CAPRIE (Clopidogrel vs Aspirin in Patients at Risk of Ischemic Events)トライアルでは、喫煙状態との有意な相互作用が判明した。非喫煙者群は、プライマリアウトカムである虚血性卒中、心筋梗塞、血管死をアスピ リン使用非喫煙者群に比べ減少示せず(10.4% vs 10.6%, respectively; hazard ratio [HR], 0.98 [95% CI, 0.88-1.09])、クロピドグレル治療・現行喫煙者群はアスピリン治療・現行喫煙者群に比べ減少(8.3% vs 10.8%, respectively; HR, 0.76 [95% CI, 0.64-0.90])
Bliden KP, Dichiara J, Lawal L, et al. The association of cigarette smoking with enhanced platelet inhibition by clopidogrel. J Am Coll Cardiol. 2008;52(7):531-533
Viewpoint | June 20, 2012
Clopidogrel Efficacy and Cigarette Smoking Status
Paul A. Gurbel, et. a.
大規模トライアルから、非喫煙者におけるクロピドグレル治療の臨床的ベネフィットが少ない、もしくは欠如しているという報告がある、これは、非喫煙者に対して、喫煙者で、プロトロンビンへの効果を減弱しているだけでは説明不可能とのこと。
一方、喫煙は、CYP1A2活性を促進し、クロピドグレルの代謝的活性更新するが、CYP2C19ほど注目されてない。
クロピドグレル治療中、非喫煙者は喫煙者に比べ、血小板reactivityが大きいことなどが原因か・・・総説で説明がなされている。
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