与える。低所得国ほど、健康行動少ない
Prevalence of a Healthy Lifestyle Among Individuals With Cardiovascular Disease in High-, Middle- and Low-Income Countries The Prospective Urban Rural Epidemiology (PURE) Study
JAMA. 2013;309(15):1613-1621
Prospective Urban Rural Epidemiology (PURE) study
ESC Congress 2012
The ESC Congress is currently the world's premier conference on the science, management and prevention of cardiovascular disease. ESC Congress 2012 takes place 25-29 August at the Messe München in Munich. The scientific programme is available at: http://spo.escardio.org/Welcome.aspx?eevtid=54
このPURE研究からの別の知見ということになるだろう
同じ自己報告冠動脈性心疾患・卒中既往患者でも、国の収入レベルに応じて、健康的ライフスタイルの頻度に影響を与える。低所得国ほど、健康行動少ない
Prevalence of a Healthy Lifestyle Among Individuals With Cardiovascular Disease in High-, Middle- and Low-Income Countries The Prospective Urban Rural Epidemiology (PURE) Study
JAMA. 2013;309(15):1613-1621
自己報告CHD(冠動脈性心疾患;過去イベント:中央値 5.0 [IQR, 2.0-10.0]年前)・卒中(過去イベント:中央値[IQR, 2.0-8.0]年前)の既往7519名のうち、
・ 喫煙継続 18.5%(95% CI, 17.6%-19.4%)
・ 仕事・娯楽関連運動高レベルなのは35.1%(95% CI, 29.6%-41.0%)
・ 健康食なのは 39.0%(95% CI, 30.0%-48.7%)
以上3つの項目の健康側ライフスタイル行動いずれもしてないのは14.3% (95% CI, 11.7%-17.3%)
以上3つ全ての項目の健康側ライフスタイル行ってるのは 4.3%(95% CI, 3.1%-5.8%)
最高所得国(HIC : high-income countries): 74.9% [95% CI, 71.1%-78.6%]
高・中等度所得国(UMIC : upper-middle-income countries): 42.6% [95% CI, 39.6%-45.6%]
低所得国(low-income countries): 38.1% [95% CI, 33.1%-43.2%]
身体運動のレベルは国収入増加毎に増加するが、この傾向には統計学的有意さ認めず
健康食最低頻度は、 LIC (25.8%; 95% CI, 13.0%-44.8%)
LMIC (43.2%; 95% CI, 30.0%-57.4%)、UMIC (45.1%, 95% CI, 30.9%-60.1%)、 HIC (43.4%, 95% CI, 21.0%-68.7%)
国別こども視線の世帯所得格差
小泉政権下の亡霊たちが復権し続けている現政権に危惧を感じる部分がある。
ジニ係数は、「社会における所得分配の不平等さを測る指標」で、中国の格差問題だけをクローズアップして、日本のジニ係数に表れる問題は軽視して報道されがち。
">
GINI index(ジニ指数)、GINI ratioと書かれる場合もあるようだ
https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/rankorder/2172rank.html
より小児に特化した所得格差の検討・・・United Nations Children’s Fundの報告
米国のこどもの5人に1人異常は、UNICEF定義の貧困
この場合の定義は、国民中央値の半分以下の所得率で、絶対的収入ではなく、高所得層群が多ければそれに引っ張られて貧困層が多くなるというもの
Map: How 35 countries compare on child poverty (the U.S. is ranked 34th)


気になるのが、「Child poverty gaps」、これかなり日本は大きい

所得格差のある場合、学校でのいじめの原因にもなるわけで、日本はそのリスクは高いってことに。社会階層流動性あるほどそのリスクは加速するが、日本は次第に社会階層固定化しつつある側面も有り、どちらも問題はあるのだろうが・・・
ジニ係数は、「社会における所得分配の不平等さを測る指標」で、中国の格差問題だけをクローズアップして、日本のジニ係数に表れる問題は軽視して報道されがち。
