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2015年6月1日月曜日

瞑想法:Work Engagement、仕事パフォーマンスなど改善

Work Engagementとは、" 仕事に対する一貫して安定した情緒的・ 意欲的な満足の状態 (state)"という解説もある。

瞑想法による労務パフォーマンス改善効果


The Association between Meditation Practice and Job Performance: A Cross-Sectional Study
Koichiro Shiba  , et. al.
Published: May 29, 2015DOI: 10.1371/journal.pone.0128287


アウトカム指標は、  work engagement、subjective job performance、 job satisfaction。 Utrecht Work Engagement Scale は、 work engagement, the World Health Organization Health and Work Performance Questionnaire (HPQ) をsubjective job performance評価のため、日本行政指標スケールで job satisfactionを評価。 ヒエラルキー多変量回帰をStudy 2で検証

Study1では、調査対象者の3.9%で薬物投与されており、これらの一群は、若年で、教育レベルが高く、世帯所得高く、ストレスレベルが高い、BMI低い
Study 2では、瞑想にて有意にwork engagement改善 (β = 0.112, p < 0.001)、job satisfactionも改善 (β = 0.116, p < 0.001)し、subjective job performance も改善(β = 0.116, p < 0.001)寄与要素補正後も改善(β = 0. 0.083, p < 0.001; β = 0.104, p <  0.001; β = 0. 0.060, p = . 0.015)

これらの結果は、瞑想により、仕事満足度、主観的仕事パフォーマンス改善、work engagementを含む、仕事パフォーマンスに正の影響を与えることを示唆する。













2015年2月17日火曜日

不眠にマインドフルネス瞑想 ・・・ かなり有効

マインドフルネス瞑想は、確かに、有効 だが、この介入法に、アプローチする手段が限られているという、メディアでの評価。


日本でも同様だが、欧米よりはましかな? 座禅の文化があるから・・・
でも、まぁ一般にはなかなか・・・


Mindfulness Meditation and Improvement in Sleep Quality and Daytime Impairment Among Older Adults With Sleep Disturbances A Randomized Clinical Trial
David S. Black, et. al.
JAMA Intern Med. Published online February 16, 2015. doi:10.1001/jamainternmed.2014.8081

高齢者(平均年齢 66.3歳、 SD 7.4歳) 、Pittsburgh Sleep Quality Index 5超 の 2つの平行群ランダム臨床トライアル
介入は、
standardized mindful awareness practices (MAPs) intervention (n = 24) sleep hygiene education (SHE) intervention (n = 25) 

主要アウトカムは、PSQIによる睡眠障害指数


ITT解析にて、MAPs介入群で有意なPSQI改善 10.2 (1.7)  → 7.4 (1.9)
SHEベースライン 10.2 (1.8)  → 9.1 (2.0)

群間差は、1.8 (95% CI, 0.6-2.9) effect size  0.89

セカンダリアウトカムである、不眠症状、 うつ症状、 疲労による支障、疲労重症度に有意差あり

NF-κBは両群とも時間推移で減少




 

2014年7月4日金曜日

25分間瞑想で、ストレス処理能力増加!

禅宗を極めるには何十年かかるか分からない。しかし、マインドフルネス瞑想はわずか25分で大幅にストレス解消することが可能となる。


 mindfulness-based stress reduction (MBSR) program開発者、 Jon Kabat-Zinn(マサチューセッツ大学)は、自分の思考、感情、体感、周囲環境を瞬間瞬間意識することであり、過去や将来に思いをはせるのではなく、現時点の瞬間に意識を集中させることである。

瞑想は、ストレス処理能力を増加させる、ただ、奇異なことに、唾液中コルチゾールを増加させる。

Brief mindfulness meditation training alters psychological and neuroendocrine responses to social evaluative stress
J. David Creswellemail,  et. al.
Psychoneuroendocrinology Volume 44, Pages 1–12, June 2014


目的:
簡易マインドフルネス瞑想トレーニング介入により、Trier Social Stress Test (TSST) に対する、自己評価心理学的及び神経内分泌反応の緩和効果が若年成人ボランティアで見られるか。また、マインドフルネスの事前存在レベルにより、簡易マインドフルネス瞑想トレーニングのストレス反応への効果がどう変わるか?


