COPD中等度・重度急性増悪の68のRCTのシステマティックレビュー&メタアナリシス
対プラシーボおよび抗生剤無し管理に比べ、抗生剤と全身コルチコステロイドで症状改善効果 (odds ratio 2.03, 95% CI 1.47-2.80, moderate strength of evidence [SOE]) 、治療失敗率の減少 (OR 0.54, 95% CI 0.34-0.86, moderate SOE)をもたらす
特に抗生剤 3-14日投与は、急性増悪改善、治療失敗減少と関連し、これらは急性増悪重症度、外来・入院患者問わず
Pharmacologic Therapies in Patients With Exacerbation of Chronic Obstructive Pulmonary Disease: A Systematic Review With Meta-analysis
Claudia C. Dobler, et al.
Published: Ann Intern Med. 2020. REVIEWS |25 FEBRUARY 2020
DOI: 10.7326/M19-3007
https://annals.org/aim/article-abstract/2761822/pharmacologic-therapies-patients-exacerbation-chronic-obstructive-pulmonary-disease-systematic-review
外来・入院 9-56日間の全身性ステロイド投与はプラシーボに比べて、介入終了時点での治療失敗を減少 (OR, 0.01 [CI, 0.00 to 0.13]; low SOE) するも、全てのあるいは内分泌関連副作用の数を増加させる
入院患者に於けるプラシーボ・通常ケアに比べ、他の薬物的介入(アミノフィリン、硫酸マグネシウム、抗炎症薬剤、ICS、SABA)はエビデンスとして不十分で、効果は結論づけできないか効果が無い (去痰剤:エルドステインを例外とする)が、肺機能のみ効果あり
2020年2月25日火曜日
2020年2月22日土曜日
パーキンソン病 レビー小体・α-シヌクレイン・シーズ培養: 培養2週間から3週間に伸ばしたら新しい発見
in vitroの知見だが、ちょっと工夫したら、パーキンソン病の病態に関わるパラダイムとなりそうな結果が・・・というお話
New insights into the processes that cause Parkinson's disease
https://actu.epfl.ch/news/new-insights-into-the-processes-that-cause-parkins/
パーキンソン病の脳には”Lewy Body"と呼ばれる特異的構造が含まれると1912年Friedrich Heinrich Lewyが記載。この構造物で既知なのはパーキンソン病のhallmarkであり、synucleinopathyとよばれる病態との関連である。主成分の一つはα-synucleinであり、long fibrilを形成する蛋白で、tangle upされ、レビー小体の"core"から放散される。
このα-synucleinとレビー小体がパーキンソン病及び関連病態の治療診断開発のターゲットとして浮上してきている。
パーキンソン病病因究明に関するレビー小体の研究は一つのスナップショット
PNASに報告された EPFL’s Brain Mind Instituteからの新しい論文は、α-synuclein Lewy bodyの始まりから終わりまでの精製をtrackし、レビー小体の形成メカニズムや構成、そして過程でsimple fibrillizatioの対極にあり、神経変性のmain driverの一つとなっていることが示された
培養primary neuronからα-synucleinがfibril(原線維)形成することから初め、細胞に"seeds"としてα-synuclein fibrilを与え、α-synucleinを内在性に動員し、増殖が開始される。
通常2週間だが3週間の観察モニターをすると、"Lewy body"構造、proteomics解析で、 ヒトリアルなヒト脳組織に観られる“biomolecular signatures” が解析された。
イメージングによりLewy body 構造の内部の鍵となる細胞organellesのsequenstrationのprocesses triggeringのカスケードで、トコンドリアの重度欠乏や他のニューロン機能障害、究極にはニューロン死を導くことが明らかになった
このアプローチでα-synuclein-凝集がパーキンソン病のような疾患とリンクしていることが示されると筆者等
The process of Lewy body formation, rather than simply α-synuclein fibrillization, is one of the major drivers of neurodegeneration
Anne-Laure Mahul-Mellier, Johannes Burtscher, Niran Maharjan, Laura Weerens, Marie Croisier, Fabien Kuttler, Marion Leleu, Graham W. Knott, and Hilal A. Lashuel
