2012年5月29日火曜日

USPSTF:ホルモン補充療法ベネフィットよりリスクが上回る

ホルモン補充療法について、ここ10年ほどの研究でもやはり、ベネフィットより、リスクが上回るとU.S. Preventive Services Task Force (USPSTF) 結論づけ。

Nelson H, et al "Menopausal hormone therapy for the primary prevention of chronic conditions: a systematic review to update the U.S. Preventive Services Task Force recommendations" Ann Intern Med 2012. 


 エストロゲン+プロゲスチン及びエストロゲン単独でも、骨折リスク減少効果あるが、卒中・血栓塞栓イベント、胆石疾患、排尿障害リスク増加をもたらす。
エストロゲン+プロゲスチンは、乳がんリスクを増加させ、認知症疑診例リスク増加するが、エスとれ現単独では乳がんリスクを減少させるかもしれない
 


関係学会は、エストロゲン単独・少量では有害性確認されてないと主張している(参照 2009/3  2009/4)。
だが、WHIトライアルでは、単独で卒中リスク増加(HR, 1.36 [CI, 1.08 to 1.71])がみられている。
合剤vs単剤トライアルされておらず、単剤・少量なら有害性が少ないという根拠は乏しい。




専門的学会ってのは、利益相反に、真正面から向かい合ってるのだろうか?

泌尿器科学会のPSA婦人科関係学会のホルモン補充療法検診関係学会の検診全般・・・

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