経口トロンビン阻害剤:ダビガトラン
経口Xa因子阻害剤:リバーロキサバン、アピキサバン、エドキサバン
非弁膜症性心房細動、静脈血栓塞栓への適応とされるが
ACCPは2016年1月、非がん関連VTEへの第一選択
AHA/ACC/HRS 2014年ガイドラインでは、心房細動卒中予防への適応ではあるが、他での推奨は行ってない
また、量調整のためのルーチン検査モニタリング必要とされない、固定量投与である
本当は、必要ないのではなく、測定できないというのがホントの所
Laboratory Assessment of the Anticoagulant Activity of Direct Oral Anticoagulants (DOACs): A Systematic Review
Bethany T.
Samuelson, et. al.
Chest. 2016. doi:10.1016/j.chest.2016.08.1462
登録研究112、ダビガトラン35、リバーロキサバン 50、アピキサバン 9、エドキサバン 13
APTT、PT/INRを含む標準抗凝固検査パフォーマンスは、DOACs、reagentともにばらつき
多くの分析では、標準抗凝固検査は、臨床的薬剤レベル否定を含め、DOAC効果の信頼性評価と十分な相関性認めず
ダビガトランの予測濃度範囲においてDilute thrombin time assayは、線形相関の程度強い (r2 = 0.67-0.99) 、予測濃度広範囲に及び、ecarin-based assayも同様
リバーロキサバン、アピキサバン、エドキサバンの薬剤濃度広範囲において、Calibrated anti-Xa assayは線形相関高い (r2 = 0.78-1.0)
結論から言えば、
抗トロンビン製剤:ダビガトランは、dilute thrombin time assasy or escarin-based assay
抗Xa因子阻害剤: anti-Xa assays with drug-specific calibrator
この研究にはないが、
ダビガトランではトロンビン時間やAPTT
Xa因子阻害剤では、APTT
・・・をより推奨すると結論
最終投与時間、相互作用薬剤の有無、腎肝臓機能がその作用に影響を与えるだろう・・・
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