PNAS first published February 19, 2020 https://doi.org/10.1073/pnas.1913904117
Edited by Pietro De Camilli, Yale University, New Haven, CT, and approved December 31, 2019
https://www.pnas.org/content/early/2020/02/19/1913904117
New insights into the processes that cause Parkinson's disease
https://actu.epfl.ch/news/new-insights-into-the-processes-that-cause-parkins/
パーキンソン病の脳には”Lewy Body"と呼ばれる特異的構造が含まれると1912年Friedrich Heinrich Lewyが記載。この構造物で既知なのはパーキンソン病のhallmarkであり、synucleinopathyとよばれる病態との関連である。主成分の一つはα-synucleinであり、long fibrilを形成する蛋白で、tangle upされ、レビー小体の"core"から放散される。
このα-synucleinとレビー小体がパーキンソン病及び関連病態の治療診断開発のターゲットとして浮上してきている。
パーキンソン病病因究明に関するレビー小体の研究は一つのスナップショット
PNASに報告された EPFL’s Brain Mind Instituteからの新しい論文は、α-synuclein Lewy bodyの始まりから終わりまでの精製をtrackし、レビー小体の形成メカニズムや構成、そして過程でsimple fibrillizatioの対極にあり、神経変性のmain driverの一つとなっていることが示された
培養primary neuronからα-synucleinがfibril(原線維)形成することから初め、細胞に"seeds"としてα-synuclein fibrilを与え、α-synucleinを内在性に動員し、増殖が開始される。
通常2週間だが3週間の観察モニターをすると、"Lewy body"構造、proteomics解析で、 ヒトリアルなヒト脳組織に観られる“biomolecular signatures” が解析された。
イメージングによりLewy body 構造の内部の鍵となる細胞organellesのsequenstrationのprocesses triggeringのカスケードで、トコンドリアの重度欠乏や他のニューロン機能障害、究極にはニューロン死を導くことが明らかになった
このアプローチでα-synuclein-凝集がパーキンソン病のような疾患とリンクしていることが示されると筆者等
The process of Lewy body formation, rather than simply α-synuclein fibrillization, is one of the major drivers of neurodegeneration
Anne-Laure Mahul-Mellier, Johannes Burtscher, Niran Maharjan, Laura Weerens, Marie Croisier, Fabien Kuttler, Marion Leleu, Graham W. Knott, and Hilal A. Lashuel
PNAS first published February 19, 2020 https://doi.org/10.1073/pnas.1913904117
Edited by Pietro De Camilli, Yale University, New Haven, CT, and approved December 31, 2019
https://www.pnas.org/content/early/2020/02/19/1913904117
2020年2月21日金曜日
関節リウマチ発症前抗CCP抗体はCOPD発症と関連
anti‐citrullinated protein antibodies (ACPA):抗シトルリン化ペプチド(CCP)抗体
喘息は関節リウマチ(RA)とbi-directional association は以前の報告から知られている。ただ、ACPA(抗CCP抗体)の状態、喫煙との関連づけでの検討は乏しい
ご存じ、関節リウマチ発症将来リスクと関連し、喫煙はRAのリスク要素で、一部には肺粘膜炎症を生じACPA産生促進し、特にHLA-DRB1 shared epitopeと関連する
ACP自体は気道の粘液表面に存在し、RA病態中心的存在でもある
ACPAが気道系疾患にも関与してる可能性があり検討
RA診断前CCP抗体陽性は女性においてCOPD発症リスク増加
Elevated anti‐citrullinated protein antibodies prior to rheumatoid arthritis diagnosis and risks for chronic obstructive pulmonary disease or asthma
Alessandra Zaccardelli , et al.
