2012年3月31日土曜日

糖尿病診断前でもHbA1cは高血圧発症リスク予測要素


Glycated Hemoglobin and Risk of Hypertension in the Atherosclerosis Risk in Communities Study Diabetes Care published ahead of print March 19, 2012 







糖尿病と高血圧は併存することが多く、リスク要素を共有することが多い、高血圧は糖尿病予測要素であるが、高血糖は高血圧独立因子でもある。

糖化ヘモグロビン(HbA1c)が高血圧発症の予測要素であるか検討。

9603名の Atherosclerosis Risk in Communities Study・高血圧なし中年登録者前向き解析

Cox比例ハザードモデルを用いて、ベースラインHbA1cと高血圧発症を2つの定義に基づき検討

1)self-reported hypertension during a maximum of 18 years of follow-up
2)measured blood pressure or hypertension medication use at clinic visits for a maximum of 9 years of follow-up. 


結果:ベースライン時糖尿病無し群において、4800の自己報告高血圧、1670の受診時発見高血圧症例


ベースライン糖尿病診断群において、377の自己報告高血圧、119の受診時発見高血圧症例。

ベースラインHbA1c高値ほど、糖尿病の有無にかかわらず、高血圧リスク増加。 

HbA1c<5.7%の非糖尿病比較で、5.7%-6.4%の糖尿病前状態は、自己報告高血圧   (hazard ratio 1.14 [95% CI 1.06–1.23]) 、受診時発見高血圧 (1.17 [1.03–1.33]) 



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