方法:
66名の被験者を
・ 簡易3日(25/日)マインドフル瞑想トレーニング
・ 分析的認知トレーニングコントロールプログラム(語彙分解、リラックス状況で、詩を分析するタスク)
に割り付ける

TSST、標準化研究室社会評価的ストレス暴露タスクを全例受けて、三回目のマインドフルネス瞑想もしくは、認知トレーニングセッションを受ける。社会的評価ストレス暴露セッション中に、心理的(ストレス認識)と生物学的(唾液コーチゾル、血圧)ストレス測定を収集。


結果:簡易マインドフルネス瞑想トレーニングは、認知トレーニング比較プログラムと比較し、自己評価心理ストレス反応を減弱させるが、TSSTに対する唾液コーチゾル反応は増加させる。


事前から存在するマインドフルネスの程度が低い被験者で、マインドフルネス瞑想トレーニングを受けた場合、TSSTに対するコーチゾル反応性は特に高い。


TSST反応による収縮期、拡張期血圧の変化、主要、インタラクティブな影響なし


結論としては、簡易マインドフルネス瞑想トレーニングは、自己評価心理ストレス反応を緩和することが示唆され、このパターンは、社会評価ストレスへのコーチゾル反応性は増加する。


ストレス存在を唾液コーチゾルで評価されることが多いが、ストレスへ上手な反応がなされている場合により増加するとしたら・・・なんの指標になるの?

2014年1月7日火曜日

瞑想:システマティック・レビュー&メタアナリシス:臨床医は、臨床上その限界とともに、効果も認識しておく必要がある

瞑想といっても、エビデンスレベルで検討できるのは、マインドフルネス瞑想プログラムが主なようだ。

マインドフルネスやacceptance-based therapy
参照:http://kiui.jp/pc/clinical/kiyou/data/pdf2010/02_2.pdfといったアプローチは、無欲思想への非判断的姿勢、回避や変化を求めないであるがままに経験すること( nonjudgmental attention to unwanted thoughts feelings, and bodily experiences without attempting to avoid or change them )といったことの重要性をadvocateするもの。

サティ(パーリ:sati、サンスクリット:smṛti、漢訳:「念」、英語:mindfulness)は、仏教の瞑想の実践における重要な概念のひとつ。対象に価値判断を加えることなく、中立的な立場で注意を払うことを意味し、仏教における瞑想の主要な技術の一つである。;参考wiki
マルティン・ハイデッガー(Martin Heidegger)執筆「マインドフルネス(Mindfulness)」は1938/39年で、Friedrich Wilhelm von Herrmannにょり編集され、歴史的にも長い間検討された手法。


うつ、不安、疼痛へは一定程度のエビデンスが示されている。

Meditation Programs for Psychological Stress and Well-being
A Systematic Review and Meta-analysis
Madhav Goyal,  et. al.
JAMA Intern Med. Published online January 06, 2014. doi:10.1001/jamainternmed.2013.13018

【研究意義】  多くのヒトは、心理学的ストレスとストレス関連医療問題軽減のために瞑想をする。適切に家運セルするため、臨床家は、エビデンスによる瞑想の健康ベネフィットの記載を知っておく必要性がある。

【目的】  ストレス関連アウトカム(不安、うつ、ストレス/distress、陽性気分、メンタル健康関連QOL、注意、薬物使用、食事習慣、睡眠、疼痛、体重)改善目的の瞑想プログラムの有効性検証を様々な臨床上の成人を対象に検証

【エビデンスレビュー】 プラシーボ効果をactive controlとしたランダム化臨床トライアルを同定(November 2012 from MEDLINE, PsycINFO, EMBASE, PsycArticles, Scopus, CINAHL, AMED, the Cochrane Library,  hand searches)

2名の独立したレビューアが引用をスクリーン、データ抽出。 4つのドメイン(bias risk、precision、 directness、consistency)を使用しエビデンス強度を分け、ベースラインからの変化を群別の相対的差として計算し、有効性の強度と方向性とする。
可能なら、標準化平均値差(SMD)を用い、メタアナリシスし、95%信頼区間のeffect sizeを推定。 

【結果】  18,753引用後、47トライアル3515名登録者。

マインドフルネス瞑想プログラム
・中等度のエビデンス(effect size)
  • 不安:8週後 0.38 [95% CI, 0.12-0.64]、  3〜6ヶ月後 0.22 [0.02-0.43] )
  • うつ:8週後 0.30 [0.00-0.59] 、 3から6ヶ月後 0.23 [0.05-0.42]
  • 疼痛: 0.33 [0.03- 0.62])
・低エビデンスでは、ストレス/distress改善、メンタルヘルス関連QOLの改善

