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2020年11月24日火曜日

米国内コホート研究・身体活動強度と死亡率の関連 やっぱり運動強度により利益性有り

日本国内では、歩数だけを指標にして、死亡率低下に関して一定程度以上の負荷は不必要という話もあるが、果たして、運動強度無視して良いのだろうか? 

死亡率と運動強度との関連性が米国内コホートで明らかになったようだ

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中程度の強度の身体活動(MPA)の総量が同じであれば、MPA と比較して高強度の身体活動(VPA)の方が実際に健康上の有益性が高いかどうかは不明

同じ総身体活動量であれば,VPA の割合が高いほど死亡率が低いことと関連するという仮説をたて、同じ総身体活動量(総MVPAと定義)であれば、VPAはMPAと比較して死亡リスクの低下が大きいかどうかを検討


Association of Physical Activity Intensity With Mortality

A National Cohort Study of 403 681 US Adults

Yafeng Wang,  et al.

JAMA Intern Med. Published online November 23, 2020. 

doi:10.1001/jamainternmed.2020.6331

https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/10.1001/jamainternmed.2020.6331

【意義】 同一の総身体活動量に対して、総身体活動量に対する精力的な身体活動(VPA)の割合が高いほど、死亡率の低下が大きいかどうかは不明である。

【目的】 総身体活動量に対するVPAの割合(中等度から活発な身体活動[MVPA]と定義)と全死因死亡率、心血管疾患死亡率、およびがん死亡率との関連を検討する。

【デザイン、設定、および参加者】 このコホート研究には、自己申告による身体活動に関するデータを提供し、2015年12月31日までの国民健康面接調査(National Health Interview Survey 1997~2013年)の記録にリンクされた成人403,681人が含まれていた。統計解析は、2018 年 5 月 15 日から 2020 年 8 月 15 日までに実施した。

【暴露】 任意のMVPAを実施した参加者の総身体活動量に対するVPAの割合。

【主なアウトカムおよび測定方法】 全死因死亡率、心血管疾患死亡率、がん死亡率。Cox比例ハザード回帰モデルを用いて、社会統計学的特徴、生活習慣病リスク因子、および総身体活動量で調整したハザード比(HR)および95%CIを推定した。

【結果】 本研究に参加した403,681人(女性225,569人[51.7%]、平均[SD]年齢42.8[16.3]歳)のうち、中央値10.1年(四分位間範囲5.4~14.6年)の追跡調査期間中(4億730万人年)に36,861人が死亡した。 

相互補正モデルにて、moderate physical activity (MPA; 150-299 vs 0 minutes per week)とVPA (≥75-149 vs 0 minutes per week) を比較して同様に全死亡率は同等y (MPA: HR, 0.83; 95% CI, 0.80-0.87; and VPA: HR, 0.80; 95% CI, 0.76-0.84) 、心血管死亡率同等 (MPA: HR, 0.75; 95% CI, 0.68-0.83; and VPA: HR, 0.79; 95% CI, 0.70-0.91)

同じ比較で、VPA VPA (HR, 0.89; 95% CI, 0.80-0.99) はMPA (HR, 0.94; 95% CI, 0.86-1.02に比較してがん死亡率に関して強い逆相関

いずれかのMVPAを実施している参加者では、総身体活動量に占めるVPAの割合が高いほど、全死因死亡率の低下と関連していたが、心血管疾患およびがん死亡率とは関連していなかった。例えば、VPAが0%の参加者(精力的な活動を行わない)と比較して、総身体活動に対するVPAの割合が50%から75%以上の参加者では、総MVPAとは無関係に、全死因死亡率が17%低下した(ハザード比、0.83;95%CI、0.78-0.88)。 



 

総身体活動量に対するVPAの割合と全死因死亡率との間の逆相関は、社会人口統計学的特徴、ライフスタイルの危険因子、およびベースライン時の慢性疾患にかかわらず一貫していた。

【結論と関連性】 本研究は、同じ量のMVPAでも、総身体活動量に占めるVPAの割合が高いほど、全死因死亡率が低いことを示唆している。臨床医や公衆衛生介入者は、週に150分以上のMVPAを推奨すべきであるが、人口の健康を最大化するためには、VPAに関連する潜在的な利益についても助言すべきである。


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2020年9月10日木曜日

異なる糖尿病サブグループ毎の疾患予後

five previously defined diabetes subgroups: 

  • severe autoimmune diabetes (SAID)
  • severe insulin-deficient diabetes (SIDD)
  • severe insulin-resistant diabetes (SIRD)
  • mild obesity-related diabetes (MOD)
  • mild age-related diabetes (MARD)


Are the Different Diabetes Subgroups Correlated With All-Cause, Cancer-related, and Cardiovascular-related Mortality?

Peng-Fei Li, Wei-Liang Chen

The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism

https://academic.oup.com/jcem/advance-article-abstract/doi/10.1210/clinem/dgaa628/5902292?redirectedFrom=fulltext

https://doi.org/10.1210/clinem/dgaa628


心血管疾患(CVD)が糖尿病(DM)患者の死亡率の最も重要な原因であることが多くの研究で示されているが、異なるDMサブグループ間のCVD関連死亡のリスクを評価した研究はないため、研究者は異なるDMサブグループの全死因死亡、CVD関連死亡、およびがん関連死亡を調査

サンプルは、National Health and Nutrition Examination Survey III(NHANES III)データセットの候補者(20歳以上)で構成

重症自己免疫性糖尿病(SAID)、重症インスリン分泌不全糖尿病(SIDD)、重症インスリン抵抗性糖尿病(SIRD)、軽度肥満関連糖尿病(MOD)、軽度加齢関連糖尿病(MARD)の5つの糖尿病サブグループについて、全原因および原因特異的(CVDおよびがん)死亡リスクを評価した。

合計712人の成人が募集され、追跡期間中央値は12.71年(範囲、0.25~18.08年)であった。

患者のNHANES IIIデータセット解析では、様々なDMサブグループの中で、MARDサブグループの方がMODサブグループよりもCVD関連死亡率が高いように見えた。

全原因死亡率およびがん関連死亡率は、さまざまな糖尿病サブグループ間で同等であった。さらに、SAIDおよびSIDDサブグループは、MARDサブグループと比較して網膜症のリスクが高かったが、サブグループ間では腎症に差はなかった。

序文

数多くの研究で、心血管疾患(CVD)が糖尿病(DM)患者の死亡率の最も重要な原因であることが示されている。しかし、異なるDMサブグループ間でのCVD関連死亡のリスクを評価した研究はない。


目的

異なるDMサブグループについて、全死因死亡率、CVD関連死亡率、がん関連死亡率を検討することを目的とした。


デザイン、設定、患者、介入

国民健康・栄養調査III(NHANES III)データセットの参加者(年齢≧20歳)を対象とした。重度自己免疫性糖尿病(SAID)、重度インスリン欠乏性糖尿病(SIDD)、重度インスリン抵抗性糖尿病(SIRD)、軽度肥満関連糖尿病(MOD)、軽度加齢関連糖尿病(MARD)の5つの以前に定義された糖尿病サブグループにおける全死因および原因特異的(CVDおよびがん)死亡のリスクを評価した。


一次アウトカム測定

5 つの DM サブグループのそれぞれについて,全死因死亡率と原因別死亡率(CVD と癌)のハザード比(HR)を測定した.また、各サブグループにおける網膜症と腎症のオッズ比(OR)も評価した。


結果

合計712人の成人が登録され、追跡期間中央値は12.71年(範囲、0.25~18.08年)であった。5つのサブグループ(SAID、SIDD、SIRD、MOD、MARD)におけるCVD関連死亡数はそれぞれ50、75、64、7、18で、5つのサブグループにおけるCVD関連死亡数はそれぞれ29、30、26、2、11であった。 

MODサブグループと比較して、SAID、SIDD、SIRD、MARDサブグループのCVD関連死亡率の調整HRと95%CIは、それぞれ3.23(95%CI、0.77~13.61)、2.87(95%CI、0.68~12.06)、2.23(95%CI、0.53~9.50)、4.75(95%CI、1.05~21.59)であった(MARDサブグループのHRのp値は0.04)。 

また、MARDサブグループと比較して、SAID群とSIDD群の網膜症の調整済みORと95%CIはそれぞれ2.38(95%CI、1.13~5.01、P:0.02)、3.34(95%CI、1.17~6.88、P:0.001)であった。腎症のORは有意ではなかった


結論

NHANES IIIデータセットの患者を対象とした我々の研究では、異なるDMサブグループの中で、MARDサブグループMODサブグループよりもCVD関連死亡率が高い傾向にあることが示された。全死因死亡率とがん関連死亡率は、異なる糖尿病サブグループ間で同様であった。また、MARDサブグループと比較して、SAIDおよびSIDDサブグループでは網膜症リスクが高かったが、サブグループ間では腎症に差はなかった。


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2020年5月30日土曜日

Covid-19の院内死亡リスク:高血圧既往、心疾患既往、心筋障害

高血圧症の既往、心疾患既往、急性心筋障害の3つがCovid-19の院内死亡リスクとしてシステマティック・レビューから明らかになっている


Impact of cardiovascular disease and cardiac injury on in-hospital mortality in patients with COVID-19: a systematic review and meta-analysis
http://orcid.org/0000-0002-5589-6452
Xintao Li, et al.
Heart (BMJ journals)
https://heart.bmj.com/content/early/2020/05/26/heartjnl-2020-317062

