2012年5月25日金曜日

ACCOMPLISH解析:非肥満患者は利尿剤を含まないレジメンの方がイベント減少効果的

Weber M, et al "Effect of body mass on cardiovascular outcomes during hypertension treatment: an ACCOMPLISH analysis" ASH 2012; Abstract LB-OR-03.

解説: http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ASH/32865

ACCOMPLISH trialの事前設定解析にて、肥満ではない、正常体重から過体重の高血圧症例に対し、利尿剤の存在しないレジメンが良いかもしれない。

正常体重の人では、ACE阻害剤ベナゼプリルとカルシウムチャンネルブロッカーアムロジピンは、ベナゼプリルとヒドロクロロサイアザイドより、有意に心血管イベントを減少 (HR 0.57, P=0.0037)。


非肥満患者のサイアザイドは副事象メカニズムとして、交感神経系・RAS活性増加の可能性がある。

アムロジピンベースの治療の方が、有意に利尿剤ベースの治療に比べ、死亡・卒中・心発作予防的に上回る。





ALLHAT研究結果に基づくガイドラインって・・・一体何だったんだ?

非肥満者では、CCB+ACE阻害剤を主軸に併用療法考えるべきなのだろうか?
高血圧:ARB処方禁止でカナダでは数百ドルの医療費節約・・・日本も是非・・・ 2011年 01月 25日

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