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2020年2月8日土曜日

診断と管理:原発性副甲状腺機能亢進症

序文

原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)は、調節不全のカルシウム恒常性の一般的な障害です。 2013年の米国での発生率は、女性では100万人年あたり66人、男性では100万人あたり25人と推定されています。
1970年代にルーチンの化学パネルテストが採用されたことにより、PHPTの発見が増え、先進国での臨床症状がまれで高度に症候性の疾患から軽度で微妙な状態に変わりました。
PHPTは症候性または無症候性疾患として現れることがあります。症候性の患者は、腎臓結石および骨粗鬆症性骨折を経験します。先進国では、PHPT患者の約15%が明白な症状を呈しますが、この数字は、定期的な検査スクリーニングがあまり一般的ではない国でより高い可能性があります。
病気が偶然発見された無症候性の患者は、皮質骨ミネラル密度の低下、高カルシウム尿症、腎石灰沈着症、クレアチニンクリアランスの低下など、測定可能な終末の症状を示す場合があります。 PHPTはしばしば進行性疾患です。疾患の初期証拠のない患者の約4分の1は、診断から5年以内に終末臓器の症状を発現します。
疾患の進行の確率は、高カルシウム血症の重症度とは無関係であると思われます。
無症候性のPHPT患者は、疲労、不安、抑うつ、認知機能障害などの非特異的な症状をしばしば報告します。これらの精神神経症状は、一般集団よりもPHPT患者の方が一般的であるように見えますが、因果関係は十分に確立されていません。非常に軽度のPHPTの患者は、病気の客観的または主観的な症状を呈していない可能性があります。

早期発見の重要性が書かれている

さらに内容は・・・


JAMA Insights Clinical Update
Diagnosis and Management of Primary Hyperparathyroidism
Catherine Y. Zhu, et al.
JAMA. Published online February 7, 2020. doi:10.1001/jama.2020.0538
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2761042







2016年4月9日土曜日

原発性副甲状腺機能亢進症:手術で骨折リスク減少する一方、ビスフォスフォネートは効果有りとは言えない

血中カルシウム測定していれば見つかる程度の原発性副甲状腺機能亢進症でも、日常臨床さほど珍しくもなく遭遇する疾患(といっても年数回以下だが・・・)、うち何らかの理由で手術せずにフォローアップ となっている症例も存在する





The Relationship of Parathyroidectomy and Bisphosphonates With Fracture Risk in Primary Hyperparathyroidism: An Observational Study
Michael W. Yeh,  et. al.
Ann Intern Med. Published online 5 April 2016 doi:10.7326/M15-1232


背景:PHPT(primary hyperparathyroidism :原発性副甲状腺機能亢進症)手術療法と薬物治療比較

目的: PHPT副甲状腺切除とビスフォスフォネートの筋骨格アウトカム測定

デザイン:後顧的コホート

セッティング:integrated health care delivery systemの一つ

被検者: 1995−2010のPHPT確認生化学的登録全例

測定: Bone mineral density (BMD) と 骨折率

結果: 連続BMI検査患者2013名において、 total hip BMD  trajectoryは、副甲状腺切除女性で増加 (4.2% at <2 8="" at="" br="" years="">
骨折フォロー6272名において、10年次hip fractureの絶対リスクは、 1千対 イベント 副甲状腺切除 20.4、ビスフォスフォネート 85.5、 vs 無治療 55.9


10年次骨折リスクは、それぞれ 156.8、 302.5、vs 無治療 206.1

ベースラインBMD状況による層別分析において、副甲状腺切除はosteopenic及びosteoporotic 患者とも骨折リスク減少と関連、一方、ビスフォスフォネートは骨折リスク増加と関連

副甲状腺切除はコンセンサスガイドラインからの層別化クライテリア如何に関連無く患者の骨折リスク減少と関連

Limitation: 後顧的研究デザイン、非ランダム化治療割り付け 

結論:副甲状腺切除は、骨折リスク減少と相関し、ビスフォスフォネート治療は観察治療より優れているとは言えない


Primary Funding Source: National Institute on Aging.

2013年1月23日水曜日

慢性腎臓病: 副甲状腺ホルモン高値は心機能バイオマーカー、左室心筋量増加と関連をもつ

ビタミンD(25(OH)D)はこのコホートの場合は心血管バイオマーカー・左室心筋量と関連せず

慢性腎臓病患者のみに見られる現象として、PTH高値の場合のBNP、心筋トロポニン、左室容積量の増加が見られた。


Relation of Vitamin D and Parathyroid Hormone to Cardiac Biomarkers and to Left Ventricular Mass (from the Cardiovascular Health Study).
Am J Cardiol. 2013 Feb 1;111(3):418-24. doi: 10.1016/j.amjcard.2012.10.021. Epub 2012 Nov 17.
ビタミンDと副甲状腺ホルモン(PTH)は、腎疾患患者及び一般の心血管健康への影響を与えるかもしれない。
血中25(OH)DとPTH濃度の、心臓構造・機能としての生化学、心電図、心エコー上の相関をCardiovascular Health Studyで検討

ベースラインで心血管疾患無しの2312名の被験者
73.9±4.9歳、女性 69.7%、CKD 21%(GFR<50ml blockquote="">
血中25(OH)Dとintact PTH濃度をmass spectrometry と 2-site immunoassayで測定

NT-pro-BNP、心トロポニンT、心電図伝導異常、左室容積量・拡張能の心エコー上の測定値をアウトカムとする

補正25(OH)D値は、生化学、伝導、心電図アウトカムと関連せず

CKD患者において、血中PTH≧65 pg/mlは、NT-porBNP、心トロポニンT、左室容積量と相関する

回 帰係数: 120 pg/ml (95% 信頼区間 36.1 to 204), 5.2 pg/ml (95% 信頼区間 3.0 to 7.4), and 17 g (95% 信頼区間 6.2 to 27.8) (p <0 .001="" br="">
正常腎機能者では、PTHはアウトカムと関連せず

結論:CKD老人において、PTH過剰状態はNT-proBNP、心筋トロポニン、左室容積量と相関する。
PTHの心血管健康状況との関連性、心疾患予防との関連性を示唆する知見が得られた

HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...