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2020年10月9日金曜日

喘息:感冒回数リスクとして性差、喘息、TLR7遺伝子発現などの関連

 喘息患者ではTLR7遺伝子発現低下、症状コントロール悪い場合はTLR8遺伝子発現低下

性差はあるものの感冒と喘息の病態の関連あり

Toll-like受容体:TLR7及びTLR8遺伝子は染色体X上に局在し、single strand RNAウィルスへの検出・反応をencodeする受容体である、これらの受容体の活性化は抗ウィルスサイトカイン type I interferonを産生を誘導し、抗ウィルス作用に重要

形質細胞様樹状細胞(pDC)はTLR7の高レベル発言をもたらしtype 1 interferonの主たるpruducerである。

これらの抗ウィルス因子喪失すると頻回の気道感染しやすくなると考えられる

ただ、type 1 IFN産生欠如と喘息での機能に合致しない所見が認められ、pDCの変異、性別、年齢の影響が認められた。喘息においてpDC-TLR7-INF-axisの欠如認められた


Risks for cold frequency vary by sex: role of asthma, age, TLR7 and leukocyte subsets

Liisa M. Murray, et al.

European Respiratory Journal 2020 56: 1902453; DOI: 10.1183/13993003.02453-2019

https://erj.ersjournals.com/content/56/4/1902453?rss=1

ウイルス性呼吸器感染症は通常良性であるが、喘息の増悪の引き金となることがある。上気道感染(風邪)の頻度に関連する因子は完全には解明されておらず、また、そのような因子が女性と男性で異なるかどうかも明らかになっていない。


自己申告による呼吸器感染症(風邪)の頻度と関連する免疫学的および臨床的変数を明らかにするために、150人の喘息患者と151人の対照者を募集した。次に、風邪の頻度を説明する可能性のある抗ウイルス免疫応答変数である、toll-like receptor(TLR)7/8遺伝子発現、形質細胞様樹状細胞(pDC)数、インターフェロン-α、腫瘍壊死因子、インターロイキン-12産生、喘息との関連を検討した。


喘息患者は対照群に比べて年間の風邪回数が多く(中央値は3回対2回;p<0.001)、ベースラインのTLR7遺伝子発現が低かった(オッズ比0.12;p=0.02)。

多くの変数と風邪の頻度との関連は、女性と男性で異なっていた。

女性では、血中好中球数の増加(β=0.096、p=0.002)、若年齢(β=0.017、p<0.001)が独立して風邪の頻度の増加と関連し、子供の接触とは関連せず。

男性では、TLR7の低発現(β=0.96、p=0.041)とCLEC4C遺伝子の高度発現(pDCのマーカー、β=0.88、p=0.008)が独立して風邪の頻発と関連していた。

喘息症状のコントロール不良は、TLR8遺伝子発現の低下(β=1.4、p=0.036)およびbody mass index (β=0.041、p=0.004)と独立して関連していた。


