2016年1月9日土曜日
COPDリハビリテーション・ランダム研究:音楽療法効果
AIR: Advances in Respiration –
Music therapy in the treatment of chronic pulmonary disease
Ronit Azoulay, et. al.
Respiratory Medicine December 2015Volume 109, Issue 12, Pages 1532–1539
ランダム化対照研究は multimodal psycho-music therapy interventionの呼吸器症状、心理的well-being、QOLへのCOPDと他疾患への呼吸リハビリテーション単独と比べ、ミュージック・セラピー+呼吸リハビリテーション比較影響調査
music visualization、wind playing と singingを含む、ミュージック・セラピー群を週毎に提供、標準ケア治療と比較
中等度から重症COPD stage II-IVと同様慢性気道閉塞をもたらす患者 44-88歳(平均70.1歳) (n = 98)
両疾患群をベースライン登録から対照/治療6週後までフォローアップ
Beck Depression Inventory Scale 2nd edition-Fast Screen (BDI-FS)、Chronic Respiratory Questionnaire Self-Reported (CRQ-SR)、Dyspnea Visual Analog Scale (VAS)を比較
music therapyでうつ症状改善 (LS mean −0.2) (p = 0.007)
CRQ-SRでは、music therapyで呼吸困難(p = 0.01 LS mean 0.5) 、 mastery (p = 0.06 LS mean 0.5) 改善、 疲労改善 (p = 0.01 LS mean 0.3)
VASにて第5-6週間においてmusic therapy群で有意改善 (p < 0.001)
この研究にて、標準呼吸リハビリテーションとmusic therapy 併用は肺疾患マネージメント上効果的modality
2014年1月18日土曜日
冠動脈性心疾患:音楽による不安軽減効果
たしかに、音楽というのは、診療や処置への不安軽減には効果があるだろう。金属音が響く環境下でびくびくしながら診療や処置・療法を受けるのに比べれば・・・。しかもコストがかからないし・・・。
モーツアルト効果など音楽は医学上のテーマとなっている。だが、どうもこういうのは効果があってほしいという一部の連中がいて、科学性と乖離して一人歩きすることがある。
だが、認知症に対するミュージックテラピーってのは、【Music & Memory】が代表的。だが、それで、飯食おうとしてる人が多いようで、利益最優先で、科学的エビデンス乏しい現状(Ten studies were included. The methodological quality of the studies was generally poor and the study results could not be validated or pooled for further analyses.)と乖離してなんだか混沌としているなぁと思う日本の現状
e.g. 典型的結論先にありき解説→(http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03033_04)。日本の認知症ガイドラインには確立したエビデンスがあると馬鹿な記載がなされてるし・・・
冠動脈疾患における研究は、そういう表層的な状況にならないよう願いたい。
Music for stress and anxiety reduction in coronary heart disease patients
Joke Bradt1,et. al.
Editorial Group: Cochrane Heart Group;Published Online: 28 DEC 2013
Assessed as up-to-date: 4 DEC 2013
DOI: 10.1002/14651858.CD006577.pub3
・冠動脈性心疾患を有する患者の心理的ディストレスに対する小さいベネフィット効果があり、研究横断的に認められる (MD = -1.26, 95% CI -2.30 to -0.22, P = 0.02, I² = 0%)
・CHD患者の不安へは、中等度効果みとめるも、研究ばらつき有り (SMD = -0.70, 95% CI -1.17 to -0.22, P = 0.004, I² = 77%)
・心筋梗塞患者では、中等度の音楽による不安減少効果を認め、不安化粧効果は平均5.87(20−80ポイント範囲) (95% CI -7.99 to -3.75, P < 0.00001, I² = 53%).
・患者選択音楽使用により、より効果がみられることは研究一致性あり (SMD = -0.89, 95% CI -1.42 to -0.36, P = 0.001, I² = 48%)
・音楽傾聴は、心拍減少 (MD = -3.40, 95% CI -6.12 to -0.69, P = 0.01)、呼吸数減少(MD = -2.50, 95% CI -3.61 to -1.39, P < 0.00001) 、収縮期血圧減少 (MD = -5.52 mmHg, 95% CI - 7.43 to -3.60, P < 0.00001)に寄与する。
・2つ以上の音楽セッションを含む研究では、軽度だが、一致した苦痛軽減効果 (SMD = -0.27, 95% CI -0.55 to -0.00, P = 0.05)
・音楽傾聴は、心臓処置・手術後の睡眠の質改善する (SMD = 0.91, 95% CI 0.03 to 1.79, P = 0.04)
モーツアルト効果など音楽は医学上のテーマとなっている。だが、どうもこういうのは効果があってほしいという一部の連中がいて、科学性と乖離して一人歩きすることがある。
e.g. 典型的結論先にありき解説→(http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03033_04)。日本の認知症ガイドラインには確立したエビデンスがあると馬鹿な記載がなされてるし・・・
冠動脈疾患における研究は、そういう表層的な状況にならないよう願いたい。
Music for stress and anxiety reduction in coronary heart disease patients
Joke Bradt1,et. al.