COVID-19による圧倒的な致死症例のため、高齢化や男性性など予後不良の危険因子を特定することに多くの懸念が寄せられています3。6 これまでの研究では、基礎疾患である心血管疾患(CVD)を有する患者はウイルス感染を起こしやすく、重症化して集中治療室に入院するリスクが高いことが報告されている7 8 SARS-CoV-2は、ACE2を標的として呼吸器系を攻撃することができる。9 いくつかの研究では、入院患者、特に重症患者では心筋細胞のトロポニン上昇率が高いことが報告されている。従って、SARS-CoV-2 に感染すると、CVD 合併症の患者の予後が悪くなる可能性がある。そこで、ここでは、COVID-19 患者における基礎的な CVD と偶発的な心臓損傷と院内死亡リスクとの関連を評価するために、利用可能なエビデンスについてシステマティックレビューとメタアナリシスを実施

背景 コロナウイルス感染症2019(COVID-19)は、世界的に大きな健康負荷を生み出しており、特に心血管合併症を持つ患者では大きな問題となっている。このシステマティックレビューおよびメタアナリシスの目的は、基礎となる心血管合併症および急性心損傷が院内死亡リスクに与える影響を評価することであった。

方法 基礎となる心血管系疾患(CVD)、高血圧、心筋損傷とCOVID-19患者の院内死亡リスクとの関連を報告した出版物をPubMed、Embase、Web of Scienceで検索した。OR を抽出し、プールした。サブグループ分析と感度分析を行い、潜在的な不均一性の原因を探った。

結果 このメタ解析には、CVDを対象とした8件、高血圧を対象とした7件、急性心不全を対象とした8件の研究を含む、合計10件の研究が登録された。
CVDと高血圧の存在は、院内死亡の高いオッズと関連していた(未調整OR 4.85、95%CI 3.07~7.70;I2=29%;未調整OR 3.67、95%CI 2.31~5.83;I2=57%)。
急性心筋梗塞も未調整オッズ21.15(95%CI 10.19~43.94;I2=71%)と高値と関連していた。

結論 CVDや高血圧などの基礎となる心血管系合併症を有するCOVID-19患者は、致死的転帰のリスクが高い可能性がある。
急性心損傷は死亡リスクのマーカーとして作用する可能性がある。
我々のメタアナリシスの未調整結果を考えると、今後の研究が必要である。

本論文は、コビド-19パンデミックの期間中、またはBMJが別段の定めをするまで、BMJのウェブサイトの利用規約に基づき、自由に利用できるようにしている。すべての著作権表示と商標が保持されていることを条件に、合法的で非商業的な目的(テキストやデータマイニングを含む)であれば、この論文を使用、ダウンロード、印刷することができます。

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入院全心血管疾患と死亡率関連 Forrest-Plot




高血圧既往と院内死亡率




acute cardiac injuryと院内死亡率関連

2020年5月26日火曜日

入院死亡率推定スコア REMS

入院死亡率推定スコア REMS
平均血圧(mm Hg)、脈拍、呼吸回数、酸素飽和度、GCS、患者年齢からのスコア化


APACHEIIなどとの比較すればよかったのに


Comparing Rapid Scoring Systems in Mortality Prediction of Critically Ill Patients With Novel Coronavirus Disease
Hai Hu ,et al.
Academic Emergency Medicine (Academic Emergency Medicine 2018年のインパクトファクター : 2.963 (2019年の最新データ))
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/acem.13992?af=R
First published:20 April 2020 https://doi.org/10.1111/acem.13992

目的
新規コロナウイルス疾患(COVID-19)を有する重症患者に対しては,迅速かつ早期の重症度評価が重要であるように思われる.本研究では、これらの患者の入院時における迅速スコアリングシステムの性能を評価することを目的とした。

方法
本研究では、COVID-19を有する重症患者の合計138例のカルテを対象とした。修正早期警戒スコア(MEWS)および迅速救急医療スコア(REMS)の算出に使用した入院時の人口統計学的および臨床的特徴、およびアウトカム(生存または死亡)を各症例について収集し、分析のために抽出した。全症例を2つの年齢サブグループ(65歳未満と65歳以上)に分けた。全症例と両サブグループについて受信機操作特性(ROC)曲線解析を行った。

結果
生存者と非生存者のMEWSの中央値(四分位25、四分位75)は1[1、2]と2[1、3]、REMSの中央値はそれぞれ5[2、6]と7[6、10]であった。全体解析では、死亡率予測におけるREMSのROC曲線下面積は0.833(95%信頼区間[CI]=0.737~0.928)であり、MEWS(0.677、95%CI =0.541~0.813)よりも高かった。REMSの最適カットオフ(≧6)は感度89.5%,特異度69.8%,正の予測値39.5%,負の予測値96.8%であった.65歳未満のサブグループの解析では、死亡率予測におけるROC曲線下面積は0.863(95%CI = 0.743~0.941)であり、MEWS(0.603、95%CI = 0.462~0.732)よりも高かった。

結論
私たちの知る限りでは,本研究はCOVID-19を有する重症患者のための迅速なスコアリングシステムに関する最初の研究であった。REMSはCOVID-19を有する重症患者、特に65歳未満の患者に対して有効なリスク層別化ツールを救急医に提供できる可能性がある。これらの患者のスクリーニングにおけるREMSの有効性は、その陰性予測値の高さに起因する。

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Modified Early Warning Score (MEWS) : heart rate (beats/min), systolic blood pressure (mm Hg), respiratory rate (breaths/min), body temperature(°C),and consciousness

Rapid Emergency Medicine Score (REMS) : mean arterial pressure (mm Hg), pulse rate (beats/min), respiratory rate (breaths/min), oxygen saturation (%), GCS, and patient age (year). Case fatality

https://onlinelibrary.wiley.com/action/downloadSupplement?doi=10.1111%2Facem.13992&file=acem13992-sup-0001-DataSupplementS1.pdf




These data included all the factors needed for calculating MEWS and REMS models. Individual scores of MEWS were calculated based on heart rate (beats/min), systolic blood pressure (mm Hg), respiratory rate (breaths/min), body temperature(°C),and consciousness. Likewise, individual scores of REMS were calculated based on mean arterial pressure (mm Hg), pulse rate (beats/min), respiratory rate (breaths/min), oxygen saturation (%), GCS, and patient age (year). Case fatality was defined as death during hospitalization.

2020年4月7日火曜日

4つの肉のパターン:加工レッドミート、未加工レッドミート、家禽肉、魚肉でそのCVD、死亡率への影響を前向き検討

米国の成人では加工されていない赤身肉の平均消費量は減少し、鶏肉の平均消費量は増加。 加工肉の摂取と心血管疾患(CVD)および死亡率との間の正の関連は確立されているが、加工されていない赤身肉、鶏肉、魚の摂取とCVDおよび死亡率との関連は、研究間の不均一性、方法論の限界、長期のプロスペクティブコホート研究からの限られたデータなどの理由もあって、不明なままである。

ということで、4つの肉のパターン:加工レッドミート、未加工レッドミート、家禽肉、魚肉でそのCVD、死亡率への影響を前向き検討


家禽肉の不思議パターン CVDは増加するが死亡率には影響を与えないという・・・
家禽肉にも、魚肉にも様々あるからなぁ・・・と自己納得

Associations of Processed Meat, Unprocessed Red Meat, Poultry, or Fish Intake With Incident Cardiovascular Disease and All-Cause Mortality
Victor W. Zhong, P, et al.
JAMA Intern Med. 2020;180(4):503-512. doi:10.1001/jamainternmed.2019.6969
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2759737

上から
加工肉とCVD発生 未加工レッドミートとCVD発生
家禽肉とCVD発生 魚肉とCVD発生
加工レッドミートと全死亡 未加工レッドミートと全死亡
家禽肉と全死亡 魚肉と全死亡



目的 :加工肉、加工されていない赤身肉、鶏肉、または魚の摂取とCVD発症率および全死因死亡率との関連を明らかにすること。

デザイン、設定、および参加者 このコホート研究は、米国の6件の前向きコホート研究の成人参加者の個人レベルのデータを分析した。1985年から2002年までのベースラインの食事データを収集した。参加者は2016年8月31日まで追跡調査を行った。データ解析は2019年3月25日から2019年11月17日まで実施した。

暴露: 連続変数としての加工肉、加工されていない赤身肉、鶏肉、または魚の摂取量。

主なアウトカムおよび測定 単調関連では週2食、非単調関連では週2 vs 0食の各追加摂取量に基づいた、偶発的CVD(冠動脈性心疾患、脳卒中、心不全、およびCVD死亡の複合エンドポイント)および全死因死亡のハザード比(HR)および30年絶対リスク差(ARD)。

結果 29,682人の参加者(ベースライン時の平均年齢[SD]53.7[15.7]、男性13,168[44.4%]、非白人と自称する9101[30.7%])のうち、中央値(四分位間範囲)19.0年の追跡期間中に、6963件のCVD発症と8875件の全死因死亡が判定された。

加工肉、加工されていない赤身肉、鶏肉、または魚類の摂取とCVD発症および全死因死亡との関連は、加工肉の摂取とCVD発症との間の非単調な関連を除き、単調であった(非線形性に対するPは0.25以上)。