喘息、年齢、末梢血中の炎症および抗ウイルス免疫のマーカーは、頻繁な風邪と関連している。興味深いことに、風邪の頻度と関連する変数は、女性と男性で異なっていた。


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2020年3月26日木曜日

メスはオスより長生き :哺乳類ではさらに

DeepL翻訳で調子に乗りすぎてるという自覚あるのでこれくらいにするけど・・・


Women live longer than men
Bratisl Lek Listy 2013; 114 (2)45–49


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23331196

世界のほとんどの地域では、女性の方が長生きしています。平均余命(LE)におけるこの男女格差は驚くべきものであり、何十年にもわたって科学研究の課題となってきました。このようなジェンダーギャップに関連する地理的差異をより詳細に分析し、その原因を認識しようとする試みは、老化の基本的なプロセスを理解し、予防的なヘルスケア戦略を考案するための強力なツールを提供する可能性があります。社会経済的秩序が確立されている国では、女性の方が平均して4~7年長く生きています主な要因は、男性の心血管疾患(CVD)の罹患率と死亡率が高いことです。ヨーロッパの民主主義国家では、男性の死亡率は減少傾向にあり、LEにおけるジェンダーギャップは小さくなってきている。アイスランドや他のスカンジナビア諸国の現在の傾向は、2050年までに男性が女性と同じくらい長生きすることを示しています。残念なことに、ジェンダーギャップは、それが最大13年を表す旧ソ連の影響を受けている国で成長し続けています。ジェンダーギャップの特定の社会経済秩序への依存は、環境要因の重要性を指摘しています。また、性別の違いに影響を与える他のメカニズムとしては、ホルモンや遺伝的機能の違いが挙げられます(図6、参考文献23)。

PMID: 23331196 DOI: 10.4149/bll_2013_011

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)







Scientists investigate why females live longer than males
https://www.sciencedaily.com/releases/2020/03/200324131821.htm



野生の哺乳類の寿命を研究している国際的な科学者チームは、人間と同じように、メスはオスよりもかなり長生きする傾向があることを発見しました。

研究者たちは、羊からゾウまで101種の異なる種の寿命を調べたところ、60%以上の種の研究において、メスの方がオスよりも平均18%長生きしていることがわかった。ヒトの場合、メスは約7.8%長生きする傾向がある。

リヨン第1大学の科学者が主導し、学術誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」に発表された研究では、これは男女の老化速度の違いによるものではなく、女性の方が男性よりも成人期の死亡リスクが平均的に低いことが判明しました。

なぜ女性の方が男性よりも長生きできるのかはデータからは明らかではなかったが、著者らは、地域の環境条件と生殖コストの性差の複雑な相互作用が原因である可能性を示唆している。

バース大学の進化のためのミルナーセンターからタマスSzékely教授は、研究の著者の一人であった。彼は言った: "我々は、女性が一般的に男性よりも長く生きることを長い間知られているが、性別間の寿命の違いは、人間よりも野生の哺乳類でもより顕著であったことを発見して驚いた。

"これは、女性が自然に長生きできるようになっているか、男性に比べて女性の死亡率が低下しているかのどちらかである可能性があります。

"例えば、ライオンの雌は雄のライオンよりも野生で少なくとも50%長生きしています。私たちは以前、これはほとんどが性淘汰によるものだと考えていましたが、これはオスがプライドを奪い合うために争い、メスを手に入れることができるからだと考えていましたが、私たちのデータはこれを裏付けるものではありません。しかし、今回のデータはこれを裏付けるものではありません。

"メスのライオンはプライドの中で一緒に暮らし、姉妹、母、娘が一緒に狩りをしたり、お互いの世話をしたりするのに対し、成体のオスのライオンは一人で暮らしたり、兄弟と一緒に暮らしたりすることが多いので、同じサポートネットワークを持っていないのです。

"性差のもう一つの説明として考えられるのは、オスが子育ての一部または全部を提供すると、メスの生存率が上がるということです。これは鳥類にも当てはまる出産して子供の世話をすることは、メスにとって大きな健康コストになるので、両方の親が協力して子孫を育てる場合、このコストは削減されます。"

研究者たちは、野生動物のデータと、捕食者や餌や仲間を求めて競争する必要のない飼育下の動物園動物のデータを比較することを計画している。これにより、男女間の生物学的な違いが寿命にどの程度影響を与えるかを測定することができるようになる。

"オスとメスに異なる影響を与えることで、病原体が多く存在するなどの過酷な環境条件は、寿命の性差を引き起こす可能性が高い。

"同じ種の複数の個体群で寿命と老化の性差を比較することは、間違いなく期待に満ちています。"と、国立科学研究センター(フランス・リヨン第1大学)のジャン=フランソワ・レマートル氏は述べています。

ストーリーソース。

資料提供:バース大学 注:内容は文体や長さの都合上、編集される場合があります。

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)