Arthritis Care & Research
First published:21 January 2020 https://doi.org/10.1002/acr.24140
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/acr.24140
pre-RA女性 283名 と 対照 842名 RA診断前血液提供されその平均期間 9.7(SD 5.8)年間
pre-RA ACPA+ 59名、20.8%
フォローアップ21,489人年あたり COPD発症 107例、喘息 105
喫煙pack-yearsを含む共役要素補正後 pre-RA ACPA+はCOPDリスク増加と関連
(HR 3.04, 95% CI, 1.33-7.00)
Pre-RA ACPA +の喘息のHR 1.74(多変量95%CI 0.72,4.24)で、pre-RA ACPA-の喘息のリスク(HR 1.65、95%CI 1.11,2.46)と同様
抗CCP抗体は、喫煙という共役要素補正後もCOPD発症と関連
喘息発症に関しては、抗体陽性・陰性でも共にリスク増加あり
喘息は関節リウマチ(RA)とbi-directional association は以前の報告から知られている。ただ、ACPA(抗CCP抗体)の状態、喫煙との関連づけでの検討は乏しい
ご存じ、関節リウマチ発症将来リスクと関連し、喫煙はRAのリスク要素で、一部には肺粘膜炎症を生じACPA産生促進し、特にHLA-DRB1 shared epitopeと関連する
ACP自体は気道の粘液表面に存在し、RA病態中心的存在でもある
ACPAが気道系疾患にも関与してる可能性があり検討
RA診断前CCP抗体陽性は女性においてCOPD発症リスク増加
Elevated anti‐citrullinated protein antibodies prior to rheumatoid arthritis diagnosis and risks for chronic obstructive pulmonary disease or asthma
Alessandra Zaccardelli , et al.
Arthritis Care & Research
First published:21 January 2020 https://doi.org/10.1002/acr.24140
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/acr.24140
pre-RA女性 283名 と 対照 842名 RA診断前血液提供されその平均期間 9.7(SD 5.8)年間
pre-RA ACPA+ 59名、20.8%
フォローアップ21,489人年あたり COPD発症 107例、喘息 105
喫煙pack-yearsを含む共役要素補正後 pre-RA ACPA+はCOPDリスク増加と関連
(HR 3.04, 95% CI, 1.33-7.00)
Pre-RA ACPA +の喘息のHR 1.74(多変量95%CI 0.72,4.24)で、pre-RA ACPA-の喘息のリスク(HR 1.65、95%CI 1.11,2.46)と同様
抗CCP抗体は、喫煙という共役要素補正後もCOPD発症と関連
喘息発症に関しては、抗体陽性・陰性でも共にリスク増加あり
2020年2月20日木曜日
妊娠初期マクロライド処方は重大奇形と関連特に心血管系異常
妊娠第1三半期でのマクロライド処方は重大奇形と関連特に心血管系異常と関連する可能性
Associations between macrolide antibiotics prescribing during pregnancy and adverse child outcomes in the UK: population based cohort study
BMJ 2020; 368 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.m331 (Published 19 February 2020)
Cite this as: BMJ 2020;368:m331
https://www.bmj.com/content/368/bmj.m331
UK臨床研究データリンクの住民ベースコホート研究
1990-2016年誕生の子供 104,605名とその母親のマクロライド単独(エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシン)、あるいはペニシリン単剤治療を第4妊娠週から出産まで処方受けた対象者
妊娠全マクロライド・ペニシリン処方済み母の子供 82,314名、双胎 53,735名
主要アウトカムはなんらかの重大奇形と系統特異的奇形(神経系、心血管系、胃腸系、性腺、泌尿器系) 、第1トリメスター(4-13週妊娠期)、第2〜第3トリメスター(〜出産)のマクロライド・ペニシリン処方
脳性麻痺、てんかん、ADHD、自閉症スペクトラムも解析
結果:
母親にマクロライドが処方された8632人の子供のうち186人(1000人あたり21.55人)と、妊娠中に母親がペニシリンを処方された95 973人の子供のうち1666人(1000人あたり17.36人)に重大な奇形が記録された。
