ラベル 利益相反 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 利益相反 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年2月7日木曜日

日本の各学会理事会メンバーへの製薬会社からの報酬

各学会のリーダーである理事会のメンバーが製薬メーカーから巨額paymentをもらうと利益相反に関して疑念が持たれてもおかしくない。故に、自らが公開すべきという事だと思う。

Pharmaceutical Company Payments to Executive Board Members of Professional Medical Associations in Japan
Hiroaki Saito, et al.
JAMA Intern Med. Published online February 4, 2019. doi:10.1001/jamainternmed.2018.7283
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2723072


総額は $6 468 585
講演  $5 279 312;執筆 $412 900 ;コンサルティング $776 373
支払い額中央値  $7486 (中間4分位 [IQR], $1767-$20 277)

支払い額のうち、最大支払い受領理事会メンバー40名に、総額45.8%にあたる$2 960 928 が支払われた
日本内科学会が12名、日本泌尿器科学会が7名、日本皮膚科学会が7名がそのメンバー
最大の支払い対象は日本内科学会の理事で $51 974; IQR, $33 900-$86 349)
日本内科学会理事会メンバーへは総支払い額の20.8%が行ったことになる
同様日本泌尿器科学会 14.9%、日本皮膚科学会 11.1%

19の学会が理事会メンバーへの製薬メーカーへのpaymentに関し公的公開したというエビデンスはつかんでない


メーカーからの報酬全てが悪というわけでもないだろうが・・・


改変(コピペ&OCRのため、原文参照を)
-->
理事数 報酬受領人数(%) 記録数 value 平均(SD) 中央値(IQR) 最大値
内科学会 22 22 (100) 1176 1343732 61 079 (45 523) 51974(33 900-86 349) 171245
小児科学会 28 25 (89.3) 212 206861 7388 (7053) 3853 (2734-11 552) 23387
老年医療学会 22 16 (72.7) 152 133440 6065 (8952) 1647 (0-11 938) 37639
皮膚科学会 18 18 (100) 671 722150 40 199 (27 825) 34213(20 625-56 909) 97676
外科学会 23 23 (100) 371 385328 16 753 (13 033) 11 887 (7276-23 039) 44536
脳外科学会 23 22 (95.7) 259 242379 10 538 (6800) 10 165 (5893-15150) 27465
産科婦人科学会 32 30 (93.8) 331 317245 9914 (9101) 8099 (2997-13 324) 39356
眼科学会 19 19 (100) 437 514321 27 070 (19 625) 20697(11 470-47 120) 72710
整形外科学会 23 22 (95.7) 432 436479 18 977 (17 255) 17 114 (4853-22 810) 61157
耳鼻咽喉科学会 24 20 (83.3) 248 231281 9637 (12 981) 4870 (1406-11 297) 46463
形成外科・美容外科学会 17 9(52.9) 34 40244 2367 (4959) 497 (0-994) 17427
泌尿器科学会 21 20 (95.2) 846 965081 45 956 (38 683) 34073(19 543-55 358) 122967
麻酔科学会 27 21 (77.8) 133 133353 4939 (6079) 3679(497-6502) 24640
救急医療学会 15 13 (86.7) 76 76380 5092 (4903) 4921 (1293-7251) 17199
病理学会 15 10 (66.7) 64 62083 4139 (4962) 1915 (0-8746) 16283
精神科学会 20 19 (95.0) 344 357815 17 891 (20 805) 8976 (1399-24 721) 69580
放射線科学会 18 17 (94.4) 85 93389 5188 (5475) 4452 (1492-7358) 24293
リハビリテーション学会 23 17 (73.9) 186 181575 7895 (9731) 4572 (1023-7726) 29504
臨床検査学会 17 8(47.1) 70 55265 3251 (6600) 0(0-1084) 21492


かたやこういう記事
特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《2》
製薬マネーの減少が学会を窮地に追い込む
2019/2/7
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t325/201902/559721.html

京都で開かれた内科学会総会 会費高い割に、内容 かなりしょぼかったと思うが・・・ 内科学会理事個人への報酬分 学会本体へ遷せばどう?

2018年9月28日金曜日

医師会講演会

最近の医師会講演会って一般的にそうなの?