2015年12月11日金曜日

AHAステートメント:糖尿病心血管合併症性差



Sex Differences in the Cardiovascular Consequences of Diabetes Mellitus
A Scientific Statement From the American Heart Association
Judith G. Regensteiner, et. al.
on behalf of the American Heart Association Diabetes Committee of the Council on Lifestyle and Cardiometabolic Health, Council on Epidemiology and Prevention, Council on Functional Genomics and Translational Biology, and Council on Hypertension

CIR.0000000000000343Published online before print December 7, 2015,doi: 10.1161/CIR.0000000000000343




解説から・・・
http://www.medpagetoday.com/Endocrinology/Diabetes/55147

糖尿病男性は非糖尿病男性に比較して2.4倍の虚血性心疾患リスク、糖尿病女性では非糖尿病女性に対して3.5倍・・・というランドマークであるRancho Bernardo Study
さらに、非糖尿病女性に対して15倍も冠動脈性心疾患リスク (HR 14.7; 95% CI 6.16-35.27)である(男性は、4倍弱:(HR 3.77; 95% CI 2.52-5.65))という2004年研究
心臓発作寄りじゃクエンでかつ死亡率が男性より高いという2005年研究

高齢、閉経後女性の肥満増加とともに、心血管リスク増加深刻

民族的コホートで糖尿病と高血圧のリンク緊密と判明

さらに、スタチン、ACE阻害剤、β遮断剤使用頻度少なく
男性に比較して、心血管リスク要素有する糖尿病女性ではより積極的治療機会すくない
血管再建ん、CABGなども機会少ない



女性特有のリスク要素、妊娠糖尿病やPCOSも2型糖尿病・心血管リスク要素を増加させる


観察研究では、男性に比べ、運動の心血管防御的効果乏しい可能性が示唆
 European Diabetes Prospective Complications Study







2015年11月28日土曜日

食行動:男は女性と食事すると食事全体の量、不健康食の量とも増える

日本にそんな男残ってるのだろうか? ・・・ 女性と食事するとき、多食・過食となる男。

このフィールド研究だと、女性は男と食事しても食事量の差は無いが、自分では過食していると思い込んでいる。


日本に当てはまるか、ちょっと疑問。


Eating Heavily: Men Eat More in the Company of Women
Kevin M. Kniffin , Ozge Sigirci, Brian Wansink
Evolutionary Psychological Science pp 1-9 First online: 10 November 2015
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs40806-015-0035-3








進歩的心理学者たちは女性に於ける摂食障害にのみ興味を示し研究対象に性差が存在、男性による食事問題行動に関心が向けられてない。
フィールド研究として、男性とともにシェアする食事の時より女性と共にシェアする食事の時に、男性は食事量が多いことを見いだした。
特に、男性は、女性と共に食事をとると、不健康食(e.g. ピザ)や健康食(e.g. サラダ)ともにその量が多くなる。女性と共にいると男性はピザを93%多く(1.44スライス多く食べる)、サラダを86%多く摂食する。
加えて、女性は夕食パートナーの性別機能関連無く食事の差を認めない。ただ、女性は男性と食事すると自己分析として多く食事をしてると推定する傾向があり、早食い・大食いしているとの感覚の自己分析傾向あり。女性の摂食行動へ研究注目されてきたが、今後は女性の存在下での男性の摂食行動問題も研究テーマ?

2015年7月13日月曜日

急性虚血性卒中rtPA治療: 女性においてのみ尿酸投与でアウトカム改善

一度、急性卒中へのrt-PA(アルテプラーゼ)静注療法に尿酸静注追加効果は否定的となった

Safety and efficacy of uric acid in patients with acute stroke (URICO-ICTUS): a randomised, double-blind phase 2b/3 trial
The Lancet Neurology Volume 13, No. 5, p453–460, May 2014

しかし、性別検討したら・・・女性のみ、臨床アウトカム改善認めた


Uric Acid and rtPA in Acute Ischemic Stroke (URICO-ICTUS) trial

Uric Acid Therapy Improves Clinical Outcome in Women With Acute Ischemic Stroke
Laura Llull,  et. al.
STROKEAHA.115.009960 Published online before print July 9, 2015