GINI index(ジニ指数)、GINI ratioと書かれる場合もあるようだ
USA 2007年 45.0 (CIA Gini)、 UK 2005年 34.0 (CIA GIni)、 日本 2008年 37.6 (CIA Gini)、 韓国 2011年 41.9(CIA Gini) 、北朝鮮 31.0(GPI Gini)、ロシア 2011年41.9 *Gini)
https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/rankorder/2172rank.html
より小児に特化した所得格差の検討・・・United Nations Children’s Fundの報告
米国のこどもの5人に1人異常は、UNICEF定義の貧困
この場合の定義は、国民中央値の半分以下の所得率で、絶対的収入ではなく、高所得層群が多ければそれに引っ張られて貧困層が多くなるというもの
Map: How 35 countries compare on child poverty (the U.S. is ranked 34th)
http://www.washingtonpost.com/blogs/worldviews/wp/2013/04/15/map-how-35-countries-compare-on-child-poverty-the-u-s-is-ranked-34th/
気になるのが、「Child poverty gaps」、これかなり日本は大きい
所得格差のある場合、学校でのいじめの原因にもなるわけで、日本はそのリスクは高いってことに。社会階層流動性あるほどそのリスクは加速するが、日本は次第に社会階層固定化しつつある側面も有り、どちらも問題はあるのだろうが・・・
2013年2月27日水曜日
いじめ被害者・加害者:成人の精神疾患と関連
子供の頃いじめの傷は、大人になってからも残る。学校内の問題ではなく、社会の問題でもある。
Adult psychiatric outcomes of bullying and being bullied by peers in childhood and adolescence
Copeland WE, et al
JAMA Psychiatry 2013; DOI: 10.1001/jamapsychiatry.2013.504.
広場恐怖(agoraphobiaは英語ではplace phobiaで、あきらかな誤訳と思う) 4.6倍
全般性不安 2.7倍
パニック障害 3.1倍
女性では、パニック障害 26.7(p < 0.001)
男性では、自殺傾向
いじめ側は、反社会的人格障害リスク
Adult psychiatric outcomes of bullying and being bullied by peers in childhood and adolescence
Copeland WE, et al
JAMA Psychiatry 2013; DOI: 10.1001/jamapsychiatry.2013.504.
いじめ被害者と、いじめ側/被害者 は、若年成人の精神疾患率増加するが、小児の精神疾患率・家族関係悪化率も増加する
小児精神疾患問題・家族関係悪化補正後も、いじめ被害は、 広場恐怖の頻度増加と関連 (odds ratio [OR], 4.6 [95% CI, 1.7-12.5]; P < .01)、全般性不安 (OR, 2.7 [95% CI, 1.1-6.3]; P < .001)、パニック障害 (OR, 3.1 [95% CI, 1.5-6.5]; P < .01)と相関。
いじめ側/被害者とも、若年成人うつ増加と関連 (OR, 4.8 [95% CI, 1.2-19.4]; P < .05)、 パニック障害 (OR, 14.5 [95% CI, 5.7-36.6]; P < .001)、 広場恐怖 (女性のみ ; OR, 26.7 [95% CI, 4.3-52.5]; P < .001)、 自殺傾向 (男性のみ; OR, 18.5 [95% CI, 6.2-55.1]; P < .001)
いじめ加害者側は、反社会的人格障害リスク (OR, 4.1 [95% CI, 1.1-15.8]; P < .04)
2012年12月5日水曜日
社会経済状況悪化により精神的苦痛による死亡率増加促進
The Combined Association of Psychological Distress and Socioeconomic Status With All-Cause Mortality: A National Cohort Study
Antonio Ivan Lazzarino, et. al.
Arch Intern Med. Published online December 03, 2012. doi:10.1001/2013.jamainternmed.951
社会経済状況:socioeconomic status (SES)低下なら、精神的苦痛の死亡率への影響は増幅される。
35歳以上のHealth Survey for England 調査(66518名登録):1000人年死亡 14.49(95% 14.37-14.81)での検討
Antonio Ivan Lazzarino, et. al.