加工肉の摂取(調整HR、1.07[95%CI、1.04~1.11];調整ARD、1.74%[95%CI、0.85%~2.63%])、加工されていない赤肉の摂取(調整HR、1.03[95%CI、1.01~1.06];調整ARD、0. 62%[95%CI、0.07%~1.16%])、または鶏肉(調整HR、1.04[95%CI、1.01~1.06];調整ARD、1.03%[95%CI、0.36%~1.70%])は、偶発的CVDと有意に関連していた。

魚類の摂取は、CVD発症と有意な関連はなかった(調整HR、1.00[95%CI、0.98~1.02];調整ARD、0.12%[95%CI、-0.40%~0.65%])。

加工肉(調整HR、1.03[95%CI、1.02~1.05];調整ARD、0.90%[95%CI、0.43%~1.38%])または未加工赤肉(調整HR、1.03[95%CI、1.01~1.05];調整ARD、0.76%[95%CI、0.19%~1.33%])の摂取は、全死因死亡率と有意に関連していた。

家禽類(調整HR、0.99[95%CI、0.97-1.02];調整ARD、-0.28%[95%CI、-1.00%~0.44%])または魚類(調整HR、0.99[95%CI、0.97-1.01];調整ARD、-0.34%[95%CI、-0.88%~0.20%])の摂取は、全死因死亡率と有意に関連していなかった。

結論および関連性 これらの所見は、米国の成人において、加工肉、加工されていない赤身肉、または鶏肉(魚は含まない)の摂取量が多いと、CVD発症リスクがわずかに増加することと有意に関連し、一方、加工肉または加工されていない赤身肉鶏肉や魚は含まないの摂取量が多いと、全死因死亡リスクがわずかに増加することと有意に関連していることを示唆している。これらの所見は公衆衛生上重要な意味を持ち、さらなる調査が必要である。


全部:DeepL翻訳

2020年3月24日火曜日

栄養指導に役立つだろう:多量栄養素と心血管疾患・死亡率の相関性

日本語対応したAI活用「DeepL翻訳」https://www.deepl.com/ja/translator

これを利用して訳してみた ・・・Google翻訳よりまとも

differential associationという言語の意味は文字通りで良いのだろうか?
「分化的接触理論 differential association theory 」という含蓄は考えすぎ?
“異なった相関性”


macronutrients :大栄養素、大量栄養素an essential nutrient that has a large minimal daily requirement, including proteins, fats, carbohydrates, and water. The term sometimes specifically includes, and sometimes specifically excludes, minerals required in amounts greater than 100 mg daily: calcium, chloride, magnesium, potassium, phosphorus, sodium, and sulfur.

一応、DeepL翻訳に従う

早速・・・
このトピックですでに知られていること

  • 多量栄養素と健康との関連性は、特に等カロリー置換分析では線形であると仮定されることが多い。
  • 炭水化物摂取量は、死亡率や心血管疾患のリスクと直線的または曲線的な関連性を持つことが示唆された。

この研究で追加されたもの

  • この研究では、多量栄養素の摂取量と健康(死亡率や心血管疾患のリスク)との関連の多くは非線形であり、炭水化物の成分(総糖とデンプン)は健康との関連に差があった。
  • 食事のアドバイスは、現在の摂取量に合わせて行い、多量栄養素の構成要素を考慮する必要があります。





Associations of fat and carbohydrate intake with cardiovascular disease and mortality: prospective cohort study of UK Biobank participants
BMJ 2020; 368 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.m688 (Published 18 March 2020)
Cite this as: BMJ 2020;368:m688
https://www.bmj.com/content/368/bmj.m688
抄録
目的 多量栄養素の摂取と全死亡率および心血管疾患(CVD)との関連を調査し、食生活のアドバイスの意味合いを検討する。

デザイン プロスペクティブな集団ベースの研究。

設定英国バイオバンク。

英国バイオバンクの502 536の参加者195 658は、少なくとも1つの食事アンケートを完了し、分析に含まれていました。食事は、オックスフォードWebQ、ウェブベースの24時間リコールアンケートを使用して評価され、栄養摂取量は、標準的な方法論を使用して推定された。非線形関連を調べるために、Penalized Cubic splineを用いたCox比例モデルを用いた。

主要アウトカム指標 全原因死亡率およびCVDの発生率。

結果 平均10.6年(範囲9.4-13.9)の追跡期間で4780人(2.4%)が死亡し、平均9.7年(範囲8.5-13.0)の追跡期間で948人(0.5%)と9776人(5.0%)がそれぞれ致死的および非致死的なCVDイベントを経験した。
多くの多量栄養素:macronutrientsで非線形な関連が認められた。
炭水化物の摂取量は死亡率と非線形の関連を示したが、総エネルギー摂取量の20-50%では関連はなかったが、エネルギー摂取量の50-70%では正の関連を示した(1000人年あたり3.14 vs 2.75、平均ハザード比1.14、95%信頼区間1.03-1.28(エネルギー摂取量の60-70% vs 50%))。
sugarについても同様のパターンが観察されたが、デンプンや繊維質については観察されなかった。

一価不飽和脂肪の摂取量が多く(1000人年あたり2.94 v 3.50、平均ハザード比0.58、0.51~0.66(エネルギーの20~25%v 5%))、多価不飽和脂肪の摂取量が少なく(2.66 v 3.04/1000人年、平均ハザード比0.58、0.51~0.66)、多価不飽和脂肪の摂取量が少なかった。

04/1000人年、0.78、0.75~0.81(エネルギーの5~7%対12%)、飽和脂肪(2.66対3.59/1000人年、0.67、0.62~0.73(エネルギーの5~10%対20%))の摂取量の少なさは、死亡リスクの低下と関連していた。現在の摂取量に基づいてどのように食事のアドバイスができるかを説明するために、食事リスクマトリックスが作成された。



結論 多量栄養素の摂取量と健康アウトカムとの間の関連の多くは非線形である。したがって、現在の摂取量に合わせて食事のアドバイスを行うことが可能である。また、多量栄養素(例:炭水化物)に関する食事ガイドラインでは、多量栄養素の構成要素(例:砂糖とデンプン)のdifferential associationも考慮に入れるべきである。

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)


以下 resultのみ翻訳比較


Google翻訳
結果4780(2.4%)の参加者が平均10.6(9.4-13.9)の追跡期間で死亡し、948(0.5%)および9776(5.0%)がそれぞれ平均で致命的および非致命的CVDイベントを経験しました。 9.7(範囲8.5-13.0)年のフォローアップ。多くの主要栄養素について、非線形の関連性が見つかりました。炭水化物の摂取は、死亡率と非線形の関係を示しました。総エネルギー摂取量の20-50%には関連性はないが、エネルギー摂取量の50-70%には正の関連性(1000人年あたり3.14 v 2.75、平均ハザード比1.14、95%信頼区間1.03から1.28(60-70%vエネルギーの50%))。同様のパターンが砂糖で見られましたが、デンプンや繊維では見られませんでした。単不飽和脂肪の摂取量が多い(1000人年あたり2.94 v 3.50、平均ハザード比0.58、0.51から0.66(エネルギーの20-25%v 5%))および多価不飽和脂肪の摂取量が少ない(1000人年あたり2.66 v 3.04、 0.78、0.75から0.81(エネルギーの5-7%v 12%))および飽和脂肪(1000人年あたり2.66 v 3.59、0.67、0.62から0.73(エネルギーの5-10%v 20%)))は、死亡のリスクが低い。食事リスクマトリックスは、現在の摂取量に基づいて食事のアドバイスを提供する方法を示すために開発されました。



手による翻訳

フォローアップ 平均期間10.6 ( range 9.4 - 13.9)年間において、死亡 4780(2.4%)
致死性及び非致死性心血管疾患(CVD)イベントはフォローアップ平均 9.7 (range 8.5-13.0)年間において各々 948 (0.5%) 、9776(5.0%)

多くの主要栄養素において非線形相関が見いだされる


糖質摂取量を、デンプン、一価不飽和脂肪酸(MUFA)、多価不飽和脂肪酸(PUFA)、飽和脂肪酸(SFA)、タンパク質に置き換える場合の多変量等相関分析。



飽和脂肪酸(SFA)の摂取量を、砂糖、デンプン、一価不飽和脂肪酸(MUFA)、多価不飽和脂肪酸(PUFA)、タンパク質で置き換える場合の多変量等値解析。

炭水化物摂取は死亡率と非線形相関;総カロリー摂取20-50%においては相関性認めず、しかし総カロリー摂取 50-70%においては正の相関あり (1000人年あたり 3.14 v 2.75 , 平均ハザード比 1.14, 95% 信頼区間 1.03 to 1.28 (総カロリー比  60-70% v 50% ))
同様のパターンがsugarでも観られるが、デンプンや線維では認めず
一価不飽和脂肪酸高度摂取 ((1000人年あたり 2.94 v 3.50 , 平均ハザード比  0.58, 0.51 to 0.66 (総カロリー比 20-25% v  5%)) は死亡率低下と相関
多価飽和脂肪酸(1000人年あたり 2.66 v 3.04 , 0.78, 0.75 to 0.81 (総カロリー比 5-7% v 12% of energy)) と飽和脂肪酸摂取 (1000人年あたり  2.66 v 3.59 , 0.67, 0.62 to 0.73 (総カロリー比 5-10% v 20%))の低摂取は死亡率低下と相関する

