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2020年6月23日火曜日

ELSA-Brasil study:喫煙者に限り、コーヒー1−3杯/日は高血圧リスク減少

ELSA-Brasil study:喫煙者に限り、コーヒー1−3杯/日は高血圧リスク減少


ちょっと 安心

Coffee consumption and risk of hypertension: A prospective analysis in the cohort study
Andreia Machado Miranda, et al.
Clinical Nutrition
Published:June 07, 2020
DOI:https://doi.org/10.1016/j.clnu.2020.05.052
https://www.clinicalnutritionjournal.com/article/S0261-5614(20)30289-2/fulltext?rss=yes

背景
コーヒーは世界中で最も広く消費されている飲料の一つです。食生活、具体的にはコーヒーの消費は、長い間、高血圧の原因として疑われてきた。しかし,コーヒーの消費量と高血圧症の発症率との関連性に関するこれまでの知見は一様ではなく,依然として一貫性がない。
目的
ブラジルの中高年コホートを対象に、習慣的なコーヒー摂取と高血圧発症リスクとの関連を検討する。
方法
データは、多施設前向きコホート「ブラジル成人健康縦断調査-ELSA-Brasil」から得られたものである。このコホートは、ブラジルの6都市にある大学から抽出された、ベースライン時の年齢が35~74歳の公務員1,105人から構成されている。今回の研究では、平均3.9年の追跡調査期間中に高血圧症の症状がなかった8780人のデータを分析した。コーヒーの消費量は、以前に有効性が確認された半定量的食品頻度調査票(FFQ)を用いてベースライン時に測定した。高血圧の状態は、収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上、降圧剤治療歴があるか、またはその両方と定義した。ベースラインのコーヒー消費量に応じた高血圧症の相対リスク(RR)と信頼区間(95%CI)を推定するために、ロバストな分散を持つポアソン回帰モデルを用いた。また、コーヒー消費量と喫煙状況との相互作用の影響を評価した。
結果
ほとんどの参加者(90%)がコーヒーを飲み、コーヒーの総摂取量の中央値は150mL/日であった。合計 1285 名の参加者が高血圧を発症した。コーヒーを飲まない、またはほとんど飲まない参加者に比べて、1日1~3杯のコーヒー摂取者では高血圧のリスクが低かった(RR 0.82、95%CI:0.68~0.97)(相互作用のためのP=0.018)。喫煙状況で層別化した後、分析を行ったところ、非喫煙者では1日1~3杯のコーヒーを飲む人の高血圧リスクは低下した(RR 0.79、95%CI:0.64~0.98)が、元喫煙者と現喫煙者の高血圧リスクはコーヒー消費量と有意に関連していないことが明らかになった。また、コーヒー摂取量の上位カテゴリー(1日3杯以上)では高血圧リスクとの関連は有意ではなかった。


結論
コーヒーの摂取量と高血圧の発症率の関連は喫煙状態と関連していた。適度なコーヒー摂取量(1~3 カップ/日)の高血圧リスクに対する有益な効果は、非喫煙者のみで観察された。



コーヒーは世界中で最も広く消費されている飲料の一つであり、心血管系のリスクと便益に関する科学的・公衆衛生的な関心が高い。コーヒーは、カフェイン、フェノール化合物、ナイアシン、食物繊維、ミネラル(マグネシウム、カリウム)など、人間の恒常性と代謝に積極的に影響を与えるいくつかの生理活性化合物のブレンドである。コーヒーの主な有益な効果は、強力な抗酸化能力を示すポリフェノールの一族であるフェノール酸の含有量に依存しているようで、抗炎症作用や抗血栓作用を示す。コーヒーは、食事中の総ポリフェノールの主な供給源であり、主にhydroxycinnamic acidを中心としたフェノール酸の摂取に寄与する主要な食品であることが報告されている。
カフェイン摂取の急性効果は、血管組織のアデノシン受容体を遮断することで血圧を上昇させ、大循環および微小循環の血管収縮をもたらすが、長期的な習慣的なコーヒー摂取による健康への影響は明らかではない。短期的な実験研究では、カフェインの摂取がストレスホルモンの血漿中濃度を上昇させ、血圧を急性的に上昇させることが示されている。
しかし、最近の大多数の前向き研究では、定期的なコーヒーの摂取と高血圧や関連する心血管疾患のリスクの低下との関連が報告されているが、所見は一貫していない。
そこで本研究の目的は、ブラジルの中高年コホートを対象としたELSA-Brasil試験において、コーヒーの消費量と高血圧症の発症リスクとの関連を確認することであった。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。