スポンサー企業が演題名を明に、スライドを明に暗に指定するのが主流?

すげぇ 原辰徳


これで、生涯学習教育と言えるのか?

受講する側とすれば、ばかみたい





医師会がそれなりの対価をはらってまともな講師を選ぶか、メーカーに遠慮しない形の生涯教育の場を作らなきゃ結局スポンサーよりの企画になる。製薬会社や医療機器・卸に任せば、結局はスポンサーの言いなり。スポンサーメーカーの利益優先でミスリーディングされた講演会が医師生涯教育と化ける。


スポンサーに配慮して共感したスライド2〜3枚なら許せると思ってたけど、さすがに演題名まで口だしてくるとは・・・


こういう講演会が全国で開かれてる >> 厚労省 しっかりしろよ

&別件だが、来年のベンゾジアゼピン系除外条件に、"利益相反”あるメーカーがスポンサーの医師会企画ウェブ講演受講条件を課してるって 厚労省・医師会・メーカーの関係ってどうなってるの?


何にしても、地域医師会に自主的勉強会に対する財政的・税務的補助を与え、利益相反にかなった形で、医者たちに自主的・強制的学習機会を与えるそういう制度を作るべきと思うのはオレだけかなぁ


厚労省金出したくない→メーカーに金出させたい
医師会金出したくない→メーカーに金出させたい

こればっかり

メーカーは資本主義従順で悪なのではないのかもしれない 悪なのはおんぶに抱っこしている側

2016年11月1日火曜日

栄養研究:企業スポンサーシップ影響大

肥満、糖尿病、心血管疾患のリスク軽減を念頭に置いた食生活のガイドライン策定の上ではシステマティック・レビューがその根拠となる。研究資金の問題が注目され、エビデンス構築上のバイアス批評がなされることが多くなってきた。

栄養(学)研究の利益相反の問題で、出版研究にて食品産業関与している場合企業に有利な結論に偏ってるのではないか?、方法論的な質に差があるのか?



栄養研究に関して企業スポンサーシップ影響大

食品製造業の関わる栄養研究の結果は、スポンサーシップのない研究に比べ、メーカーに都合の良い結論が多く、その差も意味あるものではないことが多い

システマティック・レビューとメタアナリシスを12の報告と、340の研究を含む8報告を合わせ検討

Association of Industry Sponsorship With Outcomes of Nutrition Studies
A Systematic Review and Meta-analysis
Nicholas Chartres, et. al.
JAMA Intern Med. Published online October 31, 2016. doi:10.1001/jamainternmed.2016.6721



肥満と加糖飲料、遺伝子組み換え食品の健康リスクと栄養効果、肥満と栄養RCTsのquality reporting score、ソフトドリンク・ジュース・ミルク摂取による健康への影響、除脂肪オレストラの安全性・有効性、加糖飲料摂取量の体重への影響、symbiotice/protiotic/prebioticサプリメントの有効性・安全性、栄養研究のreport quality調査、小児カルシウムサプリメントと骨健康、減量長期介入、ソフトドリンク摂取量の栄養と健康アウトカムの相関性、肥満関連研究






5つの研究でmehodological quality評価し、特に、企業スポンサーシップの関連性認めず



 Five reports assessed methodological quality; none found an association with industry sponsorship.

2014年2月21日金曜日

心房細動ガイドラインに見え隠れする、臨床ガイドライン推奨のいびつさ ・・・ 作成委員の利益相反は担保されてない

これでは、ドロネダロン、アミオダロン推奨するガイドライン信頼性検討だが、ガイドライン作成者と製薬会社の癒着は普遍的問題だろう。現在日本では、臨床研究での製薬会社の関連性が問題だが、多くのガイドラインでは、宿泊・移動費・会食まで世話する製薬会社の存在が見え隠れする。もちろん、協議資料も製薬会社全面依存では・・・まともな臨床ガイドラインができるはずも無い。厚労省などは知っていても、費用出したくないため、見ぬ振り・・・巨悪がはびこる、日本のレベルの低い臨床ガイドライン。