現行食事摂取に基づき食事指導をいかにすべきかを食事におけるrisk matrixを開発すべき




序文:DeepL翻訳
ライフスタイルの重要かつ持続的な変化を達成するためには、明確で一貫性のある公衆衛生上のメッセージが必要です。  しかし、一般の人々には、食事に関する推奨事項が混乱し、矛盾したものとなっている。  これは、多量栄養素と健康結果との関連性は、消費量の範囲を超えて直線的であり、他の多量栄養素の摂取量や総エネルギー消費量のレベルに関係なく真であるという思い込みが原因の一つである。また、食事の推奨は、他の多量栄養素の影響を考慮することなく、単一の多量栄養素だけに焦点を当てていることが多い。

これまでの食事療法では、脂肪、飽和脂肪、炭水化物、糖質に焦点が当てられてきた。 
飽和脂肪の消費量を減らすようにとの歴史的なアドバイスは、プロスペクティブ研究のメタアナリシスを含む最近の研究によって挑戦されていたが、これによって英国栄養科学諮問委員会(SACN)と世界保健機関5は、無作為化比較試験とプロスペクティブコホート研究の両方からの証拠に基づいて、飽和脂肪の摂取は心血管死亡率とは関連していないと結論付けた。 しかし、同時にSACNは、飽和脂肪摂取と心血管系イベント(虚血性心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患を含む)との関連性について、無作為化比較試験と前向きコホート研究の間に矛盾があることも明らかにした。
ランダム化比較試験では、飽和脂肪の摂取量を減らすことで心血管イベントが減少することが明らかになったが、プロスペクティブ・コホート研究のメタアナリシスでは、関連性は確認されなかった。

最近では、アトキンスダイエットなどの低炭水化物ダイエットの推進に焦点が移っている。初期のエビデンスでは、このような食事が体重の減少に有効であることが示唆されていたが、最近のDIETFITS(Diet Intervention Examining The Factors Interacting with Treatment Success)試験とメタアナリシスでは、低脂肪食と比較して追加的な有益性は示されなかった。 

Prospective Urban Rural Epidemiology(PURE)研究では、高炭水化物低脂肪食を摂取している人々の間で死亡率が高いことが報告された。 そのモデルは、炭水化物を多価不飽和脂肪に置き換えることが死亡リスクの低下と関連している可能性があり、飽和脂肪に置き換えることが脳卒中のリスクの低下と関連している可能性があることを示唆している。
Dehghan M, Mente A, Zhang X, et al., Prospective Urban Rural Epidemiology (PURE) study investigators. Associations of fats and carbohydrate intake with cardiovascular disease and mortality in 18 countries from five continents (PURE): a prospective cohort study. Lancet 2017;390:2050-62. doi:10.1016/S0140-6736(17)32252-3 

Atherosclerosis Risk in Communities(ARIC)研究とそれに伴うメタアナリシスでは、炭水化物を動物由来ではなく植物由来のタンパク質や脂肪で置き換えることが死亡率の低下と関連していることも示唆された。

Reiser S, Hallfrisch J, Michaelis OE 4th., Lazar FL, Martin RE, Prather ES. Isocaloric exchange of dietary starch and sucrose in humans. I. Effects on levels of fasting blood lipids. Am J Clin Nutr1979;32:1659-69. doi:10.1093/ajcn/32.8.1659. pmid:463803

 PUREとARICが実施した等カロリー置換解析では、多量栄養素の摂取量と健康状態の間に線形関係があることが前提で、多量栄養素の置換効果は現在の摂取量とは無関係であることを示唆している。

さらに、多くの先行研究と同様に、PUREとARICでは、死亡率や罹患率との関連性が異なる糖質、デンプン、繊維質ではなく、総炭水化物を分析している。  例えば、砂糖の消費量が多い(砂糖入り飲料)と糖尿病のリスクが高くなるのに対し、デンプンはそうではありません。

これらの限界に対処するために、我々は英国バイオバンクコホートのデータを用いて、多量栄養素とその成分と全原因死亡率および心血管疾患(CVD)との関連を調べ、非線形等相関置換分析を行い、条件付きアドバイスがどのように与えられるかを説明するために食事リスクマトリックスを作成した。

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)

2020年1月18日土曜日

PEPTICトライアル:ICU人工呼吸患者ストレス潰瘍予防 PPI vs H2RA

PPIの方がH2Rブロッカーより上部消化管出血予防に有効というメタアナリシスがあり
Alhazzani  W, Alenezi  F, Jaeschke  RZ, Moayyedi  P, Cook  DJ.  Proton pump inhibitors versus histamine 2 receptor antagonists for stress ulcer prophylaxis in critically ill patients: a systematic review and meta-analysis.  Crit Care Med. 2013;41(3):693-705. doi:10.1097/CCM.0b013e3182758734
ただ、データ不足、方法論的限界、出版バイアスの可能性で堅牢なものではなかった
さらに、PPIsがH2Rブロッカーに比べ院内感染、Clostridioides difficile感染リスク増加や免疫抑制作用、NK細胞活性、好中球chemotaxis、superoxide産生など死亡率悪化へ懸念あり


 Proton Pump Inhibitors vs Histamine-2 Receptor Blockers for Ulcer Prophylaxis Treatment in the Intensive Care Unit (PEPTIC) trialが構築された


キーポイント:
機械的換気を必要とする成人のストレス潰瘍予防のためにPPIとH2RBを併用する戦略では、院内死亡率の統計的に有意な差は生じませんでしたが、薬物使用のクロスオーバーによって研究の解釈が制限される場合があります。




ICU入院中のストレス潰瘍予防とししてのPPIs vs H2R遮断(H2RBs


クラスター交叉ランダム化臨床治験

量の記載は

The specific PPI or H2RB, dose, mode of administration and duration of study treatment will be the individual ICU clinician’s decision or until the patient is discharged from ICU (whichever is shorter)
クラスターランダム化試験であり、施設任せ



プライマリアウトカムは、index入院中の90日間内の死亡率
セカンダリアウトカムは、重度消化管出血、CD感染、ICU/入院期間


26,982名の患者をランダム化、154 opt out、26,828名解析(平均[SD]年齢、58 [17.0]歳; 9691 [36.1%]は女性)

 死亡率分析に含まれる患者は26 771人(99.2%)。 PPIグループの13415人の患者のうち2459人(18.3%)が90日までに病院内死亡、H2RBグループの13356人の患者のうち2333人(17.5%)が90日までに病院内死亡(リスク比、1.05 [95%CI 、1.00〜1.10]、絶対リスク差、0.93パーセントポイント[95%CI、-0.01〜1.88]パーセントポイント、P = .054)。

 ICU部位ごとにPPIに無作為化された患者の推定4.1%が実際にH2RBを受け、ICU部位ごとにH2RBに無作為化された患者の推定20.1%が実際にPPIを受けた。

 臨床的に重要な上部消化管出血は、PPIグループの1.3%およびH2RBグループの1.8%で発生(リスク比、0.73 [95%CI、0.57〜0.92]。絶対リスク差、-0.51パーセントポイント[95%CI、-0.90 〜0.12パーセントポイント]; P = .009)。

  Clostridioides difficile感染率とICUおよび病院の入院期間は、治療群ごとに有意差無し。 PPIグループの1人の患者で1つの有害事象(アレルギー反応)が報告された。

結論:ICU人工呼吸患者において、ストレス潰瘍予防とししてのPPIs vs H2RBs比較として入院死亡率 18.3% vs 17.5%で有意差閾値に至らず

Effect of Stress Ulcer Prophylaxis With Proton Pump Inhibitors vs Histamine-2 Receptor Blockers on In-Hospital Mortality Among ICU Patients Receiving Invasive Mechanical Ventilation
The PEPTIC Randomized Clinical Trial
The PEPTIC Investigators for the Australian and New Zealand Intensive Care Society Clinical Trials Group, Alberta Health Services Critical Care Strategic Clinical Network, and the Irish Critical Care Trials Group
JAMA. Published online January 17, 2020. doi:10.1001/jama.2019.22190
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2759412













プロトコール遵守が少ないし、交叉試験の役割果たしているのかも疑問なのだが・・・

2020年1月4日土曜日

殺虫剤主要成分ピレスロイド:尿中代謝産物濃度死亡率増加と関連

コホート研究なので、conclusiveではないが・・・ピレスロイドは比較的安全ではあろうが、“安全性が高い”と言えるかどうか?