Editorial Group: Cochrane Heart Group;Published Online: 28 DEC 2013
Assessed as up-to-date: 4 DEC 2013
DOI: 10.1002/14651858.CD006577.pub3
・冠動脈性心疾患を有する患者の心理的ディストレスに対する小さいベネフィット効果があり、研究横断的に認められる (MD = -1.26, 95% CI -2.30 to -0.22, P = 0.02, I² = 0%)
・CHD患者の不安へは、中等度効果みとめるも、研究ばらつき有り (SMD = -0.70, 95% CI -1.17 to -0.22, P = 0.004, I² = 77%)
・心筋梗塞患者では、中等度の音楽による不安減少効果を認め、不安化粧効果は平均5.87(20−80ポイント範囲) (95% CI -7.99 to -3.75, P < 0.00001, I² = 53%).
・患者選択音楽使用により、より効果がみられることは研究一致性あり (SMD = -0.89, 95% CI -1.42 to -0.36, P = 0.001, I² = 48%)
・音楽傾聴は、心拍減少 (MD = -3.40, 95% CI -6.12 to -0.69, P = 0.01)、呼吸数減少(MD = -2.50, 95% CI -3.61 to -1.39, P < 0.00001) 、収縮期血圧減少 (MD = -5.52 mmHg, 95% CI - 7.43 to -3.60, P < 0.00001)に寄与する。
・2つ以上の音楽セッションを含む研究では、軽度だが、一致した苦痛軽減効果 (SMD = -0.27, 95% CI -0.55 to -0.00, P = 0.05)
・音楽傾聴は、心臓処置・手術後の睡眠の質改善する (SMD = 0.91, 95% CI 0.03 to 1.79, P = 0.04)
2013年5月22日水曜日
ICU人工換気患者:患者志向音楽にて不安軽減、ノイズキャンセラ・ヘッドホンでも一部効果
人工呼吸患者にとって、鎮静剤の代わりに、音楽などで不安が改善できるか?
呼吸不全のため急性換気サポートを受けてるICU患者で、PDM(患者志向音楽)は、通常ケアに比べ、不安を大いに減少させるが、ノイズキャンセラ・ヘッドホン(NCH)に比べれば、差は認めない。
また、PDMは、通常ケアやノイズキャンセラ・ヘッドホンに比べ、鎮静回数激減させる。鎮静強度も通常ケアに比べ減少させられる。しかし、ノイズキャンセラ・ヘッドホンとは差は認めない。
Effects of Patient-Directed Music Intervention on Anxiety and Sedative Exposure in Critically Ill Patients Receiving Mechanical Ventilatory Support
A Randomized Clinical Trial
Linda L. Chlan, et. al.
JAMA. 2013;():1-10. doi:10.1001/jama.2013.5670.
【デザインセッティング・被験者】5病院、12のICU、373名で、呼吸不全のための急性人工換気補助受けてる患者へのランダム化対照トライアル
白人 86%、女性 52%、平均年齢(SD) 59(14)歳
APACHE III スコア 63(21.6)、研究平均(SD) 5.7(6.5)日間
【介入】人工呼吸管理中音楽療法士による好み選択をテーラー化した自己開始患者志向的音楽(PDM) (n = 126)
ノイズキャンセリングヘッドホン自己使用開始 (NCH; n = 122)
通常ケア (n = 125)
【主要アウトカム】不安連日評価(100-mm VAS)と2つの鎮静剤暴露の2項目
【結果】 PDM群患者において、音楽聴取時間平均(SD) 79.8(126)(中央値 [レンジ], 12 [0-796])分/日
NCH群患者では、ノイズキャンセリングヘッドフォン装着時間 平均(SD) 34.0 (89.6)(中央値 [レンジ], 0 [0-916]) 分/日
mixed-models analysisでは、どの時点においても、PDM群では、通常ケア群より、不安スコア 19.6点低く(95% CI, -32.2 〜 -6.8) (p = 0.003)
研究第5日目までに、不安は、PDM患者で36.5%減少
治療x時間相互作用で、PDM有意に、鎮静剤数値減少。
通常ケア比較で、PDM群は、鎮静強度減少 −0.18 (95% CI, −0.36 〜 −0.004) 点/日 (P = .05)、回数減少 −0.21 (95% CI, −0.37 〜 −0.05) 点/日 (P = .01)
PDM群は、NCH群比較でも、鎮静回数減少 −0.18 (95% CI, −0.36 〜 −0.004) 点/日 (P = .04)
第5病日までに、PDM群では、2回ほど鎮静量少なく、鎮静強度36%減少
個室を作れない場合、ノイズキャンセラ・ヘッドホンが代用?
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