背景・目的:急性虚血性卒中に対する抗酸化治療レジメンが、両性で同様に効果があるかは不明。
アルテプラーゼ治療急性卒中患者での尿酸治療の性別効果についての検討

研究方法: Efficacy Study of Combined Treatment With Uric Acid and rtPA in Acute Ischemic Stroke (URICO-ICTUS) trial、女性 206名、 男性 205名
ランダム化割り付け 尿酸1000mg vs プラシーボ
トライアル再分析でのプライマリアウトカムは、90日での良好(excellent)アウトカム比率: 修正Rankinスケール; 0−1 もしくは 2、病前スコアを2)、性別関連寄与要素補正回帰モデルを用いた。
梗塞増大への治療による尿酸値の相互作用を選択的患者で評価

結果: 良好なアウトカム率は、女性において、尿酸治療 47/111 (42%)、 プラシーボ 28/95 (29%)
男性では、 それぞれ 36/100 (36%) vs 38/105 (34%)

治療と性別は有意に良好なアウトカム率と相関 (p= 0.045)

尿酸治療は、プラシーボの効果を倍加し、良好なアウトカム率をもたらす  (オッズ比[95% 信頼区間], 2.088 [1.050–4.150]; P=0.036),
しかし、男性では効果認めない (odd ratio [95% 信頼区間 0.999 [0.516–1.934]; P=0.997)

梗塞巣の広がりにおいて、治療と、血中尿酸値、もしくは、アラントイン/尿酸比の相互作用は女性においてのみ有意(P< 0.001、 P<0 .001="" blockquote="">



慢性期での尿酸における、性差影響は?

尿酸は、Free radical scavenger作用を持ち、卒中の虚血時のフリーラジカルをモップアップする作用が期待されている。一方、結果的な高尿酸血症は、心血管疾患リスク状態では独立した全原因死亡リスク要素の可能性がある。因果律として、メンデルランダム化分析でh、高尿酸血症は突然心臓死との関連が示唆された(J Am Soc Nephrol. 2015 Mar 18. pii: ASN.2014070660. )。そして、尿酸治療による腎疾患、心血管リスク軽減効果示唆はされている ( Am J Kidney Dis. 2015 Apr;65(4):543-9. doi: 10.1053/j.ajkd.2014.11.016. Epub 2015 Jan 13.) 。


2014年3月19日水曜日

急性冠症候群性差:女性は検査・治療機会逸することが多い

急性冠症候群(ACS)後死の男女差、特に若年ほど大きい。この性差を医療機関受診アクセスの差として評価。

急性冠症候群救急受診若年者は、心電図をタイムリーに受けることが少なく、結果、血栓溶解療法適切に受ける機会を逸している。特に、STEMI比率は女性で少なく、その機会を逃すことが多い。


Sex-related differences in access to care among patients with premature acute coronary syndrome
Roxanne Pelletier et. al.
CMAJ March 17, 2014 cmaj.131450
http://www.cmaj.ca/content/early/2014/03/17/cmaj.131450.full.pdf+html

GENESIS-PRAXYコホート、1123名(18-55歳)
アウトカム測定は、ドア−心電図時間、心臓カテーテル施行比率、細管流・非プライマリPCI


女性は男性より、心電図ベンチマーク時間内の施行数少ない(10分内: 29% vs38%、 P = 0.02)、さらに、フィブリン溶解ベンチマーク内時間(30分: 32% vs 57%  P = 0.01)


ST上昇型心筋梗塞(STEMI)比率は男性より女性で少ない(83% vs 91% P=0.01)

非ST上昇型心筋梗塞や不安定狭心症女性は、男性より、非プライマリPCI施行率低い (48% vs 66% P < 0.001)

Timeliness and Use of Procedures in ACS Men and Women
VariableWomenMenp
Median door-to-ECG time (min)2115<0 .001="" td="">
Median door-to-needle time (min)36280.02
Median door-to-balloon time (min)196930.7
Use of cardiac catheterization in non-STEMI (%)88880.9
Use of reperfusion in STEMI (%)83910.01
Use of nonprimary PCI in non-STEMI/unstable angina4866<0 .001="" td="">
http://www.medscape.com/viewarticle/822147


