2018年1月22日月曜日

メタアナリシス:2型糖尿病 高強度インターバル vs 中等連続トレーニング


高強度インターバルトレーニング(HIIT)は、中等度連続トレーニングより心肺機能としての最大酸素摂取量改善をもたらす付加効果がある
ただ、prediabetesをふくめた糖尿病での心臓・代謝効果は同等


High-intensity interval training versus continuous training on physiological and metabolic variables in prediabetes and type 2 diabetes: A meta-analysis
Angélica Trevisan De Nardi, et al.
Diabetes Research and Clinical Practice
https://doi.org/10.1016/j.diabres.2017.12.017
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29329778

目的:prediabetesと2型糖尿病(T2D)個人への高強度インターバルトレーニング(HIIT) vs 中等度強度連続トレーニング の機能能力、心代謝マーカーへの効果

方法:  PubMed (MEDLINE), EMBASE, PEDro, CENTRAL, Scopus, LILACS databaseとClinical Trialsを調査開始から2017年7月まで、prediabetesとT2D患者のHIITとMICT比較ランダム化トライアル
バイアスリスクは Cochrane Handbookで定義、エビデンスの質はGRADE表示


結果:818の記録から、7つの研究(64名のprediabetes、120名のT2D)をシステマティック・レビューに、T2Dの5つの研究をメタ解析に
HIITはどMICTに比べ機能能力として測定した VO2max 3.02 mL/kg/min (CI95% 1.42 to 4.61)ほ有意に改善

以下の指標で2つの運動トレーニングモダリティーに差は認めなかった:HbA1c、収縮期・拡張期血圧、総コレステロール、HDL、LDL、TG、BMI、ウェスト/ヒップ比

研究の多くでバイアスリスク不明瞭で、エビデンスの質極めて低い


結論:HIITは、MICTのそれに比べ同等の心代謝adaptationを生じ、T2D患者では機能的な能力改善をより示す可能性有り

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