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2018年6月11日月曜日

キッチンタオルは食中毒の要因となりえる

1ヶ月もほっとくというのが何よりダメな気がする



AES LB11 ; Kitchen Towel As Risk Factor for Home Based Food Poisoning
http://www.abstractsonline.com/pp8/#!/4623/presentation/15470

背景: キッチンでのcross contamination(交差感染)が家庭環境ベース食中毒に影響を与えるか? キッチンでの交差感染におけるキッチンタオルの潜在的影響を検討

方法: 1ヶ月使用後の計 100のキッチンタオルを収集、細菌培養、標準生化学検査にて同定。アンケートにて寄与リスク要素検討するようデザイン化

結果: キッチンタオル 細菌培養 49%陽性で、家族のサイズ多いほど、子供の存在あるほど有意に増加

多目的タオルは単独使用目的タオルより多くのCFU(コロニー形成単位 (1.31 x 10 7  vs 6.60 x 104;  p <0.05)

<0 .05="" p="">humid towel(ウェットタオルと訳して良いのか、わからないので原文のまま)は dry towelよりCFY多い  (4.8 x 105 vs 0.5x 105p <0.05)

<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p="">タオルからの平均CFUは <0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p=""> 2.76 x 105
<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p="">コットンタオル<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p=""> (4.98 x 105<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p="">5)はナイロンタオル<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p=""> (1.64 x 10<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p="">5) より平均CFU多く、コットン・ナイロン混合では1.89 x 105


<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p="">細菌培養陽性49サンプルのうち、
  • coliforms(大腸菌群) 36.7% 
  • Enterococcus spp. 36.7% 
  • Pseudomonas spp. 30.6% 
  • Bacillus spp. 28.6% 
  • S. aureus 14.3%
  • Proteus spp. 4.1% 
  • coagulase negative Staphylococcus 2.0% 
社会経済レベル低い家庭、子供のいる家庭で、S. aureus同定確率高い p <0.05

<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p="">大腸菌群は dry タオルよりhumid towelでリスク2倍
<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p="">
<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p="">
CFU増加毎、大腸菌群、Enterococcus spp.、Proteus spp. 、Bacillus spp.同定確率増加する
<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p="">

<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p=""><0 .05="" and="" children="" nbsp="" p="" those="" with="">さらに、大家族ほど、Enterococcus spp. 、 S. aureus 同定頻度高い  <0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p=""><0 .05="" and="" children="" nbsp="" p="" those="" with=""> p <0.05

<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p=""><0 .05="" and="" children="" nbsp="" p="" those="" with="">食事は重要な要素
大腸菌、S. aureusは非ベジタリアン家族で多く、ベジタリアン家族ではEnterococcus群の同定が多い <0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p=""><0 .05="" and="" children="" nbsp="" p="" those="" with=""><0 .05="" nbsp="" p="">

結論:この研究から、キッチンタオルは細菌コンタミネーションの非常に重要なソースで、食中毒に寄与する可能性有り
<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p=""><0 .05="" and="" children="" nbsp="" p="" those="" with=""><0 .05="" nbsp="" p="">特に、タオルの多目的使用は避けた方が良い
<0 .05="" p=""><0 .05="" nbsp="" p=""><0 .05="" and="" children="" nbsp="" p="" those="" with=""><0 .05="" nbsp="" p="">


 
CFU単位で評価しているが、同じ10x5なのにその差を論議して良いのだろうか・・・ 気になった

2013年6月26日水曜日

不整脈:コーラ飲料大量摂取や、蜂蜜毒

Cola and Honey: Exploring food riddles in rhythm disturbances
Topics: Arrhythmias
Date: 25 Jun 2013
http://www.escardio.org/about/press/press-releases/pr-13/Pages/cola-honey-food-riddles-rhythm-disturbances.aspx?hit=dontmiss

コーラやシャクナゲ蜂蜜の過剰摂取により、湿疹や不整脈を生じる
EHRA EUROPACE 2013 meetingで症例報告された。

31歳女性外傷性意識消失で入院。突然死家族歴・消化器症状・代謝・内分泌異常認めず
K濃度 2.4 mmol/Lと低下、QTc 610mSec

15歳からのコーラ飲料水を摂取歴
医学アドバイスにより4.1 mmol/Lと回復し、TQcは430 msecとなった。

文献上6つのコーラ過剰摂取報告あり、横紋筋融解、不整脈の他、TdTの1例死亡。
高濃度のフルクトースコーンシロップは腸管からの水吸収を抑制し、下痢を生じ、体内へのカリウムを排泄させること。加えてコーラ中カフェインが腎臓のへンレの係蹄へ影響を与え、再吸収によるK吸収を減少させることが考えられた。