Arch Intern Med. Published online December 03, 2012. doi:10.1001/2013.jamainternmed.951
社会経済状況:socioeconomic status (SES)低下なら、精神的苦痛の死亡率への影響は増幅される。
35歳以上のHealth Survey for England 調査(66518名登録):1000人年死亡 14.49(95% 14.37-14.81)での検討
2012年11月15日木曜日
オキシトシン: うわき防止ホルモン・貞節保持ホルモン・一夫一婦制度保持ホルモン・・・
“視床下部で作られ下垂体から分泌されるオキシトシンは、労働をいとわず、世話を熱心にし 良両親・子供間のつながりを強くし、いわゆる、 "cuddle hormone" (抱擁ホルモン)とよばれている。” ← 初めて知った。
The Journal of Neuroscienceに掲載
Oxytocin Modulates Social Distance between Males and Females
The Journal of Neuroscience, 14 November 2012, 32(46): 16074-16079; doi: 10.1523/JNEUROSCI.2755-12.2012
プレスリリース解説:Hormone affects distance men keep from unknown women they find attractive Finding suggests oxytocin may promote fidelity (http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-11/sfn-had111312.php )
ヘテロ性癖男性 86名(25歳程度)にオキシトシン鼻スプレーを投与、その影響をみた研究
オキシトシン投与男性では、女性からの距離間を28-30インチが望ましいと答え、プラシーボの場合は20-24インチが望ましいとした。
René Hurlemann (University of Bonn)主導研究で、オキシトシンのcommitted relationship(貞節関係)への影響、すなわち、未知の女性へアプローチあるいはアプローチされたとき、その貞節関係に無い魅力的女性への距離をより大きくとることが判明した。
独身男性ではオキシトシンは影響を与えなかった。
具体的には、非独身男性では、オキシトシン投与にて、貞節関係以外のの女性との距離を10-15cmながく置こうとする。
オキシトシンは、鼻スプレー投与で行われている。
健康状態にある異性性的志向の有る男性へ鼻スプレーで、オキシトシンとプラシーボ投与。
45分後、魅力的な女性実験者を紹介され、その実験者は研究ボランティアに近づいたり離れたりする。実験者がどの程度の距離が適切かを質問し、その距離を指標とする。
動物実験では、一夫一婦制度の鍵のホルモンとして同定されていた。ヒトにも同様の効果があることが示されたとしている。
Oxytocin facilitates protective responses to aversive social stimuli in males.
Striepens N, et. al.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2012 Oct 30;109(44):18144-9. (pubmed)
浮気防止ホルモン、一夫一婦制堅持ホルモン、つがい維持ホルモン・・・
2012年6月20日水曜日
独居・孤独に関わる問題:比較的若年動脈硬化疾患患者は一人暮らしインパクト有り、高齢者は孤独感と死亡・機能減少と関連
1) 動脈硬化45歳以上の外来患者国際的研究で、独居は死亡率増加と関連するが、高齢者ではその影響は軽度。この観察研究には十分な確認が必要。
2) 60歳超の老人にとって、孤独感は機能低下、死亡の予測要素となる
孤独は、高齢者にとって、疾患、苦悩、QOL低下の原因としてその影響が大きい。US60歳以上の孤独、機能的低下、死亡との関連性を調査。
2) 60歳超の老人にとって、孤独感は機能低下、死亡の予測要素となる
社会的サポートを必要とする一人暮らしと心血管リスクの ONLINE FIRST報告
Living Alone and Cardiovascular Risk in Outpatients at Risk of or With Atherothrombosis
Jacob A. Udell, et. al.
