2012年3月31日土曜日
心筋梗塞時ホルモン補充療法を中止すべきか?
Discontinuation of hormone replacement therapy after myocardial infarction and short term risk of adverse cardiovascular events: nationwide cohort study
BMJ 2012; 344 doi: 10.1136/bmj.e1802 (Published 27 March 2012) Cite this as: BMJ 2012;344:e1802
ホルモン補充療法を心筋梗塞後継続する場合にくらべ、心血管イベントリスク減少増加は 明らかな結論づけできない。
ベネフィット・リスク増加どちらも除外出来ず、ホルモン補充療法による心血管リスクは閉経後女性症状とバランスをもって判断すべき。
それまでの観察研究を根拠に、1990年代終わり頃まで冠動脈疾患予防のため、ホルモン補充療法が推奨されていた。しかし、 1998 the Heart and Estrogen Replacement Studyで、プラシーボ比較の冠動脈疾患二次予防での再評価、心血管死亡・心筋梗塞一次予防での有意差認めない結果や、2001年のWomen’s Health Initiative studyの冠動脈疾患リスク増加危惧のための早期トライアル中断でその後のホルモン補充療法はガイドラインを含め、冠動脈疾患予防としての使用は一次・二次とも不使用推奨となっている。
閉経後症状のため、心筋梗塞時に、ホルモン補充療法されている場合も存在する。
その場合、中止すべきかどうか?判断に困る。
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