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2015年10月27日火曜日

広島・長崎の放射線被爆:小児期被爆と甲状腺機能障害の関連性見出せず

福島の報告からか、放射線の影響報告に外国メディアも関心示しているようで・・・


Autoimmune thyroid diseases and thyroid dysfunction in Hiroshima and Nagasaki atomic-bomb survivors exposed in childhood
Imaizumi M, et al
ITC 2015; Short Oral Communication 89.

これのオーラルセッション報告


解説記事; A-Bomb Survivors With Low Radiation Exposure Have Low Thyroid Risk  ;60 years after Hiroshima and Nagasaki, thyroid risk appears nil
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ATA/54277?xid=nl_mpt_DHE_2015-10-26&eun=g252454d0r

広島・長崎の核爆弾被爆日本人において、他の一般住民より、甲状腺疾患発生多くはない


2007年から2011年、2668名の結果を、長崎市の公益財団法人 放射線影響研究所の今泉 美彩 氏の報告で、被爆当時10歳未満全例調査


甲状腺中毒 1.3 %
甲状腺機能低下症 4.8 %
甲状腺関連抗体 21.5 %


非被爆一般住民と比率差なし



今泉「10 Gyレベルの放射線被爆では甲状腺機能低下を示すだろうが、5Gy未満の中等以下での影響、機能障害や自己免疫性甲状腺疾患については議論上のテーマ」と一般記事に記載


こういうのは、日本のメディアではまず報道されないと思うので・・・あえて記載


関連:福島:職業的放射線被曝と白血病の関連性結びつけるのは時期尚早では・・・という報道上の意見 
http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/10/blog-post_87.html

2015年10月21日水曜日

福島:職業的放射線被曝と白血病の関連性結びつけるのは時期尚早では・・・という報道上の意見

厚労省によると、東京電力福島第一原子力発電所で防御装備下で、15.7 millisieverts (mSv) 被爆した41歳建設労働者

本来、放射性物質を扱う労働者での基準は50mSv未満なのだが、一貫性に欠く行政判断を驚く記事


A Fukushima Worker Has Been Diagnosed With Cancer Linked to the Disaster
By Kanyakrit Vongkiatkajorn
https://news.vice.com/article/a-fukushima-worker-has-been-diagnosed-with-cancer-linked-to-the-disaster
October 21, 2015 | 6:25 am


David Brenner (director of the Center for Radiological Research at Columbia University in New York City)
「米国内では、平均的に、自然放射線暴露・医療用放射線暴露で4mSv年間暴露」
「統計学的に15mSvの量では白血病発症あり得ない」
「がんと放射線の影響に関してはその影響評価困難」
「福島において、包括的に癌リスク増加していると判断するには時期尚早」
「白血病、甲状腺癌において、最低4年を超さないと影響出現しないはず」


Edwin Lyman
「日本政府が放射線被爆の量少なくてもがんとの関連性を認めたことの方が重大」


NHKによれば、白血病2014年発症した原発事故労働者に対する政府補償として判断したものと思われる


善意なのかもしれないが、逆手にとって、原発事故の事実と反した批判の材料に使われるだろう・・・ プロパガンダに洗脳された人たちによって・・・

日本政府・役人の甘さが裏目に出なければ良いのだが・・・

2014年9月30日火曜日

AHA科学的ステートメント :心血管画像検査 ・・・ 放射線被曝を考慮した冠動脈画像診断アプローチ

CTAだらけのこの世の中・・・正しいアプローチと言えるのだろうか? 放射線被曝を心配、憂える記述物、スピーチ極めて少ない。
例えば、国立循環器センターの解説などみても、それぞれの検査のベネフィットだけ強調。
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph64.html#-ct-ct
これって、ただしいインフォームドコンセントと言えるのだろうか?



AHA科学的ステートメント :心血管画像検査


AHA Scientific Statement Approaches to Enhancing Radiation Safety in Cardiovascular Imaging: A Scientific Statement From the American Heart Association
Reza Fazel,et. al. , on behalf of the American Heart Association Council on Quality of Care and Outcomes Research, Council on Clinical Cardiology, and Council on Cardiovascular Radiology and Intervention
Circulation 2014; first published on September 29 2014 as doi:10.1161/CIR.0000000000000048 


心臓画像検査を行う臨床医にとって、的確性とは、詳細な画像検査装置の機能、施行とその解釈上の検査種類毎のdose-optimization技術、操作者やスタッフへのdose-minimization技術についての知識を獲得しなければならない。

意思決定に関して、画像検査がなぜ推奨されるか、又、放射線被曝を含むその検査のベネフィットとリスク についてのクリアな理解を与えるよう求めている。

”minimizing and optimizing exposure and increasing education on the risks of radiation from cardiac imaging”については2009年助言(http://intmed.exblog.jp/10725938/)に存在してたが、新しい助言はより実践的で特異的となった。
 

累積放射線量については途上



以下は、各放射線検査種類毎年齢別性別生涯癌寄与リスク



Figure 1. Estimates of average lifetime attributable risk of cancer for various cardiac imaging procedures by age and sex.






