2015年6月11日木曜日

入院患者:せん妄 ≠ 認知障害 しかし、退院後認知症リスク増加

入院患者の3分の1にせん妄出現し、その後の認知症リスクと関連する





Outcome of delirium in critically ill patients: systematic review and meta-analysis
BMJ 2015; 350 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h2538 (Published 03 June 2015)
Cite this as: BMJ 2015;350:h2538

せん妄に関して、評価確認スクリーニングもしくはレーティングシステムが用いられている、前向き観察コホートあるいは臨床トライアルで、臨床的エンドポイントとして、入院中脂肪、入院期間、人工呼吸器官、他院後アウトカムの少なくとも一つ記載されている論文にて検証

42研究 5280/16595を同定

対照としてせん妄無し症例と比較し、せん妄患者では入院中死亡率高い (リスク比 2.19, 95% 信頼区間 1.78 to 2.70; P < 0.001、人工呼吸期間長い、ICU期間長い (標準化差平均 standard mean differences 1.79 (95% 信頼区間 0.31 to 3.27; P < 0.001), 1.38 (0.99 to 1.77; P < 0.001), and 0.97 (0.61 to 1.33; P < 0.001))

採用した研究群では、せん妄と退院後の認知機能低下の関連性みとめた



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