for the REduction of Atherothrombosis for Continued Health (REACH) Registry Investigators
Arch Intern Med. 2012;():1-10. doi:10.1001/archinternmed.2012.2782
REACH研究 44573名で、8594(19%)は一人暮らし。
一人暮らしは4年生存率高値(14.1% vs 11.1%)、心血管死(8.6% vs 6.8%; log-rank P<0.01)と相関。しかし、年齢による効果影響有り(P value fo interaction = .03)
特に、若年者では、他者との同居に比べ、独居は、有意に死亡率高い(年齢 45-65 歳: 7.7% vs 5.7%; 補正ハザード比 [HR], 1.24 [95% CI, 1.01-1.51]; 66-80 歳: 13.2% vs 12.3%; adjusted HR, 1.12 [95% CI, 1.01-1.26])
しかし、これは高齢者では関連無し(80歳超; 24.6% vs 28.4%;補正HR, 0.92 [95% CI, 0.79-1.06])
同様傾向が心血管死亡リスクでも見られる。
住居環境による全原因死亡率(4年間イベント)
独居と関連する4年間ハザード
孤独は、高齢者にとって、疾患、苦悩、QOL低下の原因としてその影響が大きい。US60歳以上の孤独、機能的低下、死亡との関連性を調査。
Loneliness in Older PersonsA Predictor of Functional Decline and Death
Carla M. Perissinotto, et. al.
Arch Intern Med. 2012;():1-7. doi:10.1001/archinternmed.2012.1993
1604名のコホート研究(the psychosocial module of the Health and Retirement Study)
プライマリアウトカムは、6年間の死亡、6年経過での機能低下;4項目(ADL数上困難度、 上肢タスク数根など、可動性減衰、階段登り困難)
平均年齢71歳。女性 59%、白人 81%、黒人 11%、ヒスパニック 6%、独居 18%
高齢者の内、43%が孤独を感じるとのこと。
孤独感はすべてのアウトカムと相関。
孤独感は、ADL減少発生 (24.8% vs 12.5%; 補正 リスク比 [RR], 1.59; 95% CI, 1.23-2.07); 上肢タスクの困難度発生(41.5% vs 28.3%; 補正 RR, 1.28; 95% CI, 1.08-1.52);可動性減少発生 (38.1% vs 29.4%; 補正 RR, 1.18; 95% CI, 0.99-1.41); 階段登り困難発生 (40.8% vs 27.9%; 補正 RR, 1.31; 95% CI, 1.10-1.57)と関連
孤独感は、死亡リスク増加と相関 (22.8% vs 14.2%; 補正 HR, 1.45; 95% CI, 1.11-1.88)
Kaplan-Meier survival curve ;孤独感 vs 非孤独感 72ヶ月
2012年6月15日金曜日
心理的ストレス受けやすさ:女性、若年、低所得、低教育レベル ;男は金・財産喪失と関連
米国内調査なので、日本でも、あるいは国際的に一般化できるかどうか?
何れも、Perceived Stress Scale (PSS)を用いた調査
参照:http://www.ncsu.edu/assessment/resources/perceived_stress_scale.pdf
Who's Stressed? Distributions of Psychological Stress in the United States in Probability Samples from 1983, 2006, and 2009
Journal of Applied Social Psychology Volume 42, Issue 6, pages 1320–1334, June 2012
心理的ストレスを国内調査、1963、2006、2009年3回。
3回調査とも 女性は男性よりストレス高く、年齢、教育、収入減少と共に増加。
無職ではストレス高く、定年ではストレス低い。
すべてが、独立しており、人種/民族とも独立。
マイノリティーは一般に白人よりストレスが多く報告されているが、これらの違いは他の住民統計データ補正時有意差を失う。
ストレスは、2008-2009年経済的な落ち込みのときにはさほど増加しなかった。中年、大学卒業フルタイム雇用白人男性は増加。
これらのデータは、ストレス関連健康リスクは、女性、若年、低社会経済階層に多く、男性では、収入・財産喪失が主な原因となる。
マスメディア報道例: http://www.usatoday.com/news/health/story/2012-06-13/stress-increase-over-time/55587296/1
ストレス調査によると、1983年から2009年で、女性で18%、男性で14%増加。