2020年2月14日金曜日

umbrella reviewによるコーヒー摂取量とがんリスクの関連性 癌の種類によるリスク増加・低下

umbrella review
日本語解説:https://everyday-evident.net/umbrella-review/


おそらくこれが大元
Ten simple rules for conducting umbrella review
https://ebmh.bmj.com/content/21/3/95 
他、参照
Summarizing systematic reviews: methodological development, conduct and reporting of an umbrella review approach
International Journal of Evidence-Based Healthcare. 13(3):132–140, SEPTEMBER 2015
https://insights.ovid.com/article/01787381-201509000-00004


分類は厳格なクライテリアに基づき、以下の如く行う

  • convincing (class I) when number of cases>1000, p<10 2="" 95="" and="" bias="" effects="" excess="" excluding="" i="" interval="" li="" no="" null="" prediction="" significance="" small-study="" the="">
  • highly suggestive (class II) when number of cases>1000, p<10 a="" and="" class="" criteria="" effect="" i="" largest="" li="" met="" not="" significant="" statistically="" study="" with="">
  • suggestive (class III) when number of cases>1000, p<10 and="" class="" criteria="" i="" li="" met="" not="">
  • weak (class IV) when p<0 .05="" and="" class="" criteria="" i="" li="" met="" not="">
  • non-significant when p>0.05.




以上の手法で、コーヒー摂取量とがんリスクの関連性を検討

白血病やら肺癌やら あやしい





コーヒー摂取量とがんリスクの相関関係に関する疫学研究結果は一貫性がない。このことから観察研究のメタ分析からの観察研究のメタ解析から既存の知見を umbrella review実施
PubMed、Embase、Web of Science、Cochraneデータベースを検索 包括的レビューのために26の癌部位の36の要約関連を含む28の個々のメタ分析を検討

用量反応分析では、5つのがんに有意な関連性が認められた。

コーヒー摂取と肝臓がんおよび子宮内膜がんのリスクとの逆相関が観察され、これは用量反応関係によって特徴付けられました。



Coffee drinking and cancer risk: an umbrella review of meta-analyses of observational studies
Long-Gang Zhao,  et al.
BMC Cancer volume 20, Article number: 101 (2020)
https://bmccancer.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12885-020-6561-9

この包括的レビューのために、26のがん部位の36の要約関連性を含む28の個々のメタ分析が取得された。
 random-effects modelでは、P≤0.05で合計17のメタ分析が有意
最高のカテゴリと最低のカテゴリでは、26の関連付けのうち4つがより厳密なP値を持った(P≤10− 6)
5つのがんの関連性は、用量反応分析で有意
ほとんどの研究(69%)は低い不均一性を示した(I2I≤50%)。

3つの関連性と6つの関連性には、それぞれ、過度の有意差バイアスと出版バイアスの証拠があった。
コーヒーの摂取量は、肝臓がんと子宮内膜がんのリスクに反比例し、用量反応関係によって特徴付けられた。
分析をコホート研究メタ分析限定した場合、実質的変化はなかった。










random-effects modelとして
正の相関:白血病、急性リンパ球性白血病、膀胱癌、肺癌
負の相関:肝癌、口腔癌、子宮体部癌、メラノーマ、食道癌、非メラノーマ皮膚癌、直腸結腸癌




2018年7月10日火曜日

コーヒーの死亡率低下作用はカフェインによるものにあらず・・・ 脱カフェインコーヒー有効?