医療機関へのアクセス状況不良なのは、不安、リスク要素数が多いこと、胸痛存在しないことが要素。性差関連要素は、パーソナリティー特性、ハウスワークのresponsibilityによる。



2013年9月2日月曜日

男性は恋愛相手女性の成功を喜べない

Gender Differences in Implicit Self-Esteem Following a
Romantic Partner’s Success or Failure
Kate A. Ratliff ,et. al.
Online First Publication, August 5, 2013. doi: 10.1037/a0033769
http://www.apa.org/pubs/journals/releases/psp-a0033769.pdf


フロリダ大学の研究で、恋愛相手の成功を男性は自分の失敗ととらえる。

学生において、パートナーの問題解決・社会的インテリジェンス問題の成績がトップ12%、あるいはボトム12%と伝えられたときの反応。


女性は、同様でなく、パートナーの成功に対して、自己の自尊心に無関係であった。

2013年6月2日日曜日

真菌:クリプトコッカス男性高感染率の理由 ・・・ 男性マクロファージがだらしない

男性の方が、クリプトコッカス症発症頻度多いことが知られている。

Cryptococcus neoformansの性差感受性の違い

男性では、CD4+ T リンパ球数増加にかかわらず、男性の死亡リスク高い。
男性の免疫反応が有効じゃないことが想定され、ビルレンス表現型としては、女性から分離のCnは倍加タイムが長く、より、Capsular glucoronoxylomannan(GXM)放出量が多かった。テストステロンの存在は、検査室株・28の臨床分離株でのGXM遊離の高値 と関連。これは17-βエストラジオールとは関連無し。

貪食能を検討したところ、4分離株培養後、女性のマクロファージは、男性マクロファージのよりCnの貪食性高い。男性マクロファージは真菌量が多く、Cnにより細胞死している。

結果、Cnへの性別間のマクロファージの違いが男性のクリプトコッカス感染率の高値 の一理由付け


The Role of Host Gender in the Pathogenesis of Cryptococcus neoformans Infections.
McClelland EE, Hobbs LM, Rivera J, Casadevall A, Potts WK, et al. (2013)
PLoS ONE 8(5): e63632. doi:10.1371/journal.pone.0063632


男って弱い生き物だ・・・

2012年10月10日水曜日

女性:ニューロテンシン前駆体濃度と糖尿病・乳がん発症、死亡率の関連性

空腹時proneurotensinは、糖尿病、心血管疾患、乳がん発症と相関し、総死亡・心血管死亡率と関連。

ニューロテンシン
脳腸ペプチドとして、主に脳で見出される13アミノ酸残基のペプチド、性差での影響の差があることも知られており、作用としては、「末梢血管:血管拡張、 中枢神経系:伝達物質として機能。脳室内投与でLH、プロラクチン分泌抑制。;下垂体への直接作用としてはプロラクチン分泌促進。;胃腸膵管系:胃酸、ペプシン、インスリン分泌抑制。グルカゴン分泌促進。腸管収縮。」
http://gekiso-an.kir.jp/HORMONE/NT.HTM



Plasma Proneurotensin and Incidence of Diabetes, Cardiovascular Disease, Breast Cancer, and Mortality  
Olle Melander, et. al.
JAMA. 2012;308(14):1469 doi:10.1001/jama.2012.12998

ニューロテンシンは実験的状況下では、満腹感と乳がん成長を制御するが、ヒトにおける乳がん、心臓代謝疾患発症との関連性はあまり知られてなかった。


安定したニューロテンシン前駆ホルモンproneurotensinの117-アミノ酸濃度を空腹時測定し、糖尿病と、心血管疾患、乳がん、死亡率との関連性を検討

Proneurotensin を、住民ベースで空腹時被験者4632名(1991-1994:Malmö Diet and Cancer Study)で検討
多変量Cox比例ハザードモデルで2009年1月までの長期フォローアップ中の初回イベント・死亡までを検討;フォローアップ中央値 13.2-15.7年間

