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2015年6月19日金曜日

工業的食用トランス脂肪酸は、働き盛りの人たちの頭を悪くする

週末ニュース番組でトランス型脂肪酸の問題いろいろと取り上げられていたが、いずれも、”閾値”の認識が根本という報道は全くなかった。


昨年の報告だが・・・


工業的食用トランス脂肪酸 Dietary industrial trans fatty acids (dTFA)

20−45歳の働き盛り年齢層の言語機能低下と相関

AHA Scientific Session 2014 15572 -
Trans Fat Consumption is Adversely Linked to Memory in Working-Age Adults

http://www.abstractsonline.com/pp8/#!/3547/presentation/41164








日本国民の健康を無視するアホ官僚・手下たち; 米国トランス脂肪酸添加廃止に関して思うこと
http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/06/blog-post_85.html

日本は、なんせトクホの国ですから・・・科学的エビデンスヒエラルキーなんて存在しないし、問題視なんです。

2014年6月11日水曜日

睡眠は学習・記憶のためのニューロンspine形成の鍵

電子カルテ移行のため、時間がとれない!故に、記載おくれ


Sleep promotes branch-specific formation of dendritic spines after learning
Science 6 June 2014: Vol. 344 no. 6188 pp. 1173-1178 DOI: 10.1126/science.1249098
睡眠がいかに学習・記憶の手助けになるかは未知。運動学習後のマウス運動皮質は、それぞれのブランチサブセットにおける、layer V 錐体神経細胞において、シナプス後樹状細胞spineの形成を促進する。運動神経系タスクによる活性化したニューロンは、NREM睡眠中に再活性化し、このニューロン再活性化が阻害されるとbranch-specificなspine形成を温存する音となる。
これは睡眠こそが、学習依存的シナプス形成促進及び、選択的樹状突起温存、すなわち記憶蓄積に重要な役割を果たすことが示唆される知見。

2014年1月14日火曜日

カフェイン:記銘後摂取で効果 ・・・ 200mgで効果頭打ち

コーヒー、紅茶、緑茶、ココア、いずれに関わらず、カフェインは、記憶改善につながる

画像シリーズを閲覧させ、その後、コーヒーストロングカップほどの量である200mgのカフェインをその後服用。翌日被験者に記憶検査。
 被験者は16名の健康者で、カフェイン製品定期接種歴無し

 多くの研究で、認知機能促進効果検討がなされているが、長期記憶改善効果検討は詳細にはなかった。特に、学習前にカフェイン投与というのが通常だったが、学習後にカフェイン服用検討は詳細にはなされてない。記憶への影響は、覚醒、警戒、注意、処理速度などと関連する。故に、post-study designにて検討

 オリジナルな絵から、若干異なるアイテムを正確に指摘できるかというもので、例えば、ラバーダックが短いあるいは太ってるなどの違い。
 カフェインの量を100mg、300mgと比較すると、100mgではメモリー機能boost効果認めず、300mgでは200mgほどの効果無く、至適投与量は100mgだろうと・・・エスプレッソの典型例は80mgで、2杯ほどでで事足りる。


Post-study caffeine administration enhances memory consolidation in humans
Daniel Borota, et. al.
Nature Neuroscience    (2014)    doi:10.1038/nn.3623




コーヒー:60 mg/ 100ml
インスタントコーヒー: 57mg/ 100ml
紅茶: 30mg/ 100ml
せん茶: 20 mg/ 100mL
http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/caffeine.pdf

2013年12月26日木曜日

【記憶固定理論のヒトでの証明】うつ患者において電気痙攣療法は悪い記憶を消滅させる

 欲しない記憶を消し去る、ショック療法の現実社会での適応で、PTSDや大うつで残された傷を回復する手段として利用できないか?

記 憶形成に関する、現在のセオリーは、記憶形成作業と、後の想起のためのストアリング(蓄積作業)とに、薄いwindowが存在し、このスペース内で電気痙攣療法(ECT)が、その再構成プロセスを中断させ、挿入された記憶を補填したり、緩和したりする

http://www.nature.com/news/zapping-the-brain-can-help-to-spot-clean-nasty-memories-1.14431

42名の被験者で、『エターナル・サンシャイン』(原題: Eternal Sunshine of the Spotless Mind)』を思い起こすこのセオリーの検証。不幸な恋人たちが互いの記憶を消し合う治療をうける。

ECTは、ネガティブな記憶を特異的に消し去るということを示した。

記憶固定理論:
 http://gcoe.tamagawa.ac.jp/jpn/report/systems_reconsolidation_and_the_active_nature_of_memory_maintenancekarim_nader_1.html

