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2014年1月31日金曜日

ロシア人:ウォッカと超過死亡リスクの関連性

ロシアの成人は望外に死亡率が高い。ウォッカにより超過リスク原因として、事故・自殺・暴力といった外因死とアルコール関連性の高い内因性疾患(頭頸部・肝臓腫瘍、結核、肺炎、膵炎など)が考えられる。

冬季オリンピックが開かれ、注目が集まるロシア・・・重度飲酒の問題も注目


Alcohol and mortality in Russia: prospective observational study of 151 000 adults
Zaridze et al.
The Lancet, Early Online Publication, 31 January 2014
doi:10.1016/S0140-6736(13)62247-3


疾患既往無し喫煙男性、57,361名20年間推定死亡リスク
35-54歳
  • 週1ボトル未満 16%(95% CI, 15 - 17)
  • 週1-2ボトル 20% (18—22)
  • 週3ボトル以上 35% (31—39) ; trend p < 0·0001


55-74歳
  • 週1ボトル未満 50% (48—52)
  • 週1-2ボトル 54% (51—57
  • 週3ボトル以上 64% (59—69) ; trend p < 0·0001


両年齢群とも重度飲酒超過死亡は、8つの疾患と強く関連する


自己報告飲酒は変動性;週ウォッカ3ボトル以上数年後再インタビューでは1ボトル以上少なくなってたのが半数:185/321

そのような変動性は、この研究では、重度飲酒ハザードで減衰されるが、自己報告ウォッカ飲酒用でもその後のリスク推定能はやはり強力に残存する。

男性非喫煙・女性では、重度飲酒珍しく、絶対的超過リスクは同様のよう


ズブロッカ (*)、アブソルート (*)、ストリチナヤ (ウォッカ界の黒霧らしい)、バカルディスミノフスカイベルーガヴァンゴー ・・・ 唐辛子ウォッカ:ペルツォフカ


2013年12月28日土曜日

飲酒と持続血圧・高齢者住民ベース研究  →極軽度飲酒は昼間血圧変動改善、重度飲酒は拡張期血圧高値 へ

 高血圧業界では、血圧変動が今トピックスのひとつのようだ。アルコールとの関連しての報告深い。週1回から月1回の飲酒って、飲酒といえないくらいの量であり、このために飲酒を勧めるってことはないだろう。故に、健康のため飲酒アドバイスなんてあり得ないはず。

 重度アルコール摂取は、高血圧と関連するが、より軽度のアルコール摂取による血圧への影響は議論のあるところ。軽度飲酒による心血管疾患防御効果は以前の研究によれば一部には血圧のアルコールへの効果を介するとするものもあるが、高血圧による合併症増加するはずの高齢者での研究が少ない。故に、この報告では、アルコール摂取量と24時間ABPMの関連性を住民ベース高齢者研究でおこなったもの

中等度飲酒から重度飲酒(1ドリンク/日以上)は、拡張期血圧高値 と関連
極軽度(1ドリンク/週1回から月1回)では昼間の血圧変動は、極軽度飲酒者ではその減少をもたらす。

Alcohol Consumption and Ambulatory Blood Pressure: A Community-Based Study in an Elderly Cohort
Marie-Perrine Jaubert, et. al.
Am J Hypertens (2013) doi: 10.1093/ajh/hpt235 First published online: December 21, 2013

 寄与共役因子補正後 、昼間拡張期血圧、夜間拡張期血圧、24時間拡張期血圧は、中等度・高度飲酒者では参照群より高値 。収縮期血圧は消費量群横断的に有意な差を認めず。

 参照群に比べ、昼間の収縮期血圧・拡張期血圧変動とも、極軽度飲酒者では有意に減少し、寄与可能因子の影響と独立した現象である。


血圧への影響は上記ごときかもしれないが・・・がんでは安全閾値は存在しない可能性

飲酒は少量でもがん死亡リスク増加する ・・・ 適量ならOKとはいえない;無閾値の可能性 2013/02/18 


にしても・・・  「オーストラリア、ニュージーランドは10g、デンマークは12g、英国は8gです。 わが国の場合、近年、1ドリンク = 10gという基準量」という国毎のバラバラぶり・・・飲酒医学がユニバーサルでないという証拠では?・・・まず、統一しろよ!



e.g.) イギリスではユニット=8g:http://kaigyoi.blogspot.jp/2013/12/blog-post_8767.html




2013年1月12日土曜日

健康有害飲酒・・・簡単なカウンセリングやアドバイス位じゃ効果無し

Effectiveness of screening and brief alcohol intervention in primary care (SIPS trial): pragmatic cluster randomised controlled trial
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.e8501 (Published 9 January 2013)
5分間の構成された簡易助言と、20分の簡易なライフスタイルカウンセリング

プライマリアウトカムは、6ヶ月後の有害飲酒自己報告(AUDIT: alcohol use disorders identification test測定)
AUDIT<8は、非有害性もしくは非ハザード飲酒を意味する

セカンダリアウトカムは12ヶ月時点のAUDIT陰性、アルコール関連問題の出現(アルコール問題アンケート)、医療使用(EQ-5D)、サービス利用、測定項目による飲酒行動患者動機づけ評価

6ヶ月後フォローアップ 83%(n=644)、12ヶ月後 79%(n=612)
両時点でのITT解析で、負のAUDIT点に関し両群差を認めず

リーフレット情報提示群に比べた負のAUDIT点オッズ比は
簡易アドバイス  0.85 (95% 信頼区間  0.52 ~ 1.39)
簡易ライフスタイルカウンセリング  (0.48 ~ 1.25)

per protocol解析でもこの所見同様



HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...