上記日本語訳:

冠動脈疾患評価のための画像診断患者希望

適切か → No :担当医と連絡

yes

放射線を用いない検査が可能ではないか?あるいは同等ではないか? → Yes:非放射線検査
(非心原性疾患リスク、診断正確性、患者の利便性、local expertiseを含む)

No

運動可能? → No : 冠動脈CTAもしくはPET(可能なら)

Yes

SPECT考慮(可能なら、低放射線量、2ヘッド以上、高感度カメラ使用)

Yes

負荷検査可能

Yes

Tc99m負荷試験


2014年8月25日月曜日

米国各工場周辺住民コホート:全身性エリテマトーデスとウラニウム暴露の関連性

原論文を見ると、対象例が少なく、微妙な気もするが、反核・反原発プロパガンダの“市民団体”、政治団体、マスコミなどにとって、好都合な報告でもあるが・・・




1950年代初頭、冷戦拡大中、 U.S. Department of Energyは、Fernald(オハイオ州)の田舎で、核兵器工場を増殖し続けた。そこの住民のコホート、Fernald Community Cohortということで、貴重な報告である。


Systemic lupus erythematosus is associated with uranium exposure in a community living near a uranium processing plant: A nested case-control study
Pai-Yue Lu-Fritts ,et. al.
Arthritis Rheum 2014; DOI: 10.1002/art.38786.

Fernald Community Cohort (FCC)のウラニウム暴露住民に、SLE患者例が多いか検証


 4187名のバックグラウンドウラニウム暴露4187名、中等度暴露1273名、高度暴露2756名


女性:男性比 5.25:1


高度暴露で12例、SLEはウラニウム暴露と関連(OR 3.92、 95% CI、 1.131-13.588, p= 0.031






日本の福島こそ、科学性、透明性の高い住民コホートをおこなうべきで、人類にとって、核燃料をどう扱うか、後年の重要で貴重な資料となるはず。

2014年5月9日金曜日

低放射線量CT肺がん検診は、結果的に、核プラント従事者や核爆弾被爆者の放射線量を凌駕してしまう

こう書かれるとすごい放射線量となる・・・


低放射線量CT(LDCT)の検診上の肺がん減少効果20%、総死亡率減少効果7%を考慮に入れても、2mSv投与量となるLDCTだが、その後フォローアップ必要となる結節陰影フォローアップでは8mSvの放射線量が生じる。
Gleishnerガイドラインに従う、20−30年間の累積放射線量となるとどうなるか?

55歳で20年間で280mSv、30年で420mSvとなり、核施設従事者や核爆弾被爆者の暴露量を超えてしまう。


Radiation Risks in Lung Cancer Screening Programs: A Comparison With Nuclear Industry Workers and Atomic Bomb Survivors
Robert J. McCunney, MD, MPH; Jessica Li, BS
Chest. 2014;145(3):618-624. doi:10.1378/chest.13-1420 

2013年5月24日金曜日

小児・青年期CTスキャンによる発がん 年毎1万人に1人以上超過発症と予測

CTスキャン暴露後のがん発症率増加は主に放射線による。元朝かリスクはフォローアップ終了まで持続するので、イベント生涯リスクは結論づけはできない。
放射線量最小化にて診断的CT施行するよう、個別スキャンを最適化するよう、臨床的適応状況を限定化すべき

1090万名のオーストラリアのMedicare記録(1985年0-19歳、1985年1月1日から2005年12月31日生まれ)
CTスキャン暴露と非暴露の比較

Cancer risk in 680 000 people exposed to computed tomography scans in childhood or adolescence: data linkage study of 11 million Australians
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f2360 (Published 21 May 2013)
Cite this as: BMJ 2013;346:f2360
がん発症前1年前のCTスキャン 680 211名暴露で、がん 3 150名。
暴露後フォローアップ中央期間は9.5年間 
包括的がん発生頻度は、非暴露群より24%多い(年齢、性別、誕生年補正)
(発症率比(rate ratio)(IRR)) 1.24 (95% 信頼区間 1.20-1.29) p < 0.001
量反応関係が見られ、IRRは、CTスキャン追加毎 0.16 (0.13 - 0.19)増加する
IRRは若年ほど暴露に大きな影響される (P < 0.001 for trend) 