Reconsolidationは、一度は長期記憶として安定化した記憶が想起されることにより不安定な状態になり、そして再び安定な状態に戻る神経システムを意味する。心理学では長い間、記憶というのはEncodingされ、Short term memory(STM)として一時的に保持された後、それが固定化(Consolidation)され、一度Long term memory (LTM)として安定した後にはその情報は忘却されない限り安定した状態のままであると考えられてきた。しかしながら、・・・長期記憶化した情報は想起されることで再びモジュレーションを受け、想起したときに得られる新しい情報を古い記憶中に組み込む・・・ことが明らかとなった。・・長期記憶に関する他の脳領域でも起こりうると考え、Hippocampusで作られLTMとなるに従って情報が移行されると考えられているAnterior cingulate cortex (ACC)についても研究を行っている。・・・Dorsal Hippocampus (dHC)で作られた情報はconsolidationによってACCに移行するが、reactivationすることによって再びdHCに戻ってくるというシステムとしてのreconsolidationを仮説として提唱・・・reconsolidationのような記憶固定化後のモジュレーションがシナプスレベルだけでなく、各脳領域間のインタラクションとしても起こっている・・・
記憶固定化は、まず、メンタルストレージとして扱われ、時間と共に、脳の回路に“再書き込み”を行う。動物実験では、その機構は示されているが、人間では示されてなかった。

 Kroesらは、2つの不快にするようなスライドショー物語(一つは、自動車事故、もう一つは身体的暴力)を提示し、、その後1つの物語の回想に関する質問を行う


 チームは後に、スライドショーの最プレイを行いストーリーの一部を想起させ、その後速攻、記憶を再活性化し、vulnerableな状況となっていると想定し、そこで、ECTを行う。 1日後に、多選択記憶試験を行い、患者は、再活性化ストーリーの記憶された詳細は有意に悪化し、near chanceパフォーマンス悪化を示した。片方のストーリー記憶は、ほぼ無傷で温存。
 ECT治療90分後の記憶検証を行うと、2つのストーリー想起能力に差は認めなかった。

 これは、記憶再固定化の時間依存的プロセスを示し、突然の記憶喪失というわけではないことを意味する。ヒトの脳で再固定化がなされることの強い確固たるエビデンスとなり、『A Window of Oppotunity』が存在し、悪い記憶治療のチャンスとなる時間帯の存在を意味する。


 記憶再固定化がなされる時間依存的windowは、即時的想起では生じない。ECTは、記憶喪失を生じるのではなく、長期記憶をストップさせることに関与する。


An electroconvulsive therapy procedure impairs reconsolidation of episodic memories in humans
Marijn C W Kroes, et. al.
Nature Neuroscience (2013) doi:10.1038/nn.3609
Received 09 September 2013 Accepted 26 November 2013 
Published online 22 December 2013




グルタミン酸受容体とノルアドレナリン受容体の記憶再固定化での働き

Key molecular mechanisms of memory reconsolidation.



神経伝達物質としてβアドレナリン受容体  (beta-AR)70, 71, 87, 88, 89, 90とNMDARs9, 60, 91, 92, 93 (N-methyl-D-aspartate receptors)あたりがターゲット。分子的なシグナリング・カスケードはこれらの受容体の下流にて再固定化との関連性を示す。Ras、Raf、RapのようなGTPaseが、Ca2+流入にて活性化され、細胞外シグナル調整キナーゼ経路(ERK)8, 46, 47, 48, 94を活性化する。
Protein kinase A (PKA)6, 49, 50はcyclic AMP (cAMP) により活性化され、 直接、間接的に、ERKやリボソーム蛋白S6kinase(RSK)に働く、そして、cAMP反応エレメント結合蛋白(CREB)15, 37, 38, zinc finger 268 (ZIF268) (Refs 41–45, 51, 52) とELK1 (Ref. 38)を含むtranscription factor活性を、遺伝子翻訳開始時に生じる。c-FosおよびJunB37, 38, 53, 54, 55という即時早期遺伝子は、記憶想起中活性化し、CCAAT-enhancing binding protein-b (C/EBPbeta)30, 34が必要となる・・・
Figure modified, with permission, from Nature Reviews Neuroscience ref. 76 © (2001) Macmillan Publishers Ltd.

2013年12月11日水曜日

写真ばかり撮ってては記憶が残らない;思いで作りのため、写メは控えよう

Point-and-Shoot Memories: The Influence of Taking Photos on Memory for a Museum Tour
Psychological Science 0956797613504438, first published on December 5, 2013 as doi:10.1177/0956797613504438


観光地などを回っても写真ばかり撮り、旅行の記憶が残らない。

学生を対象に芸術博物館のガイドツアーを企画し、観察被写体と写真被写体との記憶研究
特定の対象物に対してはメモを慎重にとるよう指示し、翌日、想起試験。

写真は思い出す上で役立ちそうだが、実は、逆に働く。


対象物観察がもおろそか、記憶作業もおろそかで、記憶にしまおうとする作業である写真撮影も逆効果になる。


解説記事:http://guardianlv.com/2013/12/taking-a-picture-may-cause-memory-loss/

2013年10月24日木曜日

IGT・糖尿病でない場合でも、高血糖は記憶能力低下させ、海馬微小構造異常をもたらす

糖尿病や糖代謝異常(IGT)でない高齢者といっても平均60歳代、少なくとも、この世代では、高血糖は記憶機能低下、海馬の容積減少・微小構造変化による変化をもたらす。