主要アウトカム測定 糖尿病、心血管疾患、乳がん、死亡率

結果
全体的には、proneurotensin(ハザード比  [HR] / SD 増加毎 log-transformed proneurotensin) は、
糖尿病 (142 イベント; HR, 1.28; 95% CI, 1.09-1.50; P = .003)
心血管疾患 (519 イベント; HR, 1.17; 95% CI, 1.07-1.27; P < .001)
心血管死亡 (174 イベント; HR, 1.29; 95% CI, 1.12-1.49; P = .001)
以上は有意に心血管疾患リスク上、proneurotensinと性別との相互性存在 (P < .001)

女性では特に、proneurotensinは糖尿病発症  (74 イベント; HR, 1.41; 95% CI, 1.12-1.77; P = .003)、心血管疾患(224 イベント; HR, 1.33; 95% CI, 1.17-1.51; P < .001)、乳がん(123 イベント; HR, 1.44; 95% CI, 1.21-1.71; P < .001)、総死亡率 (285 イベント; HR, 1.13; 95% CI, 1.01-1.27; P = .03)、心血管疾患死亡率 (75 イベント; HR, 1.50; 95% CI, 1.20-1.87; P < .001)と関連。

2012年3月9日金曜日

ヨーロッパ男性:Y染色体と冠動脈疾患の関係

ヒトY染色体は、ヨーロッパ人種男性の冠動脈疾患リスクと関連

免疫、炎症の相互作用による可能性がある

Inheritance of coronary artery disease in men: an analysis of the role of the Y chromosome
The Lancet, Volume 379, Issue 9819, Pages 915 - 922, 10 March 2012 


9つのハプロタイプのうち、2つ(R1b1b2 と  I)はブリテイン男性の90%のY染色体に見られる。

ハプロタイプ Iキャリアは、他のY染色体lineageに比べ、冠動脈疾患年齢補正リスク50%増加
BHF-FHS (odds ratio 1·75, 95% CI 1·20—2·54, p=0·004)
WOSCOPS (1·45, 1·08—1·95, p=0·012
joint analysis of both populations (1·56, 1·24—1·97, p=0·0002).

ハプログループ Iと冠動脈疾患リスク増加の相関は、従来の心血管・社会経済リスク要素と独立したものである

 Cardiogenics Studyのmacropahge transriptome解析では、ハプログループ Iと他のY染色体 lineage  の 様々な発現を示す 19の分子経路が、炎症・免疫と関連するコモンな遺伝子と相互関連し、その一部は動脈硬化頻度高い。


ハプロイドY染色体は遺伝子数が最も少ない。Y染色体の主要部分、MSY:male specific regionは、父親から息子に遺伝され、約27の蛋白をエンコードする単独のmulticopy geneを有する。
そんなY染色体だが、心血管疾患には存在感を示す。XYYというポリソミ-では心血管死亡率が高く、MSYの多型性が血圧増加、コレステロール関係の異常と関連する。

2012年2月22日水曜日

若年(<55歳)女性:胸痛少なく、死亡率高い


Association of Age and Sex With Myocardial Infarction Symptom Presentation and In-Hospital Mortality
JAMA. 2012;307(8):813-822. doi: 10.1001/jama.2012.199

55歳未満の女性は、高齢者女性、男性に比べ、胸痛を伴わないことが多く、死亡リスクが高い。

臨床症状:有胸痛
女性vs男性補正オッズ比: <45歳 1.30、 45-54歳 1.26、 55-64歳 1.24、 65-74歳 1.13、 75歳以上 1.03

予後::無胸痛女性vs無胸痛男性比較・心筋梗塞後死亡補正オッズ比: <45歳 1.18、 45-54歳 1.13、 55-64歳 1.02、 65-74歳 0.91、 75歳超 0.81