UK Biobank is a population-based study 

カフェイン代謝と関連するAHR、CYP1A2、CYP2A6、POR polymorphism genetic scoreとコーヒー5カップを超える大量飲用者での全原因死亡・各原因死亡率関連


 Association of Coffee Drinking With Mortality by Genetic Variation in Caffeine Metabolism Findings From the UK Biobank
JAMA Intern Med. Published online July 2, 2018. doi:10.1001/jamainternmed.2018.2425 https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2686145

920万名の住民ベース研究由来
平均年齢 57歳(range 38-73歳)、 女性 271,019名(54%)、コーヒー飲用 387,494(78.4%)

フォローアップ10年間において死亡 14,225

コーヒー飲用は全原因死亡と逆相関
参照として非飲用者を用い、1日1カップ未満、1カップ、2−3カップ、4−5カップ、6−7カップ、8カップ以上として  0.94 (95% CI, 0.88-1.01)、0.92 (95% CI, 0.87-0.97)、 0.88 (95% CI, 0.84-0.93)、 0.88 (95% CI, 0.83-0.93)、 0.84 (95% CI, 0.77-0.92)、  0.86 (95% CI, 0.77-0.95)





インスタント、豆をひいたコーヒー、脱カフェインコーヒーでも、主な死因横断的に同様の相関であり、遺伝的カフェイン代謝スコア関連無く相関あり
例えば、6カップ以上のハザード比は、  0.70 (95% CI, 0.53-0.94) 〜 0.92 (95% CI, 0.78-1.10)で、カフェイン代謝層別化横断的にeffect modificationのエビデンス認めず (P = .17 for heterogeneity)



でも、豆をひいたコーヒーでないとなぁ おいしくないもんなぁ

2018年6月15日金曜日

コーヒー連日飲用でCKDリスク減少?

コーヒーに関する健康ベネフィット・有害性報告数多

カフェインの短期的昇圧作用と長期的降下作用、抗酸化作用・抗炎症作用などいろいろ取り沙汰されている

一方慢性腎臓病への関心は高まり、一般日常臨床で、eGFRや尿蛋白/アルブミン尿の存在感が確立し、その臨床的対応が求められている。


 韓国KoGES cohortからの報告

Effects of Coffee Intake on Incident Chronic Kidney Disease: Community-Based Prospective Cohort Study
The American Journal of Medicine
https://www.amjmed.com/article/S0002-9343(18)30510-2/fulltex
DOI: https://doi.org/10.1016/j.amjmed.2018.05.021

KoGES cohort 8717名の正常腎機能対象者解析
アンケートにてコーヒー飲用カテゴリー化;5分類 週 0、週 <1カップ、 週 1−6カップ、1日 1カップ、1日 2カップ以上
 プライマリアウトカムは、eGFR < 60 mL/min/1.73 m2.

結果
平均年齢(SD) 52.0(8.8)歳、男性 47.8%、連日コーヒー引用 52.85、フォローアップ平均期間 11.3 [5.9-11.5]年間、CKD発症 9.5%

CKD発症頻度はコーヒー飲用少ない場合に生じやすい、非補正ハザード比は連日コーヒー飲用者で少ない。
血圧、高血圧、心血管疾患、糖尿病、カフェイン含有食品(茶、チョコレートなど)飲用補正後多変量Coxモデルでは非飲用者比較で、1日1カップ (HR, 0.76; 95% CI, 0.63-0.92)、1日2カップ以上 (HR, 0.80; 95% CI, 0.65-0.98)で有意にCKDリスク低下。期間平均化・期間変量Coxモデルでも同様。
eGFR減衰率は、連日コーヒー飲用者では少ない







まぁコホート研究ですから・・・それに補正因子少なすぎるような・・・

2018年3月22日木曜日

コーヒー摂取:動脈壁硬化への効果、身体機能への効果

Associations of Urinary Caffeine and Caffeine Metabolites With Arterial Stiffness in a Large Population-Based Study
Belen Ponte, et al.
Mayo Clinic Proceedings
DOI: https://doi.org/10.1016/j.mayocp.2017.12.010

カフェインの動脈壁硬化:arterial stiffnessへの影響を、カフェイン尿とその代謝産物の尿中排泄と、脈圧と脈波伝播速度:pulse wave velocity (PWV)の相関性検討

対象: 3つのスイスの都市一般住民からランダム選択した家族: 2009年11月25日〜2013年4月4日
24時間持続モニタリングによる収縮期・拡張期血圧、頸動脈大腿動脈PWVをapplanatiuon tonometryにて測定、他24時間尿サンプル

結果:863名、平均 ± SD 47.1 ± 17.6歳、24時間脈圧 41.9±9.2 mm Hg、PWV 8.0±2.3 m/s

尿中カフェイン排泄最小 vs 最大4分位比較にて上腕動脈脈圧  43.5 (0.5) vs  40.5 (0.6) mm Hg (P < 0.001)