マクロライドの最初の妊娠中の処方は、ペニシリンと比較して重大な奇形のリスクの増加と関連しており(1000あたり27.65対17.65、調整されたリスク比1.55、95%信頼区間1.19から2.03)、特に心血管奇形(1000あたり10.60対6.61、 1.62、1.05から2.51)が関連。
妊娠中期におけるマクロライドの処方は、生殖器奇形のリスクの増加と関連していた(1000あたり4.75 v 3.07、1.58、1.14〜2.19、主に尿道下裂)。
妊娠初期のエリスロマイシンは、重大な奇形のリスク増加と関連していました(1000あたり27.39対17.65、1.50、1.13〜1.99)。
他のシステム固有の奇形または神経発達障害について、統計的に有意な関連性は見つかず。調査結果は感度分析に対して維持。

Macrolide antibiotics in pregnancy are linked with birth defects, study suggests
BMJ 2020; 368
doi: https://doi.org/10.1136/bmj.m659 (Published 19 February 2020)
妊娠中マイコプラズマ感染などざらにあると思うが、議論が必要となりそう
クラリスロマイシンの医薬品情報から・・・
テトラサイクリンの国試レベル常識
Associations between macrolide antibiotics prescribing during pregnancy and adverse child outcomes in the UK: population based cohort study
BMJ 2020; 368 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.m331 (Published 19 February 2020)
Cite this as: BMJ 2020;368:m331
https://www.bmj.com/content/368/bmj.m331
UK臨床研究データリンクの住民ベースコホート研究
1990-2016年誕生の子供 104,605名とその母親のマクロライド単独(エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシン)、あるいはペニシリン単剤治療を第4妊娠週から出産まで処方受けた対象者
妊娠全マクロライド・ペニシリン処方済み母の子供 82,314名、双胎 53,735名
主要アウトカムはなんらかの重大奇形と系統特異的奇形(神経系、心血管系、胃腸系、性腺、泌尿器系) 、第1トリメスター(4-13週妊娠期)、第2〜第3トリメスター(〜出産)のマクロライド・ペニシリン処方
脳性麻痺、てんかん、ADHD、自閉症スペクトラムも解析
結果:
母親にマクロライドが処方された8632人の子供のうち186人(1000人あたり21.55人)と、妊娠中に母親がペニシリンを処方された95 973人の子供のうち1666人(1000人あたり17.36人)に重大な奇形が記録された。
マクロライドの最初の妊娠中の処方は、ペニシリンと比較して重大な奇形のリスクの増加と関連しており(1000あたり27.65対17.65、調整されたリスク比1.55、95%信頼区間1.19から2.03)、特に心血管奇形(1000あたり10.60対6.61、 1.62、1.05から2.51)が関連。
妊娠中期におけるマクロライドの処方は、生殖器奇形のリスクの増加と関連していた(1000あたり4.75 v 3.07、1.58、1.14〜2.19、主に尿道下裂)。
妊娠初期のエリスロマイシンは、重大な奇形のリスク増加と関連していました(1000あたり27.39対17.65、1.50、1.13〜1.99)。
他のシステム固有の奇形または神経発達障害について、統計的に有意な関連性は見つかず。調査結果は感度分析に対して維持。

Macrolide antibiotics in pregnancy are linked with birth defects, study suggests
BMJ 2020; 368
doi: https://doi.org/10.1136/bmj.m659 (Published 19 February 2020)
妊娠中マイコプラズマ感染などざらにあると思うが、議論が必要となりそう
クラリスロマイシンの医薬品情報から・・・
テトラサイクリンの国試レベル常識
第1三半期(妊娠初期)をすぎてから使用すると、歯のエナメル質の形成不全を生じたり、骨に沈着することがある・・・・・・・・・・
2020年2月18日火曜日
高血圧症:今更、Chlorthalidone vs hydrochlorothiazide
最初に意識したのは、ALLHAT研究
JAMA. 2002;288(23):2981-2997.
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/195626
それでは、レアルワールドの世界では?
Comparison of Cardiovascular and Safety Outcomes of Chlorthalidone vs Hydrochlorothiazide to Treat Hypertension
George Hripcsak, et al.