女性、低所得者、低教育水準ほどストレス多く、年齢層が上がるほどストレス低下する、たとえば20代より30代、30代より40代でストレス低下する。
2012年2月28日火曜日
米国心理学研究:上層階級は非倫理的行為に走りやすく、詐欺的・他者からの奪取行為・強欲傾向が強い
マスメディアがいっぱい取り上げてる。
google news: http://bit.ly/xZnFxW
ベ ンツやBMW・トヨタプリウスのような高級車に乗る人は運転中法律を破りやすい・・など、上層階級はウソをつきやすく、インチキをしやすいという7つのシ リーズ研究をUniversity of California Berkeley や University of Toronto の心理学者が研究発表。
7つの研究で、実験的な方法、自然観察法を用い、上層階層の行動が、下層階層に比べ非倫理的であるかを示した研究。
study 1、2は、上層階級が如何に運転中違法行為をするか、下層階級と比較。
フォローアップ検査室検査で、上層階級は、非倫理的意思決定傾向となってるか(study 3)、
さらに他者から価値あるものを奪う傾向にあるか (study 4)
ネゴシエーション上ウソをつくか(study 5)
賞金獲得チャンス増加のため詐欺的行為を働くか(study 6)
そして労働時非倫理的行動をとるか (study 7)
以上を下層階級と比較。
mediator や moderator dataにより、上層階級者の非倫理的傾向が示され、強欲(greed)傾向が強い。
社会階層が固定している国との比較したらどうなるのだろう。米国のような社会階層が流動的な社会では上層階級を目指すなら強欲的・私利的にならざるえないのでは?
米国の金持ちは非倫理的行いの言い訳として、 慈善活動や一部反捕鯨などへ金を使い、偽善行為を尽くす・・・そういう考えも成り立ちそう。
日本のマーケット市場主義者たちも似たような傾向があるような・・・ 法律を犯すことをさほど悪と考えてない、エルピーダにおけるインサイダー役人、ほりえもん・・・
google news: http://bit.ly/xZnFxW
ベ ンツやBMW・トヨタプリウスのような高級車に乗る人は運転中法律を破りやすい・・など、上層階級はウソをつきやすく、インチキをしやすいという7つのシ リーズ研究をUniversity of California Berkeley や University of Toronto の心理学者が研究発表。
Higher social class predicts increased unethical behaviorPaul K. Piffa,, Daniel M. Stancato, Stéphane Côté, Rodolfo Mendoza-Denton, and Dacher Keltner
Published online before print February 27, 2012, doi: 10.1073/pnas.1118373109
PNAS February 27, 2012
7つの研究で、実験的な方法、自然観察法を用い、上層階層の行動が、下層階層に比べ非倫理的であるかを示した研究。
study 1、2は、上層階級が如何に運転中違法行為をするか、下層階級と比較。
フォローアップ検査室検査で、上層階級は、非倫理的意思決定傾向となってるか(study 3)、
さらに他者から価値あるものを奪う傾向にあるか (study 4)
ネゴシエーション上ウソをつくか(study 5)
賞金獲得チャンス増加のため詐欺的行為を働くか(study 6)
そして労働時非倫理的行動をとるか (study 7)
以上を下層階級と比較。
mediator や moderator dataにより、上層階級者の非倫理的傾向が示され、強欲(greed)傾向が強い。
社会階層が固定している国との比較したらどうなるのだろう。米国のような社会階層が流動的な社会では上層階級を目指すなら強欲的・私利的にならざるえないのでは?
米国の金持ちは非倫理的行いの言い訳として、 慈善活動や一部反捕鯨などへ金を使い、偽善行為を尽くす・・・そういう考えも成り立ちそう。
日本のマーケット市場主義者たちも似たような傾向があるような・・・ 法律を犯すことをさほど悪と考えてない、エルピーダにおけるインサイダー役人、ほりえもん・・・
登録:
投稿 (Atom)
noteへ実験的移行
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
誤飲検証のためのベッドサイド水飲みテストは、一飲み量(1−5ml)で再現できればrule inできる Screening accuracy for aspiration using bedside water swallow tests: A systematic revi...
-
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
2005年以来となる改訂らしい Standardization of Spirometry 2019 Update. An Official American Thoracic Society and European Respiratory Society Technic...