年齢 1-4、5-9、10-14、15歳以上で、IRRはそれぞれ、1.35 (1.25 - 1.45)、 1.25 (1.17 -  1.34)、 1.24 (1.14 - 1.34) 
IRRは固形がん(消化器系、 メラノーマ、 軟部組織、 女性生殖器、 尿路、 脳、 甲状腺)、白血病、骨髄異形成、他のリンパ系腫瘍でもいずれも有意。 
CTスキャン暴露超過発症は 608で、脳腫瘍 147、 固形腫瘍 356、 白血病・骨髄異形成 49、 他のリンパ系疾患 57 
絶対的超過発症率は、がん全部の組み合わせで、10万対 9.38/人年 
(2007年12月31日時点) 
スキャンあたり平均最小有効放射線量は 4.5 mSvと推定


原発や原爆の放射線被曝による身体的影響には厳しいくせに、より日常性のある、医療用放射線の身体的影響には寛容な日本国民。腹部の脂の量を測定するためだけのCTスキャン風景をテレビでよく見る。よろこんでCTをうけすぎる国民は、まか不思議さ。
大人は自己責任が通じるのだろうが・・・子供は特に自らのリスクを自分で判断できないのだから、周囲がそのリスクベネフィットを慎重に判断すべきなはず。

2歳未満の軽症と思える頭部外傷に関するCT検査適応・・・様々議論されているので、検索して参考のこと


参考:
CT使用頻度増大と放射線被曝の影響 2007年 11月 29日
小児頭部外傷の低リスク評価:不要なCTを減らせ! 2009年 10月 05日

2013年4月1日月曜日

外傷性ICUでの放射線被曝:7%が職業的被爆基準超過、CT数が主な原因

 放射線によるがんを最小化する安全閾値の不確実性。単年 50mSVを超えない状態で、年間平均 20mSv/年・5年を最大許可暴露量とすることに職業的被爆量は設定されている。
 一般住民での放射線被曝量は少ないが、米国内の平均放射線量は医療放射線被曝増加とともに増大している。 術後ICUでの放射線混合使用で上限量を超えているのではないかという懸念

例えば、7%弱の患者で放射線職業的暴露量基準を超過している。
放射線被曝管理の必要性が議論されている。 
 
Cumulative Total Effective Whole Body Radiation Dose in Critically-Ill Patients
Deborah J. Rohner, et. al.
15の事前デザインICU病床(level 1 trauma center)で、30日間連続観察期間を前向きに観察、EDはHuda法

2013年3月14日木曜日

放射線被曝:放射線量に比例し重大冠動脈イベント増加する ・・・ 女性乳がん医療用放射線暴露の研究から

乳がんの放射線療法による電離放射線の心臓へ影響

重大冠動脈イベント(心筋梗塞、冠動脈再建、虚血性心疾患死亡)に対する、住民ベース症例対照研究

放射線治療における電離放射線の心臓への影響は、虚血性心疾患のその後の発生率増加と関連する。その増加は、放射線被曝量と直線的に相関し、暴露後数年で生じる。
心臓リスク要素有無にかかわらず、女性では、放射線療法のリスク増加に関し、絶対的な影響がある。
Risk of Ischemic Heart Disease in Women after Radiotherapy for Breast Cancer
Sarah C. Darby, et. al.
N Engl J Med 2013; 368:987-998 March 14, 2013 
DOI: 10.1056/NEJMoa1209825

スウェーデン・デンマークにおける、 1958-2001年の放射線療法施行2168名
重大冠動脈イベント 963名、 対照 1205名

心臓全部への平均放射線量は 4.9 Gy (range 0.03-27.72)

平均被曝量との線型関係:Grayあたり 7.4%(95%信頼区間, 2.9-14.5; p < 0.001)の増加
明確な閾値を認めず

放射線療法5年内に増加し、その後30年間継続

1 Grayあたりの重大冠動脈イベント発生率は比例的で、冠動脈リスク有無にかかわらず同程度

 
乳がんに対する放射線療法の検討のため、女性だけの検討になっているが、福島原発事故に関しても示唆を含む研究。福島の事故の心血管イベント増加はこれからなのだろう。

2013年3月1日金曜日

WHO:福島原発事故グローバル報告

業界関係者・利害関係者さんや、右や左のドグマに洗脳された方々やらがいろいろ言及するだろう。

事故後2年間の締めくくりとした、WHO報告

Global report on Fukushima nuclear accident details health risks
News release
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2013/fukushima_report_20130228/en/
“A breakdown of data, based on age, gender and proximity to the nuclear plant, does show a higher cancer risk for those located in the most contaminated parts. Outside these parts - even in locations inside Fukushima Prefecture - no observable increases in cancer incidence are expected.”
 In terms of specific cancers, for people in the most contaminated location, the estimated increased risks over what would normally be expected are:

    ● all solid cancers - around 4% in females exposed as infants;
    breast cancer - around 6% in females exposed as infants;
    ● leukaemia - around 7% in males exposed as infants;
    ● thyroid cancer - up to 70% in females exposed as infants (the normally expected risk of thyroid cancer in females over lifetime is 0.75% and the additional lifetime risk assessed for females exposed as infants in the most affected location is 0.50%).
固形がん 新生児・女児暴露 約4%
白血病 新生児・男児暴露 約6%
甲状腺がん 暴露新生児女児 〜70%
(生涯女児甲状腺がん通常の予測リスク 0.75%、再暴露地域の超過生涯リスクの追加分 0.50%)

おなじみ、朝日系米国向け新聞 NYTimes
W.H.O. Sees Low Health Risks From Fukushima Accident
By HIROKO TABUCHI
Published: February 28, 2013
www.nytimes.com/2013/03/01/world/asia/who-sees-low-health-risks-from-fukushima-accident.html?pagewanted=all

心理的影響を強調
一部地域は比較的低レベルでも汚染地域が残存今後の慢性的影響が残る
日本政府は、リスクを過大評価・がん発生尤度増加の誤解が広まることを危惧して、慎重すぎる(overly cautious)レポートを要求。その結果、発電所プラント周囲の住民を不用意に被爆させてしまった。
その結果、12-25 mSvの範囲の女児幼児のリスクが最も懸念され、追加生涯リスクが、1.25%になるはめになった。
福島第一原発の安定化のため作業している緊急労働者の1/3は軽度白血病、甲状腺がん、その他のがんリスク軽度増加の可能性
汚染外の福島県の一般住民ではおそらく増加は見られないだろう
また、放射線物質の降下物で、流産、死産、その他の物理的・精神的障害をもたらすことはないだろう
WHO報告では、高リスク対象者への長期健康モニタリングの必要性、必要な医学的フォローアップ・サポートサービスの提供の必要性が記載。今後数十年間災害の公衆衛生上重要なこと。
食品・人畜に関し、医学サポート・サービス・環境モニタリングの強化、特に、食物・水供給に関し配慮必要で、将来の潜在的放射線暴露減少のための 規制強化必要。

なぜか原爆投下での結婚差別の話が出てきているのが、朝日新聞亜流らしい記事である





マスコミは差別煽ってんのか・・・

娘への差別恐れ、車の「いわき」ナンバーを「北九州」に 支えよう、3.11被災者 2013年3月1日

茨城県に避難したある家族のことだ。入居するアパートに着いたとたん、周辺住民から「福島の人は来るな。放射能を持ってくるな」と抗議され、福島に戻ったという。
 長女は今春、小学校に入学する。夫は「学校で仲間外れにされるかも」と心配し、車のナンバーを「いわき」から「北九州」に変えた。万一の策とはいえ、故郷を隠すような生き方に「切なさ」が募る。


原発再開最右翼新聞・読売は・・・
福島原発事故、がん患者増の可能性低い…WHO
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=73650
世界保健機関(WHO)は28日、東京電力福島第一原子力発電所事故で放出された放射性物質による健康影響の評価を発表した。
 一部地域で子供の甲状腺がんの発症確率が高まる可能性を指摘した。ただ、放射線量の高い「計画的避難区域」に4か月間避難せずにとどまり、汚染された物を食べ続けるなど、ありえない最悪条件を想定して計算している実際にがん患者の増加が住民の間で見られる可能性は低いと結論づけた



さすがです、印象操作はお手の物の読売新聞


でも、以下の表を記載したのはさすがです

福島県内の1歳児が16歳までに甲状腺がんになる確率(%)
男児 女児
浪江町 0.0104 0.0368
飯館町 0.0068 0.0237
葛尾村 0.0049 0.0168
南相馬市 0.0047 0.0158
伊達市、福島市、二本松市、川俣市、楢葉町、川内村 0.0044 0.0148
郡山市、田村市、相馬市、広野町 0.0040 0.0135
その他 0.0037 0.0124
平常時 0.0014 0.0040


参考

Preliminary dose estimation from the nuclear accident after the 2011 Great East Japan Earthquake and Tsunami
http://www.who.int/ionizing_radiation/pub_meet/fukushima_dose_assessment/en/ 


【追記】
各メディアどう伝えているか・・・

ウォールストリートジャーナル (中身はAP通信);英語
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324432404578333660664690412.html
日本の原発事故から間もなく2年がたつなかで、国際的な専門家チームは28日、高濃度の放射線に汚染された地域の住民のがんのリスクは、ごくわずかだが高まるとの研究結果を発表した。