2つめの要約では、88歳父親と、27歳の息子が嘔吐、dizzinessで同時救急受診。
心電図にて完全房室ブロックと心房粗動で心室rate低下を示した。

3日連続朝トルコ黒海沿岸の蜂蜜を大量摂取。”mad honey poisoning”を疑った。
 グラヤノトキシン(grayanotoxin)は、ロードデンドロン類のponticumやluteumの果汁に含まれる。グラヤノトキシンは神経毒で、細胞膜のNaチャンネル結合性で、興奮と脱分極継続性に働く。(日本でもホツヅキ由来蜂蜜の食中毒が問題になる)


”mad honey poisoning”は一般的に24時間症状継続はなく、めまい、脱力、吐気、嘔吐、多汗、大量唾液、異常知覚を含む軽症症状。より重症例は失神、痙攣、完全房室ブロック、致死的頻拍性不整脈(粗動)。
特異的解毒剤は存在しないが、アトロピンや選択的M2ムスカリニック受容体拮抗剤で対処。一時的ペースメーカーや昇圧剤対処が重症例では必要となる。


2012年5月31日木曜日

通販により広がったヒトサルモネラ感染アウトブレイク

通販により広がったヒトサルモネラ感染アウトブレイク


Outbreak of Salmonellosis Linked to Live Poultry from a Mail-Order Hatchery
Nicholas H. Gaffga, et. al.
N Engl J Med 2012; 366:2065-2073May 31, 2012

ヒトサルモネラ感染流行がlive poultry(生鶏肉)の増加に関連。しかし、有効なコントロール指標はなく、2005年pulsed-field gel electrophoresisによる稀なパターンであるhuman salmonella Montevideoの集団がPulseNetにより同定された。

2004年から2011年までに316ケース、43州で同定。
患者年齢中央値は4歳、156(49%)でインタビュー完遂、36(23%)は入院。

データ活用可能症例145中、80(55%)は血性下痢。

若鶏肉とのコンタクト情報が159例で収集可能で、このうち122例(77%)でコンタクト情報。

トレースバック検査の81%で米国西部のmail-order hatchery (メールオーダー養鶏場)が認められ、流行種がこの養鶏場で同定された。

介入後、ヒト感染は減少したが、伝播は継続 



日本でも、一般家庭への生肉通販普通に行われている。一定の安全性担保はなされているとは思うが、一度、感染生肉となると、その影響は大きい。最大の責任は業者が負うべきと思うが、国民生活上は行政の姿勢が重要。上記報告は、その行政面へ警告となるはず・・・

ただ、仕事しない消費者庁にはなにも期待できない。管轄は農水省?厚労省?通販からむから総務省も?

2012年3月14日水曜日

志賀毒素産生大腸菌腸管内除菌:アジスロマイシン有効

ヨーロッパで猛威をふるった病原性大腸菌感染

病原性大腸菌・下痢関連溶血性尿毒症症候群への血漿交換療法の効果 2011年 08月 25日
http://intmed.exblog.jp/13366739/

ドイツ ”感染源 もやし類” 2011年 06月 11日
http://intmed.exblog.jp/12829762/

ヨーロッパ流行:腸管出血性大腸菌 O104 2011年 06月 03日
http://intmed.exblog.jp/12738250/

prophylactic azithromycin treatmentが、C5抗体治療と共に行われていたが、予防的有用性の報告

 志賀毒素産生大腸菌:Shiga toxin–producing Escherichia coli (STEC) 感染は、 溶血性尿毒症症候群ののリスクを増加させるという理由から、重要視されている。しかし、腸管病原性細菌がコロナイズしている患者は、便中に検出されるより長く感染していると考えられている。
STEC感染65名の患者で、22名に経口azithromycin投与、抗生剤投与無しに比べ、長期(28日間)STEC carriage 頻度減少の報告



ドイツの単施設研究



Association Between Azithromycin Therapy and Duration of Bacterial Shedding Among Patients With Shiga Toxin–Producing Enteroaggregative Escherichia coli O104:H4
Martin Nitschke et. al.
JAMA. 2012;307(10):1046-1052. doi: 10.1001/jama.2012.264 

STEC感染
22名の患者をazithromycin割り付け、43名を抗生剤投与無し
抗生剤治療患者中、長期STEC保菌(>28日間)は1/22(4.5%、 95%CI、 0%-13.3%)、対照 35/43(81.4%;95%CI、69.8%-93.0%)(P<0.001)

azithromycin治療22名すべてで治療完遂後最低3回の便検体STEC陰性、STEC再発見られず

抗生剤治療しなかった15名の患者で、STEC長期キャリアに対し、azithromycin3日間の治療で便検体陰性がもたらされた。


日本の食中毒報道というのは、“風評被害”裁判を恐れるあまり、実害報道が極めて少ない。いわゆる情報の非対称性が存在する。
特に、スプラウト類の食中毒の危険性に関して、管元総理の厚労相時代の軽薄な行動がその後の日本に悪影響を与えている。この男の有害性は、原発事故の対応だけに限った話ではないのだ。

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