75歳前で、冠動脈動脈硬化発症する女性は、特に、aggressiveな場合、よりリスク要素が多い場合が目立つ。エストロジェンの防御的作用を凌駕する状況なのだろう。
プラークびらんを伴う喫煙者に多く、冠動脈狭窄は比較的少ないが、一方、死亡する程度の女性では、男性と同様な病理を有する傾向にあり、抗コレステロール、それに伴うプラークの破裂、重度冠動脈狭窄を伴う。
Canto はまた、若年女性に死亡率と関与する非定型的兆候、若年女性では胸痛がなくても心筋梗塞を否定することは困難ということを示唆した。

トリアージスタッフは、若年女性で心筋梗塞考慮することは少なく、特に胸痛のない女性においては、考慮することも困難。そのため、治療至適な時に治療を受けられない可能性がある。これが死亡率を高くしている原因とも考えられる。

2012年2月1日水曜日

state of the art: 心臓放射線関連検査による放射線被曝の害

心画像検査に寄る放射線の長期リスクに関して確定的なデータが少ない。しかしながら、その間に、画像診断施行数が急増中である。


2012年2月7日号 the Journal of the American College of Cardiologyに、トピックとして ” state-of-the-art paper”掲載。

STATE-OF-THE-ART PAPER Effects of Radiation Exposure From Cardiac Imaging How Good Are the Data?
(Einstein AJ. Effect of radiation exposure from cardiac imaging. J Am Coll Cardiol 2012; 59:553-565.)


数千・数百というサンプルでは発がん性の関連性は少ないが、数百万というサンプル数になると影響として重大。
International Agency for Research on Cancerは、UK研究、22歳・25万名コホート、オンタリオ27万5千、オーストラリア15万、イスラエル、ヨーロッパ諸国分追加で、Epidemiological Study to Quantify Risks for Paediatric Computerized Tomography and to Optimise Doses (EPI-CT)と共同研究

Einsteinは、 "We are seeing increased utilization of some procedures that have relatively high doses of radiation to the patient, and we are seeing a tremendous increase in volume of procedures." This is particularly true of the US and Japan, he says, although he observes that this is "a worldwide phenomenon in developed nations."と、米国と日本の医療用放射線被曝に注目。

研究成果のボトムラインは、心臓画像検査によるがんリスク増加の特異的証拠

子供に関しては、放射線によるがんリスクのより正確な理解が求められる。

また、検査上のベネフィットがリスクやコストを上回ることができるが、そして、患者に対してベストな選択の検査時期とは?そういうことを明らかにする必要がある。

ソース:http://www.theheart.org/article/1348427



Einsteinらは、心画像診断で、20歳女性標準的心臓スキャン検査によるがんの補正生涯リスクを143女性に1人と推定
(Einstein A, Henzlova MJ, Rajagopalan S. Estimating risk of cancer associated with radiation exposure from 64-slice computed tomography coronary angiography. JAMA 2007; 298:317-323.)。

さらに、心筋血流試験患者の3名に1人が100mSvを越える累積推定有効線量を受けていることを示した
(Einstein A, Weiner S, Bernheim A, et al. Multiple testing, cumulative radiation dose, and clinical indications in patients undergoing myocardial perfusion imaging. JAMA. 2010; 304:2137-2144. )。


明確な数字で医療用放射線の害が明らかとなってるが、なぜ医師たちはこのことに関心を向けないか?それは医学教育の問題点だろうと・・・

ソース:http://www.theheart.org/article/1176107.do


上記報告でも、MDCTのような外部放射線照射、血流シンチ検査などの内部放射線照射を区別してないのが気にかかる。


CT使用頻度増大と放射線被曝の影響  2007年 11月 29日
反復小放射線量にて心血管疾患リスク増加:線形関係のエビデンス  2009年 10月 26日

冠動脈CTの放射線被曝量は、腹部CTの1.2倍、胸部レントゲンの600倍  2009年 02月 04日


日本人というのは実に不思議な国民で、 原子爆弾や核実験による放射線被爆を受けた国民なのに、放射線被曝の害におおかたは無関心。その上に、チェルノブイリを越える原発事故による未曾有の量の被爆進行中・・・ まだ1年たってないのに放射線被曝に関する報道も少なくなってきた。