 この報告書は、世界保健機構(WHO)が福島の事故の健康への影響について専門家に調査を依頼して発表したもの。

 報告によると、放射性物質を含む噴煙で覆われた地域の乳児の生涯がん罹患(りかん)率は1%前後増加するという。

 報告書を執筆した専門家の1人でマンチェスター大学のリチャード・ウェイクフォード氏(Richard Wakeford of the University of Manchester)は「罹患率の上昇はかなり小さく、おそらくライフスタイルの選択や統計の誤差といった他の(がんの)リスクによる影響によって隠されてしまうだろう」と述べ、「福島に行かないことよりも喫煙しないことの方が重要だ」と述べた。

 リスクが最も高まるのは乳児だ。日本での生涯がん罹患率は男性が41%、女性が29%だが、最も汚染のひどい地域の乳児の場合、これが1%ポイント程度高まるという。

 特に懸念されるのが甲状腺がん。放射性ヨウ素が甲状腺に吸収されるからだ。特に乳幼児のリスクが大きく、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の後、汚染された牛乳を飲んだことによって約6000人の子どもが甲状腺がんにかかった。

 報告書は、福島の汚染の最もひどかった地域の女児が生涯に甲状腺がんにかかる率が70%高まると推測した。甲状腺がんは非常に少なく早期発見されれば治癒(ちゆ)するがんだ。女性が生涯に甲状腺がんにかかる率は0.75%で、被ばくによってその確率が0.5ポイント上昇することになる。

 ウェイクフォード氏は、罹患率の上昇が非常に小さく、観測できないほどであろうと語った。

 高濃度の放射性物質に汚染されなかった地域では、放射線によるがんのリスクは顕著に低い。ウェイクフォード氏は「それ以外の地域の人々のリスクは極めて小さい」と述べた。

 放射線に誘発されたがんが専門のコロンビア大学のデービッド・ブレナー氏(David Brenner of Columbia University in New York)は、直接的な放射線飛散の影響を受けない地域の人々のがんのリスクはごく小さいだが、少なくとも理論的にはゼロではない、と指摘。しかし、がん罹患率を目に見えて変えるほどではない、と述べた。

 また、WHOの報告の数値は意外ではないとした上で、少量の放射線によるリスクを測定することが難しいため、この報告は不正確とみなすべきだと語った。同氏はWHOの報告書には関わっていない。

 がんが少しでも増加するという予測が出されたことが驚きだという専門家もいる。

 オックスフォード大学の物理学の名誉教授、ウェイド・アリソン氏(Wade Allison, an emeritus professor of physics at Oxford University)は「この被ばく量で向こう50年にがんが増加すると考える根拠はない」と述べた。同氏は今回のWHOの調査には参加していない。同氏は「(被ばくした人々の)ごくわずかながんの増加は、道路を横断するリスクより小さい」と述べた。

(AP通信)

報告書執筆の一人、Richard Wakefordさんは、British Nuclear Fuels Ltd (BNFL)でお仕事30年間した方らしい
Wade Allison氏は、CERNや米国ニュートリノのお仕事をした人で、その後医学的興味が出てきたという御仁。


反原発家さんたちの陰謀論に利用されそうな肩書き、かれらはどういう肩書きでもそうするだろうけど・・・



NHK 2/28/21:43
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130228/t10015867521000.html
WHOが原発事故の健康リスクを公表
 WHO=世界保健機関は、28日、東京電力福島第一原子力発電所の事故によってどのような健康影響が予測されるかをまとめた報告書を公表し、最大限に見積もっても被ばくによって住民のがんが増えるおそれは小さいと指摘しました。

この報告書は、原発事故の半年後までに日本政府が公表した土壌や食品中の放射性物質の濃度などの調査結果を基に、WHOの専門家グループがまとめたものです。
それによりますと、原発事故の被ばくによる影響について、最大限に見積もっても住民のがんが増えるおそれは小さいと指摘しています。
具体的には、事故当時、1歳だった女の子が被ばくの影響で生涯にわたって甲状腺がんを発症するリスクは、通常が0.77パーセントであるのに対して、放射線量が最も高かった地点で分析すると、▽福島県浪江町で0.52ポイント、▽飯舘村では0.32ポイント、それぞれ上昇するとしています。福島県内のこれ以外の市町村では、統計的に意味のあるリスクの上昇は見られないとしています。
WHOでは、リスクを過小評価することによって行政などの対応が不十分とならないよう、住民が事故の後4か月間にわたって同じ場所に住み続けたと仮定しているほか、被ばくを避けるための食品規制を考慮していないなど、実際よりもリスクが高くなるような極めて安全側にたった分析を行っています。
WHOでは、「リスクのある地域では長い期間にわたって継続的に健康調査を続ける必要がある」と呼びかけています。
専門家「過大な見積もり」