脈圧高値オッズ比 (95% CI)は、24時間尿中カフェイン排泄量 最小4分位 → 最大4分位で線形に減少 1.0 → 0.52 (0.31-0.89)→0.38 (0.22-0.65)→ 0.31 (0.18-0.55)   (P < 001)

平均(SE) PWVはカフェイン摂取最大4分位(最小4分位比較)で、有意に低下 (7.8 [0.1] vs 8.1 [0.1] m/s; P=.03)

同様関連性がパラキサンチンとテオフィリンで観察されるが、テオブロミンでは観察されない


結論:尿中カフェイン、パラキサンチン、テオフィリン排泄量は、動脈壁硬化指標減少と相関し、このことは、血圧降下効果を超える防御的硬化がカフェイン摂取に示唆された





コーヒー摂取は2型糖尿病リスク軽減、心血管疾患リスク軽減と関連する

コーヒー摂取が身体活動性と関連するのではないかと仮説
特に、高齢者の身体機能障害、frailty、disabilityへのリスク軽減への関連性を検証

高齢者において、機能障害リスク増加とは関連せず、女性高齢者に敏捷性、移動性、ADLへのベネフィットの可能性

Coffee consumption and risk of physical function impairment, frailty and disability in older adults
Marcos D. Machado-Fragua et al.
First Online: 16 March 2018
European Journal of Nutrition pp 1–13

60歳以上3289名 前向きコホート
Seniors-ENRICAコホート (2008-2010)
コーヒー摂取量と2015年までの身体機能、frailty、障害測定(自己報告と客観測定)

コーヒー 1日2カップ以上で
女性においては、agility(敏捷性)障害リスク減少 ハザード比 [HR] 0.71, 95% 信頼区間 [CI] , 0.61-0.97, p=0.04)
肥満女性では、HR 0.60; 95% CI, 0.40 - 0.90 p 0=0.04

女性では、mobility障害リスク減少 HR 0.66; 95% CI, 0.46 - 0.95 , p trend 0.02
高血圧者で 0.70, 95% CI, 0.48 - 1.00 , p trend 0.05


 糖尿病者ではさらにADL障害リスク低下 HR 0.30 , 95% CI, 0.11 - 0.76

2017年12月8日金曜日

アルツハイマー病と修正可能リスク要素:メンデル・ランダム化トライアル コーヒーは悪か?

Mendelian randomisation analysis
http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/06/mendelian-randomization-mr.html

この解析、理論的には信頼できるのだろうがいつも議論を呼び起こす


コーヒーとアルツハイマー病の関連性はむしろ発症オッズ低下が取り沙汰されていたが、いままでの観察研究と逆?


Modifiable pathways in Alzheimer’s disease: Mendelian randomisation analysis
Susanna C Larsson, et al.
BMJ 2017; 359 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.j5375 (Published 07 December 2017)
Cite this as: BMJ 2017;359:j5375



 アルツハイマー病は認知症の主たる原因で、アミロイドプラークと神経原線維タングルが主なhallmarkであり、仮説としてアミロイドβの蓄積が神経機能障害・脳の細胞死のトリガーというもの。血管原因仮説ももう一つの仮説で脳内低還流が酸化ストレス、アミロイドβの蓄積、神経炎症、血液脳関門のbreakdown、認知機能低下、神経変性をもたらすというもの
年齢と Apoε4 alle増加あるもその意義不明で治療トライアルの結果は悲観的なものであった
決定的でないエビデンスだが観察研究からは、中年期の肥満、高血圧高コレステロール血症、喫煙、低ビタミンD血症、低葉酸血症、高ホモシステイン血症、CRP高値がリスクと相関し、身体活動性、健康的食事、適正なアルコール摂取、コーヒーが陸減少と関連とされている。
 2010 State of the Science reportでも修正可能な要素としては検証不十分であるとされている。
これは観察研究でも不適切であったり、寄与要素や、reverse causation biasの影響もあり、ランダム化トライアルのデータが不足していることが関係。
Mendelian randomisationは遺伝的疫学的手法で、リスク要素と疾患リスクに関する関連をバイアス関与せず推定しうる方法で、修正可能リスク要素の影響する遺伝的変数を示し、causal inferenceを評価するメソッド
解析では、修正可能リスク要素24候補