利益相反のお題目なんて、各種広告ステッカーと同じお題目だけ


AMAは、このような報告を機関紙といえる雑誌に記載させるだけまとも。日本医学会雑誌は・・・ゴミ箱に直行させたくなる。


Dronedarone for Atrial FibrillationThe Limited Reliability of Clinical Practice Guidelines
Primiano Iannone,  et. al.
JAMA Intern Med. Published online February 17, 2014. doi:10.1001/jamainternmed.2013.14485 


臨床ガイドライン信頼性に対する関心が高まっている。

dronedarone hydrochlorideについての医学専門機関からの3つのガイドラインを検討

 
同じエビデンスベースに基づくはずの、 Grading of Recommendations Assessment
とDevelopment and Evaluation (GRADE) Methodを適応し到達した結論に関する比較検証。

心拍コントロールについて、ドロネダロンがプラシーボより良好なのは、候補アウトカム(心拍)に対してのみ。
調律コントロール薬剤では、ドロネダロンはプラシーボに比較して超過死亡1千名あたり13  (95% CI, -15 〜 61) と関連。

アミオダロンと比較して、ドロネダロンの有効性低く、心房細動再発率高い   (1千名治療患者あたり、214 [95% CI, 130 〜 294]  ) 。耐用性は同様  (薬剤中止となった重度副作用イベント1千名あたり −28 [95% CI, −69 to 33] )


 エビデンス限定的なのに、3つの全てのガイドラインはドロネダロンを心房細動再発予防地超として推奨。2つのガイドラインでは、心拍コントロール薬剤として推奨までしている。


この検討では、臨床ガイドラインの信頼性への疑念、多くのガイドライン作成委員メンバーのドロネダロン製造製薬会社との関連性も認められた。



日本でも、ガイドライン作成メンバーと製薬会社のつながり検討すべきだろう。  講演料収入などウェブ公開されるから、作成メンバーの推奨内容とを結びつけた検討もできるだろう。

2013年8月20日火曜日

医師生涯学習:利益相反とバイアス

日本医師会の生涯学習企画のうち、都道府県医師会および市区町村医師会の生涯学習なんて製薬会社が段取りつけて、名前を貸してるだけって企画だらけ。
私の周りで見聞きする生涯学習教育の、ほぼすべてが商用関係者からのサポートだろう。
地方の医師会の生涯学習担当だったとき、若干ながら、地元医師会からのみの企画を行ったことがあった。後援者の交通費・交通行程・宿泊施設、企画案の理事会への諮問、広報、駐車場確保を含めた会場運営などへの気配り・目配りが大変で、やるからには相当の努力が必要なのは事実。

製薬企業・医療機器メーカー向け
http://www.med.or.jp/cme/about/jissi/seiyaku.html

これらの企業向け基準は果たして利益相反、バイアスに関して有効なのか?
議論すべきことだろう。


生涯学習企画が、専門医制度の更新制度に関わるのなら、ますます、利益相反開示、バイアスへの評価が必要となるだろう




 What Is the Enemy in CME, Conflicts of Interest or Bias?
JAMA. 2013;():-. doi:10.1001/jama.2013.221227. 

米国でも、2011年において、正式許可・医師生涯学習(CME)の75%は、商用関係者からのサポートを受けている。商用サポートを受けることは、利益相反とバイアスの問題が生じる。利益相反は打ち消し不能な影響やバイアスをもたらす許容不能のリスクをもたらす状況である。

利益相反の公開と管理、特に企業(製薬会社など)とCMEスポンサー・医師との経済的関連性を看過するCMEは、CMEプレゼンテーションのバイアスを軽視している状況にある。

CMEのバイアスは利益相反より問題があり、バイアスの非認容レベルも存在する。CMEプログラムはバイアスを同定し、減少することに関心を持ち、さらに、利益相反ポリシーを組み込む努力が行うべきである。