一石が投じられた




米国内代表コホート、2116名20歳以上成人;US National Health and Nutrition Examination Survey :1999-2002年
尿中ピレスロイド代謝産物測定
2015年 12月31日までの死亡率データ調査とリンク




Association Between Exposure to Pyrethroid Insecticides and Risk of All-Cause and Cause-Specific Mortality in the General US Adult Population
Wei Bao, et al.
JAMA Intern Med. Published online December 30, 2019. doi:https://doi.org/10.1001/jamainternmed.2019.6019

2116名:女性 1145名(加重比率 51.6%)、男性 971名( 48.4%)
加重平均年齢(SE) 42.6(0.5)歳、非ヒスパニック白人 958( 68.4%)、ヒスパニック白人 646(14.7%)、非ヒスパニック黒人 419 (11.3%)、他人種 93(5.6%)

観察期間中央値 14.4年間(range, 0.1-16.8年間)、死亡 246(心血管疾患関連 41、   がん関連 52)


urinary 3-phenoxybenzoic acid 値(フェノキシ安息香酸)高値はフォローアップ期間中の死亡リスク高値と関連;3分位毎死亡率は 8.5% (75/709)、 10.2% (81/701)、 11.9% (90/706)

年齢、性別、人種/民族、社会経済状態、食事/ライフスタイル要素、BMI、尿中Cr値補正後、全死亡率、心血管死亡率、がん死亡率は、最大3分位vs最小3分位比較で  1.56 (95% CI, 1.08-2.26)、3.00 (95% CI, 1.02-8.80),  0.91 (95% CI, 0.31-2.72)









序文
ピレスロイドは、菊の花に含まれる天然の殺虫剤であるピレトリンの合成類似体である殺虫剤の主要なクラスです。合成ピレスロイドは、ピレトリンと同様の殺虫特性を持っていますが、ピレトリンよりも太陽光の下でより安定しています。ピレスロイドは、家庭用および園芸用の殺虫剤、ペット用スプレーとシャンプー、シラミの治療、蚊の忌避剤など、さまざまな消費者製品に含まれています。ピレスロイドは、妊婦のジカウイルスへの曝露に関連する結果を防ぐためにも使用されます。ピレスロイドは世界の殺虫剤市場の約30%を占めています。 1000を超えるピレスロイドが製造されていますが、ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、シフルトリンなどのピレスロイド系農薬は約12種類しか市場に出ていません。ピレスロイドの使用は、住宅用の有機リン酸塩の段階的廃止により、ここ数十年で劇的に増加しています。 ピレスロイド系殺虫剤への広範囲な曝露は、米国および世界中の一般集団で報告されています。 摂取、吸入、そしてより少ない程度ではあるが、皮膚吸収は、ピレスロイドへの一般集団の主要な暴露経路です。暴露後、ピレスロイドはチトクロームP450酵素によって迅速に代謝され、3-フェノキシ安息香酸(3-PBA)などのさまざまな代謝物を形成します。 3-(2,2-ジクロロビニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボン酸(DCCA); 4-フルオロ-3-フェノキシ安息香酸(4F-PBA);および(2,2-ジブロモビニル)-2,2-ジメチルシクロプロパン-1-カルボン酸(DBCA)、親化合物の構造によって異なります。これらの代謝産物は尿中に容易に排泄されます。したがって、これらの代謝産物の尿中濃度は、ピレスロイド曝露の理想的なバイオマーカーと見なされます。 1999年から2002年に実施された米国国民健康栄養調査(NHANES)の国家バイオモニタリングデータは、3-PBAが米国一般集団でピレスロイドの最も頻繁に検出された代謝物であると報告しました。推定3分の2の個人が、尿サンプル中に測定可能なレベルの3-PBAを有していました。 ピレスロイド系殺虫剤は、昆虫に対する有効性と哺乳類の急性毒性効果との関連性が低いため、人気を博しました。しかし、ピレスロイドへの慢性的な曝露がヒトの長期的な健康結果に及ぼす影響は、未定です。ピレスロイドへの曝露は、酸化ストレス、炎症、DNA損傷を引き起こす可能性があります。  疫学的研究は、まだ限られているが、環境ピレスロイド暴露が神経発達を損ない、生殖健康を妨げ、糖尿病、心血管疾患(CVD)、パーキンソン病などの主要な慢性疾患のリスクを高める可能性があることを示唆している。 ただし、これらの疫学研究はほとんどが横断的であり、 ピレスロイドへの曝露と慢性疾患の結果の一時性を確立する能力を制限する。 さらに、ピレスロイドへの曝露が健康への悪影響に関連していることを示唆する証拠が増えているにもかかわらず、ピレスロイドへの曝露と死亡リスクとの関連は不明のままです。

2019年8月22日木曜日

加速度計という客観的評価による身体活動評価と死亡率の関連性

訳すときに困る言葉

sedentary :一応、座位とすることが多いが・・・実は日本語訳困難

一つの報告を上げると
 General recommendations for future sedentary physiology research efforts include that studies of sedentary behavior, including that of sitting time only, should focus on the physiological impact of a “lack of human movement” 
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4362885/

とにかく動かない時間の事で、必ずしも座位とは限らないはず、立位のままじっとしている状況もこれだと含むことになるが・・・
別の文献では、 sedentaryupright, standing, and walkingと別となっている。


実際、多くの混乱があるという記載がある

Sedentary Behavior Research Network (SBRN) – Terminology Consensus Project process and outcome
Int J Behav Nutr Phys Act. 2017; 14: 75.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5466781/

かなりの定義がある
“Sedentary behavior may be defined as having a MET value between one and 1.5 (for example, equivalent to sitting or lying down)”. [65]
“Sedentary behaviors were defined as having MET <2 .0="" down="" e.g.="" equivalent="" lying="" or="" sitting="" span="" style="white-space: pre;" to="">
[66]
“A distinct class of behaviors characterized by low energy expenditure”. [67]
“Sedentary behavior involves activities with a very low energy expenditure (1.0–1.8 metabolic equivalents [MET]), performed mainly in a sitting or supine position”. [68]
“Sedentary behavior refers to activities that do not increase energy expenditure substantially above the resting level and includes activities such as sleeping, sitting, lying down, and watching television, and other forms of screen-based entertainment. Operationally, sedentary behavior includes activities that involve energy expenditure at the level of 1.0–1.5 metabolic equivalent units (METs)”. [4]
“Sedentary behaviors such TV viewing, computer use, or sitting in an automobile typically are in the energy-expenditure range of 1.0 to 1.5 METs (multiples of the basal metabolic rate). Thus, sedentary behaviors are those that involve sitting and low levels of energy expenditure”. [2]
“Sitting, lying down, and expending very little energy (approximately 1.0–1.5 metabolic equivalents [METs])”. [56]
“Non-upright” activities”. [69]
“Sedentary behaviours are considered those requiring ≤1.5 METs.” [7]
“Sedentary behaviour, defined as time spent sitting or lying”. [70]
“The term sedentary behavior (from the Latin word sedere, “to sit”) describes a distinct class of activities that require low levels of energy expenditure in the range of 1.0–1.5 METs (multiples of the basal metabolic rate) and involve sitting during commuting, in the workplace and the domestic environment, and during leisure”. [6]
“Any waking behavior characterized by energy expenditure ≤1.5 metabolic equivalents (METs) while in a sitting or reclining posture”. [25]
この報告の結論は「定義をはっきりしてくれ」なのだ!



さらに、physical activityも問題
身体活動量なのか、身体活動性なのか、さらには身体活動強度の意味として physical activity intensityなどと表現しactivityが使われ混乱を生じている。これは日本語訳というプロセスでの混乱なのか、ホントに混乱が生じているのか?


以下は、加速度計という客観的評価による身体活動評価(様々な視点での指標)と死亡率の関連性を評価した報告

単なる聞き取り、インタビューによる身体活動評価ではないので信頼できるはず


Dose-response associations between accelerometry measured physical activity and sedentary time and all cause mortality: systematic review and harmonised meta-analysis
BMJ 2019; 366 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.l4570 (Published 21 August 2019)
https://www.bmj.com/content/366/bmj.l4570





Dose-response associations between total physical activity (top left), light intensity physical activity (LPA) (top right), low LPA (middle left), high LPA (middle right), moderate-to-vigorous intensity physical activity (MVPA) (bottom left), and sedentary time (bottom right, data from REGARDS (Reasons for Geographic and Racial Differences in Stroke)9 and FHS (Framingham Heart Study) are only included for MVPA) and all cause mortality. Modelling performed using restricted cubic splines with knots at 25th, 50th, and 75th centiles of exposure specific distribution from medians of quarters (least to most active). The exposure reference is set as the median of the medians in the reference group (least active). Knot locations are available in supplementary table 8. cpm=counts per minute



目的 総身体活動量:total physical activity評価のための加速度計、身体活動の強度の違い、座位時間:sedentary timeと総死亡率の量依存性関連性を検討

Design Systematic review and harmonised meta-analysis.

Data sources PubMed, PsycINFO, Embase, Web of Science, Sport Discus from inception to 31 July 2018.

登録クライテリア 前向きコホート研究:身体活動量と座位時間を加速度計により評価し、全死亡率との相関性を評価、ハザード比、オッズ比、相対リスク+95%信頼区間で報告

データ抽出と解析 メタアナリシス・システミック・レビューを観察研究を対象に行い、PRISMAガイドラインに従った。2名の著者が独立してタイトルと要約をスクリーニング。2名の著者が独立してバイアスリスクを評価。個別レベルの被験者データを研究レベルでharmoniseし解析した。
身体活動量は研究レベルで4つにカテゴリー化、全死亡率との特異的相関をCox比例ハザード回帰解析施行。研究特異的結果はrandom effects meta-analysisで要約

主要アウトカム:全死亡率

結果 全てのテキストreviewから39研究を回収し、登録は10研究、harmonisation challenge(e.g. 加速度計手首設置)により除外3研究、一つの研究は参加なし。2つの未報告死亡率データを有する追加研究を追加

8つの研究からの個別データ(n=36,383; 年齢平均 62.6歳;女性 72.8%)、フォローアップ中央値 5.8年(range 3.0-14.5 年間)、死亡 2149(5.9%)にて解析

身体活動量は強度にかかわらず、死亡率リスク低下と関連するが、非線形の量反応関係

死亡率へのハザード比は第1・四分位 (活動量最小) 1.00(参照)とすると、第2・四分位 0.48 (95% 信頼区間  0.43 to 0.54) 、第3・四分位  0.34 (0.26 to 0.45)、第4・四分位  0.27 (0.23 to 0.32)

