2014年8月1日金曜日

COPD:身体活動性の要因調査・アウトカム研究;エビデンスはまだまだ不十分

COPDガイドラインで身体活動性レベルがfeatureされたと、いろんなところで大騒ぎしているが、その根拠たるエビデンスは、かなりお寒い!

馬鹿騒ぎでうかれている呼吸器内科の医者たち!




Determinants and outcomes of physical activity in patients with COPD: a systematic review
Elena Gimeno-Santos , et. al.
Thorax 2014;69:731-739 doi:10.1136/thoraxjnl-2013-204763
http://thorax.bmj.com/content/69/8/731.abstract

86研究、59は要因調査、23はアウトカム、4つは両者


過膨脹、運動耐容能、呼吸困難、急性増悪既往、ガス交換、全身性炎症、QOL、自己評価は、身体活動性に一致。しかし、横断研究・低レベルエビデンスがほとんど。


薬物的、非薬物的治療研究結果では、一致したものもなく、エビデンスの質は低いか、かなり低い。

中等度質のエビデンスに基づく研究によれば、アウトカムとして、COPD急性増悪や死亡率は一致して身体活動性の低いレベルでは一致して見られる。


身体活動性は、呼吸困難、HRQOL、運動能力、FEV1のような他のアウトカムと相関するが、これも横断研究は、低もしくは極低レベルの質のエビデンスに基づく。

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note