JAMA Intern Med. Published online February 17, 2020. doi:10.1001/jamainternmed.2019.7454
Large-Scale Evidence Generation and Evaluation in a Network of Databases (LEGEND) 観察比較コホート研究;大規模propensity score層別化と ネガティブコントロールおよび合成ポジティブコントロールのキャリブレーションを使用した観察比較コホート研究
Chlorthalidone vs hydrochlorothiazide
主要アウトカムと測定項目
・プライマリアウトカム:急性心筋梗塞、心不全入院、虚血性・出血性卒中、上記3つに心臓突然死を含む複合的心血管疾患アウトカム 51の安全性アウトカムも測定
730 225人(平均[SD]年齢、51.5 [13.3]歳; 450 100女性[61.6%])のうち、36 918がクロルタリドンを調剤または処方され、149の複合結果イベントがあり、693 3089複合結果イベント。
心筋梗塞、入院心不全、または脳卒中の関連リスクに有意差は認められず、ヒドロクロロチアジドと比較したクロルタリドンの複合心血管アウトカムの較正ハザード比は1.00(95%CI、0.85-1.17)。
クロルタリドンは、有意に以下リスクが高い
クロルタリドンは、異常な体重増加と診断されるリスクが有意に低かった(HR、0.73; 95%CI、0.61-0.86)。
【結論】この研究より、クロルタリドンはヒドロクロロチアジドと比較して心血管系への有意なベネフィット関連あるとは言えない。
この知見から、高血圧初回治療薬としてクロルタリドン、ヒドロクロロチアジドどちらがより推奨されるかの支持することはできない。
高血圧専門家がいるはずなのだが、日本からクロルタリドンが消えた
関連:https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902211672225313
高血圧関連学会の人たち恥とおもわないのだろうか?
スポンサーの付かない薬剤には興味が無い?
糖尿病学会のメトホルミンの扱いと同様・・・ 日本の医学系学会ってなんだかなぁと思う
JAMA. 2002;288(23):2981-2997.
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/195626
Chlorthalidone was found to be superior to doxazosin and was previously reported after early termination of the doxazosin arm of the trial2017年ACC/AHA高血圧ガイドラインで、サイアザイドとサイアザイド様利尿剤が第1選択薬剤クラスト推奨されている。hydrochlorothiazideが最も多く処方されているが、ガイドラインでは
chlorthalidone is preferred on the basis of longer half-life and proven trial reduction of cardiovascular disease. However, to our knowledge there are no large, completed randomized clinical trials comparing these medications, although one is in progress.薬剤動態として半減期が長いことと少ないが心血管疾患低下トライアル報告があるとのこと、indirect network meta-analysisでchlorthalidoneの有効性優越の報告だが、大規模観察研究では同等
それでは、レアルワールドの世界では?
Comparison of Cardiovascular and Safety Outcomes of Chlorthalidone vs Hydrochlorothiazide to Treat Hypertension
George Hripcsak, et al.
JAMA Intern Med. Published online February 17, 2020. doi:10.1001/jamainternmed.2019.7454
Large-Scale Evidence Generation and Evaluation in a Network of Databases (LEGEND) 観察比較コホート研究;大規模propensity score層別化と ネガティブコントロールおよび合成ポジティブコントロールのキャリブレーションを使用した観察比較コホート研究
Chlorthalidone vs hydrochlorothiazide
主要アウトカムと測定項目
・プライマリアウトカム:急性心筋梗塞、心不全入院、虚血性・出血性卒中、上記3つに心臓突然死を含む複合的心血管疾患アウトカム 51の安全性アウトカムも測定
730 225人(平均[SD]年齢、51.5 [13.3]歳; 450 100女性[61.6%])のうち、36 918がクロルタリドンを調剤または処方され、149の複合結果イベントがあり、693 3089複合結果イベント。
心筋梗塞、入院心不全、または脳卒中の関連リスクに有意差は認められず、ヒドロクロロチアジドと比較したクロルタリドンの複合心血管アウトカムの較正ハザード比は1.00(95%CI、0.85-1.17)。
クロルタリドンは、有意に以下リスクが高い
- 低カリウム血症 (hazard ratio [HR], 2.72; 95% CI, 2.38-3.12)
- 低ナトリウム血症 (HR, 1.31; 95% CI, 1.16-1.47)
- 急性腎不全 (HR, 1.37; 95% CI, 1.15-1.63)
- 慢性腎臓病 (HR, 1.24; 95% CI, 1.09-1.42)
- 2型糖尿病 (HR, 1.21; 95% CI, 1.12-1.30)
クロルタリドンは、異常な体重増加と診断されるリスクが有意に低かった(HR、0.73; 95%CI、0.61-0.86)。
【結論】この研究より、クロルタリドンはヒドロクロロチアジドと比較して心血管系への有意なベネフィット関連あるとは言えない。
この知見から、高血圧初回治療薬としてクロルタリドン、ヒドロクロロチアジドどちらがより推奨されるかの支持することはできない。
高血圧専門家がいるはずなのだが、日本からクロルタリドンが消えた
関連:https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902211672225313
高血圧関連学会の人たち恥とおもわないのだろうか?