身体活動量のハザード比として
身体活動強度として軽度の場合、各々 1.00, 0.60 (0.54 to 0.68), 0.44 (0.38 to 0.51), 0.38 (0.28 to 0.51)
中等度・高度身体活動の場合、各々 1.00,  0.64 (0.55 to 0.74), 0.55 (0.40 to 0.74), 0.52 (0.43 to 0.61)

座位時間としては、ハザード比 1.00(参照;最小座位時間)、1.28 (1.09 to 1.51)、 1.71 (1.36 to 2.15)、 2.63 (1.94 to 3.56)となる

結論 身体活動量高レベルほど、強度にかかわらず、臥位など安静時間短いほど早期死亡リスク減少と相関し、中年・高齢では非線形の量反応関係である






moderate-to-vigorous intensity physical activity (MVPA)は20分程度が底のようだが・・・



2019年8月21日水曜日

ビスフォスフォネートでは死亡率改善せず

ビスフォスフォネート治療が主だが、治療により骨折リスクだけでなく総死亡率減少効果あるのではないかと報告があったが、それが本当なら死亡率増加というだけで骨折リスクにかかわらず処方推奨となってしまう。

ということで、メタアナリシス





Association Between Drug Treatments for Patients With Osteoporosis and Overall Mortality Rates
A Meta-analysis
Steven R. Cummings, et al.
JAMA Intern Med. Published online August 19, 2019. doi:10.1001/jamainternmed.2019.2779

38の臨床トライアル、 101,642名のユニーク被験者のうち、38対象として、全ての薬剤治療のメタアナリシス  (プラシーボ対照割り付け 45 594 ;治療群 56 048);
ビスフォスフォネート治療の21の臨床トライアル(プラシーボランダム割り付け 20 244 、治療割り付け 6926)

全ての薬剤の骨粗鬆症と総死亡率の関連性を検討したところ相関性認めず (リスク比 [RR], 0.98; 95% CI, 0.91-1.05; I2 = 0%)

ビスフォスフォネートの臨床トライアルでは総死亡率と有意相関認めず(RR, 0.95; 95% CI, 0.86-1.04)
同様に、ゾレドロン酸治療臨床トライアルでも総死亡率への相関認めず(RR, 0.88; 95% CI, 0.68-1.13) ;しかし、heterogeneityを示すエビデンス  (I2
= 48.2%)








骨折予防=死亡率改善 ・・・ と書かれているのがあるが、少なくとも薬剤ではみとめない

2019年8月1日木曜日

心肺機能高いほど肺癌、大腸癌発生、死亡リスク減少

紹介論文の主題と違うが、physical activityという言葉を、心肺機能と混同して用いている状況に遭遇することが多い。確かに心肺機能良好の方が身体活動量増加にリンクしやすいのは確かだろう。しかし、身体活動量が生命予後やQOL改善にリンクするのだから「心肺機能制限がある場合」にも身体活動量を増加してもらいたい。そういう場合に心肺機能だけをテーマにするというのは心不全や呼吸機能障害対象研究では不適切・不十分となりやすいと思う。

この論文の序文の一部にも以下の如く表記されている
心肺機能:cardiorespiratory fitness:CRFは、エネルギー消費ピーク尺度で、MET(metabolic equivalents of task)で表示され、身体活動、遺伝的要素や他の宿主要素(年齢、多臓器包括的健康度)などに影響する。身体活動(physical activity)と比べ、CRFは心血管疾患及び全原因死亡率のより良い指標であり、心血管疾患リスク分類に他要素を付記して用いられる。」


後顧的コホート研究で、1991年から2009年まで49,143名の clinician-referred exercise stress testing連続患者で、40−70歳、がんを有さなデトロイドの医療システム内治療患者

偏ったサンプルの可能性のあるコホートだが、いままでの報告としてはサンプル数最大というのが売りらしい
ただし、アルコールや食事用粗データなど交絡要素検討が足りないのではないかという批判が当然出てくるだろう

心肺機能検査:CRFの程度と肺癌・直腸結腸癌アウトカムの関連性の後顧的観察報告
MET表示カテゴリー分け、6未満(参照)、6-9、10-11、12以上
フォローアップ中央値 7.7年間

全体として、男女とも 肺癌、直腸k発生率低下、肺癌・直腸結腸癌総死亡リスク低下がCRF高度ほど認める

Cardiorespiratory fitness and incident lung and colorectal cancer in men and women: Results from the Henry Ford Exercise Testing (FIT) cohort
Catherine Handy Marshall, et. al.
Cancer
https://doi.org/10.1002/cncr.32085
https://www.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/cncr.32085



肺癌(A)、直腸結腸癌(B)のはっせいりハザード比:肺癌では年齢、人種、性別・喫煙・BMI糖尿病補正+直腸結腸癌はアスピリン・スタチンによる補正
METs indicates metabolic equivalents of task; Ref, reference.



METs 12以上 vs 最小心肺機能との比較





2019年7月30日火曜日

メジャーリーガーは長生き? 死亡率研究

プロのアスリートの健康に関する長期的影響への関心:メジャーリーガーたちの全死亡率を米国男性と比較した研究

一般的には全死亡率は一般集団に比べて低い

フィットネスの関係もあり、キャリアが長い選手は死亡率が低い
だが、いくつかの癌で死亡率が高く、フィールド内での日光暴露、化学物質など関連の可能性あり
体型による影響も他競技、ミッドフィルダー・アメフト選手は痩せているなどあり関与もあるのかもしれない


All-Cause and Cause-Specific Mortality Among Major League Baseball Players
Vy T. Nguyen, et al.
JAMA Intern Med. Published online July 22, 2019. doi:10.1001/jamainternmed.2019.1218
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2738781





2019年7月23日火曜日

特発性肺線維症:抗線維化薬剤 死亡率・入院減少効果

特発性肺線維症治療では重大アウトカムが最大の関心事だが、FVC低下などの間接指標ともいうべき指標で効果判定なされている

やっと抗線維化薬剤治療を正当化できる報告がでてきた・・・但しあくまでも後顧的検討だが・・・


Clinical Effectiveness of Antifibrotic Medications for Idiopathic Pulmonary Fibrosis
Timothy M. Dempsey, et al.
AJRCCM Vol. 200, No. 2 | Jul 15, 2019
https://doi.org/10.1164/rccm.201902-0456OC     
https://www.atsjournals.org/doi/abs/10.1164/rccm.201902-0456OC

序文: 承認以降、リアルワールドあるいはランダム化トライアルエビデンスにおいて、抗線維化薬剤ピルフェニドンやニンテダニブの死亡率や入院など臨床的重大アウトカムへの効果評価はない
目的: 特発性肺線維症患者に於ける抗線維化薬剤ピルフェニドンやニンテダニブの臨床的有効性評価
方法:大規模米国保険データベースを用い、特発性肺線維症8098名同定(2014年10月1日から2018年3月1日)
1:1 propensity score-マッチ化コホートを抗線維化薬剤治療患者 (n=1255)と治療無し患者 (n=1,255)と比較
プライマリアウトカムは全死亡率
セカンダリアウトカムは急性入院
サブグループ解析を死亡率において薬剤の違い評価

測定・主要結果
抗線維化薬剤は全死亡率リスク減少と相関   (ハザード比 [HR], 0.77; 95% 信頼区間 [CI], 0.62–0.98; P value = 0.034).
しかし、この相関は治療開始2年間のみに限定
また、急性入院減少が治療コホートに存在(HR, 0.70; 95%CI, 0.61-0.80; p value < 0.001)


ピルフェニドンとニンテダニブ間の全死亡率有意差無し (HR, 1.14; 95% CI, 0.79-1.65; p=0.471)



結論
特発性肺線維症患者間において、抗線維化薬剤は全死亡率および入院リスクを無治療に比べ減少治療による早期減少効果あるも長期効果、死亡率減少は認めないなどの仮説検証がさらに必要


2019年6月26日水曜日

日本:食事炎症性指数と全死亡・心血管死亡率の関連性あり がん死亡は否定的

Japan Collaborative Cohort Study 58,000名

 Dietary Inflammatory Index (DII) scoreとの関連を全原因、総心血管疾患(CVD)、卒中、肝動脈性心疾患(CHD)、がん全部、消化器系がん、非がん性/非CVD死亡率で検討

中央値 19.3年間フォローアップ

CVD死亡率多変量ハザードリスク最大値は、総CVD、卒中、CHDでそれぞれ 1.30、1.29、1.30

DIIとがん全体リスクとの有意関連性見いだせず

日本人成人DII最大値は全死亡率、CVD死亡率増加と関連が観察された




Dietary Inflammatory Index Is Associated with Risk of All-Cause and Cardiovascular Disease Mortality but Not with Cancer Mortality in Middle-Aged and Older Japanese Adults
Emiko Okada  , et al.
The Journal of Nutrition, nxz085, https://doi.org/10.1093/jn/nxz085
https://academic.oup.com/jn/advance-article-abstract/doi/10.1093/jn/nxz085/5491291









Shivappa N, Steck SE, Hurley TG, Hussey JR, Hébert JR. Designing and developing a literature-derived, population-based dietary inflammatory index.
Public Health Nutr 2014;17:1689–96.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3925198/


米国NHANES、韓国コホート、ベルギー、イラン、オーストラリアの研究同様に、日本のデータでもDIIスコアとhs-CRPと正相関あり

Yang Y, Hozawa A, Kogure M, Narita A, Hirata T, Nakamura T, Tsuchiya N, Nakaya N, Ninomiya T, Okuda N, et al.Dietary inflammatory index positively associated with high-senditivity C- reactive protein level in Japanese from NIPPON DATA2010. [Internet]. J Epidemiol 2019. https://doi:10.2188/jea.JE20180156 


日本と西欧諸国では食生活は大きく異なるが、炎症誘発性の食事を示唆する高いDIIスコアと、全原因および全CVD死亡率のリスクとの関連性に関する我々の結果は、西欧集団の研究結果と一致

DIIが炎症の間接的なマーカーであるにもかかわらず、炎症促進性および抗炎症性の可能性を予測する能力に起因する可能性がある




今回のは限定的アンケートに過ぎないが、ライザップって、1日ごとの食事内容データ集積してるんだよなぁって誰かが言ってたが・・・

2019年5月30日木曜日

高齢女性:歩数7500で効果頭打ち、歩行運動強度関係なし

序文をみると、日本の「万歩計」がウェアラブル端末に先行すること1965年発売され、日本では「1万歩」推奨となっている。ウェアラブル対応端末は2017年1億2500万台以上世界的に出荷されている。1万歩がcommon goalとして扱われているが果たして?