Bonferroniの調整(多重比較法)閾値をp = 0.001として有意とし、 P< 0.05を候補的関連性エビデンス示唆とした<0 .05="" p="">
<0 .05="" p="">
<0 .05="" p=""><0 .05="" p="">
<0 .05="" p="">
<0 .05="" p="">遺伝的予測教育歴到達(教育卒業期間とカレッジ/大学卒業)はアルツハイマー病と有意相関<0 .05="" p="">教育卒業年数あたりのオッズ比は 0.89 (95% 信頼関係 0.84 to 0.93; P=2.4×10−6)<0 .05="" p="">カレッジ/大学卒業log oddsあたりで 0.74 (0.63 to 0.86; P=8.0×10−5)<0 .05="" p="">;留年卒業ってどうなるんだ?<0 .05="" p="">補正trail intelligenceは、アルツハイマー病と相関性示唆  (inttelligene 1SD増加毎 : 0.73, 0.57 to 0.93; P=0.01)<0 .05="" p="">;SDだから相当インテリジェンスが良くないとダメ<0 .05="" p="">示唆エビデンスとしては、遺伝的予測喫煙量 (per 10 本/日 0.69, 0.49 to 0.99; P=0.04)と25-OHビタミンD濃度  (per 20% 増加毎: 0.92, 0.85 to 0.98; P=0.01) とアルツハイマー病オッズ低下<0 .05="" p="">コーヒー摂取量増加とアルツハイマー病(1日1カップあたり : 1.26, 1.05 to 1.51; P=0.01)<0 .05="" p="">遺伝的予測アルコール摂取、葉酸濃度、血中ビタミンB12濃度、ホモシステイン、心代謝要素、CRPはアルツハイマー病と関連せず
<0 .05="" p="">
<0 .05="" p="">
<0 .05="" p="">

2017年2月9日木曜日

カフェイン代謝に関わる遺伝子:コーヒー摂取量、その後の心血管・死亡率へ影響

初めに、基礎的情報


CYP1A2はカフェインの代謝の関する肝臓のクリティカルな酵素
AHRは、CYP1A2遺伝子on/offスイッチの遺伝子


AHR (rs4410790; rs6968865)
CYP1A1/2 genes (rs2470893; rs2472297; rs2472299)

CYP1A2、AHR、ADORA2A遺伝子
GENE/SNPALLELEAFRICANSASIANSCAUCASIANS
CYP1A2;  rs2472297T
C
2%
98%
0%
100%
23%
77%
CYP1A2; rs762551A
C
56%
44%
67%
33%
68%
32%
AHR; rs4410790T
C
53%
47%
63%
37%
37%
63%
ADORA2A;
rs5751876
T
C
66%
34%
49%
51%
39%
61%

二次情報:http://www.gbhealthwatch.com/Trait-Caffeine-Consumption.php

カフェインの機能は、細胞表面のアデノシンA1、A2a受容体で
部分的に相対する作用をもつ、慢性のカフェイン摂取によりA1受容体密度増加しカフェイン耐性を示す。一方、A2aはカフェイン感受性増加と関連。C allele  rs5751876 の2つのコピーのキャリアではT allele 2コピーキャリアよりカフェイン感受性高く、T alleleの場合よりカフェイン接種後の不安経験多い、また、カフェイン代謝も心血管疾患と関連性が示唆されている。


CYP1A2 遺伝子のうち、rs762551 の"AA "genotypeは"fast metabolizer、" AC or CC " は low metabolizer。



これら、カフェイン代謝に関わる遺伝子はコーヒー摂取量、その後の心血管・死亡率へ影響するか?

