2018年3月24日土曜日

喘息:SMART療法を褒めまくるシステマティック・レビュー&メタアナリシス

同じような -2.8%の絶対リスク差なのに、こちらでは、その意義を強調する、Sobierajiら

参考:ICS治療未コントロール喘息:add-onとしてのLAMAの意義
有用性はあるが、絶対的価値に疑問を呈する筆者の意見を付記している報告


こちらの報告では
「SMART was associated with better clinical outcomes than conventional approaches in patients with persistent asthma.」
・・・と、ダブルスタンダード

若年者 -12.0%を強調する宣伝活動を展開するのだろう
高齢者では -2.8%だからな! > アストラゼネカの野郎ども!


"Association on inhaled corticosteroids and long-acting B-agonists as controller and quick relief therap wth exacerbations and symptom control in persistent asthma: a systematic review and meta-analysis"
Sobieraj DM, et al
JAMA 2018; DOI: 10.1001/jama.2018.2769.
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2675737

腹立つから訳さない(気が変わったら訳すつもり)


そもそも、シムビコートっては薬価無茶苦茶高すぎる

シムビコートタービュヘイラー60吸入 アストラゼネカ 2290801G2025 5877.7円/キット 処方箋医薬品
2×2吸入 1万2千円弱
2×4吸入 2万4千円弱

一方、「フルティフォーム」2×2吸入 1ヶ月分で 6千円強、「レルベア200」1×1吸入 も同様

2倍の薬価差の価値があるかどうか・・・よく考えるべき 
新しい薬価基準でシムビコート据え置き、他は安くなるそうだからこの差は開く


日本国内のコスト効果の解析が必要だ(断言)


さらに、SMARTという代物で、吸入回数莫大化することが多く、賦形剤を多く吸うことで嗄声や咽頭痛など局所副作用懸念される



Bio製剤でコストをやたらと強調しつづける喘息診療の指導者が、なぜかシムビコート一辺倒という・・・矛盾

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