今回の報告書の作成に加わった独立行政法人・放射線医学総合研究所の明石真言理事は「WHOでは、過小評価は放射線の影響を見落とすことにつながるため、避けたいという考え方が強く、最大の被ばくをしたという想定に立って健康への影響を評価している。実際には、住民の避難が行われたり、放射性物質が基準を超えた食べ物は出荷が制限されたりしたので、評価結果のような被ばくをしている人はいないと考えられる」と指摘しています。そのうえで、「こうした過大な見積もりでも放射性物質の影響は小さいといえるが、今後も長期にわたって健康への影響について調査を続ける必要がある」と話しています。

飯舘村長「まったく仮定の話」

WHOが発表した報告書について、すべての住民が村の外への避難を続けている福島県飯舘村の菅野典雄村長は「全く仮定の話であり、特定の地域の名前を挙げて言うのはいかがなものかと思う。仮定の話を出すのはWHO自らの保身のためではないか。われわれは少しでも住民の安全を守るためあらゆる手立てをしている。過小な評価を望むわけではないが、現実の話であれば甘んじて受ける。しかし、過剰に評価してどんどんと住民を不安に落として入れていくようなことに非常に怒りをおぼえる」と話していました。そのうえで、「WHOが出した数字について国がどういう答えを出すのか、正しいのか違うのか見解をはっきり聞きたい」と話していました。

環境省は…

WHOの報告書について、環境省は「リスクを洗い出すという意味では重要な報告書だと思うが、原発事故のあと、避難地域でも4か月間住み続け、出荷制限の対象となっている食品も食べ続けたと仮定していることなどが実態にあっておらず問題だ。リスクが大きく見積もられており、報告書が示している確率でがんになるという認識は誤りなので、誤解しないようにして欲しい」と話しています。そのうえで、環境省としては特に新たな対応を取るわけではなく、これまで通り住民の健康管理調査などを続けていくとしています。

厚労省は…

今回の報告書について、厚生労働省は「さまざまな国際的な文献などを基に推計されたもので、参考にしたい」と話しています。そのうえで、厚生労働省としては、これまで通り、原発事故発生から収束宣言が出されたその年の12月16日までの間に収束作業に携わった作業員の健康管理を、長期間、続けていくとしています。
具体的には、被ばく線量が100ミリシーベルトを超えた作業員については、生涯にわたって年1回、甲状腺の検査やがん検診を行うほか、すべての作業員を対象に、作業員を続けている間、半年に1回、健康診断などを行うとしています。
最大限の見積もり必要

WHOの食品安全局のトリッチャー局長代理はスイスのジュネーブで記者会見し、報告書が実際よりもリスクが高くなるよう分析を行っていることについて、「リスクを過小評価してしてしまうよりは多めになるように評価することが重要だった」と述べ、今後の健康調査の継続など適切な対応を行政に促すためにも、最大限に見積もって分析を行うことが必要だったという考えを示しました。

「朝日新聞」本家
福島原発、甲状腺がんリスク増加も WHOが報告書発表
http://www.asahi.com/national/update/0228/TKY201302280465.html
 【前川浩之=ジュネーブ、大岩ゆり】世界保健機関(WHO)は28日、東京電力福島第一原発事故の被曝(ひばく)による健康影響に関する報告書を発表した。大半の福島県民では、がんが明らかに増える可能性は低いと結論付けた。一方で、一部の地区の乳児は甲状腺がんのリスクが生涯で約70%、白血病なども数%増加すると予測した。日本政府は、「想定が、実際とかけ離れている」と不安を抱かないよう呼びかけた。

 WHOはまず、環境の線量などから被曝線量を推計した。計画的避難区域の住民は事故後4カ月避難せず、県内産のものしか食べなかったという前提で推計した。この線量をもとに、当時1、10、20歳の男女の甲状腺がんと乳がん、大腸がんなどの固形がん、白血病になるリスクを生涯と事故後15年で予測した。

 この結果、被曝線量が最も高いとされた浪江町の1歳女児は生涯で甲状腺がんの発生率が0・77%から1・29%へと68%、乳がんが5・53%から5・89%へと約6%、大腸がんなどの固形がんは29・04%から30・15%へと約4%増加、同町1歳男児は白血病が0・6%から0・64%へと約7%増加すると予測した。


毎日新聞
 WHO:福島の住民、発がん増の可能性小さく…リスク推計
http://mainichi.jp/select/news/m20130301k0000m040119000c.html
 世界保健機関(WHO)は28日、東京電力福島第1原発事故に伴う、福島県内の住民らと原発作業員の被ばくによる発がんリスクの推計を発表した。住民については「がん疾患の発症増加が確認される可能性は小さい」とした。作業員については、一部でリスクが増加したものの、大部分が「リスクは低い」との見解となった。