摂取量には関わるが、健康リスクへ影響無いようだ


Coffee intake, cardiovascular disease and all-cause mortality: observational and Mendelian randomization analyses in 95 000–223 000 individuals
Ask Tybjærg Nordestgaard  Børge Grønne Nordestgaard
Int J Epidemiol (2016) dyw325. DOI: https://doi.org/10.1093/ije/dyw325


1)Cox比例ハザードモデル多変量解析で、restricted cubic spline(制限 3 次スプライン)評価
白人デンマーク人 95,366名での観察研究
2)AHR (rs4410790; rs6968865) と CYP1A1/2 genes (rs2470893; rs2472297; rs2472299)近傍の遺伝子変異5つをコーヒー摂取量平均調査
3)年齢・性別補正Cox比例ハザードモデルにて心血管疾患・全原因死亡率との関連性調査:112 509名
4) Cardiogram and C4D consortiaを含む総数223 414名で虚血性心疾患と遺伝子相関を性・年齢補正ロジスティック回帰解析

観察研究解析にて、コーヒー摂取量と心血管疾患・全原因のU字型相関あり ; 中等度のコーヒー摂取が最小のリスク


カフェイン摂取関連alleleスコア (rs4410790 + rs2470893) は、コーヒー摂取量42%増加と関連

カフェイン摂取alleleあたりのハザード比

  • 虚血性心疾患 1.02 (95% 信頼区間: 1.00–1.03)
  • 虚血性卒中 1.02 (0.99–1.02) 
  • 虚血性血管疾患 1.02 (1.00–1.03)
  • 心血管疾患死亡 1.02 (0.99–1.06) 
  • 全原因死亡 1.01 (0.99–1.03) 



国際的団体を含む場合、カフェイン摂取alleleのオッズ比

  • rs4410790 1.00 (0.98–1.02)
  • rs6968865 1.01 (0.99–1.03)
  • rs2470893 1.02 (1.00–1.04)
  • rs2472297 1.02 (1.00–1.04)  
  • rs2472299 1.03 (0.99–1.06)



一方、ApoE genotypeによる5%コレステロール値減少は虚血性心疾患オッズ比としては 0.93 (0.89–0.97)


結論としては、コーヒー摂取量と心血管疾患・全原因死亡率との関連性はU字型
だが、遺伝的なカフェイン摂取影響はそのリスクの関連性は少ない





2016年4月6日水曜日

高血圧63歳以上:コーヒー習慣的摂取は血圧増加させる

コントロール不良定義に疑問あるが・・・コーヒー飲用を褒めそやしすぎる昨今の風潮にはホントかな?と疑念も


確かに、24時間持続血圧モニタリングをみればさすがにコーヒー飲用で血圧上がるだろう



Habitual coffee consumption and 24-h blood pressure control in older adults with hypertension
Clinical Nutrition, 04/05/2016
LopezGarcia E, et al.  ; CIBER of Epidemiology and Public Health (CIBERESP)
http://www.clinicalnutritionjournal.com/article/S0261-5614(16)30009-7/abstract


63歳以上、1164名、2012年スペイン横断研究: Seniors-Study on Nutrition and Cardiovascular Risk in Spain (ENRICA)
習慣的コーヒー飲用をvalidated diet historyで評価
血圧は24時間ABPM
Ambulatory hypertension定義:  BP ≥130/80 mm Hg or 降圧薬使用
uncontrolled BP は BP ≥130/80 mm Hg


715名の高血圧被検者において、コーヒー3カップ/日飲用では、非引用者に比べ、24時間収縮期血圧高値 (beta: 3.25 mm Hg, p value=0.04)、拡張期血圧高値 (beta: 2.24 mm Hg, p value=0.02)

非飲用者に比べ、uncontrolled BPオッズ比(95%信頼区間)はコーヒー飲用レベル1日1杯、2杯、3杯以上でそれぞれ: 1.95 (1.15-3.30)、 1.41 (0.75-2.68)、 2.55 (1.28-5.09); p for trend=0.05.

喫煙者、体重過剰(BMI 25以上)、メディタレニアン・ダイエット非遵守、高コレステロール血症でも同様

高血圧患者において、コーヒー摂取量とnon-dipper 血圧パターン(夜間血圧減少10%未満)に相関性認めず

2015年12月21日月曜日

医師:コーヒー購入多いのは整形外科、放射線科、外科 偉くなるほどコーヒーを多く購入する

医師のコーヒー購入数:専門科目、ポジションなどとの関連する



Black Medicineとしてプロモーションされたのが1555年というから長い歴史がある
糖尿病、パーキンソン病、肝硬変、直腸癌、自殺、心血管疾患減少ベネフィット、全死亡率減少など報告されているが、コーヒーの健康各面での影響、debatableと言って良いだろう
過重労働や疲労管理戦略としてのカフェイン使用という側面


