急性増悪trple優位で 肺炎リスクに影響は無いような報告だが・・・・?
Triple therapy versus single and dual long-acting bronchodilator therapy in COPD: a systematic review and meta-analysis
Mario Cazzola, et al.
European Respiratory Journal 2018 52: 1801586;
DOI: 10.1183/13993003.01586-2018
COPD患者におけるICS/LABA/LAMA vs LABA/LAMA、各々の長時間作用型気管支拡張剤単独の比較
ICS/LABA/LAMA併用剤は 対 LABA/LAMA併用剤比較で
- 急性増悪リスク減少 (相対リスク 0.70, 95% CI 0.53–0.94)
- FEV1改善 (差平均 in mL +37.94, 95% CI 18.83–53.89)
3剤併用は対LABA/LAMA比較で急性増悪予防効果は、好酸球 300細胞数/μL以上で最大
(相対リスク 0.57, 95% CI 0.48–0.68)
1年間急性増悪1回回避のための症例数は、
- ICS/LABA/LAMAでは LABA/LAMA比較で -38
- 長時間作用型気管支拡張剤単独との比較では -21
ICS/LABA/LAMA併用剤 vs LABA/LAMA併用剤では、1年間あたりperson-based NNTは、好酸球数 300細胞数/μL以上患者で、それ未満の細胞数患者より有意に少ない (NNT値 8.58 vs 46.28)
肺炎リスクは、ICS/LABA/LAMA併用剤と各々の比較では差を認めず
NNH(number needed to harm)としては -195
メタアナリシスにて長時間作用型気管支拡張剤単独、LABA/LAMA併用治療患者は、急性増悪既往ありと血中好酸球数 300/μL以上の症例ではICS/LABA/LAMA併用剤のベネフィット可能性高い
0 件のコメント:
コメントを投稿