2012年12月3日月曜日

RSNA年次集会報告: CT施行例増加に伴う乳がんリスク増加を懸念

Merry G, et al. "Breast cancer risks from medical imaging computed tomography and nuclear medicine among females enrolled in a large integrated health care system" RSNA 2012; Abstract LL-HPS-TU3A.
http://www2.rsna.org/timssnet/media/pressreleases/pr_target.cfm?ID=639


 集約化医療提供システム登録者約25万名の記録レビューにて、CT利用と特定の女性達への乳がんリスク増加判明した。

 Radiological Society of North America (RSNA)年次集会報告

 胸部・腹部・脊椎・乳部組織へのCTや核医学画像施行で放射線吸収があるわけだが、乳部組織は放射線被曝発がん性に敏感な組織である。


 CTスキャン 1000名あたり 2000年 99.8 → 2010年 192.4と増加(年次  +6.8%の増加)
 
 CTの46%が、乳腺部への被爆となる
 
 核医学的検査は、 39.3% → 27.5%と減少(年次 -3.5%の減少)するものの、84%がやはり乳腺部被爆に相当する。


若年女性では、繰り返しの胸部・心臓CTにより、20%の乳がん発生リスク増加考えられる。
具体的には、特定リスクのない15歳女性で、25歳で乳がん発症リスク 2倍になるというもの。

2012年6月7日木曜日

小児:医療用放射線で白血病・脳腫瘍リスク増加:10年・1万対1人の脳腫瘍、白血病


NCI(NIH部門)主導研究で、初回CTスキャン後10年で、やはり白血病や脳腫瘍リスク増加が示された。

リスクとしては、絶対的影響は小さい。しかし、リスクの存在は明らかとなった。


Radiation exposure from CT scans in childhood and subsequent risk of leukaemia and brain tumours: a retrospective cohort study
Mark S Pearce et. al.
The Lancet, Early Online Publication, 7 June 2012

後顧的研究、22歳未満の、1985-2002年のイングランド、ウェールズ、スコットランド(Great Britain)のNHSセンターでのCT検査された事前がん診断無しの患者を含む検討
フォローアップ中、白血病 74/178604、脳腫瘍診断 135/176587

CTスキャン放射線量と白血病に正の相関(超過リスク比[ERR]/mGy 0.036, 95%CI 0.005-0.120; p=0.0097)
脳腫瘍(0.023, 0.010-0.049;p<0.0001)

5mGy未満の患者比較で、累積放射線放射線量 30 mGy(平均暴露量 51.13 mGy)白血病相対リスクは 3.18(95%CI 1.46-6.94)、脳腫瘍は 累積放射線被曝量 50-74 mGy(平均暴露量 60.42 mGy)は 2.82


結論:
子供でのCTスキャンの利用、50mGy程度の累積暴露量で、白血病リスク3倍、60 mGy程度で脳腫瘍3倍程度。これらのがんは比較的稀なので、累積的絶対リスクは小さい
10歳未満患者の初回CTスキャン検査10年後、超過リスクで言えば、頭部CT1万あたりで、脳腫瘍1人、白血病1人。

絶対的臨床的ベネフィットは小さな絶対的リスクより荷重が大きい
だが、電離放射線に関わらない代替的方法を常に考慮することも大事




CT至上主義が跋扈する日本。 医療側もそのニーズに呼応する。いびつな医療需給関係が日本に存在する。

また、原発事故で放射線による健康被害に過敏になってるはずなのに、利用者からは医療用放射線の被曝リスクを心配する声が聞こえず、CT検診などで放射線被曝に関するインフォームド・コンセントがなされているという話は聞かない。


救急医療:頭部CT施行率は施設内でも医者毎にばらつきが大きい 2012年3月12日月曜日

state of the art: 心臓放射線関連検査による放射線被曝の害 2012年2月1日水曜日

CT使用頻度増大と放射線被曝の影響 2007年 11月 29日

心臓CT冠動脈造影による放射線被曝ガンリスク 2007年 07月 18日

2012年4月12日木曜日

歯科用レントゲン使用と頭蓋内髄膜腫の関連

放射線量は低下したものの、歯科に於けるレントゲンが頻用されている。
Yale大学による研究で、髄膜腫発症リスク増加の可能性指摘

 
10万対8ほど頻度増加させ、女性の法が多く、稀な疾患だが、検出されるまで数年かかる腫瘍。


Dental x-rays and risk of meningioma
Elizabeth B. Claus, et. al.
Article first published online: 10 APR 2012 | DOI: 10.1002/cncr.26625
Early View (Online Version of Record published before inclusion in an issue)