CTの使用頻度が日本は異常に多いというLancet( 2004 Jan 31;363(9406):345-51.)。是正どころか、冠動脈MDCT普及によりさらに増加している。

リスクを層別化せず、年齢・他のリスク関係なく、ユニバーサルに 検診するのが当たり前というあやまった考えを、行政役人すら持ってるとしか思えない低能ぶり。

ユニバーサル検診のため、ベネフィットに合わないリスク伴う検査や治療を余儀なくされている実態が全く理解できないのだから、 相当のアホとしか・・・ そして、医療費増大に...


なんだか、この国に住むのがイヤになる放射線関連の問題。



2012年1月28日土曜日

小児言語発達遅滞:出生前テストステロン暴露による影響は性差あり

子供の言語発達は、出生前のテストステロン暴露の影響され、性差でその影響が違う。


男児はテストステロン高濃度暴露だと、3歳児の言語発達遅滞を2倍超生じ、女子は逆に言語発達遅滞のリスク減少をもたらす


Whitehouse A, et al
"Sex-specific associations between umbilical cord blood testosterone levels and language delay in early childhood"
J Child Psychol Psychiatry 2012; DOI: 10.1111/j.1469-7610.2011.02523.x.

臍帯血のbioavailable(bioavailable testosterone:BioT)濃度解析

1歳、2歳、3歳児店で言語発達 (Communication scale) への影響は女児より男児で有意 (p-values ≤. 01)
また、男児は、3歳時点のFine-Motor (p = .04)、Personal-Social( p <.01)として分類されやすい。

カイ二乗解析にて、言語発達地縁率におけるBio T 四分位の差が、男児(3歳)、女児(1、3歳)で有意さが明らかになったが、Fine-MotorとPersona-Social delayでは明らかでない

社会住民統計的指標・産科的指標を組み込んだ全般推定予測式で、男児のBio T四分位高値は、3歳までの臨床的言語発達障害リスク増加と関連 :オッズ比(OR) of 2.47 (95% CI: 1.12, 5.47)

一方、女児は、Bio T値増加により、言語発達障害リスク減少 (Quartile 2: OR = 0.23, 95% CI: 0.09, 0.59; Quartile 4: 0.46, 95% CI: 0.21, 0.99).


 
脳の機能の性差は生まれる前から・・・

2012年1月27日金曜日

カフェインとエストロゲンの関係 ;人種的差 ;緑茶は人種横断的にエストロゲン増加へ

・ 白人女性ではカフェイン摂取増加は性ホルモン減少に向かう ・ 緑茶・カフェイン加ソーダは全人種的に性ホルモン増加に向かう ・・・ 解釈が問題になりそうな報告。

カフェインの中等量摂取は、白人ではエストラジオール濃度減弱に向かうが、カフェイン加ソーダと緑茶は全人種的にエストラジオール濃度増加と関連する。 カフェインとカフェイン飲料と、性ホルモンの関係、これらの関係が如何に人種的に関連するかも問題。

2012年1月26日木曜日

軽度認知機能障害は男性に起きやすい

MCI(mild cognitive impairment;軽度認知機能障害)は男の方が多い。


The incidence of MCI differs by subtype and is higher in men:
The Mayo Clinic Study of Aging
Neurology WNL.0b013e3182452862; published ahead of print January 25, 2012, 

Mayo Clinic Finds Mild Cognitive Impairment is Common, Affects Men Most http://newsblog.mayoclinic.org/2012/01/25/mayo-clinic-finds-mild-cognitive-impairment-is-common-affects-men-most/


 1500名ほどの高齢者を3年間追跡し、この間、男性は1000名あたり72、女性は57名発症の頻度であるという報告。

 年齢、教育・婚姻状態などによる影響はあるが、性差の影響だけは一貫しているという報告。


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