陽性気分、注意、薬物使用、食習慣、睡眠、体重に関しては、効果のエビデンス少ないか、不十分なエビデンス

瞑想プログラムが、他のactiveな治療(例:薬物、運動、行動療法など)より良好であるというエビデンスは存在しない

【結論と知見】  臨床医は瞑想プログラムは多次元的なネガティブな次元の心理的ストレス軽減のため、軽度から中等度の効果を認めるということを認識すべき。
心理的ストレスに着眼した瞑想プログラムはありえる存在で、その役割を患者に話す準備をしておくべき。より強固なデザインの研究で、瞑想プログラム効果がメンタルヘルスやストレス関連行動への陽性次元への改善をもたらすか決定する必要がある。


2012年11月5日月曜日

高血圧への瞑想法の有効性 ・・・ 薬剤服用遵守性改善だけの効果?

降圧薬服用してない患者へのマインドフルネス・ベースのストレス解消法(mindfulness based stress reduction (MBSR))は有効でない。
いままで、高血圧患者への降圧効果があったのは、薬剤使用遵守性改善効果があっただけではないかという報告。
 

Hypertension Analysis of Stress Reduction Using Mindfulness Meditation and Yoga: Results From a Randomized Controlled Trial
Canadian Journal of Cardiology Volume 28, Issue 5, Supplement , Pages S418-S419, September 2012
 【序文】 高血圧は予防可能なリスク要素としてトップの病態で、5名に1人が罹患している疾患。
ライフスタイル修正が予防治療の鍵であるとされる。ストレスは心血管疾患リスク増加と関連し、ストレスマネージメントが高血圧介入でも推奨されている。
リラクセーションによるストレス減少はヒトの血圧低下を含む効果があることは判明している。個別化行動的介入はリソース集約的、グループストレス管理アプローチは血圧減少のための評価もされておらず、十分検討されてない。

HARMONY研究は前向きwait-list RCTで、マインドフルネス・ベースのストレス解消法(mindfulness based stress reduction (MBSR))、標準化グループストレス解消法が、広く利用され、不安、うつ、慢性頭痛などに特定の地域では公的負担がなされている。




【研究方法】

 研究登録には自由行動下血圧モニタリングを含み

 平均昼間ABP >/= 135/85 mmHgあるいは24時間ABP >/= 130/80 mmHg
 早期(即時治療)群、遅延(wait-list対照)群にランダム割り付け

 ベースライン受診4週間以内にMBSR早期施行割り付け。遅延群は4週間以内に、8週間のwait list期間に割り付け
プライマリアウトカム測定は、12週間のプライマリアウトカム期間の平均覚醒時・24時間自由行動下血圧 (全被験者に対し12週後ベースライン)


Wait-list患者はプライマリアウトカム期間後MBSR開始


診察室血圧、検査、身体測定、アンケートをベースライン時行う。


【結果】

 20-75歳の101名の成人を登録;男性 38名、女性 63名、平均年齢 55±11歳


平均24時間ABPは 135/82±7.9/5.8 mmHg、平均覚醒時ABPは140/87±7.7/6.3 mmHg




RANOVA (Group X Time) で、治療vs対照群で、12週後プライマリアウトカム及びどの期間でも、すべてのABPパラメータで有意差認めず
たとえば、12週後の24時間SBP/DBPの治療群vs対照群差は、0.0/0.4 mmHg(± 7.2/4.7) SBP p=0.95、DBP p=0.63

この研究は、各群37名での24時間収縮期血圧6.0 mmHgの差を検知パワー81%である




【結論】

 MBSRは、無薬物治療stage 1高血圧患者に対し、血圧 6mmHg 効果項目表にしても無効
文献再検にて、瞑想法使用した多くのpositiveな研究は、降圧薬治療を行った患者を多く含むものであった。
2つのnegativeな研究は薬剤naive
故に、これらの研究は血圧減少に関する研究は、薬剤服用アドヒアランス改善の寄与要素が考えられる。
HARMONY研究は、服薬のない患者では、降圧効果を認めなかったという落胆すべき結果だったが、心身相関は服薬患者では血圧コントロールを改善する可能性はある