スポンサーの付かない薬剤には興味が無い?
糖尿病学会のメトホルミンの扱いと同様・・・ 日本の医学系学会ってなんだかなぁと思う
2020年2月17日月曜日
NON-SEDA : 人工呼吸 無鎮静 vs 軽鎮静
人工呼吸時鎮静は一昔前標準ケアであったが、人工呼吸器の進歩により、不快性が減弱したがやはり軽い鎮静が必要なのが一般的。一方、鎮静剤使用により予後悪化の可能性が指摘されていて、鎮静短いほどICU滞在期間短縮するというトライアル(Girard TD, et al. Efficacy and safety of a paired sedation and ventilator weaning protocol for me-chanically ventilated patients in intensive care (Awakening and Breathing Con-trolled trial): a randomised controlled trial. Lancet 2008; 371: 126-34.)知見もある
NON-SEDA trial
多施設ランダム化対照トライアルで、sedationなしのICU人工呼吸患者は、昼間中断の軽度sedationあり (i.e., to a level at which the patient was arousable, defined as a score of −2 to −3 on the Richmond Agitation and Sedation Scale [RASS], on which scores range from −5 [unresponsive] to +4 [combative]))と比較し、90日死亡率は同等( 42.4% vs 37.0% 差 5.4% 95% CI, -2.2 to 12.2 p=0.065)
人工呼吸期間、ICU滞在日数、入院滞在日数で2群間有意差無し
非昏睡・非せん妄なし日数が非鎮静群で1日多く、重大血栓塞栓イベント少なく、腎機能が良好
Nonsedation or Light Sedation in Critically Ill, Mechanically Ventilated Patients
List of authors.
Hanne T. Olsen, et al.
N. Engl. J. Med., February 16, 2020
DOI: 10.1056/NEJMoa1906759
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1906759
エディトリアル「 この治験の結果は、人工呼吸器を装着している患者での鎮静の省略に関する懸念を喚起し、鎮静を可能な限り早期に中断するか、少なくとも毎日中断することを目的として臨床的に監視する必要性を強化するため、重要です。 このような監視は、ICUで均一に適用できる標準化された基準に基づいて、継続的に(1日24時間、毎日)実行する必要があります。」
NON-SEDA trial
多施設ランダム化対照トライアルで、sedationなしのICU人工呼吸患者は、昼間中断の軽度sedationあり (i.e., to a level at which the patient was arousable, defined as a score of −2 to −3 on the Richmond Agitation and Sedation Scale [RASS], on which scores range from −5 [unresponsive] to +4 [combative]))と比較し、90日死亡率は同等( 42.4% vs 37.0% 差 5.4% 95% CI, -2.2 to 12.2 p=0.065)
人工呼吸期間、ICU滞在日数、入院滞在日数で2群間有意差無し
非昏睡・非せん妄なし日数が非鎮静群で1日多く、重大血栓塞栓イベント少なく、腎機能が良好
Nonsedation or Light Sedation in Critically Ill, Mechanically Ventilated Patients
List of authors.
Hanne T. Olsen, et al.
N. Engl. J. Med., February 16, 2020
DOI: 10.1056/NEJMoa1906759
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1906759
エディトリアル「 この治験の結果は、人工呼吸器を装着している患者での鎮静の省略に関する懸念を喚起し、鎮静を可能な限り早期に中断するか、少なくとも毎日中断することを目的として臨床的に監視する必要性を強化するため、重要です。 このような監視は、ICUで均一に適用できる標準化された基準に基づいて、継続的に(1日24時間、毎日)実行する必要があります。」
ベイズネットワークで再分析:敗血症性ショック 末梢還流ターゲティング治療
末梢還流ターゲティング真っ向否定の論文となってたが
Effect of a Resuscitation Strategy Targeting Peripheral Perfusion Status vs Serum Lactate Levels on 28-Day Mortality Among Patients With Septic Shock
The ANDROMEDA-SHOCK Randomized Clinical Trial
Glenn Hernández, et al. ; for the ANDROMEDA-SHOCK Investigators and the Latin America Intensive Care Network (LIVEN)
JAMA February 17, 2019
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2724361
メインモデルは生存率回帰モデルでこれを Bayesian Reanalysisしなおした報告
P値に左右されて誤った結論をもたらしたのではないか?
