認知機能改善のためには、レジスタンストレーニングが必要ということになりそうだ。
Resistance Training Promotes Cognitive and Functional Brain Plasticity in Seniors With Probable Mild Cognitive Impairment
Lindsay S. Nagamatsu et. al.
Arch Intern Med. 2012;172(8):666-668. doi:10.1001/archinternmed.2012.379
要約すら、公開されてないので、以下を参考に・・・
解説:http://www.medpagetoday.com/Geriatrics/Dementia/32305
ランダム化単盲検トライアルで、ウェイトリフトをトレーニングを行った女性は、対照群比較で、6ヶ月後記憶タスク改善した。
1/3はエアロビックトレーニングを行い、フィットネス改善はあったが、認知機能改善は認めなかった。
週2回のレジスタンス、エアロビック、バランス・トーントレーニングをランダム割り付け
マシンを使ったレジスタンストレーニング、戸外ウォーキングプログラムのエアロビックトレーニング
バランス・トーンセッションは、ストレッチング、可動範囲・バランス運動、リラクセーションテクニックを含み、対照群としての役割とした
プライマリアウトカムは、Stroop Testで、選択的注意 (selective attention)、問題解決(conflict resolution)のパフォーマンス評価。他、遂行認知機能(状況シフト、working memory、連想記憶、日々の問題解決能力)を評価する。
各群7-8名、fMRIを行い、連想記憶中のパターンを評価
・ レジスタンストレーニング群は有意に、Stroopテストパフォーマンス・連想記憶タスク改善とも相関(p=0.04、 0.03)
・ 連想符合・回想中、レジスタンストレーニング群では、皮質領域の機能的変化が見られた-右舌状回-後頭葉紡錘状回、右前頭葉I==0.03、P=0.02、P=0.03)
・ 右舌状回の血行動態活動性変化と行動連想記憶パフォーマンスの正相関(r=0.51 p=0.02)
・ エアロビックトレーニング群は有意にバランス全般・稼動性全般、心血管能力改善(p=0.03、0.04)
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