次のステップとして、MBSR使用は、アジュバントとしての血圧コントロール良好さ、薬剤アドヒアランス/持続性改善評価を検討する。

“精神的苦痛”の死亡率への影響は、量反応的・・・ H24/08/02

マインドフルネスベースストレス軽減トレーニング:老人の孤独さ改善し、炎症惹起軽減効果も? H24/7/25

瞑想訓練、運動は急性上気道感染予防効果あり H24/7/12

瞑想:マインドフルネス・トレーニング 過敏性腸症候群に有効 2011年 05月 13日

マインドフルネス・グループ介入:関節リウマチ ・・  精神的苦痛・疲労軽減 2011年 12月 20日

線維筋痛症におけるヨガの効用:マインドフルネス向上・コーチゾル値改善 2011年 07月 28日

2012年7月12日木曜日

瞑想訓練、運動は急性上気道感染予防効果あり



マインドフルネス瞑想訓練、運動は急性上気道感染予防効果あり


Meditation or Exercise for Preventing Acute Respiratory Infection: A Randomized Controlled Trial
Bruce Barrett, et. al.
doi: 10.1370/afm.1376 Ann Fam Med July/August 2012 vol. 10 no. 4 337-346 


住民ベースの50歳以上成人を3研究グループのうち一つにランダム割り付け
・ 8週間のマインドフル瞑想訓練
・ 8週間の中等度維持運動療法訓練
・ 観察対照群

プライマリアウトカムは、感冒・インフルエンザシーズンの全般疾病状況( Wisconsin Upper Respiratory Symptom Survey (WURSS-24)を重症度評価に使用)
医療機関受診、休業日数を測定
ARI(急性上気道炎)期間中、鼻洗浄液を採取し好中球、IL-8、ウィルス核酸計測

154名の成人をランダム化
149名トライアル完遂(女性 82%、白人 94%、平均年齢 59.3±6.6歳)

瞑想群(n=51) : ARIエピソード 27、ARI疾病期間 257日間
運動群(n=47) : ARIエピソード 26、ARI疾病期間 453日間
 対照群(n=51) : ARIエピソード 40、ARI疾病期間 453日間


平均全般重症度
瞑想群 : 144
運動群 : 248
対照群 : 358

対照群比較全般重症度は、瞑想群で有意に低下  (P = .004)

全般重症度、全疾病日数(期間)は運動群でも低下傾向  (P=.16 and P=.032)
瞑想群では、疾病期間減少  (P=.034)



zero-inflated multivariate regression model(」(ゼロを多く含むデータに対する統計モデル)因子補正でも同様の結果。

対照群では67のARI関連従業休業日数、運動群では32 (P = .041)、瞑想群では  16  (P <.001)

受診数に差を認めず

ウィルス検出:瞑想群 54%、運動群 42%、対照群 54%

好中球数、IL-8値は介入群全部同等 






瞑想:マインドフルネス・トレーニング 過敏性腸症候群に有効  2011年 05月 13日

  
mindful-being conscientious and intentional in what we do, being open and creative with possibilities, or being aware of the present moment without grasping onto judgments-being mindful is a state of awareness that enables u to be flexible and receptive and to have presence.
( the Mindful Therapist Daniel J. Siegel )
気づきを行い、何をすべきか意識し、オープンあることそして可能性を創造し、判断をくださずありがままの現在の状況にそのままうけいれ気づきを求める、そういうマインドフルネス(正念)は、柔軟で、受容的で、プレゼンスをもつこととなる


瞑想は深いリラックスと高い覚醒が共存する特殊な意識状態で有り(座禅、ヨガ、transcendental meditationをはじめ、世界中で様々な技法で行われ)、ストレス緩和や情緒安定か作用によって健康の維持やQOLの改善を導くことが知られている。・・・瞑想の原理とメカニズムについて、Mikulasらは様々な技法や形式で施行されている瞑想を三つの構成要素(製剤や臥床など瞑想の体位を表すform、 呼吸など意識を集中させる対象となる object 、 また瞑想者の性格特性を表す asattitude)と瞑想により惹起される特殊な意識状態を表す behaviors of mind にわけることで、その多様性を系統的に表現することを提案した。そして、この behaviors of mindは、瞑想法の違いにかかわらず internalized attention (内在化された注意)と mindfulness(正念、正しい気づき)の二つに集約されると考えられている。
(マインドフルネス・瞑想・座禅の脳科学と精神療法:新興医学出版社)

HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...