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2018年4月10日火曜日

“肉由来” と "ナッツ・シーズ由来”蛋白では、心血管疾患への影響異なる;高齢者では違うパターンの可能性

脱炭水化物ダイエットが市民権を得て、結果、蛋白摂取量増加することになるかもしれない。そうなれば、蛋白摂取源が問題になる

“肉由来” と "ナッツ・シーズ由来”蛋白では、心血管疾患への影響異なる


食事パターンを"Adventist Health Study-2"から81,337男女選別群から調査


Patterns of plant and animal protein intake are strongly associated with cardiovascular mortality: the Adventist Health Study-2 cohort
Marion Tharrey , et al.
International Journal of Epidemiology, dyy030, https://doi.org/10.1093/ije/dyy030
Published: 02 April 2018

フォローアップ平均9.4年間、心血管死 2276名

心血管死亡率<最大 vs 最小5分位比較>
"肉”蛋白成分  1.61 [98.75% 信頼区間 (CI), 1.12 2.32; P-trend < 0.001]
"ナッツ・シーズ"蛋白成分  0.60 (98.75% CI, 0.42 0.86; P-trend < 0.001)

"穀類"、”加工食品”、”レギューム、フルーツ&野菜”蛋白成分では相関認めず

"ベジタリアン食パターン・栄養”補正後も結果に影響を与えない




で、“肉由来蛋白”より“ナッツ・シーズ由来”蛋白摂取で、めでたし、目出度し


って、訳にはいかない

上記結論は 65歳未満での話で、
高齢被検者では、“ナッツやシーズ”有意差認めないながらリスク増加の可能性あり さらに、肉類蛋白成分は影響を与えない?

2018年3月13日火曜日

運動機能障害高齢者において、推奨量以上の蛋白摂取は不要

運動機能障害老人において、除脂肪体重維持のためには、蛋白摂取は必要量以上とる必要はない。腎障害など有害性も考慮必要となるだろう

(金の亡者)くそNHKなどメディアが変なあおりをするから誤解が広まる
高齢者こそ肉を?! ~見過ごされる高齢者の“栄養失調”~ http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3429/1.html


Effect of Protein Intake on Lean Body Mass in Functionally Limited Older Men
A Randomized Clinical Trial
Shalender Bhasin,  et al.
JAMA Intern Med. Published online March 12, 2018. doi:10.1001/jamainternmed.2018.0008

ランダム化2×2トライアル

92名の機能障害を有する92名
RDA(recommended dietary allowance)) 0.83 g/kg/d同等以下摂取

介入としては6ヶ月 間

  • 蛋白 0.8g /kg/d+プラシーボ
  • 蛋白 1.3/kg/d+プラシーボ
  • 蛋白 0.8g/kg/d+エナント酸テストステロン (100 mg/週)
  • 蛋白 1.3g/kg+テストステロン


プライマリ・アウトカム LBM(lean body mass)
セカンダリ・アウトカム 筋力、パワー、機能評価、健康関連QOL、affect balance、well-being


【結果】
92名の男性 平均年齢[SD] 73.0 [5.8]歳、4研究グループでベースライン特性同等


  • ベースラインからの変化は蛋白割り付け 0.8 vs 1.3 g/kg/dと同等
  • LBM (0.31 kg; 95% CI, −0.46 to 1.08 kg; P = .43)
  • 付属肢 (0.04 kg; 95% CI, −0.48 to 0.55 kg; P = .89) 
  • 体幹 (0.24 kg; 95% CI, −0.17 to 0.66 kg; P = .24) 
  • lean mass、筋力、パワー、筋力、パワー、歩行速度、階段登坂力、健康関連QOL、疲労、well-being

そして、テストステロン投与有無でも同等

 脂肪量は蛋白高摂取割り付け群で低下するも、RDA投与された群では不変、群間有意差あり -1.12 kg; 95% CI, -2.04 〜 -0.21 , p=0.02

【結論と知見】 身体機能制限のある高齢者において、推奨量内の蛋白摂取者と比較して、推奨量超過量の蛋白摂取では、除脂肪体重、筋パフォーマンス、身体機能、well-being指標、テストステロン増強的アナボリックス作用に増強作用無し


 LBM維持において蛋白推奨量で十分で、RDAはLBMのさらなる増加やテストステロン増強作用を認めない





図譜見ると、テストステロンというのは、歩行距離や負荷付き階段上りなどにとって無力・無効というのを改めて・・・ ボディビルの悪口ではないけど・・・



2016年8月5日金曜日

蛋白摂取:動物由来から植物由来へ変更で死亡率減少

3大栄養素とやらの炭水化物、蛋白、脂肪は、栄養学上の主要課題で有り続けている。蛋白の摂取源で健康アウトカムに影響をあたえる。


動物由来蛋白摂取はやはり死亡率増加と関連し、逆に、植物由来蛋白摂取は死亡率減少に寄与する。加工レッドミート、卵について死亡率悪影響与える


Association of Animal and Plant Protein Intake With All-Cause and Cause-Specific Mortality 
Mingyang Song, et. al.
JAMA Intern Med.
Published online August 01, 2016. 
doi:10.1001/jamainternmed.2016.4182


米国医療者の前向きコホート(131342名)  Nurses’ Health Study (1980 to end of follow-up on June 1, 2012) と Health Professionals Follow-up Study (1986 to end of follow-up on January 31, 2012)

動物由来蛋白、植物由来蛋白を定期アップデート食事回数質問表にて評価 2014年6月20日〜2026年1月18日

主要アウトカム・測定:全原因・原因別死亡率

131342名の被検者中、女性 85013(64.7%)(平均年齢 [SD] 49 [9] 歳)

蛋白摂取量中央値(エネルギー比率評価)でみると、動物蛋白 14% (5th-95th percentile, 9%-22%) 、植物蛋白 4% (5th-95th percentile, 2%-6%)
主要ライフスタイル・食事リスク要素補正後、動物蛋白摂取量は弱いながら死亡率増加と相関し、特に、心血管死亡率増加と関連 (HR, 1.08 per 10% energy increment; 95% CI, 1.01-1.16; P for trend = .04)、一方植物蛋白は死亡率低下と相関  (HR, 0.90 per 3% energy increment; 95% CI, 0.86-0.95; P for trend   <  0.001)

この相関性は、非健康的ライフスタイル(喫煙、重度アルコール摂取、過体重/肥満、身体不活発)1つ以上に被検者に限定されるものである、これらリスク要素のない対象者では明らかでない

動物由来蛋白を植物蛋白へ置き換えは死亡率低下と相関
特に、加工レッドミートを植物由来エネルギー3%等価引き替えすると、全原因死亡HRは0.66 (95% CI, 0.59-0.75)、さらに非加工レッドミートを植物由来蛋白にエネルギー等価引き替えだと 0.88 (95% CI, 0.84-0.92) 、同様、卵から植物由来蛋白にエネルギー等価引き替えだと 0.81 (95% CI, 0.75-0.88) 










加工レッドミートは予想通りとして、卵の立場は?


卵は動脈硬化悪化させる; 卵黄×年は心血管リスク増加と相関
https://kaigyoi.blogspot.jp/2012/08/blog-post_17.html

HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...