女性に限った検討ではあるが、死亡率改善効果に運動強度は影響与えず、1日の歩数が重要という話


Association of Step Volume and Intensity With All-Cause Mortality in Older Women
I-Min Lee, et al.
JAMA Intern Med. Published online May 29, 2019.
doi:10.1001/jamainternmed.2019.0899

意義:健康上必要な歩数目標は1日1万歩という目標が一般に信じられているが、この数については科学的根拠が少ない。さらに、歩数強度増加が健康ベネフィットに関連するか、1日の歩数と独立しているか不明。

目的:1日当たりの歩数とステッピング強度と全死因死亡率との関連検討

デザイン、設定、および被験者:
この前向きコホート研究には、2011年から2015年までの7日間の覚醒時間中に加速度計着用参加同意、女性健康調査の18289人の米国女性 ;データは17466デバイスから正常にダウンロード。これらの女性のうち、コンプライアンス良好(4日以上10時間以上装着)で2018年から2019年解析に含まれたのは16741名

暴露:1日あたり歩数とステッピング強度のいくつかの指標(ie, (ie, peak 1-minute cadence; peak 30-minute cadence; maximum 5-minute cadence; time spent at a stepping rate of ≥40 steps/min, reflecting purposeful steps :1分間ケイデンスピーク、30分間ケイデンスピーク、5分間ケイデンス最大、40ステップ/分以上となった時間数(意図的ステップ反映))

ケイデンスとは?ケイデンスは1分当たりのステップ数を計算し、2で割ることにより算出されます。例えば、両足では1分当たりのステップ数が180である場合、ケイデンスは90になります。ケイデンスは、ランニング効率を評価する重要なツールです。また、ランニングテクニックの改善にも役立つものです。
主要アウトカム・測定:総死亡率

結果: 選択基準一致16741名女性、平均(SD)年齢 72.0歳(5.7歳)

平均歩数は1日当たり5499で、ステップ頻度あたりの比率は 

  • 0歩/分:51.4%、(インシデンタルなステップにあたる)
  • 1〜39/分 45.5%
  • 40歩/分以上(意図的ステップ) 3.1%

平均フォローアップ 4.3年間、死亡 504名
1日あたりの歩数中央値は、分布横断的に低度→高度4分位で各々、2718、4363、5905、8442 歩数/日
対応する死亡率ハザード比(寄与要素補正)は、各々  1.00 (reference)、 0.59 (95% CI, 0.47-0.75)、 0.54 (95% CI, 0.41-0.72)、 0.42 (95% CI, 0.30-0.60) (P < 0.01)

spline解析だと、最大歩数として7500 /日まで1日あたりの歩数増加後とHRは低下する

高強度ほど有意に死亡率低下と相関するが、日数あたりの歩数補正後、相関性は減衰し、ほぼ有意でなくなる  (ケイデンス1分間ピーク 最高 vs 最小4分位 HR 0.87  [95% CI, 0.68-1.11]; ケイデンス30分間ピーク 最高 vs 最小4分位 HR  0.86 [95% CI, 0.65-1.13]; 5分間最大ケイデンス 最高 vs 最小4分位 HR  0.80 [95% CI, 0.62-1.05]; 40歩/分以上のステッピング速度時の経過時間 最高 vs 最小4分位 HR   1.27 [95% CI, 0.96-1.68]; P > .05)





結論と知見:年配の女性の間では、およそ4400歩/日という少ない数が、およそ2700歩/日と比較して低い死亡率と有意に関連。一日あたりの歩数が増えるにつれて、死亡率は徐々に減少し、平準化する前に約7500歩/日。歩数強度は、1日の総歩数を考慮した後の死亡率の低下とは明らかに関連していない。





こういうのってreverse causation bias:逆因果バイアスとの戦いで、同じ運動(身体活動)を扱っている報告だが・・・嘘が紛れ込む


"A standard method to reduce reverse causation is to exclude outcomes occurring in the initial follow-up period.":フォローアップ初期発生アウトカムの除外必要で、リスクのplausible trajectory 明確化してリスク評価する必要がある

逆因果バイアス考慮上の検討で、身体不活発は全原因認知症およびアルツハイマー病と関連せず、だが、心血管疾患発症の身体不活発サブグループでは認知症超過リスク認めた

Physical inactivity, cardiometabolic disease, and risk of dementia: an individual-participant meta-analysis
BMJ 2019; 365 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.l1495 (Published 17 April 2019)
Cite this as: BMJ 2019;365:l1495










   嘘つき
    ↓
認知症がなぜ生じるのか、その発症機構はすべて解明されているとは言えませんが、これまでの研究で、▼教育歴▼肥満▼高血圧▼難聴▼喫煙▼うつ▼運動不足▼社会的孤立▼糖尿病―などの要素が関連していることが分かってきています。
https://www.medwatch.jp/?p=26492



財務省・厚労省およびその関係者は平気で嘘をつく

SCARLET:敗血症関連凝固障害への組み替えトロンボモデュリン死亡率有効性認めず

26ヶ国159ヶ所のICUで行われた多施設第三相治験

主要アウトカム:28日間総死亡率

介入:敗血症関連凝固異常症例のランダム化
・ボーラス静注 or 15分間点滴投与 (0.06 mg/kg/d [最大 6mg/d]n=395
・プラシーボ n=406
x6日間

結果的には死亡率差認めずというものだが、後述の如く、これではおわらんぞという感じ


Effect of a Recombinant Human Soluble Thrombomodulin on Mortality in Patients With Sepsis-Associated Coagulopathy
The SCARLET Randomized Clinical Trial
Jean-Louis Vincent,et al. for the SCARLET Trial Group
JAMA. 2019;321(20):1993-2002. doi:10.1001/jama.2019.5358


816名ランダム化、研究完遂・full解析 800名(平均年齢 60.7歳、男性 437 54.6%]

thrombomodulin群とプラシーボ群の 28日総死亡率の統計学的有意差なし (106 / 395  [26.8%] vs 119 / 405  [29.4%]; P = 0.32)
絶対的リスク差 2.55% (95% CI, −3.68% to 8.77%)

重大出血副作用イベント(定義:全ての頭蓋内出血、生命危機出血、検討者判断重症分類出血イベント、2連続日赤血球パック 1440mL[ 6単位相当]以上輸血)は、thrombomodulin群 23/396 (5.8%) vs プラシーボ 16/405(4.0%)





ART-123は遺伝子組み換えヒト可溶性thrombomodulin (rhsTM ; thrombomodulin α) は498のアミノ酸(64 kDa)からなりthrombomodulinの可溶性活性化細胞外ドメイン部分
主たるメカニズムは血中トロンビン分子結合能力由来で、protein Cから活性化protein Cへ転換するactivation complexの役割で、付加的にrhsTMは例えばhigh mobility group box protein 1 や histoneなどdamage-associated molecular patternによる炎症抑制、臓器障害抑制をもたらす。
敗血症・DIC疑診例第2相ランダムトライアルpost hoc解析では死亡率減少効果示唆され、①感染症、②最低1つの敗血症臓器障害(心血管 and/or 呼吸系)及び凝固障害の場合、③凝固障害(INR延長)と血小板数減少の3つでrhsTM投与死亡率減少示唆されていた






28日間の全死因死亡率の主要評価項目の低下を明らかにすることができなかったため、他の抗凝固薬との過去の結果から研究がなぜ行われたのかという疑問が生じた。答えは多少微妙だが、要するに、トロンボモジュリンは重要な理論的利点を提供する異なる作用機序を持つこととなった。



日本のp3トライアル(227名、血液悪性腫瘍あるいは感染基礎疾患DIC)が敗血症患者への組み替えthrombomodulinのアジュバント治療としての初めての有効性報告
Efficacy and safety of recombinant human soluble thrombomodulin (ART‐123) in disseminated intravascular coagulation: results of a phase III, randomized, double‐blind clinical trial
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/j.1538-7836.2006.02267.x
この研究自体はプライマリエンドポイントとしてDIC改善目的でヘパリンと比較した有効性研究であった。DIC改善に有意差(66.1% vs 49.9%)あったが、セカンダエンドポイントの死オブ率には有効さ無かった(21.9% vs 25.7%)
この結果により日本ではDIC管理にART-123(組み替えthrombomodulin)承認となった(2008年)