血糖低値保持は、認知機能温存することになる。


Higher glucose levels associated with lower memory and reduced hippocampal microstructure
Lucia Kerti,  et. al.
Published online before print October 23, 2013, 
doi: 10.1212/01.wnl.0000435561.00234.ee
Neurology 10.1212/01.wnl.0000435561.00234.ee

目的: 横断研究にて、高HbA1c高いほど、血糖レベルが高いほど、記憶パフォーマンスや海馬容積・微小構造へ悪影響を与えるか明らかにするため認知症無しの健康・高齢・非糖尿病対象で検討 
方法: 141 名 (女性 72 , 平均年齢 63.1 歳 ± 6.9 SD)、記憶は、 Rey Auditory Verbal Learning Testで評価。空腹時HbA1c、血糖、インスリン、3テスラーMRIスキャンを行い、海馬容積、灰白質barrier密度評価微小構造評価のため施行。線形回帰・simple mediationモデルで記憶、糖代謝、海馬パラメータの関連性検討。 
結果: HbA1c、血糖低いほど、有意に、遅延想起機能、学習能力、記憶固着能力は良好。
多変量解析モデルにて、HbA1cは、記憶パフォーマンスとの相関性保持。
さらに、mediation解析にて、低HbA1cの記憶機能へのベネフィット効果は、海馬容積・微小構造変化に起因するものと考えられた。 
結論: この結果から、2型糖尿病・糖代謝異常なくても、高血糖が認知機能へ悪影響を与え、特に学習関連領域での脳の構造変化を介しての変化をもたらすことが明らかになった。
故に、戦略的には、正常範囲でも、可能な限り低血糖維持することで、高齢者の認知機能へ好影響をもたらすこととなる。この仮説は介入トライアルで確認されるべき。

2013年6月2日日曜日

健康ライフスタイル(食の健康、無喫煙、定期的運動)は記憶能力と関連、意外と若年・中年でも記憶障害多く、不健康行動と関連

健康的行動は、アルツハイマー病や認知症のリスク低下と関連する報告があるが、寄与リスクについてはその知見は少ない。ポジティブなライフスタイル選択と、中年、特に若い頃の訴えの寄与リスクの知識は少なく、そして、後年の問題の指標となりうるか?


健康ライフスタイルのインパクトを調査、18-99歳までの1万8千5百名超の国内調査

多くの年齢世代で、健康食、非喫煙、定期的運動は、自己報告記憶能力と関連する。
加齢とともに記憶障害の報告は当然増えるが、、健康的行動習慣は、高齢(60-99歳)に多く、中年(40-59歳)、若年(18-39歳)より多い。

これは、ステレオタイプな、加齢ほど、他者依存・衰弱増加という話と相反する話である。

加えて、予想より若年者での記憶障害率が高かった。これは、若年者でも健康教育が必要であることを示唆する。

Healthy behavior and memory self-reports in young, middle-aged, and older adults - Corrigendum
Gary W. Small, et. al.
International Psychogeriatrics / Volume 25 / Issue 06 / June 2013, pp 991-991
高齢者は、中年・若年成人より健康行動となりやすい。
加齢とともに記憶障害の報告、若年 14%、 中年 22%、 高齢 26%で、健康行動(Healthy Behavior Index)と逆相関。
健康食は、記憶自己報告良好性と相関し、年齢と関連なし。
一方、喫煙なしは、若年・中年での記憶報告と関連し、定期的運動と記憶に関しては中年・高齢で相関。

2013年4月12日金曜日

脳波徐波同期音刺激で、睡眠リズム改善し、記憶改善する可能性 ・・・ 真の睡眠Capへ?

脳の活動性に同調した聴覚刺激を与える、閉鎖ループは、脳の活動性を上げ下げして、記憶を助ける。結果、前日学習情報を記憶改善効果をもたらす。

睡眠中のslow oscillation rhythmとsynchronyする音刺激は効果的という報告。


真の睡眠キャップができるのかもしれない。


脳のリズムは、学習・記憶作成可能とするため、異なる状況下での情報加工調整に働く。
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徐波oscillation rhythmをより促進する、
徐波oscillationの出現常態をより促進するリズム出現する聴覚刺激が、徐波oscillation rhythmをより深く促進し、位相紡錘波活動性を促進し、結果、叙述的記憶が固定化される。
タイミングを外した徐波oscillationリズム刺激では無効。
この閉鎖ループ刺激により、睡眠リズム促進し、機能的向上が図れるかもしれない。



Auditory Closed-Loop Stimulation of the Sleep Slow Oscillation Enhances Memory Hong-Viet V. Ngo, et. al.
j.neuron.2013.03.006


テレビをつけっぱなしにして寝ると、当然ながら、上記synchronicityに悪影響を与える。不眠を訴える高齢者の多くに、寂しいからとテレビつけっぱなし、電灯明々と・・・という場合がある。

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禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note