同様の検討が種々様々な臨床トライアルでも行われるべき
peripheral perfusion-guided resuscitation strategy
Capillary refill time (CRT) は簡便な心肺蘇生予後指標として末梢の還流障害の重要性が元々知られていた。
CRT正常化戦略 vs 乳酸ターゲティング戦略比較
帰無仮説適応却下の時臨床トライアルの解釈が必ずしもストレートなものとはならない。多くの最小effect size検出するような一定確率("power")でデザインする一方、第1種過誤の固定上限適応、即ち伝統的かつ任意の5%(α)に固定される事が多い。p値はこの固定α閾値に基づき評価されることが多く、治療群間差の無いトライアルで提供された入手データの互換性測定値を示す。故にp値の解釈は信頼性知見の信頼性直接評価ではなく、帰無仮説の比較を示すに過ぎない。多くの状況で厳格なp値カットオフが、任意のカットオフに近い場合特にその結果は解釈がデータから分離している状況は驚くに値しない。
ベイジアン統計による解釈はfrequentist analysisの代替手段の一つ
ベイズモデルの結果臨床医は事前データを利用してeffect size(事後)の確率分布を簡便に知ることができる。
CRTをベイジアンアプローチで使用してANDROMEDA-SHOCK 28日死亡率解釈に適応できるか、そして 90日死亡率やSOFAスコアのへの影響についても検討
ANDROMEDA-SHOCK登録全例。 post hoc Bayesian analysis と mixed logistic regression analysis を施行
Bayesian analysisは死亡率において4つのpriors(楽観的、 中立的、null、悲観的)とした
72時間後SOFA最小4分位確率をBayesian networksを用いた評価
ANDROMEDA-SHOCK Trial」感染+乳酸血症(2.0 mmol/L以上)を定義とした敗血症性ショック+60分間20mL/kg点滴後昇圧剤( 平均動脈圧 65 mmHg以上維持)
末梢還流群:CRT正常化
乳酸群: 各2時間毎20%の乳酸値低下
SOFA72時間後最小4分位確率をBayesian netwroksを用い評価
Bayesian analysisで、末梢還流ターゲティング群が乳酸ターゲット蘇生群より28日目に優れているとする事後確率は全てのpriorsにおいて90%を上回る
90日目のベネフィット確率は楽観的priorを除き全てで90%を上回る
楽観的priorを用いた事後中央値オッズ比は28日、90日死亡率において 0.61 (95%信頼区間, 0.41–0.90) と0.68 (95%信頼区間,, 0.47–1.01)
比較frequentistオッズ比は 0.61 (95%95%信頼区間, 0.38–0.92と 0.70 (95% CI, 0.45–1.08)
末梢還流ターゲティング蘇生群では72時間後SOFA最小4分位となるオッズ比は 1.55 (95% CI, 1.02–2.37)
Effects of a Resuscitation Strategy Targeting Peripheral Perfusion Status versus Serum Lactate Levels among Patients with Septic Shock. A Bayesian Reanalysis of the ANDROMEDA-SHOCK Trial
Fernando G. Zampieri et al. ; for the ANDROMEDA-SHOCK Investigators and the Latin America Intensive Care Network (LIVEN)
AJRCCM Vol. 201, No. 4 | Feb 15, 2020
https://doi.org/10.1164/rccm.201905-0968OC PubMed: 31574228
Received: May 10, 2019 Accepted: November 15, 2019


この辺を参考にいろいろ試す予定
http://kamonohashiperry.com/archives/1031
https://qiita.com/Masutani/items/cc825d8b93b77d5b1927
https://www.cs.waikato.ac.nz/ml/weka/
https://sites.google.com/site/techdmba/datamining
file:///C:/Users/sekim/AppData/Local/Packages/Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe/TempState/Downloads/weka%20(1).pdf
Effect of a Resuscitation Strategy Targeting Peripheral Perfusion Status vs Serum Lactate Levels on 28-Day Mortality Among Patients With Septic Shock
The ANDROMEDA-SHOCK Randomized Clinical Trial
Glenn Hernández, et al. ; for the ANDROMEDA-SHOCK Investigators and the Latin America Intensive Care Network (LIVEN)
JAMA February 17, 2019
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2724361
メインモデルは生存率回帰モデルでこれを Bayesian Reanalysisしなおした報告
P値に左右されて誤った結論をもたらしたのではないか?