プラシーボ対照トライアル(n=781)は

A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Phase 2b Study to Evaluate the Safety and Efficacy of Recombinant Human Soluble Thrombomodulin, ART-123, in Patients With Sepsis and Suspected Disseminated Intravascular Coagulation
Critical Care Medicine. 41(9):2069–2079, SEP 2013

これでは28日死亡率有意差無し (17.8% vs 21.6% in the placebo group)



エディトリアルとしては
1)ヘパリン投与群がthrombomdulin治療阻害してる可能性
2)プラシーボ死亡率高くトライアル自体が検出力としてパワー不足
3)登録期間長すぎ・・・ということは登録数少なく無理矢理登録したところがある疑惑、1例登録が3分の1でプロトコール不徹底の可能性
4)薬剤投与時INR正常化1/4で投与タイミングの問題がある。投与時INR値でpost-hoc解析すると有意差まではないが死亡率低下の可能性
5)トロンビン・抗トロンビン複合体(TAT)濃度以上、 protein C濃度 40%以下で有効性差示唆
などこのトライアルでは終わらんぞ・・・感

2019年5月22日水曜日

Dietary Inflammatory Index高値による総死亡・心血管疾患死亡リスク増加は日本人にもあてはまる

The literature-derived, population-based Dietary Inflammatory Index (DII) was developed as a comprehensive index to assess the effect of dietary factors on 6 inflammatory biomarkers: IL-1β, IL-4, IL-6, IL-10, TNF-α, and CRP.
Designing and developing a literature-derived, population-based dietary inflammatory index. Shivappa N, et al.  Public Health Nutr 2014;17:1689–96.

→ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3925198/table/T2/?report=objectonly
Food parameters included in the dietary inflammatory index, inflammatory effect scores, and intake values from the global composite data set; Dietary Inflammatory Index Development Study, Columbia, SC, USA, 2011–2012


食品炎症性指数による総死亡・要因別死亡率への影響


高DIIスコアは、より高いレベルのIL-6、TNF-α、ホモシステイン、およびhs-CRPと関連。 高DIIが、一般集団における結腸直腸癌、乳癌、肺癌、前立腺癌などのいくつかの癌による全原因死亡率およびCVD死亡率および死亡のリスク増加と関連など報告があったが、日本人に当てはまるか?

結論〜言えば、DII高値ほど、総死亡率・総心血管疾患死亡率リスク増加と関連


Dietary inflammatory index is associated with risk of all-cause and cardiovascular disease mortality but not with cancer mortality in middle-aged and older Japanese adults
Okada E, et al.
The Journal of Nutrition, nxz085, https://doi.org/10.1093/jn/nxz085




年齢40-79歳の日本人5万8千人被験者: Japan Collaborative Cohort Study
総死亡、総心血管疾患(CVD)、卒中、冠動脈疾患、総がん、消化器系がん、非がん/非CVD死亡率と Dietary Inflammatory Index (DII) scoreの関連性検討


食物回数アンケートにて、DIIスコアを比検査で計算、19.3年間中央値フォローアップ

全死亡率とCVD死亡率はDIIスコア高値に関連して日本人成人で観察された


2019年4月11日木曜日

食事サプリメント使用は米国成人の死亡減少へのベネフィットと関連せず

解説記事:
2019年04月11日 07時00分 サイエンス
サプリでは栄養素を適切に補えず過剰摂取時には死亡リスクを高めることもあるという研究結果
https://gigazine.net/news/20190411-more-vitamin-not-supplement/




Association Among Dietary Supplement Use, Nutrient Intake, and Mortality Among U.S. Adults: A Cohort Study
Ann. Int. Med. 2019
Fan Chen, et al.
DOI: 10.7326/M18-2478

【背景】食事サプリメントの健康ベネフィット・リスクは賛否あり
【目的】米国成人での食事サプリメント使用、食事及びサプリメントからの栄養摂取のレベル、死亡率の間の相関整評価
【デザイン】前向きコホート研究
【セッティング】 NHANES (National Health and Nutrition Examination Survey) data from 1999 to 2010, linked to National Death Index mortality data.
【被検者】米国成人(20歳以上)、食事サプリメント使用の質問への回答者 30 899 名
【測定項目】直近30日内の食事サプリメント使用と食事・サプリメントからの栄養摂取。アウトカムには総死亡率、心血管疾患(CVD)、がん死亡率
【結果】フォローアップ期間中央値 6.1年間、死亡 3613発生、CVD死 945、がん死 805
食事サプリメント使用既往程度では死亡率アウトカムと相関せず
ビタミンA、ビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅の適切使用量 (at or above the Estimated Average Requirement((栄養学)推定平均必要量関連語EAR) or the Adequate Intake level) は、総死亡率、CVD死亡率減少と相関するも、食事からの栄養摂取に限ったものであった。
カルシウム過剰摂取 (above vs. at or below the Tolerable Upper Intake Level(( 栄養学)許容上限量の高低評価)はがん死亡率増加 (多変量補正発生率比, 1.62 [95% CI, 1.07 to 2.45]、多変量補正発生率差, 1千人年あたり死亡 1.7 [CI, −0.1 to 3.5] )
この相関は、サプリメントからのカルシウム摂取関連と見なされる  (食事からの摂取と比較、≥1000 mg/d vs. no use: 多変量補正発生率比, 1.53 [CI, 1.04 to 2.25]; 多変量補正発生率差, 1千人年あたり死亡, 1.5 [CI, −0.1 to 3.1] )

Limitations:観察研究故残存寄与因子関与の可能性。食事サプリメントの報告はrecall biasに基づく可能性


【結論】食事サプリメント使用は米国成人の死亡減少へのベネフィットと関連せず




おそらく、マスコミ(テレビメディア)で、大々的に報道されることはないだろう


2019年3月29日金曜日

アロプリノールと心血管疾患アウトカム・総死亡率減少効果

アロプリノールの総死亡・心血管疾患アウトカムへの影響は後顧的住民研究レベルだと解釈難しい

死亡率・心血管アウトカム減少作用は高用量では大きな減少効果があったが、それなら総累積量により効果変動しそうなものだがそれは認められなかった。
尿酸値と死亡率の関連性は Mendelian randomization study(White JSofat RHemani G, et al. Plasma urate concentration and risk of coronary heart disease: a Mendelian randomisation analysisLancet Diabetes Endocrinol2016;4(4):327336.)では認められなかったことと合わせ、まだ混沌部分が多い




Association between allopurinol and cardiovascular outcomes and all‐cause mortality in diabetes: A retrospective, population‐based cohort study
Alanna Weisman ,et al.
Journal of Pharmacology and Therapeutics
First published: 08 February 2019
https://doi.org/10.1111/dom.13656
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/dom.13656


カナダ・オンタリオの住民ベース後顧的コホート研究
アロプリノールと死亡率、心血管アウトカムの関連性 66歳以上の糖尿病患者で2002年4月1日から2012年3月31日まで初回処方症例で、2016年3月31日までの検討

フォローアップ中央値 4.65 (IQR , 1.79 - 7.81)年間
プライマリアウトカム (総死亡、非致死性心血管疾患(心筋梗塞、血管再建、卒中)、うっ血性心不全)発生:男性  16 266/23 103、女性  10 571/15 313

アロプリノールは、プライマリアウトカム減少と関連   [補正ハザード比 (aHR) 男性  0.77 (95% 信頼区間 0.75–0.80) 、 女性:0.81 (0.78–0.84) ]
総死亡率減少顕著、心血管イベント/うっ血性心不全 modest

累積アロプリノール量はアウトカムに影響無く、アロプリノールは、男性肺炎リスク減少と関連  [aHR 0.88 (0.83, 0.93)]



尿酸はプリン代謝の産物で、細胞外環境及び低濃度では尿酸は抗酸化作用を有するが、高濃度・細胞外環境ではpro-oxidant作用を有し有害作用となる可能性がある。Xanthine oxidaseはhypoxanthineからxanthineへ、xanthineから尿酸への反応を触媒し、ROSを産生する。高尿酸血症は、酸化ストレス、RAAS活性化、心血管アウトカムと関連。一方、尿酸は心血管疾患のメディエーター、従来のリスクのマーカーでもある。
アロプリノールは血管内皮機能を改善し、左室容積を改善、酸化ストレスを軽減し、尿酸低下と無関係の作用の可能性がある。セカンダリ・データ(二次データ)を用いた多くの観察研究では、アロプリノールが臨床的に有意な心血管アウトカム減少効果を大規模住民研究では示せず、特に心不全においては一致した結果がない。
最近出現の尿酸低下薬剤である非プリンXanthine oxidase阻害剤 febuxostatの心血管疾患安全性評価臨床トライアルでは、allopurinoloに比べ総死亡率、心血管特異的死亡率低下の報告 (注.   非劣性だが・・・)
White WBSaag KGBecker MA, et al. Cardiovascular safety of febuxostat or allopurinol in patients with gout. N Engl J Med2018;378(13):12001210.

ALL-HEART研究
Mackenzie ISFord IWalker A, et al. Multicentre, prospective, randomised, open‐label, blinded end point trial of the efficacy of allopurinol therapy in improving cardiovascular outcomes in patients with ischaemic heart disease: protocol of the ALL‐HEART studyBMJ Open2016;6(9):e013774.


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禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note