利益相反とバイアスの区別は、CMEだけではなく、医学研究、臨床的ケア、臨床ガイドライン開発、政府政策意思決定など患者ケアに影響を与えるものである。


利益相反とバイアスの区別と不可逆的影響
利益相反は、不可逆的影響の関連概念とバイアスと区別する必要がある。CMEコースやプレゼンテーションが経済的あるいは個人的考えで不適切に影響を受けるときに、不可逆的影響が生じる。例えば、製薬会社は後援者を提案し、選択するとき、彼らの製品に有利にするよう働く。スピーカーがバイアスを含むプレゼンテーションをせずとも、薬剤選択への不可逆的影響が、医学教育の独立性や教育プロセスへの社会的信用性を蝕むこととなる。バイアスは、科学的信頼性に基づかない、そして、強力なエビデンス比重に下支えされてない情報、結論づけ、推奨作成で生じる。しかし、多くの利益相反はバイアスを生じない。バイアスは企業との経済的関連性より他の要素で生じうるもので、例えば、治療アプローチ、トピックの助言乏しいところ、手法の限定されるところ、判断困難部分への知的協力を含めた要素からも生じる。利益相反は、感度・特異度の不完全なバイアスに満ちた検査に類似する。


生涯学習における利益相反への現行アプローチ
利益相反の開示は本質的第一段階で、開示無しにはスピーカーが非容認的不可逆的影響やバイアスをもたらすかアクセスすることさえできない。しかしながら、利益相反の火事時は副産物として、スピーカーはバイアスを有する臨床的助言を開示後に増やすこととなり、リスナーは防御されていることを知り、助言の価値を低めることもある。さらに、良質デザイン研究、製薬メーカーのスポンサーの利益相反情報開示によりその真の価値を過小評価するともある。医師たちは研究中のバイアスに比べて経済的利益相反を不当に重くとらえぎみである、そういう副作用ももたらす

生涯学習におけるバイアスへの現行アプローチ
バイアスは生涯学習コース責任者・スタッフをスライドをプレビューすることで確認し、次に、プレゼンテーション施行後の学習者のアンケートで確認。
学習者は商用的影響やバイアスに対して報告することは少ない。しかし、彼らの認識はバイアスを過小評価する方向にある。

1.  学習者はプレゼンテーションがバイアス化されているかは一般的に十分な知識を持たない
2. 学習者は詳細な、思慮深いコメントしようとするインセンティブ少ない
3. 生涯学習のバイアス検知アンケートは、バイアスに関する一般的質問一つだけのことが多く、大雑把で、直感的な判断のみ求め、運用上のキータームの定義すらされてない。
4.バイアスの特異的表現について質問者が訪ねなくても、バイアスの最も簡単な携帯である企業ロゴがスライド状あったり、トレードネームに言及したかのような形の質問に着眼する


・・・・・・・・・・・・

特異的チェック項目


Specific and verifiable questions might include:

  1. プレゼンテーションが病状管理のオプションとして、ジェネリック薬品、ライフスタイル変容を含むか? 利益・不利益比較はされてるか?

  2. プレゼンテーションにおいて、エビデンスのクリティカルな文献レビューやメタアナリシスが使用されているか?

  3. 議論の俎上にあがっている新しい治療法のデータに不足はないか?

  4. プレゼンテーションあるいは経過において見逃されている重大な付随トピックスは存在しないか?


2013年2月8日金曜日

米国では2014年3月から製薬会社・医療材料会社と医師との金銭的つながり公表


NEWS
Drug companies will have to report all payments to US doctors from March 2014
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f826 (Published 7 February 2013)Cite this as: BMJ 2013;346:f826

オバマ米政府は、薬剤会社・デバイス製造業と、医療関係者との経済的つながりの報告の最終ルールを発表

“sunshine” provisions of the Affordable Care Act というらしい
 http://www.ama-assn.org/resources/doc/cme/sunshine-provisions-sullivan.pdf


日本では、表向きは利益相反自主規制ということで、今年春から、企業活動と医療機関との関係性、特に研究費開発費、学術研究助成、原稿執筆料、情報提供関連費、接待など費用が公表される
http://www.jpma.or.jp/about/basis/tomeisei/

高額な金銭提供は、製薬会社からみた重要なポジションにある医師ということにもなる。
一方、国際的には使用されてないのに、製薬メーカー主催講演会やネット講演会でやたら推奨してくる某国立大学教授がいる場合に、なるほどと・・・納得できる材料にはなる。
e.g.) 某貼付剤...

HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...