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2015年4月4日土曜日

抗がん剤など化学療法:鯖・ニシン類などPUFA高度含有魚摂取が効果を減弱する可能性

健康食品広告規制緩和により、様々な弊害が予想されるが・・・ 抗がん剤など化学療法中の患者にとって、鯖・ニシン類などPUFA高度含有魚摂取が効果を減弱する可能性が亜有る。


その一つ、EPA/DHAなどの魚脂の一方的ベネフィット情報
米国内でもサプリメントとしてトップセーリング商品の一つらしいが、安全性に関しての疑念が呈されている。


解説: Can fish oil supplement hinder cancer treatment?




specific endogenous platinum-induced fatty acids (PIFAs)は、ピコモルの量で、脾臓マクロファージを活性化し、化学療法抵抗性となるマウスモデルでの知見。
PIFA 16:4(n-3) (hexadeca-4,7,10,13-tetraenoic acid)を含む魚脂をサプリメント使用

一つは、癌患者へのベネフィット認められず、むしろ、癌患者は避けるべきと
118名のがん化学療法治療者と50名の健康ボランティアをマウスの実験からの確証実験を行った。癌患者35名に魚脂サプリメント投与、13名はω3脂肪酸。血中濃度はマウス実験と同等。

倫理上繰り返しはできないが、化学療法抑制効果が認められた。



Increased Plasma Levels of Chemoresistance-Inducing Fatty Acid 16:4(n-3) After Consumption of Fish and Fish Oil
Laura G. M. Daenen, et. al.

JAMA Oncol. Published online April 02, 2015. doi:10.1001/jamaoncol.2015.0388

魚摂取及び魚脂摂取後、16:4(n-3)の暴露効果を調査

ω3サプリメントで、レスポンダー 11%。
魚脂は全て16:4(n-3)を含む; 0.2〜5.7μM

マウスの実験ではシスプラチン魚脂1μLあたりで化学療法抵抗性を十分示し、vehicle治療対照と比べ腫瘍増殖へ効果認めなかった  (estimated tumor volume difference, 44.1 mm3; P > 99)

健常者においても、魚脂 10mL毎日服用すると、16:4(n-3)血中濃度増加し、ベースラインの20倍となる。ニシンと鯖はサーモンやツナより含有性高い。

16:4(n-3)高レベルの魚摂取は血中レベル増加をもたらす



2013年10月17日木曜日

進行膵臓がん:ab-paclitaxel・gemcitabine併用第3相治験にて改善効果

転移性膵臓がんへのab-paclitaxel (アルブミン結合パクリタキセル:アブラキサン) + gemcitabine (ジェムザール)併用、第3相治験


ab-paclitaxel+gemcibabine:431 vs gemcitabine 430の比較


Increased Survival in Pancreatic Cancer with nab-Paclitaxel plus Gemcitabine
Daniel D. Von Hoff, et. al.
N Engl. J. Med. October 16, 2013DOI: 10.1056/NEJMoa1304369


生存期間中央値は、8.5ヶ月 vs 6.7ヶ月
(ハザード比 0.72; 95% 信頼区間, 0.62 - 0.83; p < 0.001 )

1年後生存率 35% vs 22%
2年後生存率 9% vs 4%

無進行生存会館中央値比較は、 5.5ヶ月 vs 3.7ヶ月
(ハザード比 0.69; 95% CI, 0.58 - 0.82  ; p < 0.001)

独立判定者による奏功率は 23% vs 7% ( P < 0.001)
grade 3 副作用再頻度イベントは、白血球減少で、 38% vs 27%
疲労 17% vs 7%、神経障害 17% vs 1%