Early View (Online Version of Record published before inclusion in an issue)
【背景】米国内では最も多い腫瘍である髄膜腫、そのリスクとして電離放射線は一致して観察され、修正しうるリスク要素でもある。
電離放射線人工的発生源としての歯科レントゲンと頭蓋内髄膜腫リスクの相関検討


【方法】住民ベース症例対照研究で、1433名の頭蓋内髄膜腫(診断時 20-79歳)
対照群は、年齢、性別、地理補正 1350名
主たるアウトカム研究対象値は、頭蓋内髄膜腫診断と自己申告bitewing、 full-mouth、 panorex歯科レントゲン

【結果】生涯において、bitewing examination(咬翼)検査報告ある場合、対照群の2倍の症例 オッズ比 [OR], 2.0; 95% 信頼区間 [CI], 1.4-2.9)

フィルム入手年齢にかかわらず、年ベース以上で、bitewingフィルムを受けている患者は、10歳未満でリスク増加  (OR, 1.4; 95% CI, 1.0-1.8)、10-19歳(OR, 1.6; 95% CI, 1.2-2.0)、20-49歳  (OR, 1.9; 95% CI, 1.4-2.6)、40歳以上(OR, 1.5; 95% CI, 1.1-2.0)

髄膜腫のリスク増加は、若年次、年ベース以上のpanorexフィルム数増加と相関し、10歳未満でのフィルム時4.9倍の髄膜腫リスク増加 (95% CI, 1.8-13.2)

腫瘍局在、天幕上・下などの相関認めない。

【結論】なんらかの歯科用レントゲン暴露歴は、以前のレントゲン量大きかい時代もあり、頭蓋内髄膜腫リスク増加と相関。
人工的電離放射線すべてに関して、この人工的リスク要素は修正しうると言うことも蟻、患者のベネフィットを考えて使用すべきである。

2012年3月5日月曜日

甲状腺がん発症 潜伏期間


今行うべきは、被爆者への配慮としてのきめ細かな健康管理と、システマティックな被曝量の客観的データ収集であろう。恐怖感だけを与え、情にだけ訴えるセンセーショナリズムに基づく報道は何の役にも立たないどころか、すべての施策の足かせにしかならない。


「週間文春」の記事は愚劣すぎて・・・ 健康への影響を極度に心配している人たちをもてあそぶことになり、健康への影響を軽視しがちな人たちへは反論の絶好の材料を与えることとなった。


Current status and epidemiological research needs for achieving a better understanding of the consequences of the Chernobyl accident.
Health Phys. 2007 Nov;93(5):542-6.
チェルノブイリ原発事故以降、小児・成長期の甲状腺癌の劇的増加を例外とすると、明らかながん増加は示されてない。ベラルーシ、ロシア連邦、ウクライナに於けるがん・他の疾患増加は、他の要素が大きい様である。一方、かなりの量の暴露地域では、チェルノブイリの白血病リスクの倍加、月経前乳がんの軽度増加が報告されている。心血管疾患・白内障の増加も報告されている。これらの所見は、デザインのよく出来た疫学的研究で注意深く用量依存的に評価されるべきである。



Radiation-induced thyroid cancer: what we have learned from chernobyl.
Endocr Pathol. 2006 Winter;17(4):307-17.

チェルノブイリ原発事故で判明したのは、131I 環境暴露にて小児に於ける甲状腺癌リスク増加し、用量依存的現象が見られたこと
若年ほど放射線による発がん性の感受性高く、最小潜伏期間は4年間
これらのがんのうち、最も多いのは、乳頭がんで、 solid、solid-cysticな顕微鏡所見。
分子レベルでは、染色体配列異常をみとめ、たとえば、RET/PTCであり、BRAFのpoint mutationや他の遺伝子変化が見られる。


参考:チェルノブイリ原発事故と甲状腺癌
http://www-sdc.med.nagasaki-u.ac.jp/coe/jp/activities/elearning/lecture/02-02.html






週刊文春「郡山2児に甲状腺がん疑い」で検査した医師困惑
http://www.news-postseven.com/archives/20120305_92408.html

指摘された【インチキ報道】

・テレビ朝日『報道ステーション』(2月23日)
緊急時避難準備区域だった福島県南相馬市内の歩道の所々に黒い藻のようなものが発生し、そこだけが高い放射線量を記録していると報じた。

・『週刊文春』(3月1日号)
「衝撃スクープ」と銘打ち、「郡山4歳児と7歳児に『甲状腺がん』の疑い!」と報じた。
390名(成人 139名、 18歳未満 170名)を対象に甲状腺エコー検査
18歳未満対象者170名中、“5mm以下の結節、もしくは、20mm以下の嚢胞” 30名、 “51mmの結節 もしくは 20.1mm異常の嚢胞”(B判定)は4名、悪性該当のC判定は無し


担当医師は、『診断の結果は全く問題なかった』という判定。

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