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2015年11月11日水曜日

スタチン治療:医師・患者ともにインセンティブ与えるとアドヒアランス・治療効果改善

これは全ての医療で共有なのかもしれない

医師・患者共にインセンティブを与えたときだけ、薬物アドヒアランス改善→薬物効果反映、医師だけ、患者だけにインセンティブを与えても統計学的有意な影響は示せなかった。




Effect of Financial Incentives to Physicians, Patients, or Both on Lipid Levels
A Randomized Clinical Trial
David A. Asch, et. al.
JAMA. 2015;314(18):1926-1935. doi:10.1001/jama.2015.14850.



介入  プライマリケア医をランダム割り付け
・対照:アウトカムに応じたインセンティブ無しだが、トライアル参加者に$355配布
・医師のみインセンティブ;physician incentive:医師はLDL目標合致患者毎$1024を受け取る
・患者のみインセンティブ:patient incentive:LDL同目標合致、薬物アドヒアランスに応じた日毎くじを配布
・医師患者インセンティブ共有:shared physician-patient incentive:これらインセンティブをシェアする

主要アウトカム測定  12ヶ月時点LDL値の変化
結果  医師・患者インセンティブ共有群では、LDL-C平均減少量 33.6 mg/dL (95% CI, 30.1-37.1; ベースライン, 160.1 mg/dL; 12 ヶ月時点, 126.4 mg/dL)  

医師のみインセンティブ群では、LDL-C平均減少量 27.9 mg/dL (95% CI, 24.9-31.0; ベースライン, 159.9 mg/dL; 12 ヶ月, 132.0 mg/dL); 

患者インセンティブ群では、LDL-C平均減少量 25.1 mg/dL (95% CI, 21.6-28.5; ベースライン, 160.6 mg/dL; 12 ヶ月, 135.5 mg/dL); 

対照群では、LDL-C平均減少量 25.1 mg/dL (95% CI, 21.7-28.5; ベースライン, 161.5 mg/dL; 12 ヶ月, 136.4 mg/dL;全4群比較 P < .001

医師・患者インセンティブ共有群患者のみが、他群比較において、LDL−コレステロール統計学的有意差あり(8.5 mg/dL; 95% CI, 3.8-13.3; P = .002).





この一文も認めない人たちがいるだろうなぁ。
Poor adherence is associated with worse outcomes, higher hospitalization and mortality rates, and increased health care costs among patients with CVD.


Jackevicius  CA, Mamdani  M, Tu  JV.  Adherence with statin therapy in elderly patients with and without acute coronary syndromes. JAMA. 2002;288(4):462-467.
PubMed   |  Link to Article
Ho  PM, Spertus  JA, Masoudi  FA,  et al.  Impact of medication therapy discontinuation on mortality after myocardial infarction. Arch Intern Med. 2006;166(17):1842-1847.
PubMed   |  Link to Article
Rasmussen  JN, Chong  A, Alter  DA.  Relationship between adherence to evidence-based pharmacotherapy and long-term mortality after acute myocardial infarction. JAMA. 2007;297(2):177-186.
PubMed   |  Link to Article
Blackburn  DF, Dobson  RT, Blackburn  JL, Wilson  TW, Stang  MR, Semchuk  WM.  Adherence to statins, beta-blockers and angiotensin-converting enzyme inhibitors following a first cardiovascular event: a retrospective cohort study. Can J Cardiol. 2005;21(6):485-488.
PubMed


2013年4月9日火曜日

予防医学的行為積極性:医師・患者関連性あり

予防医学的行為積極的な医師をプライマリケアかかりつけにする患者では、やはり予防医学的行動積極的というもの


The association between physicians' and patients' preventive health practices
CMAJ April 8, 2013  
背景: 医師個人の健康実践的行動と、その患者の行動に関し相関する、潜在的パワーについて報告は多く記載されているが、その相関性に関する客観的研究はない。この関連性を客観的測定された健康指標で検討

研究方法: 8つの健康指標(検診、ワクチン実践)をプライマリケア医(n=1488)、その患者 (n=1,886,791)にて評価、イスラエルの最大保健医療機関;医師もまた医療システムの患者でもある   

研究結果: 8つの指標全部で、予防医療コンプライアンスのよい医師の患者では、予防医療指標多く実践 (p < 0.05)
多くの同様予防医学実践にある程度強い相関が見られる。例えば、インフルエンザワクチンを受けた医師の患者は、ワクチン接種比率が高く、94.1%、対し、接種しない医師の患者では43.1% (絶対的差 5.9%、相対的差 13.7%)
肺炎球菌ワクチンでは、相対的差は 7.2% ( 60.0% vs 56.8%)

無関係の予防行為、例えば、マンモグラフィーで、インフルエンザワクチン施行、非施行医師の患者でも関連性認める 
 
結論: 医師・患者の予防医療行為に関しては、一致した、正の相関関係が見られる。健康的医師・健康的患者の相関関係は客観的に確立され、予防的医療システム上では、医学生や医師への身体的健康改善することで患者への正の影響を与えるだろうことを支持し、評価するものである。

といいながら、その絶対的差、一桁%程度の差しかない





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「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...