同様の検討が種々様々な臨床トライアルでも行われるべき
peripheral perfusion-guided resuscitation strategy
Capillary refill time (CRT) は簡便な心肺蘇生予後指標として末梢の還流障害の重要性が元々知られていた。
CRT正常化戦略 vs 乳酸ターゲティング戦略比較
帰無仮説適応却下の時臨床トライアルの解釈が必ずしもストレートなものとはならない。多くの最小effect size検出するような一定確率("power")でデザインする一方、第1種過誤の固定上限適応、即ち伝統的かつ任意の5%(α)に固定される事が多い。p値はこの固定α閾値に基づき評価されることが多く、治療群間差の無いトライアルで提供された入手データの互換性測定値を示す。故にp値の解釈は信頼性知見の信頼性直接評価ではなく、帰無仮説の比較を示すに過ぎない。多くの状況で厳格なp値カットオフが、任意のカットオフに近い場合特にその結果は解釈がデータから分離している状況は驚くに値しない。
ベイジアン統計による解釈はfrequentist analysisの代替手段の一つ
ベイズモデルの結果臨床医は事前データを利用してeffect size(事後)の確率分布を簡便に知ることができる。
CRTをベイジアンアプローチで使用してANDROMEDA-SHOCK 28日死亡率解釈に適応できるか、そして 90日死亡率やSOFAスコアのへの影響についても検討
ANDROMEDA-SHOCK登録全例。 post hoc Bayesian analysis と mixed logistic regression analysis を施行
Bayesian analysisは死亡率において4つのpriors(楽観的、 中立的、null、悲観的)とした
72時間後SOFA最小4分位確率をBayesian networksを用いた評価
ANDROMEDA-SHOCK Trial」感染+乳酸血症(2.0 mmol/L以上)を定義とした敗血症性ショック+60分間20mL/kg点滴後昇圧剤( 平均動脈圧 65 mmHg以上維持)
末梢還流群:CRT正常化
乳酸群: 各2時間毎20%の乳酸値低下
SOFA72時間後最小4分位確率をBayesian netwroksを用い評価
Bayesian analysisで、末梢還流ターゲティング群が乳酸ターゲット蘇生群より28日目に優れているとする事後確率は全てのpriorsにおいて90%を上回る
90日目のベネフィット確率は楽観的priorを除き全てで90%を上回る
楽観的priorを用いた事後中央値オッズ比は28日、90日死亡率において 0.61 (95%信頼区間, 0.41–0.90) と0.68 (95%信頼区間,, 0.47–1.01)
比較frequentistオッズ比は 0.61 (95%95%信頼区間, 0.38–0.92と 0.70 (95% CI, 0.45–1.08)
末梢還流ターゲティング蘇生群では72時間後SOFA最小4分位となるオッズ比は 1.55 (95% CI, 1.02–2.37)
Effects of a Resuscitation Strategy Targeting Peripheral Perfusion Status versus Serum Lactate Levels among Patients with Septic Shock. A Bayesian Reanalysis of the ANDROMEDA-SHOCK Trial
Fernando G. Zampieri et al. ; for the ANDROMEDA-SHOCK Investigators and the Latin America Intensive Care Network (LIVEN)
AJRCCM Vol. 201, No. 4 | Feb 15, 2020
https://doi.org/10.1164/rccm.201905-0968OC PubMed: 31574228
Received: May 10, 2019 Accepted: November 15, 2019


この辺を参考にいろいろ試す予定
http://kamonohashiperry.com/archives/1031
https://qiita.com/Masutani/items/cc825d8b93b77d5b1927
https://www.cs.waikato.ac.nz/ml/weka/
https://sites.google.com/site/techdmba/datamining
file:///C:/Users/sekim/AppData/Local/Packages/Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe/TempState/Downloads/weka%20(1).pdf
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