医師たちのコーヒー購入行動について検討


Christmas 2015: Professional Considerations
Black medicine: an observational study of doctors’ coffee purchasing patterns at work
BMJ 2015; 351 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h6446 (Published 16 December 2015)


有資格医師 766名、 男性 425名、女性 341名
全ての専門:内科 201、 一般外科 76、 麻酔 67、 放射線 55、 整形外科 48、 産科 43、 神経 36、 神経外科 23、 他専門 96

ある病院食堂でのコーヒー購入した医師は84%、644名。2014年医師のコーヒー購入数 70 772



専門と年間コーヒー購買数に相関あり (F=12.45; P < 0.01)

整形外科医が年間1人あたり購入一番多く(平均 189、 SD 136)、続いて 放射線 (177, SD 191) 、一般外科医(167, SD 138)
麻酔医は最小 (39, SD 48)

男性の方が年間コーヒー購買有意に多く 128 (SD 140) v 86 (SD 86), t=−4.66, P < 0.01) 、女性医師のほぼ2倍 (mean 27 (SD 46) v 10 (SD 19), t=−6.54, P < 0.01)

階級地位もコーヒー購入と相関 (F=4.55; P=0.04)


シニアコンサルタント(5年超の経験)が最も年時1人あたりコーヒー購入多く (140, SD 169) 、ジュニアやレジデントは少ない (95, SD 85)


購入回数はヒエラルキーポジションとともに増加(χ2=556.24; P < 0.01)
所属部署トップはジュニアドクターより購入回数多い (30% v 15%)









2015年3月3日火曜日

1日コーヒー3〜5杯で冠動脈カルシウム所見リスク減少?


この報告だと、コーヒー3〜5杯程度が適当ということになりそう。

A "coffee cup" is 1.5 dl or 150 millilitreshttp://en.wikipedia.org/wiki/Cup_(unit)


Coffee consumption and coronary artery calcium in young and middle-aged asymptomatic adults
Heart doi:10.1136/heartjnl-2014-306663 
目的 若年・中年無症状男女大規模サンプルに於ける習慣的コーヒー摂取と冠動脈カルシウム所見(CAC)頻度の相関性

方法 横断研究  信頼性ある食物アンケート、MDCTのCACスコアを含む、臨床的心血管疾患所見ない医療スクリーニング検査施行した男女  25 138名 (平均年齢 41.3 歳)
CACスコア比は、コーヒー飲用無しと比較したときのコーヒー消費量と関連するかどうか推定のための 共役要素補正後のrobust Tobit regression 解析。

結果
CAC検出頻度(CAC スコア 0超)は13.4% (n = 3364)
CAC 1-100 11.3% (n = 2832)
CAC 100超 2.1% (n = 532) 
コーヒー飲用 平均±SD 1.8±1.5 杯/日 多変量補正CACスコア比(95% CIs) 1未満, 1 - 3未満 , 3 -  5未満 , 5以上群を無摂取群>比較で検討すると、 0.77 (0.49 - 1.19) , 0.66 ( 0.43 - 1.02), 0.59 ( 0.38 - 0.93)  ,  0.81 ( 0.46 - 1.43) p for quadratic trend 0.01 
この相関は、年齢・性・喫煙状態・アルコール消費・肥満・糖尿病・高血圧・高コレステロール血症によるサブグループでも同様。
       
結論 臨床的な所見明らかでない男女の大サンプルにおいて、コーヒーの中等度摂取は、subclinical coronary atherosclerosis発生率減少と相関。



コーヒーの適正飲料量はそのターゲットや調査形式などによりばらつきあるようだ


コーヒー摂取量多いと、死亡率増加 ・・・ 特に55歳未満
http://kaigyoi.blogspot.jp/2013/08/blog-post_5073.html

週 28カップを超えると死にやすい




2型糖尿病:コーヒー摂取量が増えればリスク減少、減ればリスク増加

http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/04/2_7448.html




他、多発硬化症への予防効果 Greater Consumption of Coffee is Associated with Reduced Odds of Multiple Sclero
https://www.aan.com/PressRoom/Home/GetDigitalAsset/11535



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