有熱性白血球減少は 3% vs 1%

併用群では、grade 3以上の神経障害のgrade 1以下への改善期間中央値は29日間


2013年9月21日土曜日

ペットフードなど含有成分 エトキシキン:パクリタキセルの神経障害抑制作用効果

Ethoxyquin:動物飼料FDA認可成分で、様々な効果があり、pacilitaxelと共に与えたとき、上皮下神経線維障害発症抑制作用が認められ、これは、heat shock protein 90のchaperone活性化を調整し、ATXN2やSF3B2という2つの蛋白濃度への影響を介する、神経防御的作用機序で、Ethoxyquinが、パクリタキセルによる神経障害抑制的に働くよう、2つの蛋白減少をもたらした。

Ethoxyquin prevents chemotherapy-induced neurotoxicity via Hsp90 modulation
Jing Zhu , et. al.
Annals of Neurology
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ana.24004/abstract


エトキシキン:ethoxyquinは、飼料・ペットフードの抗酸化剤、果実の焼け防止剤、抗菌剤として用いられる、商品名:サントキンなど。
 "非常に安定性が高くて、ビタミンEより安定度が高い、また酸化防止力があります。そして、飼料添加物で許容されており、広く使われているものです。海外に おいては化粧品とか、あるいは農薬その他いろいろなものの酸化防止の用途として使われております。エトキシキンは一部では枯れ葉剤の原料で危険なのではと疑われることもありますが、全く違います。FDAでは、これを使用して動物試験もされているようです。*(http://www11.plala.or.jp/watavets/etox.html)


これが薬剤化するとしたら、週刊金曜日とか、薬害利権団体が、ネタ増えたと喜びそう・・・

2013年3月5日火曜日

発熱性好中球減少症:FNガイドライン遵守 抗生剤使用に関しては病院・医師の経験により改善 しかし ガイドラインにない治療も・・・

発熱性好中球減少症(FN)
日本では、「発熱:1回の腋窩温 37.5度以上または口内温 38度以上、好中球減少 1000/μLで、500/μLに減少することが予測される場合」と定義されているらしい

20120426 日本臨床腫瘍学会 発熱性好中球減少症ガイドライン ドラフト版

もちろん、対象は、日本のガイドラインじゃなくて、IDSAのガイドラインの方
http://www.idsociety.org/uploadedFiles/IDSA/Guidelines-Patient_Care/PDF_Library/FN.pdf
 Vancomycin (or other agents active against aerobic gram-
positive cocci) is not recommended as a standard part of the
initial antibiotic regimen for fever and neutropenia (A-I)
CSFs are not generally recommended for treatment of
established fever and neutropenia (B-II)
要するに、バンコマイシンもCSFも標準治療としては認められてない。

これを前提に、「ガイドラインベースの抗生剤使用頻度は高いが、ガイドラインにない治療であるバンコマイシン・GCSFの使用頻度が高い。医師や病院要素により、ガイドラインベース及び非ガイドラインベースの治療に影響を強く及ぼしている」

Deviations From Guideline-Based Therapy for Febrile Neutropenia in Cancer Patients and Their Effect on Outcomes
Jason D. Wright, et. al.
JAMA Intern Med. 2013;():1-10. doi:10.1001/jamainternmed.2013.2921.

ガイドラインベース推奨コンプライアンス調査

FN受診25231名のうち、ガイドラインベースの抗生剤使用は79%
バンコマイシン37%、GCSF 63%

FN volumeの高い病院 (odds ratio [OR], 1.56; 95% CI, 1.34-1.81) 、FN-volumeの高い医師  (OR, 1.19; 95% CI, 1.03-1.38)  、ホスピタリスト管理患者 (OR, 1.49; 95% CI, 1.18-1.88)で、ガイドラインベースの抗生剤使用が多い(p < 0.05)。

バンコマイシン使用は2000年17%から2010年55%へ増加
GCSF使用は 73%から55%へ減少

低リスクFN患者において、ガイドラインベースの抗生剤適正開始は、ナーシング施設への転院及び死亡減少と関連 (OR, 0.77; 95% CI, 0.65-0.92 、OR, 0.63; 95% CI, 0.42-0.95)







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